フライフィッシングというと、語る上ではずせないのがフライラインと呼ばれる他の釣りでは使用することのない特殊なラインを前後に振って遠くへ飛ばし、魚を捕るという唯一無二の釣法です。
よく飛ぶフライラインとはどのようなものなのか…今回はその選び方と激安のフライラインも含め、よく飛ぶおすすめフライラインを14種ご紹介します。
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目次
- 1 よく飛ぶフライフィッシング用ラインの選び方
- 2 フライラインの寿命はどのくらい?
- 3 フライラインおすすめ14選
- 3.1 【サイエンティフィック・アングラーズ】スープラ Jストリーム DTT(DWF0F~DWF2F)
- 3.2 【サイエンティフィック・アングラーズ】エアセル エリアブースター フローティング(WF5F、WF6F)
- 3.3 【サイエンティフィック・アングラーズ】マスタリー インフィニティ(WF3F~WF8F)
- 3.4 【バリバス】ユニオンカラー フライライン アルティメットディスタンスWf(WF3F~WF8F)
- 3.5 【バリバス】エアーズ プロスペック ヤマメバージョン ウエイトフォワード(WF2F~WF4F)
- 3.6 【サイエンティフィック・アングラーズ】ウェットセル(WF5I~WF8S)
- 3.7 【リバーピーク】フリースタイル(RP-FSWF-23WR~RP-FSWF-78AQ)
- 3.8 【エアフロ】フォージ(WF3F~WF6F)
- 3.9 【エムマキシマムキャッチ】マックスキャッチ フライライン 溶接ループ付き ウェイトフローティングライン 100フィート(WF3F~WF8F)
- 3.10 【サイエンティフィック・アングラーズ】シューティングテーパー 中禅寺スペシャル(スーパーインター #6/7 13G~タイプ III #9/10 19G)
- 3.11 【リバーピーク】シューティングヘッド インターミディエイト フライライン(RP-SL-SH4ISBN~RP-SL-SH12ISBN)
- 3.12 【エアフロ】デルタ・シューティングヘッド(D5/S6~D9/S10)
- 3.13 【サイエンティフィック・アングラーズ】アトランティックサーモンショート シングルハンド(160GR/10G SH4/5F~280GR/18G SH8/9)
- 3.14 【サイエンティフィック・アングラーズ】OH&D EVOヘッド(ST12G/SH5F~ST30G/DH8S S1/S2)
- 4 まとめ
よく飛ぶフライフィッシング用ラインの選び方
よく飛ぶフライラインの選び方をお話しする前に前提として述べておきたい事があります、それは…どんなに評判のよいフライラインやロッドを使用したとしても、キャスティングの練習なしでは遠くへ飛ばせないという事です。
これからご紹介していくフライラインは、ある程度決められた動作でキャストをする事で遠くへ飛ぶように設計されている物がほとんどなので、フライフィッシングはキャスト練習ありきの釣りであることを覚えておいてください。
フライラインの種類とタイプ
フライラインの種類は大きく分けると
- DT(ダブルテーパー)
- WF(ウェイトフォワード)
- SH(シューティングヘッド)
の3種類で、更にその中にシンクレートといって水に浮くフローティングラインや水に沈むシンキングライン、沈下速度や沈む棚が異なるインターミディエイト、タイプⅡ、タイプⅢなど数多くのラインが存在し、どのラインを選択するかは釣りをするフィールドやシチュエーション、魚種やフィッシングスタイルによって異なります。
ラインの太さと特徴
ラインの太さについては先述したラインの種類によって使用目的が変わるので太さも異なります。
DTラインは…端から端まで同じ太さで一直線に伸びたラインで、全く遠投性がないという訳ではありませんが、主に短い距離での釣りを前提とした源流や小渓流での釣りに多用されているラインです。
WFラインは…ラインの先端の数メートルだけが太くなっているのが特徴であり、ラインの荷重を先端に集めることでロングキャストがしやすく、番手を変えれば小渓流から本流、湖やソルトまで幅広く使用できます。
SHラインは…シューティングヘッドと呼ばれる7~10m程度のラインにランニングラインと呼ばれる30m~50mのラインを連結して使用するもので、太さは先述したラインの種類や番手によって異なり、SHを何種類か常備していればヘッドを取り換えるだけで様々な仕様のラインシステムにスイッチ出来るのが最大の特徴で、WFよりも更に幅の広い釣りを展開できます。
ラインの番手
ラインの番手については釣りをするフィールドと対象魚によってある程度は絞られてくるもので、例を挙げると源流域や小渓流で30cm未満のヤマメやイワナを狙うのならば#2~#4、本流や湖でライトに楽しむのなら#4~#6、湖やソルトウォーターで遠投して大物を狙うのなら#6~#9やさらに上の番手。
例外として中には狙う魚のサイズやパワーに対して、敢えて低番手を選んで引きを楽しんだり、逆に高番手を選んで場を荒らさぬよう早々に魚を手前に寄せるといったスタイルで釣りを楽しんでいる方もいます。
ラインの選び方まとめ
よく飛ぶフライラインの選び方についていくつかの観点に分けてお話しをしましたが、まずはご自身が釣りをするフィールド、魚種とサイズ、釣り方をリサーチしてからラインの種類やタイプ、特徴、番手、その他を組み合わせてラインを選んでから、その魚を狙える射程距離までフライが届くように管理釣場や近所の河川などで練習をしてから実釣に挑むようにしましょう。
もし、ご友人や知人にキャスティングの上手な方がいたり、近所でキャスティング教室のようなワークショップがあるならば、教えてもらうのがキャスティング上達の1番の近道です。
フライラインの寿命はどのくらい?
結論から申し上げるとフライラインの寿命は一般平均で2~3年、釣行毎にラインクリーナーやラインドレッシングなどできっちりメンテナンスをしている方であれば5年程度で、フライラインは手入れをせず長い間リールに巻いたまま放置すると固まってしまいその巻き癖は取れなくなりますので注意が必要です。
それから、まめにラインを手入れすることによってライン汚れの蓄積を防止するのはもちろん、ラインが何かに当たってできたキズや岩などに擦れてできたキズなど、釣りをしている最中に気付かなかった不具合や劣化にも気付くことができるので最低でも2回に1回はラインのメンテナンスをしましょう。
フライラインは高いといわれますが、メンテナンス次第で5年程度は持つわけですからその年数を考えればPEなど他のラインよりも安いですし、メンテナンスを怠らなければキャスティングに重要なラインの滑りも持続します。
フライラインおすすめ14選
【サイエンティフィック・アングラーズ】
スープラ Jストリーム DTT(DWF0F~DWF2F)
今回ご紹介するフライラインの中では唯一のDTラインですが、通常のDTラインとは異なりWFが持つ遠投性とDTが持つ経済性、2つのラインのよいとこ取りをしたようなフライラインです。
高番手のWFやSHと比べるとそこまで飛びませんが、日本渓流の実釣域である近距離から中距離で扱いやすく設計されており、DTに属するラインとしてはよく飛ぶラインで日本渓流で使うラインの定番アイテムといえるでしょう。
【サイエンティフィック・アングラーズ】
エアセル エリアブースター フローティング(WF5F、WF6F)
このラインは管理釣り場専用に設計され誕生したフライラインで番手はWF5FとWF6Fの2種類、通常のWFラインに比べてヘッド部分が短めに設定してあるので少ないフォルスキャストで手返しよく打ち返す事が可能です。
重めのフライやインジケーターなど抵抗があるものも投げやすく設計されている事と、フロントループが装備されているのでリーダーの装着に不慣れな初心者の方や、実際に河川で釣りをする前にフライフィッシングのあれこれを管理釣り場で試したい方におすすめです。
【サイエンティフィック・アングラーズ】
マスタリー インフィニティ(WF3F~WF8F)
小渓流や本流、湖に生息するトラウト類だけではなく、ブラックバス、コイ、ナマズなど淡水魚の釣りをこの1本で網羅することができる万能なラインでWF3FからWF8Fまで幅広いラインナップです。
50フィート(約15m)と長めに設定されたヘッドはロングキャストが容易にできるだけではなく非常に高いメンディング性能を発揮するので複雑な流れの攻略にも適しており、0.5番手重い設計なので様々なアクションのロッドに適合します。
【バリバス】
ユニオンカラー フライライン アルティメットディスタンスWf(WF3F~WF8F)
様々なジャンルで多くのフィッシングタックルをリリースしているメーカーバリバスのフライラインで番手はWF3FからWF8F、ラインのカラーはユニオンブルー、ユニオンオレンジ、ユニオンサンドの3色です。
フレックスフュージョンコンパウンドという技術を採用した事によって摩擦に強いラインへと生まれ変わり、ラインマネジメント、浮力、耐久性もアップし、精密に計算され採用されたプレシジョンパワーテーパーは簡単によく飛びます。
【バリバス】
エアーズ プロスペック ヤマメバージョン ウエイトフォワード(WF2F~WF4F)
イワイイワナなどテレストリアル系のオリジナルフライを数多く世に誕生させた岩井渓一郎さんが辿り着いた最終結論といわれ、日本の渓流に生息する鱒の生態に徹底的にこだわり設計されたテーパーデザインのフライラインです。
ハイパーフレックスコーティングを施したことにより前例のない浮力と滑りを実現し、遠投性に加え、メンディングやループコントロールなどラインを自由自在に操る事ができるラインに仕上がっています。
【サイエンティフィック・アングラーズ】
ウェットセル(WF5I~WF8S)
価格も安く高いコストパフォーマンスを誇るフルシンキングWFラインで、シンクレート(沈下速度や沈む層)の違いはラインのカラーで確認できる仕様になっているのはシンキングラインの特徴の1つです。
インターミディエイト、タイプ2、タイプ4、タイプ6の4パターンで、特にインターミディエイトはコーティング素材を見直したことにより、しなやかで癖がつきにくいラインに生まれ変わりました。
【リバーピーク】
フリースタイル(RP-FSWF-23WR~RP-FSWF-78AQ)
兵庫県でフライとテンカラのタックルを販売しているメーカーからリリースされているフライラインで、商品名にもあるようにこの1本で多彩なキャスティングが可能なフリースタイルのWFで、この機能性でこの価格は安いです。
基本的なオーバーヘッドやスペイなどの水面系キャストのピックアップ時、おおまかに位置がわかるようラインにカラー分けが施してあるので初心者は確実にキャストを覚えることができて、中級者以降の方はキャストミスを軽減できます。
【エアフロ】
フォージ(WF3F~WF6F)
初心者から上級者までフィッシングとキャスティングのあらゆるレベル向けに開発・設計されたオールラウンド型のフライラインで番手はWF3FからWF6Fまでの4種類、ラインカラーはヘッドがオリーブ、ランニングラインはサニーイエローに塗り分けられているのでオーバーハングの長さを確認しやすいです。
特許を取得したポリマー基材、スーパードライ・コーティングを採用したことにより高いレベルの撥水性と防汚性や飛距離と正確度も向上、これだけの技術が施されたラインでふところがあまり痛まない価格設定なのはうれしいです。
【エムマキシマムキャッチ】
マックスキャッチ フライライン 溶接ループ付き ウェイトフローティングライン 100フィート(WF3F~WF8F)
ロッドやリールなど多くのフライフィッシングタックルを海外の工場で生産しているメーカーからリリースされているWFのフライラインで番手はWF3FからWF8F、ラインカラーはオレンジ、モスグリーン、アイボリー/シャルトルズ、ゴールド/モス、フルオイエローの5色です。
50ftと長めに設計されたヘッドはロングキャストが容易なことはもちろん、優れたラインマネジメントが可能でメンディング効率もよく、フライラインの価格破壊といっても過言ではないほど安いラインです。
【サイエンティフィック・アングラーズ】
シューティングテーパー 中禅寺スペシャル(スーパーインター #6/7 13G~タイプ III #9/10 19G)
全国の湖の中でも人気メジャーフィールドの1つで、特に関東圏にお住まいのフライフィッシャーの間ではアクセスも良く大型のトラウトが狙えると夢見て通う方も多い中禅寺湖での釣りに特化したフライラインです。
水面直下から下の層を探る釣りが軸となるので、スーパーインター、インターミディエイト、タイプ1.5、タイプⅡ、タイプⅢと5種類のシンクレートをラインナップしており、弱ったベイトが水面直下を漂っているパターンから、低水温期で深い層のベイトを捕食する魚を狙うパターンまであらゆる層を狙えるラインです。
【リバーピーク】
シューティングヘッド インターミディエイト フライライン(RP-SL-SH4ISBN~RP-SL-SH12ISBN)
このシューティングヘッドは#4~#9までは約34フィート、#10~#12までが約49フィートと番手によって長さが異なること、ラインが平行に沈みやすくカウントダウンで一定の棚を探る事ができるのが特徴です。
また、ラインカラーをステルスブラウンにしたことによって極限まで魚へのストレスを軽減し、オーバーヘッドでもアンダーハンドでも綺麗なターンオーバーを実現する設計…それで2000円以下というこの価格は安いだけでは語れないコスパの良さです。
【エアフロ】
デルタ・シューティングヘッド(D5/S6~D9/S10)
既に数多くのフライフィッシャーに愛されているシューティングヘッドの1つとしてお馴染みで、シングルハンド、ダブルハンドの両方に対応し、オーバーヘッド、アンダーハンド、スペイ、スカジットなどあらゆるキャスティングスタイルに対応した非常に汎用性のあるラインです。
シンクレートはスローインターミディエイトとファストインターミディエイトの2種類で、SHシステム初心者の方で数あるキャスティングスタイルやフィッシングスタイルの中でどのスタイルが自身に合っているのかを色々と試すような使い方にもおすすめできるラインです。
【サイエンティフィック・アングラーズ】
アトランティックサーモンショート シングルハンド(160GR/10G SH4/5F~280GR/18G SH8/9)
シューティングヘッドでの釣りというとダブルハンドやスイッチロッドを駆使して…といったイメージも先行しがちですが、シングルハンド&ショートSHを使った釣りにこそアドバンテージがあるとしてリリースされたのがこのラインです。
シングルハンドロッドと短いヘッドの組み合わせは、とにかくとり回しの良さと手返しの良さが抜群で、川幅の広い本流域や広大な湖などでダブルハンドでは出来ないスピーディーな釣りを展開することで感動のビッグフィッシュと出会える確率が格段に上がること間違いなしです。
【サイエンティフィック・アングラーズ】
OH&D EVOヘッド(ST12G/SH5F~ST30G/DH8S S1/S2)
バックスペースが取れない時のキャスト方法としてスペイキャストと並ぶ使用頻度と人気を持つアンダーハンドキャストに特化して作られたラインで、シングル、スイッチ、ダブル、3種類のロッドに対応しています。
シンクレートはフローティング、インターミディエイト、S1/S2の3種類で、これからアンダーハンドを習得したい方や専用ラインではないものでアンダーハンドの釣りをされている方にもおすすめしたいラインです。
まとめ
今回はよく飛ぶフライラインを14種ご紹介しましたが、フライフィッシングの中にも様々な釣り方があって使用するラインの種類や特性もその都度異なりますし、それらのラインを思うようにコントロールする事は非常に難しく、やはり練習が必要不可欠です。
そして…ラインを思うようにコントロールできるようになり刻々と変わるフィールドの状況に合うライン選択をして魚と向き合うことが、永きに渡り釣り人をわくわくドキドキさせるフライフィッシングの魅力なのです。
よく飛ぶフライラインの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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