カヤックフィッシングを始める際に一番楽しく、そして一番難しいのがカヤック選び。
実際に釣りをするエリアや釣りのスタイルによっても変わってきます。
お近くにフィッシングカヤックを販売しているお店がある場合や、すでにカヤックフィッシングを楽しんでいる先輩がいればアドバイスをもらうのが良いでしょう。
しかしカヤックフィッシングを始めたくても近くに専門店もなく、知り合いにカヤックフィッシング経験者がいない場合もあるでしょう。
今回はそんな方に向けて、今回はコスパに優れたおすすめフィッシングカヤックから、装備の充実したハイエンド最強カヤックまでおすすめ商品をご紹介していきます。
- 釣り歴30年
- カヤック所有
子供の頃にブラックバスブームがあり見事にハマり、その後クロダイのヘチ、前打ち釣りとシーバス釣りに明け暮れる。 岩手へ移住したのをきっかけにロックフィッシュへ転向。 ランカーサイズのアイナメ、ソイを狙い続け、3年前からフィッシングカヤックを導入。 あまり釣りを難しくせずに、シンプルスタイルをモットーに楽しんでいます。
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海釣りでフィッシングカヤックを使うメリット・デメリット
釣り人にとって多くの魅力を備えたカヤックフィッシングですが、もちろんリスクも伴います。
それではメリット・デメリットをご紹介していきます。
メリット
自由にオフショアフィッシングが楽しめる
自分の好きな時間に好きなポイントで自由に釣り方を楽しめる、これがカヤックフィッシングの最大のメリットだと思います。
出船時間も決まりはないので無理して早起きしなくてもいいですし、オフショアはポイントも無限大にありますので場所取り問題もありません。
自分で潮を読み、ポイントを選び、考えた釣り方で手にした一匹は最高の興奮と感動を与えてくれます。
自宅で保管が可能で維持費がかからない
マイボートでの釣りは釣り人の憧れですよね。
しかし実際に自分の船を持つとなるとマリーナ使用料など色々と維持費がかかります。
カヤックは保管場所さえあれば維持費はかかりません。
自宅の駐車場やガレージ、屋外保管でもカバーをかけて管理すれば大丈夫です。
好きな場所から出艇できる
砂浜などエントリーできる場所があれば何処からでも出艇できるのもカヤックの良いところ。
太平洋側で釣りをした翌日、車で一気に移動して日本海側で釣りをしたり。
はたまたダム湖や湖で淡水の釣りを楽しむなど、好きなターゲットをオフショアでねらえる機動性の高さはかなりの魅力です。
出船準備、管理が楽チン
ゴムボートやアルミボートとシーカヤックで購入を悩まれる方も多いかと思います。
出船準備や家での管理のしやすさは、ボートに比べてカヤックはとても楽チン。
ボートでは船外機などのメンテナンスや出船の際に準備が大変ですが、カヤックでは出船準備の手軽さやメンテナンスの少なさもメリットといえるでしょう。
デメリット
保管場所が必要
海で使うカヤックはそれなりの大きさのものが必要です。
室内保管も可能ですがかなりの広さが必要でしょう、そうなると屋外保管が出来る環境が必要になってきます。
一軒家へお住いの方は駐車場などに置くことになるでしょうが、マンションやアパートなどにお住まいの方は保管場所を確保する必要が出てきます。
行動できる範囲は意外と狭い
カヤックで出艇場所から動ける範囲は意外と狭いです。
初心者のうちは500m前後、少し慣れてからもよっぽど天候や風向きに恵まれない限り1~2km以内が良いところでしょう。
アスリート並みの技術や体力、天候を読む知識がないかぎり遠くまで行くのは難しいことなのです。
出艇できる場所も限られる
基本的には砂浜などの浅くて穏やかな場所からの出艇になります。
漁港やマリーナなどは事前申請や許可が必要な場合がありますし、漁業関係者以外は使用禁止の場所も沢山ありますので要注意。
カヤックを購入する前にしっかり下調べしておきましょう。
体力も練習も必要
初めて乗った人でも意外と漕げますし進むのがカヤック。
ですが安全にカヤックフィッシングを楽しむには、しっかりとした練習と体力づくりが必要です。
海上でカヤックから落ちてしまった場合再乗艇の技術が必要になりますし、急な天候の悪化で強風が吹いた場合漕ぎ続ける技術と体力が必要になります。
どちらのケースも事故や最悪命を落とすことにつながりますので、カヤックフィッシングにはしっかりとした練習と体力が必要になってきます。
最強フィッシングカヤックの選び方
カヤックの種類
カヤックの種類は大きく分けてシットオンカヤックとシットインカヤックがあり、カヤックフィッシングに適しているのはシットオンカヤックになります。
シットオントップの特徴は水上での安定性と浮沈構造。
もし海上でひっくり返ってもカヤック内に水が入らず、再乗艇すればすぐに漕ぎ出すことができる安全性が魅力です。
シットインカヤックでも再乗艇はできますが、再乗艇には技術が必要なるため習得に時間がかかります。
また、海の上で釣りをする際の安定性や、タックルなどの積載量もシットオンカヤックに軍配が上がるでしょう。
海でカヤックを使うなら3.5m以上がおすすめ
カヤックは船体が長いほどスピードが出やすく直進性にすぐれますが、小回りが利きづらくなります。
逆に短ければ操作性が高く小回りが利きますが直進安定性に欠けます。
海で使う場合、波や風がなければどちらも漕ぎ進むことが出来るでしょう。
しかし天候が荒れた場合に波や風でカヤックがコントロールできず、短いカヤックでは進むことが出来ないなどの危険性が高まります。
カヤックが長く先端が鋭ければ、波を切り裂いて進むことができ、風に対しても強くなるので、ラフな状況が想定できる海での使用はある程度の長さが必要になってきます。
長いほど悪天候に対しての限界値が高くなるのですが、釣りのしやすさ、保管場所、車への積載の問題も出てきますのでその点を考慮して選ぶとよいでしょう。
カヤックの重さ
カヤックを海まで運ぶ手段としては車に積んで移動するかのが一般的でしょう。
その場合ルーフキャリア等に固定することになるのですが、カヤックを車の上まで持ち上げる必要があります。
20㎏前後のカヤックであれば1人で上げることもできるでしょうが、30㎏を超えてくるとかなり大変になってくるでしょう。
軽自動車などルーフが低い車であればまだいいですが、ワンボックスカーなどではさらに大変です。
また、カヤックは大きく持ちづらいので体感的には重く感じるのも特徴です。
例えば持ち手のある灯油缶の20㎏と、大きく持ちづらいカヤックの20㎏ではかなり違いを感じます。
購入したけれども重くて1人で車に積めず釣りに行けないなんて本末転倒。
1人で運用できる重さのカヤックを買うか、カヤックリフターなどの運用も考えて購入しましょう。
最強フィッシングカヤックおすすめ10選
【ライオットカヤックス】
エスケープ12
コストパフォーマンスに優れたカヤックを製造しているライオットカヤックス。
このエスケープ12はかなり抑えた価格設定ながらも、4基のフラッシュロッドホルダーや25Lサイズのクーラーが積めるリアラゲッジ。
艤装の際にも役立つラウンドハッチも各所に設置されており、フィッシングカヤックとしての装備をしっかりと備えたハイコストパフォーマンスカヤックです。
【バイキングカヤック】
忍
日本の工場で製造されている安心感と信頼感が魅力のバイキングカヤックス。
この忍はアンダー10万とは思えない装備が魅力的で、フラッシュロッドホルダーやスターポートが各所に設置されており拡張性の高さが素晴らしいです。
大型センターハッチはルアーや小物を入れることができ、まさに釣り人のために考えられたフィッシングカヤックです。
【バイキングカヤック】
プロフィッシュ45
ポリエチレン製のフィッシングカヤックでは最長クラス4.3mの長さが魅力のフィッシングカヤック。
大容量ストレージスペースやロッドホルダーなどの装備を備え、その長さを生かした走破性や安定性、スピードが魅力です。
4.3mの長さながらも28kgと比較的軽量に設計されているのも好ポイント。
コストを抑えて4m以上のカヤックをお探しの方、こちらのカヤックはいかがでしょうか。
【ウィルダネスシステムズ】
ターポン120
カヤックフィッシングの黎明期より定番として販売され続けているターポンシリーズ。
安定性、操作性、スピードのバランスが良く、海でのカヤックフィッシングにもしっかり対応してくれます。
カヤック両側にスライドトラックシステムを搭載しており、様々なアフターパーツが設置できる拡張性の高さも魅力的。
【ハリケーンカヤックス】
スキマー140
人気軽量カヤックの定番スキマーシリーズの最長モデル。
全長4.3で重量はなんと23.6kg、運搬やカートップなどの取り回しの良さは魅力的。
軽量なので漕ぎ出しも軽くカヤックの長さもあるので、スピードや走破性の高さも十分です。
外洋のポイントをメインで考えている方や漕ぎ味も楽しみたい方におすすめ。
【ベイロマンスカヤック】
コリンアスリート
国産でFRPフィッシングカヤックを製造しているベイロマンスカヤックス。
そのカヤックにはこだわりがギッシリ詰まっており、コリンアスリートは3.22mと少し短めですが、切り立った長いキールを持ち走破性、スピードは十分。
FRP製フィッシングカヤックの中でも最小クラスの軽量ボディはなんと17kg(オプションによっては19㎏)。
こだわりと魅力が凝縮したこのカヤック、かなり魅力的です。
【ロックンロールカヤックス】
デスペラード
今では増えてきた国産FRPカヤックですが、このデスペラードはカヤックフィッシング黎明期より販売されている先駆け的モデル。
スピードを出すためのスリム&ロングな船体と、シート位置を低く低重心にすることで得られる安定性の高さが特徴です。
ポイントまで体力的ロスなく到着でき、天候が荒れ危険な場合はいち早くエスケープできる機動性は、フィッシングカヤックとしての最大の魅力となるでしょう。
【タイダルストリーム】
PK37
コスパの高い足漕ぎカヤックを数多く販売しているタイダルストリーム。
その中でも重量や長さのバランスが良くコスパも優秀なのがPK37です。
ドライブの機構は数世代前のものでバックなどはできませんが、最低限の性能で十分とお考えの方におすすめ。
アフターパーツも販売されているのも好ポイントです。
【ライオットカヤックス】
マコ12
こちらも足漕ぎカヤックのですがドライブがプロペラタイプの商品です。
ドライブは自己潤滑素材が採用されており、メンテナンスが少なくて済むのが好印象。
ロッドホルダー4基と艤装用レールも装備されており、すぐにカヤックフィッシングを楽しめるスペックに仕上がっています。
【ホビーカヤック】
レボリューション13
足漕ぎカヤックの中でも高速巡行が可能なモデルがこのレボリューション13。
手漕ぎカヤックをベースにした船体にミラージュドライブを搭載しており、ほかの足漕ぎカヤックよりも細身の船体からくるスピードが魅力です。
そのスピードを生かして遠くのポイントへ移動したり、青物を追いかけたりアクティブにカヤックフィッシングを楽しみたい方にはピッタリでしょう。
まとめ
お気に入りのカヤックは見つかりましたでしょうか。
カヤックフィッシングは本当に素晴らしい釣りのスタイルです。
自分のスタイルにあるカヤックを見つけ、最高の釣りライフを満喫してください。
海釣り用フィッシングカヤックの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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