フライフィッシングのスタイルが独特なのは、タックルだけでなく愛用されている衣服にも一つの要因があります。
特にシャツはフライフィッシングの様式美の一つで、英国生まれのフライフィッシングらしいスタイルとも言えるでしょう。
気軽なTシャツや機能性ウェアで楽しむのもありですが、やはりフライフィッシャーならフィッシングシャツも持っておきたいですよね。
そこで今回はフライフィッシングにおけるフィッシングシャツについて、選び方やおすすめ商品をご紹介します。
- 釣り歴15年
- 釣り具の販売経験あり
- 全国10都道府県へ遠征
北国生まれのアマチュア釣り師。前職では量販店で釣り具の販売、企画も担当。釣った魚を調理して食べるのも大好きで、美味しい魚のためならフィールド問わずアクティブに挑戦します。
目次
- 1 フライフィッシングでシャツにこだわるメリット
- 2 フライフィッシング用シャツの選び方
- 3 フライフィッシング用シャツおすすめ10選
- 3.1 【パタゴニア】フィヨルドフランネルシャツ
- 3.2 【フォックスファイヤー】フィッシングシャツ メンズ（5212299）
- 3.3 【フォックスファイヤー】バッファローチェックウォッシャブルウールシャツ（6112152）
- 3.4 【フォックスファイヤー】フィールドフローゲームシャツ（5212084）
- 3.5 【リトルプレゼンツ】SP フィッシンングシャツ
- 3.6 【コロンビア】バハマIIロングスリーブシャツ（FM7048）
- 3.7 【WOODS】シャツ フィッシングボタンダウン
- 3.8 【Little Donkey Andy】メンズカジュアルシャツ
- 3.9 【テスラ】アウトドアシャツ
- 3.10 【ディッキーズ】ワークシャツ
- 4 まとめ
フライフィッシングでシャツにこだわるメリット
ウェアはタックルのように魚を釣る道具ではないので、好みの服装で釣りに出かけても問題はありません。
ではフライフィッシングでフィッシングシャツにこだわる理由はどこにあるのでしょうか。
フライマンの伝統の一つ
フライフィッシングは英国紳士の遊びとしての歴史があり、フィッシングシャツもそのころから愛用されています。
その背景を考えれば、フィッシングシャツはフライマンの正装と言ってもいいでしょう。
フライフィッシングのイベントなどでもフィッシングシャツを着ている方が多いので、一枚はこだわりのシャツを用意しておくといいでしょう。
機能性に長けているものが多い
一見、フィッシングシャツの見た目は普段着のシャツと似ていますが、細かな部分で違いがあります。
例えば、素材に関しては軽量で通気性が良く、濡れても乾きやすい速乾性の素材で、釣り場での着用に適したものが選ばれます。
普段着のシャツのほうが価格が安いことも多いですが、釣り用として用意するなら釣りのために設計されたもののほうがいいでしょう。
普段使いとの兼用も可
最新のフィッシングウェアは、機能性や利便性だけ考えればフィッシングシャツよりも優れたものもあるでしょう。
しかしひとたび釣り場を離れれば、違和感のあるデザインのものも少なくないですよね。
シャツであれば機能性がありつつ普段着としても使いやすいので、ウェーダーを脱げば飲食店などにも気軽に入りやすいでしょう。
フライフィッシング用シャツの選び方
では、フライフィッシング用に適したシャツを選ぶには、どういったポイントをチェックするべきなのでしょうか。
これらのポイントを満たせば、フィッシングシャツでなくても釣りに適したものが選べるので、ぜひ参考にしてくださいね。
使用している生地の機能性
フライフィッシングでは、ウェーディングして水に入ることが多いため濡れることも多く、暑い時期だとウェーダーの中が汗ばむこともありますよね。
そういったときに着用感を損なわないよう、速乾性のある生地であることは重要です。
加えて、日本の渓流では枝木がせり出す中歩くことも少なくないので、引っ掛かった時に破れたり穴が開く素材は避けたほうがいいでしょう。
細かなポイントですが、ウェーダーやフライベストを着用することを考えると、シワにならない生地であるのも望ましいです。
フィッシングシャツではこれらを踏まえた生地が採用されていますが、作業用のシャツなども同様の機能性を備えているものがあります。
ポケットなどの収納力
Tシャツはポケットがない場合が多く、普段着のシャツでも1つ程度ですが、フィッシングシャツは複数のポケットがあるのも特徴です。
ポケットのサイズも大き目で、リーダーを収納しておいたり、小さめのフライボックスを入れられるものなら便利ですね。
またポケットの配置も重要で、裾寄りにポケットが付いていると、チェストハイウェーダーを着た時に隠れてしまい、釣っている間使えません。
ただしフライベストを使わない場合や、ヒップウェーダーで釣りをする場合には、そういったものも便利でしょう。
ポケットの位置によっては、ウェーダーの締め付けで着用感も損なわれてしまうので、ウェーダーとの相性も考えて選ぶといいでしょう。
カラーデザイン
自然の中で楽しむフライフィッシングでは、着用するウェアのカラーは非常に重要です。
フライフィッシングではナチュラルなカラーが好まれますが、これに限らず選ぶのがおすすめです。
自然に溶け込むカラーで魚に警戒心を与えないという考え方もありますが、周囲の人間からの視認性も落ちるデメリットがあります。
後続の釣り人にも気付かれやすいですし、万が一の遭難を考えた時、発見されやすいカラーにもメリットがあるでしょう。
ここに関しては状況や好みにも大きく左右される部分でもありますが、山奥に入るようなシチュエーションでは明るいカラーもおすすめです。
フライフィッシング用シャツおすすめ10選
上記したポイントを踏まえて、フライフィッシングにおすすめのシャツをピックアップしてご紹介します。
フィッシングシャツはもちろん、それ以外からのおすすめもチョイスしたので、ぜひチェックしてみてくださいね。
【パタゴニア】
フィヨルドフランネルシャツ
フライフィッシャーのファッションにおいて、パタゴニアは無視できないブランドの一つでしょう。
フィルドフランネルシャツはパタゴニアの代表的なアイテムで、オーガニックコットンを使用した肌触りと、春や秋に適した温かさが魅力です。
ややゆったりめの作りになっているので、ウェーダーとの重ね着を考えるとワンサイズ落としてもいいでしょう。
【フォックスファイヤー】
フィッシングシャツ メンズ（5212299）
スラックスと合わせても違和感がないような上品なデザインと、アウトドアユースと相性のいい生地質が魅力のアイテムです。
吸汗速乾性とUVカット機能がある生地を使用し、肩回りの動きも考えられたデザインなので、フライのキャスティングを邪魔しません。
大き目のポケットで収納力もありますし、利便性も良好です。
【フォックスファイヤー】
バッファローチェックウォッシャブルウールシャツ（6112152）
高品質ウールをふんだんに使った、やさしい暖かさが肌寒い時期の釣りをサポートしてくれるアイテムです。
ウール素材はアウトドアユースとの相性が悪いこともありますが、高密度な生地を使用しているので、スレやシワにも耐性があります。
フライケースの収納も可能な大き目のポケットに、小物をひっかけることもできるウェビングテープも魅力的です。
【フォックスファイヤー】
フィールドフローゲームシャツ（5212084）
自然かつ明るい色身で、速乾性がある生地を使用し、軽やかに着こなせるフィールド仕様のシャツです。
長袖でありながら重量180gと非常に軽量で、薄手で通気性もあるので夏場に肌をカバーしながら着用したいシーンにもマッチするでしょう。
ロールアップタブ付きなので、腕を水に浸けるシーンや、暑い時には裾上げしながらの作業も可能です。
【リトルプレゼンツ】
SP フィッシンングシャツ
手ごろな価格ながら、フィッシングシーンでの着用を考え抜いて設計されたフィッシングシャツです。
サプレックスRナイロン生地は、吸汗速乾性と高い引き裂き強度を両立し、背中にはベンチレーション付きなので暑い時期の着用にも対応します。
マチ付きの胸ポケットは厚手の小物の収納にも対応し、小さめのフライボックスやティペットなどの収納も可能です。
【コロンビア】
バハマIIロングスリーブシャツ（FM7048）
コロンビアのフィッシングアイテムを象徴する、人気のフィッシングシャツです。
汚れや水濡れに強いナイロン素材は、コットンのような優しい風合いを再現し、吸水速乾機能により水濡れや汗も素早く揮発させます。
サンプロテクション機能付きで紫外線を98％ブロックし、ベンチレーションによる通気性は、夏の釣りを快適にしてくれるでしょう。
【WOODS】
シャツ フィッシングボタンダウン
フィッシングシーンに活きる機能性とデザイン性を兼ね備えた、価格も手ごろなフィッシングシャツです。
通気性のいいメッシュポケットやロッドホルダー、ユーティリティーループなど、釣り人に嬉しい装備が充実しています。
フライフィッシングイメージのプリントも施されており、釣り場以外でも映えるデザインになっています。
【Little Donkey Andy】
メンズカジュアルシャツ
カジュアルデザインながら、釣りをはじめとしたアウトドアユースにもピッタリのマルチなアイテムです。
軽量で通気性のある生地と、背面のベンチレーションによる通気性は汗ばむ時期との相性もよく、サングラスホルダーなど機能面も充実しています。
サイズ展開が豊富なのも魅力で、手ごろな価格で大きいサイズを探している方にもおすすめです。
【テスラ】
アウトドアシャツ
低価格で高機能なアウトドアウェアで人気上昇中の、テスラが展開するアウトドアシャツです。
速乾性があり、汚れや水に強いナイロン素材を使用しているので、水辺とも相性が良く、ポケットなどもこだわりの作りになっています。
カラーバリエーションやサイズ展開も充実しており、釣り専用ウェアにも劣らないおすすめのアイテムです。
【ディッキーズ】
ワークシャツ
釣り人のファンも多い、DIYシーンを彩るワークウェアブランド、ディッキーズのワークシャツです。
ワークシャツだけあって動きやすさが重視されており、加えてポリエステルと綿を組み合わせた生地は、強度と着心地を両立しています。
ディッキーズはデザインも魅力の一つで、多数のカラーバリエーションから好みのものを選ぶことができます。
まとめ
フライフィッシングにおけるシャツは伝統を表すシンボリックなものでもあり、ぜひ用意してほしいアイテムです。
機能面で充実しているものも多いので、快適な釣りをサポートしてくれるシャツでフライフィッシングを楽しんでくださいね。
フライフィッシング シャツの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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