沖縄では、県魚として名高く、大衆魚としても親しまれているグルクン。
沖縄県外では、料理として提供されるグルクンをご存知の方は多いかと思いますが、『釣れるの？』と思う方も少なくないでしょう。
グルクン釣りは、老若男女問わず比較的安易に釣ることが出来る為、初めて方や小さいお子様を連れた親子での釣りにも大変おすすめです。
近年では、観光ついでに行う『半日グルクン釣りツアー』なるものも開催される程の人気ぶりです。
そこで今回は、手軽に楽しめるグルクン釣りに使用するおすすめの竿10選をご紹介致します。
グルクンとは
そもそも冒頭からグルクンと述べていてもピンと来ない方が殆どかと思われます。
一概にグルクンと言っても、複数種存在しています。
沖縄でグルクンと呼ばれている魚は、タカサゴ科を総称した呼び名で、水深15m〜40mのサンゴや岩礁地帯の海底付近に群れを成して生息しています。
その為、堤防等から釣れないわけではありませんが、基本的には船釣りで、かつコマセカゴを付けたサビキ仕掛けで狙うのがスタンダードな釣り方となります。
グルクン釣りに適した竿の選び方
長さ
基本的に少人数で行う釣りではない為、船上で取り回しがし易い長さ、約1.8m〜2.7m程度がおすすめです。
『手軽に出来る釣り』として確立されている為、ロッドキーパーを使用しない人が殆どです。
仕掛けを回収してコマセカゴに餌を補填する際や、グルクンを取り込む際には、手軽に扱える長さの竿が良いでしょう。
オモリ負荷
船釣りと言ってもあまり遠くまで行くこともなく、潮流も早くない場所での釣行がほとんどです。
その為、オモリも比較的軽い20号〜60号が使用出来る竿で問題ないでしょう。
不要に重いオモリを使用すると疲労が増すだけなので、釣り場の状況に合わせ、可能な限り軽いオモリを使用することでより一層楽しめるでしょう。
硬さ
比較的硬めに設計された竿でも連れないことはないですが、可能であればグラスカーボンの様に柔らかく腰の強い竿が良いでしょう。
グルクンは口が柔らかい為、竿自体が硬いと口切れを起こす可能性が非常に高い魚です。
また、前段でも述べた通り群れを成す魚の為、一度に多匹掛けすることも予想されます。
多い時は針全てに食いつくこともあります。
負担を少しでも軽減する為にも、柔らかい竿がおすすめです。
グルクン竿おすすめ10選
【SHIMANO】
シーウィング73 30-300
船釣り用の竿としては珍しい振出タイプ。
そしてなんと言っても魅力なのが『インナーガイド』を採用していること。
グルクン釣りは、群れに当たった際の手返しの速さが、釣果を大きく左右します。
その為、一度釣れ出すとと回収の頻度も高くなりますが、その際に穂先に糸が巻きつくことが多々ありますが、インナーガイドにはそのようなストレスがまるで無し。
1匹でも多くの釣果を求める方におすすめ。
【SHIMANO】
ライトゲーム SS TYPE82
グルクン釣りにはオーバースペックでは？と思うことなかれ。
グルクン釣りは不意の大物が食いつくことが少なくありません。
ヒットしたグルクンを捕食しにくる巨魚の為、丸腰で挑めば獲得率は限りなく0%に近いですが、この竿が有れば0を1%に引き上げ、そして更なる高みを目指してくれること間違いなし。
【SHIMANO】
ライトゲーム BB TYPE64
前述のライトゲーム SSのエントリーモデル。
但し、エントリーモデルとは銘打っていても、その実力は申し分なく折り紙付き。
船竿特有のネジレを抑える為、自社独自の特殊製法で締め上げた細身軽量設計。
重量も106g（カタログ値）と非常に軽量で、小さいお子様や、長時間の釣行ではあまり体力に自信の無い方にも大変おすすめ。
【DAIWA】
アナリスター73 50-180
名前にも採用された『ANALYSTAR』は、様々な魚種、釣法を『分析』した結果を採用し、満を辞して作られた一本。
俄には信じられないが、同社リールの1000番台（大型両軸リール）まで取り付けが可能と、無限大の可能性を秘めた一本。
ハイエンドモデルの竿を数多く揃える余裕はないが、確かな竿一本で様々な釣りを楽しみたい方に大変おすすめ。
【DAIWA】
シーパワー73 30-210
アタリが取りやすく、誘い、喰い込みに優れた73調子の竿。
根本から大きく曲がってくれる為、活性が悪い際の穂先が弾くイメージを払拭。
口が柔らかいグルクンの釣果向上を手助けしてくれるのは間違いない。
価格も比較的安価な為、サブ竿やこれから始めてみたい方にも優しい一本。
【alpha tackle】
海人モバイリー ライトアジ180
今やトップブランドの一つ『alpha tackle』
3本継の為、オフボートの状態では、約60cmまで小さくなるので存在感は無く非常にコンパクト。
一方、船の上では誘い、アタリ、ファイトと抜群の存在感発揮。
置き場にも困らず、移動ももっと楽にしたいと考える方におすすめ。
【alpha tackle】
FUNETATSU ライトゲーム 82-190M
82調子の為、釣りを入門者、間もない方が初めてこの竿で魚とのファイトを見ると『釣り竿ってここから曲がるんだ…』と思うでしょう。
バットの根本から大きく曲がり「折れない？本当に大丈夫？」と思いますが、心配無用。
柔らかい物腰で魚を海底から引き釣り上げ、釣人を満足させること間違いなし。
他とは少し違ったファイトを楽しみたい方におすすめ。
【PROX】
ブルーランナーBR 50-180
誘い、アタリまでは73調子の柔らかさで負荷を吸収しつつ、魚が掛かると64調子に変わる珍しい可変調子。
重厚感があり、手に取るとずっしりとしているため、釣人を安心させる安定感。
価格も非常に良心的な為、ワンランク上の釣りを味わってみたい方におすすめ。
【OGK】
GS万能船ST
多少弾力の強さが気になるが、全く問題ない。
価格を考慮すると、逆に安すぎるのでは…と思うほど。
魅力はなんと言ってもカラーバリエーション。
近年は『釣り具にもオシャレを』と考える人も少なく無い為、お気に入りのカラーを手に入れて、これから始めてみたい方におすすめ。
【PRO MARINE】
PG バトルスティック船 180M
バラエティに富んだ魚種を対象に設計された一本。
安価で購入出来るのは、これから始めたい方に非常にありがたい。
また、グラスソリッドを採用しているにも関わらず、竿自体が非常に柔らかい為、口の柔らかいグルクン釣りにも最適とも言えます。
まずはこの一本から始めてみるのもおすすめ。
まとめ
グルクン釣りの最大の魅力はなんと言っても、型にハマらず、家族や友人、果ては乗合でも楽しく始めてみるのにもってこいの釣りです。
初夏からシーズインする為、観光がてらでもこの機会に始めてみることをおすすめします。
グルクン竿の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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