釣り具はこだわるほど高価になりますが、とりわけフライロッドには、ルアーロッドなどよりも高価なものが多いです。
その分性能も段違いで、フライフィッシングはルアーフィッシングなどよりもロッド性能の差を感じやすく、高級品を使う価値も大きいと言えます。
では具体的に、どういったシチュエーションで高級なフライロッドの性能が活きるのでしょうか。
今回は最高峰のフライロッドについて、メリットやデメリットと、おすすめモデルをご紹介します。
- 釣り歴15年
- 釣り具の販売経験あり
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北国生まれのアマチュア釣り師。前職では量販店で釣り具の販売、企画も担当。釣った魚を調理して食べるのも大好きで、美味しい魚のためならフィールド問わずアクティブに挑戦します。
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目次
- 1 高級フライロッドの価格帯!最高峰はいくら?
- 2 フライフィッシングで最高峰の竿を使うメリット
- 3 フライフィッシングで最高峰の竿を使うデメリット
- 4 高級フライロッドおすすめ10選
- 4.1 【SAGE】R8コア(5wt 8’6″ 4pc)
- 4.2 【SAGE】トラウト LL(8’6″-4wt)
- 4.3 【Winston】AIR 2(S21-5wt 9ft)
- 4.4 【Winston】Air Salt(1090-4)
- 4.5 【Echo】PRIME(PR4-9810)
- 4.6 【Orvis】Helios 3F(3wt 7’6″ 4pc)
- 4.7 【G.Loomis】NRX (1084-4)
- 4.8 【シマノ】アスキス(J1266)
- 4.9 【ティムコ】LOOP セブンエックス シングル(L7X1290-4MF)
- 4.10 【ティムコ】EUFLEX グラスマスター(GM774-4 NSF)
- 5 まとめ
高級フライロッドの価格帯!最高峰はいくら?
ルアーロッドや餌釣りのロッドに比べ、フライロッドの値段はやや高めです。
例えば入門用モデルにおいても、ルアーロッドであればメーカー品が数千円から購入できますが、フライでは安くて1万円以上になりますよね。
高級モデルにおいても同様で、用途やメーカーにもよりますが、フライロッドの高級モデルは10万~15万円前後に設定されることが多いです。
もっと高いものもありますが、それらはデザイン的価値やビンテージ的な価値が付加されている場合もあります。
性能を重視したものとしては、たいていが20万円以内に収まっていると考えていいでしょう。
フライフィッシングで最高峰の竿を使うメリット
フライロッドは数万円のモデルのも多い中、あえて高級なハイエンドモデルを使うメリットはどこにあるのでしょうか。
実は高級品が重宝されるのには、フライフィッシングのスタイル特有の理由があるのです。
軽量化重視の設計
フライロッドは長さがあることに加え、ルアーフィッシングなどに比べてキャスティング時にロッドを振る回数が多い釣りです。
このためタックルの軽さが非常に重要で、高級なフライロッドは軽さを重視して作られています。
タックルが軽量であればキャスティングしやすいですし、長時間の釣りにも対応しやすいメリットがあります。
キャスト時の防振性
フライフィッシングのキャスティングにおいて、ラインの抵抗を抑えることは重要です。
ラインやガイドの作りも重要ですが、キャスト時にロッドが振動すると、その振動でラインに不要な抵抗が掛かってしまいます。
高級モデルは防振性のあるブランクスを採用することで、キャスト時の振動を抑え、アキュラシー性も向上しています。
高耐久で長寿命
フライフィッシングはロッドを振る回数が多いこともあり、安いロッドでは寿命が短い傾向にあるものもあります。
高級モデルでは、軽量化や防振性なども重視しつつ耐久性も重視されているので、長く使うことができます。
長寿命であることと、性能に不満が出にくく長期使えることを考えれば、価格以上のコスパを持っているとも言えますね。
フライフィッシングで最高峰の竿を使うデメリット
フライフィッシングを楽しむには、必ずしも最高峰のロッドである必要はありません。
高級モデルを使用するデメリットも少なからずあるので、それを踏まえたうえで購入を検討しましょう。
店頭在庫が少ない
釣り具はフィーリングも重要なので、特に後悔したくない高級モデルなら、店頭で触ってから購入したいですよね。
しかし最高峰モデルとなるとなかなか店頭にそろっていることは少なく、実物を見てから購入する機会が少ないです。
また、欲しいものが決まっても、海外品やスポット生産も多く取り寄せできないこともあるので、通販も視野に入れて探すといいでしょう。
破損時の負担が大きい
ロッドの破損は注意していても起こってしまうもので、高級モデルであればメーカー修理を依頼することが多いでしょう。
独自技術や独自パーツを使用している高級モデルの場合、パーツ代の負担額が大きく、修理まで時間がかかることもあります。
そのため、ランニングコストも踏まえたうえで予算を考える必要があります。
安いロッドで事足りる場合も
高級ロッドは素晴らしい性能を有していますが、必ずしもそれでなければいけないわけではありません。
例えば飛距離が劣る場合は、安いモデルでも番手を上げて飛距離を稼ぐなどで対応できますし、飛距離が必要な場面ばかりでもないでしょう。
無理に高級ロッド1本で対応するより、ある程度価格を抑えても何本か使い分けたほうが快適な場合もあります。
高級フライロッドおすすめ10選
各メーカーの最高峰モデルを中心に、おすすめの高級フライロッドをピックアップしてご紹介します。
用意されている番手やレングは各モデルで違うので、厳選しながらお気に入りのモデルを見つけてくださいね。
【SAGE】
R8コア(5wt 8’6″ 4pc)
特化した性能を付与されがちな高級モデルにおいて、オールマイティをコンセプトにした、初心者でも良さがわかるフライロッドです。
キャスティング動作からランディングまでの一連の動作で、手元にしっかり伝わる操作感が心地いいロッドに仕上がっています。
環境様々な日本の渓流域において、そのコントロール性は強い味方になってくれるでしょう。
【SAGE】
トラウト LL(8’6″-4wt)
フライフィッシングの魅力の一つであるドライフライでの釣りにこだわった、アキュラシー重視のフライロッドです。
ウェーディングで魚の潜むポイントまで近づき、狙いを澄ましてプレゼンテーションし、反応があれば即座に合わせられるモデルになっています。
最新技術を盛り込みながら、フライタックルらしい趣のあるデザインもこのロッドの魅力と言えるでしょう。
【Winston】
AIR 2(S21-5wt 9ft)
近距離の精密キャストからロングキャストまで対応する、オールラウンダーなハイスペックフライロッドです。
細身で軽量、素早いキャスティングにも対応するブランクスは、思いもよらない大物に対応できる力強さも両立しています。
もし高級なロッドを1本だけ購入するのであれば、ぜひ選択肢に入れてほしいロッドに仕上がっています。
【Winston】
Air Salt(1090-4)
日本ではシーバス狙いで人気のソルトフライですが、そんなシーンでも最高峰の使い心地を提供してくれるソルトフライロッドです。
パワーゲームに対応しやすいボロンを採用したバットと、ティペットのブレイクを防ぐ柔軟なティップがバランス良い設計になっています。
もちろん淡水域にも対応できるので、ビッグワンを狙うフライフィッシャー必見の一本です。
【Echo】
PRIME(PR4-9810)
8フィート10インチと言うこだわりのレングスで、テンポのいい釣りを実現できる、Echoのフラッグシップモデルです。
ソルトフライフィッシングでの使用を前提に、硬めのブランクス設計は太目のラインを使った力強いシュートを可能にしています。
海外設計でありながらグリップは細目の作りになっており、日本人でも扱いやすいモデルに仕上がっています。
【Orvis】
Helios 3F(3wt 7’6″ 4pc)
オービスの最先端テクノロジーをふんだんに盛り込んで作られた、革新的なフライロッドです。
ブランクスの構造から見直したことで素材の使用量を減らし、驚きの軽さを実現するとともに、不要な振動を削減することにも成功しています。
Fシリーズはフィネスシッシングに最適で、近距離から中距離までの釣りで威力を発揮します。
【G.Loomis】
NRX (1084-4)
ブランクスから小さなパーツに至るまですべてに強いこだわりを持って作られた、妥協のないフライロッドです。
高密度なカーボン素材とナノシリカレジンを組み合わせ、非常に軽量で強度があり、高感度なロッドに仕上がっています。
小さな魚から大きな魚まで、魚のサイズにかかわらず、快適にキャスティングし主導権を握ってやり取りできるロッドと言えます。
【シマノ】
アスキス(J1266)
日本の釣りを知り尽くしたシマノと、世界的フライメーカーの一つであるG.Loomisがタッグを組んだフライロッドです。
シマノ独自の技術であるスパイラルXやCI4+、エキサイトトップを盛り込み、他にはないフライロッドに仕上がっています。
本流向きの高番手から、日本の渓流のために作られた小番手まで、納得のモデルラインナップも魅力です。
【ティムコ】
LOOP セブンエックス シングル(L7X1290-4MF)
LOOP史上最高のパフォーマンスを自称する、特許技術と革新的な設計を盛り込んだフライロッドです。
独自設計の7角形のブランクスはスパインの影響を克服し、どの方向へ曲げても安定したキャスティングを可能にしています。
ロッドをいかなる状況でもイメージ通りに扱いたい方にベストなロッドの一つに仕上がっています。
【ティムコ】
EUFLEX グラスマスター(GM774-4 NSF)
昨今のフライフィッシングメソッドにも対応できるよう作られた、TIEMCOのグラス最高峰モデルです。
グラス特有の弱さを打ち消し、最大のメリットである柔軟性を生かした設計で、これまでグラスでは難しかった尺上ヤマメにも十分対応できます。
ロッドが曲がる楽しさを感じながら、トラウトフィッシングを楽しみたい方におすすめです。
まとめ
フライフィッシングはそのスタイルから、ロッドの性能を感じやすい釣りです。
ハイエンドモデルであればよりフライフィッシングの楽しみが広がるので、ぜひ最高の相棒を手にしてフィールドに繰り出してみてくださいね。
高級フライロッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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