カヤックフィッシングはかなり体力を使うアクティブなスタイルの釣りです。
一日中カヤックに乗って釣りをすると、かなりの体力を消耗するでしょう。
もし体力に不安がある方は足漕ぎカヤックがおすすめ。
足の筋力は腕よりも3倍あるとも言われており、持久力にも優れています。
また、腕の筋力を釣りに温存できるのも魅力です。
そんな足漕ぎカヤックを買う際のおすすめポイントや、フィンタイプ、プロペラタイプの違い。
激安カヤックと呼ばれるおもとめ安いカヤックもを紹介して行きます。
- 釣り歴30年
- カヤック所有
子供の頃にブラックバスブームがあり見事にハマり、その後クロダイのヘチ、前打ち釣りとシーバス釣りに明け暮れる。 岩手へ移住したのをきっかけにロックフィッシュへ転向。 ランカーサイズのアイナメ、ソイを狙い続け、3年前からフィッシングカヤックを導入。 あまり釣りを難しくせずに、シンプルスタイルをモットーに楽しんでいます。
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足漕ぎカヤックフィッシングとは
足漕ぎカヤックとは動力にフィンやプロペラを使用して進むカヤックです。
手漕ぎカヤックの場合はパドルを漕ぐことで動力を得ており、方向転換もパドルで行います。
足漕ぎの場合は自転車のペダル状のものや、左右に踏み込むペダルを漕ぐことで、プロペラもしくはフィンが動き推進力を得ます。
カヤックの向きを変える際には、ラダーと呼ばれる舵がカヤック後端に付いており、それを手元のレバーなどで調整して方向転換を行います。
足漕ぎカヤックのメリット・デメリット
メリット
足漕ぎカヤックはなんといっても安定した推進力が得られることが最大のメリット。
手漕ぎカヤックではパドルを使用しますが、習得するのに時間がかかります。
足漕ぎカヤックでは難しい技術もなく安定して効率良く漕ぎ続けられるのが特徴。
手漕ぎカヤックで悪天候の中パドリングする場合、風や波の抵抗などを考慮して漕ぐ技術が必要になります。
しかし足漕ぎカヤックは動力が常に水の中に入っているので、天候悪化時も安定して漕ぎ続けられ安全に帰港できるのもメリットです。
デメリット
足漕ぎカヤックは手漕ぎカヤックに比べ重たいものが多く、車のルーフへ積む際などにその重さがデメリットとなります。
ドライブユニットを取り外せるので、メーカー表示重量よりは軽いものもあるでしょうが、一般的に手漕ぎカヤックよりも重たい傾向があります。
釣りに行くたびにカヤックの積み下ろしで嫌な思いをしてしまうと、手軽にオフショアに出られるカヤックのメリットを台無しにしてしまいます。
最悪一人で積み下ろしできずにカヤックを買い替えることになるかもしれません。
足漕ぎカヤックの選び方
種類(プロペラ・フィン)
足漕ぎカヤックにはプロペラタイプとフィンタイプがあります。
どちらも一長一短でスピードに大きな差はありませんが各々に特徴があります。
プロペラタイプはペダルを漕ぐと水中でプロペラが回る構造になっています。
自転車の様に変速機能は無いので漕ぎだしは重いですが、スピードに乗れば一定の速度で安定して漕ぐことができます。
また、逆回転に漕ぐことでカヤックをバックさせることができるのも特徴。
ストラクチャーをピンポイントで攻める場合などに、風などで流されないように位置を微調整しながら釣りができるのが便利です。
プロペラ特有のトラブルとして水中のごみやラインが絡んでしまうことには注意が必要です。
フィンタイプはペダルを左右に踏み込むことで、水中のフィンが左右に動き推進力を得る構造になっています。
漕ぎだしは小さく早く踏み込み、スピードに乗ってきたら大きくしっかり漕ぐなど、スピードに合わせて少ない負荷で漕ぎ続けられます。
さらに張り調整が可能で踏み込みの負荷が調整できるので、各自の筋力・体力に合わせることができます。
以前はバックが出来ない弱点がありましたが、現在は出来るモデルも出てきています。
しかし、バックする際には紐を引きフィンの向きを変えるひと手間が必要です。
価格相場や価格幅
足漕ぎカヤックは手漕ぎカヤックに比べ全体的に価格が高い傾向があります。
20万円前後のモデルから60万円以上のものまで価格帯は幅広いです。
カヤックの大きさや使用されているドライブ部の違いで価格が変わり、最初から艤装がしっかりされている物などは価格も高価になってきます。
高価であれば高性能なわけではなく、使う場所や条件に合わせて購入を検討しましょう。
足漕ぎカヤックのでもパドルは必須
足漕ぎカヤックでもパドルは必要です。
砂浜などの出艇場所は水深があまりないため、フィンなどが底に擦ってしまい破損の恐れがあります。
出艇する際はパドリングである程度水深のある場所まで行き、ドライブユニットをカヤックに設置しましょう。
また帰着時も同様で出艇場所の近くまで戻ったらドライブユニットを外し、パドリングで戻りましょう。
どのくらい沖までられるかのか?
安定してスピードが維持できるため、かなり沖まで出られるイメージがあるかもしれません。
しかし沖に出られる距離は手漕ぎカヤックと変わらないと考えた方がいいでしょう。
かなり沖に出たポイントでドライブユニットが破損した場合は、パドリングで同じ距離を漕がなければいけません。
緊急時に自分のパドリングスキルや体力で戻れる範囲内で、安全にカヤックフィッシングを楽しみましょう。
重さ対策は
30キロ以上の重さがあるものが多く50キロを超えるものもあります。
そんな重さを自分の頭上まで持ち上げるのはかなりの筋力がいりますよね。
そんな場合はカヤックリフターなどの補助アイテムを使うといいでしょう。
立てかけて持ち上げるものや、スライド式のレールになっている物などがありますので、車種や用途に合わせて検討するとよいでしょう。
アフターパーツは重要
足漕ぎカヤックに搭載されるドライブユニットはメンテナンスが必要です。
日ごろから洗浄、グリスアップなどのメンテナンスをしても、数年使うと交換しなければならない部品も出てきます。
その際にアフターパーツとしてドライブユニットの部品を販売していることが重要です。
消耗したままのパーツを使い続けると、海上での破損など事故につながるリスクもありますので注意してください。
購入する際はアフターパーツや、アフターサービスの有無も確認しましょう。
足漕ぎカヤックフィッシングおすすめ8選
【タイダルストリーム】
フィッシュハンターPK335
フィンタイプのハイコストパフォーマンスなモデル。
ドライブの設計が数世代前であることや艤装が最小限ではありますが、必要最低限の装備で十分な人には魅力的なカヤック。
アフターパーツも販売しているのメーカーなので、ドライブユニットの破損時にパーツが買えるのも安心。
全長が短めなので重量も比較的軽く、穏かな場所での使用におすすめです。
【タイダルストリーム】
フィッシュハンターPK366
全長3.66mあり、海でもしっかり使えてコスパも良好なフィンタイプの足漕ぎカヤック。
ロッドホルダーなどの艤装も充実、カヤック裏面には魚群探知機の振動子用の窪みがあるなどカヤックフィッシングに向けた設計も好印象。
リアラゲッジも広めに設計されており、荷物やクーラーボックスもしっかり積めます。
このスペックでアンダー20万円はかなり魅力的です。
【ライオット カヤックス】
マコ12 インパルスドライブ
海での使用にも適した12ftクラスのプロペラタイプ足漕ぎカヤック。
ドライブユニットとシートを外すと重量が28キロになり車載する際も安心。
ロッドホルダーも4ヶ所ついておりカヤックフィッシングの事もしっかり考えられた設計です。
細かいポイント調整が可能なプロペラタイプのハイコスパモデルならばこれがおすすめ。
【ネイティブウォータークラフト】
マンタレイ・プロペルアングラー12
ネイティブプロペラドライブを採用しており、ペダルタイプとして人気のモデルです。
何よりもドライブ部の信頼度が高く、丈夫なアルミハウジングにシャフトドライブを採用しています。
ドライブユニット各所にオーリングを使用していて、内部の水密性が高く使用後は真水で良く流せばOK、年に1、2度グリスアップすれば回転性と寿命が維持できるでしょう。
【パーセプションカヤック】
ペスカドールパイロット
幅広い種類のカヤックを製造、販売しているブランド、パーセプションカヤックの足漕ぎカヤック。
カヤックフィッシングに必要な性能をしっかりと備えており、パドルホルダー、取り外し可能でリクライニングもできるシート、振動子が設置可能なボトムなどが特徴。
全長381cmと長さも十分で、海での使用にも十分に耐えられるカヤックです。
【ネイティブウォータークラフト】
スレイヤープロペル12 LT
高耐久性の足漕ぎユニットを搭載しながら、船体に軽量素材トライロンを採用したモデルです。
トライロンとはアクリルとABS樹脂で出来ており、耐久性があり軽量であることが特徴。
重たい足漕ぎカヤックが多い中、シートとドライブユニットを外すと28.6kgと軽量な部類に入ります。
ロッドホルダーやオプション装備が追加できるレールも装備済みで、カヤックフィッシングにもしっかり使えます。
【ホビーカヤック】
Mirage Revolution13
足漕ぎカヤックの先駆け、ホビーカヤックの代表的なモデル。
船体は全長4m、幅も72cmと細身で高速巡行向きのデザインが特徴。
ドライブは信頼のミラージュドライブKUD-MD180を搭載し、前進、後進が可能です。
フィンタイプなので漕いでいない時の抵抗が少なく、漕ぐのをやめても進むので、長距離を効率よく移動することができます。
青物を追いかけて釣たい人や、ガンガン漕いで魚を探すアクティブなスタイルの釣り人におすすめです。
【ホビーカヤック】
Mirage Outback
重さも価格も重量級の足漕ぎカヤックです。
ドライブユニットはミラージュドライブKUD-MD180-TURBOを搭載、前進、後退が可能でターボフィン仕様。
12ftの長さに抜群の安定性を備えており、装備がとにかく充実しています。
デッキ面は収納性も十分にあり拡張性も高く、裏面には振動子も底面に設置でき岸に上がる際は引き上げられるギミックを搭載。
積み下ろしには一工夫が必要ですが、最高のフィッシングカヤックのうちの一艇です。
まとめ
カヤックフィッシングを楽しむ為のメリットが沢山詰まった足漕ぎカヤック。
自分に合ったものが見つけられれば、最高のカヤックフィッシングライフが待っているでしょう。
ぜひお気に入りの一艇を探してみてください。
足漕ぎフィッシングカヤックの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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