フカセ釣りの仕掛けで唯一グレと接触するのが針です。
すなわち、賢いグレを釣るためにはグレとの距離が最も近い針がとても重要になり選び方次第で釣果が変わるといっても大げさではありません。
とは言え、釣具店へ行けば重さ、太さ、形状など百種類以上のグレ針が並んでおり悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はフカセ釣り歴20年の私が多くのグレ針を使用してきた経験をもとに、グレ針の重要性や最適なサイズ（号数）、針の結び方まで詳しく解説いたします。
おすすめ最強グレ針8選もご紹介しますので自分の釣りスタイルに合うグレ針を見つけていただければ幸いです。
ポイント
針の重要性や選び方が分かる
おすすめの結び方（ノット）を紹介
グレ針のおすすめを紹介
- グレ釣り全国大会の出場経験
- 釣り歴20年
長崎県でフカセ釣りやエギングをメインに様々な釣りを年中しています。 5歳から釣りを始め、サビキ釣りをきっかけに釣りに熱中。 釣具店主催の大会やグレ釣りの全国大会も経験しております。 釣り歴20年で培った経験や知識を多くの方にお伝えしていきたいと思います。
新製品や人気製品をどこよりも安く販売中！
少量入荷のため売り切れ注意！
- クレジットカード決済
- Amazon Pay
- コンビニ払い
グレ釣りでグレ針選びの重要性
ポイント
沈下速度が重要性
違和感なく食い込める針が効果的
尾長グレ狙いと口太グレ狙いによって針の形状が異なる
グレ針の選択次第で釣果が変わるほど重要なアイテムです。
針はグレと唯一接触するアイテムであり頭がいいグレを食わせるには、より自然な沈下速度と違和感なく食い込ませるサイズや形状がポイントになります。
また、尾長グレ狙いか口太グレ狙いかでも針の選択は異なってきますのでこれから解説するグレ針の選び方を参考にしてください。
グレ針の選び方
サイズ（号数）の選び方や使い分け
ポイント
フカセ釣りでは6号針がベース
尾長グレも混ざる釣り場は6号以上
口太グレメインであれば5号以下
食い渋る状況では4号以下
7号
活性が高い状況や尾長グレ、その他の大型魚が混ざるフィールドに最適です。
大きめのサイズですのでしっかりと掛ける事を重視したい方や一発大物狙いの方におすすめです。
デメリットとして自重が重く沈下速度が速いため撒き餌と同調が難しい事があげられます。
とは言え、潮の流れが速いフィールドでガン玉を使わず針の自重を活かしてガン玉変わりにする釣り方もありますので一つの技として覚えておいてください。
6号
良型口太グレから不意にくる40センチクラスの尾長グレまで対応できるため6号針はベースの号数になります。
小さすぎず大きすぎない為、初めてのフィールドやフカセ釣り初心者の方は6号からスタートすることをおすすめします。
6号で魚の様子を見ながら状況に合わせて針のサイズを変更するのが効果的です。
5号
5号針も良く日中のグレ釣りでは使用するサイズです。
6号針では食いが悪かったり、沈下速度をもう少し遅くしたい時に効果的です。
また、口太グレがメインのフィールドでは食わせる事を重視して5号針を使用することをおすすめします。
口太グレは歯が鋭くないので針を飲ませてもハリスを切られる事がなく小さめの針が適していると言えます。
4号
自重が軽く沈下速度が遅いためグレが食い渋る状況で大活躍します。
撒き餌との同調時間を長く取れるのでハゲ類などの厄介なエサ取り対策にも効果的です。
とは言え、針のサイズが小さくグレを掛けてもすっぽ抜ける事がある為、しっかりと飲ませてからアワセる必要があります。
また、歯が鋭い尾長グレ狙いには不向きです。
3号
4号針を使ってもグレを食わせきれない激シブの状況で助けてくれるのが3号針です。
年間通して出番は少ないですがライフジャケットに一つ忍ばせておくことをおすすめします。
仕掛けにガン玉を打たず仕掛けの重みだけで沈ませる釣り方で抜群の効果を発揮します。
重さ
ポイント
針の重さは軸の太さに関係する
軽量針が主流
グレ釣りで最も意識したいのが針の重さです。
針の重さはサイズはもちろん、軸の太さに関係します。
太軸であれば重くなり、細軸であれば軽くなるため撒き餌との同調が大切なグレ釣りでは細軸が主流となっています。
太軸の場合、撒き餌より付け餌の方が沈下速度が速くなるためエサ取りに見つけられやすくなりますし、グレがエサを食わえた時に針の違和感を感じ吐き出す事があります。
同じ針のサイズでもメーカーやグレ針の種類によって重さが変わるので選ぶ際は自重を見比べて自分の釣りスタイルに合う針を選びましょう。
色
ポイント
黒系、銀、ピンクが基本カラー
黒系は潮馴染みが良い
銀はフラッシング効果がある
ピンクはエサ取りの種類が分かる
グレ針のカラーは主に黒系、銀、ピンク（オキアミカラー）の3種類があります。
それぞれの特徴を解説します。
黒系
グレ釣りでは黒系の針が主流となっています。
潮に馴染み目立ちにくい特徴があるので警戒心が強いグレ釣りに効果的なカラーです。
銀
フラッシングによるアピール力があり、グレの活性が高い状況でいち早く付け餌を見つけてほしい時や夜釣りで使う方が多くいます。
とは言え、太陽の光に反射し目立つのでエサ取りが多いフィールドには不向きです。
ピンク（オキアミカラー）
ピンクの針は付け餌であるオキアミと良く馴染み撒き餌との同調も抜群です。
針が目立たないのでハゲ類のエサ取りが多い釣り場やグレの活性が低い状況で効果を発揮します。
また、ハゲ類のエサ取りが付け餌を取っている場合ピンクの塗装が剝がれますのでエサ取りの種類の情報収集にもなります。
とは言え、塗装が剝がれれば下地の金や銀の色がむき出しになるのでグレが警戒する場合もあり塗装が剝がれれば交換することをおすすめします。
軸の太さ（強度）
ポイント
大物狙いであれば太軸
繊細な釣りには細軸
軸の太さは太軸と細軸の2種類に分けられます。
それぞれメリット・デメリットがあるので解説します。
太軸
メリット
抜群の強度があり引きが強い尾長グレや一発大物狙いに最適です。
自重が重いので潮の流れが速い釣り場ではガン玉を使用しなくても付け餌をグレのタナまで届ける使い方が出来ます。
デメリット
自重が重い事はメリットでありデメリットでもあります。
重さの見出しでも解説しましたが撒き餌よりも沈下速度が速く、エサ取りに見つかりやすくなります。
また、軸が太いので針の刺さりは細軸と比べて刺さりにくくなります。
細軸
メリット
細軸針は、警戒心が強いグレに最も適しています。
撒き餌との同調が重要なグレ釣りでは軽くて細軸の針を使用し撒き餌と付け餌の同調時間を長く取るのが効果的になります。
沈下速度が遅く付け餌が目立ちにくいのでエサ取り対策にもなります。
デメリット
太軸と比べて強度が落ちる為、大型魚に針を伸ばされることがあります。
とは言え、1.2号以下の柔らかい磯竿を使うことで針が伸びる対策を出来ます。
また、やり取りの際は腕の力で強引に寄せず、竿のパワーだけでゆっくりと寄せることがポイントです。
軸の長さ
ポイント
口太グレ狙いなら短軸
尾長グレ狙いなら長軸
短軸は食い込みがよく、長軸は口元に掛けやすい特徴があります。
確実に針を飲ませて掛けたい方や口太グレメインのフィールドでは短軸、手返しを重視する方や尾長グレが狙えるフィールドでは長軸を使うことをおすすめします。
ミミ（チモト）
ポイント
小さなミミが主流
小さなミミはグレが違和感を感じにくい
ミミが大きな針はグレが違和感を感じて吐き出す事がある為、小さなミミのグレ針が主流となっています。
ミミが小さければハリスの結び目がすっぽ抜けないか不安になる方もいますが一般的にグレ釣りで使用する1.2号～2.5号のハリスであれば心配いりません。
フトコロ
ポイント
広いほど掛かりが良い
グレ針は広いフトコロが主流
フトコロが広いほど掛かりが良く狭いほど掛かりが悪くなります。
グレ針は掛かりを重視して広いフトコロが主流です。
カエシの有無
ポイント
カエシが小さい半スレが主流
手返し重視ならスレ針
一般的に釣り針にはカエシが有りますがカエシが有る事により針刺さりが悪くなるデメリットがあります。
最近のグレ針は刺さりとバラしにくさを重視してカエシが小さな半スレが主流となっています。
また、カエシが無いスレ針は針をスムーズに外せる為、手返しが求められるトーナメントやグレの活性が高くテンポ良く釣りたい時に活躍します。
ウエアなどに引っかかった際に簡単に外せるのもメリットです。
ハリ先
ポイント
口太グレ狙いならストレートタイプ
尾長グレ狙いならネムリタイプ
グレ針のハリ先はストレートタイプとネムリタイプの2種類があります。
ストレートタイプ
軸と並行して真っ直ぐハリ先が伸びており口太グレメインの釣りで良く使います。
デメリットは針を飲まれやすく手返しが悪くなります。
ネムリタイプ
ハリ先が軸方向にネムっており歯が鋭い尾長グレ釣りでよく使われます。
ハリ先がネムリ形状になっている事でハリを飲まれてもアワセた時に口の中で滑って口元にしっかりとフッキングします。
尾長グレ釣りだけでなく手返し良く釣りをしたい方にもおすすめです。
デメリットとしてすっぽ抜ける事があります。
グレ針の結び方
ポイント
外掛け結びがおすすめ
参考動画で外掛け結びをマスター
針の結び方はたくさんのバリエーションがあり悩む方も多いでしょう。
グレ針の結び方でおすすめなのは簡単で強度抜群の外掛け結びです。
大型魚にも十分対応できる為、フカセ釣り師の多くは外掛け結びをしております。
結び方に関しては参考動画をご覧ください。
最強のグレ針おすすめ8選
【がまかつ】
掛かりすぎ口太（67833）
細軸で軽量のため撒き餌との同調が良くスレたグレを攻略します。
スパットテーパー採用で貫通性が良く軽いアワセでもしっかりとフッキングします。
口太グレ専用設計になっているため口太グレメインのフィールドで是非ご使用いただきたいグレ針です。
【がまかつ】
A1一刀グレ（68569）
スパットテーパー、ナノスムースコート採用でがまかつ史上最強の貫通性を実現しています。
素材はA1を使用しており細軸ながら強度抜群です。
また、針先はややネムリ形状になっており尾長グレが混ざるフィールドや手返しが求められる釣りで活躍する事間違いありません。
【がまかつ】
T1ファイングレ（68509）
細軸超軽量設計になっており他のグレ針では実現できないゆっくりとした沈下速度で食い渋るグレやスレたグレを攻略します。
撒き餌との同調時間を長くとる事が出来るため厄介なハゲ類のエサ取りが多いフィールドでも最適です。
グレ釣り師が誰しも直面するタフな状況で必ず助けてくれますのでT1ファイングレはライフジャケットに忍ばせておくことをおすすめします。
【がまかつ】
A1あわせちゃダメジナ（66276）
ネムリ形状のカエシが無いスレ針をお求めの方はA1あわせちゃダメジナがおすすめです。
針先が大きくフトコロ側に入っており高確率でグレの口元をとらえます。
名前の通りアワセを入れなくてもグレが針をくわえたら口の中で針が滑り確実に口元でフッキングします。
針を吸い込まれやすい本流での尾長グレ釣りに最適です。
【オーナー】
OH元輝グレ（13189）
アタリはあるけど食い込まない状況で活躍するのがOH元輝グレです。
超短軸設計でオキアミと馴染むオレンジカラーを採用しており食い渋るグレを攻略します。
付け餌で針を確実に隠せるので違和感なくグレに食わせることが可能です。
冬の低水温時に是非使っていただきたい針です。
【オーナー】
H瞬貫グレ[スレ]（13165）
スタンダード形状のスレ針でおすすめなのがH瞬貫グレです。
針先がロングテーパースレになっており貫通性抜群です。
高活性時にスムーズに針が外せるため手返し良く釣りができ時合いを逃しません。
浅ダナに浮く湧きグレにも最適です。
【ヤイバ】
ヤイバ口太 グレリズム（XB-09）
ヤイバ・Xの採用でグレの硬い顎にも食い込む貫通性を実現しています。
ウネリや風があり糸ふけが多く出てしまう状況でアワセを入れても力が伝わらない事がありますがヤイバ口太グレリズムはタフな状況においても確実にとらえてくれます。
また、耐久性もあり一日中同じ針を使っても性能が落ちません。
【ヤイバ】
ヤイバ尾長 グレリズム[茶]（XN-04）
尾長グレ針をお求めの方はヤイバ尾長グレリズムがおすすめです。
特殊な形状とヤイバ・Xの採用で尾長グレの口元に高確率で掛かります。
軸が太く強度があるので巨大尾長グレとのやり取りも安心ですし、針の自重を活かせる潮が速い釣り場での口太グレ狙いにも最適です。
グレ釣りでおすすめの針外し2選
【山元工房】
あ・なるほどハリ外し 鹿角ショート
小型の針外しのためライフジャケットにピンオンリールでぶら下げていても邪魔になりません。
鹿角ショートタイプはエサ取りや木っ端グレの小さな口にも入る大きさですのでグレ釣りに最適の針外しです。
スピーディーに針を外せるため魚を傷付けず、テンポ良く釣りが出来ます。
ショートタイプの他にロングタイプ、超ロングタイプがあるので好みでお選びいただけます。
【がまかつ】
フィッシングスティック ロングタイプ（GM-2417）
チタン素材で耐久性があり長くご愛用いただけます。
ロングタイプはショートタイプで届かない奥に掛かった針を簡単に外すことが出来ます。
また、ガン玉外しも付いておりとても便利な針外しです。
まとめ
ハリ次第でグレの食いが変わるほど重要なアイテムの一つです。
様々な状況を想定してサイズや重さ、形状の異なるハリを取り揃えておくことをおすすめします。
今回解説してきた内容を参考にして最適なグレ針を見つけてください。
針選びに迷ったらおすすめ8選でご紹介したグレ針を選んでいただければ間違いありません。
最強のグレ針の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
さらに探したい方