釣りを語る上で外せないのが、ランディング（キャッチ）です。
狙うターゲットは人様々で、釣れる魚は小型から大型まで大小様々です。
大小問わず釣れた魚をランディングする瞬間の喜びは一入ですが、そのランディングに潜むリスクも少なくありません。
今回は、そんなランディングを手助けする『フィッシュグリップ』の有用性と、持ち運びに困らないコンパクト（ミニサイズ）でおすすめアイテムを紹介します。
小型フィッシュグリップとは
聞きなれない人も多いかと思いますが、いわゆる『魚バサミ』です。
魚バサミと言えば、かつてはトングの様な形状の物が多く出回っていましたが、近年は魚の口元に引っ掛かけ持ち上げるタイプのものが主流となっています。
使い方は至ってシンプルで、フィッシュグリップのアーム部を洗濯バサミの様に開いた状態で魚の口元に引っ掛けるだけ。
後は魚の自重でアーム部が閉まって持ち上げられると言う物です。
小型フィッシュグリップを使うメリット・デメリット
メリット
魚には漏れなく鋭利な鰭が背、胸、腹、尾の全身に備わっています。
魚の意図しない動きにより、差し出した手に鰭が刺さったことがある人も少なくないでしょう。
中には鰭に毒を持つ魚もいます。
また、ぬめりがある魚もいるため、そんな魚に直接手をかけると、針を外す際に誤って手が滑って思わぬ怪我に繋がってしまう危険もあります。
そんな魚に直接触れることなく、ランディングすることを可能にしてくれるのがフィッシュグリップです。
デメリット
直接手にかけるハンドランディングや、網で掬うネットランディングと異なり、フィッシュグリップにはある程度の慣れを要します。
使い慣れていないと、口元に掛ける際にもたついてしまい、せっかく寄せた魚をバラしてしまう可能性があります。
その為、初めのうちはネットで確保した後、持ち上げる時にフィッシュグリップを使ってみることをおすすめします。
小型フィッシュグリップおすすめ8選
【Daiwa】
フィッシュグリップV 130K
大型魚に対しては多少分が悪いが、40cm程度までの魚に対しては、このサイズにして全く引けを取らない力強さ。
全長約130mmと非常にコンパクトな見た目とは異なり、一言で表すと『小さな巨人』と言う表現がぴったり。
【STUDIO OCEAN MARK】
OG2100Newbie
より多くのアングラーに「安全で確実な商品を使っていただきたい」をモットーに、従来モデルをコンパクトかつリーズナブルにリニューアル。
細かいところに同社の技術が余すことなく集結された、至高の一品。
【PROX】
フィッシュキャッチャーRレギュラー
持ち手部にラバー加工を施し、滑りにくく持ちやすい安心設計。
スパイラルコードに加え、カラビナまで標準装備されている為、価格もリーズナブルで持ち運びにも困らない一品。
【umibozu 】
フィッシュグリップ ピストル型
聞きなれない社名の方も多いかも知れませんが、関西を中心に釣具小物を展開しているメーカー。
オシャレなデザインとリーズナブルな価格で手に入るいわゆる『掘り出し物』です。
【オルルド釣具】
フィッシュキャッチャー 電子スケール付
いわゆるハイブリッドモデル。
フィッシュグリップと電子スケールが組み合わさり、魚を傷つける事なくランディングと計測までを一度に行える時短仕様。
同社の測量技術を活かし、フィッシュグリップに反映した品物。
【RAPALA】
フローティング フィッシュ グリッパー
一見なんの変哲もないフィッシュグリップも、他と一線を画す仕様なのが『プラスチック仕様』。
細かく面取りされたそのプラスチックは、魚に余計なストレスやダメージを与える事なくランディングを可能にした仕様。
【エスタボガタックル】
ボガグリップ15LB
フィッシュグリップと言えば『これ』をイメージする方も多いのではないでしょうか。
洗練されたそのフォルムは正に究極の完成形でもあると言えます。
非常に堅牢に作られている為、一生物と言う表現が相応しい。
【SHIMANO】
フィッシュグリップR
やはり国内釣具メーカーの先駆けとも言える技術力は、他の追従を許さないのか。
繊細なボディからは、とても想像も付かないようなパワフルな仕事をしてくれます。
それでいてガタツキもない精密さは正に芸術品。
まとめ
今回紹介した製品以外にも優れた名作は多々あります。
狙う対象魚、よく行く釣り場等で使い勝手の良し悪しは、大きく左右されてしまいます。
『紹介された物が良い』と言う固定概念にとらわれず、自身の経験に裏付けされた一品を見つけ出し、最高のフィッシングライフ手助けになれば大変嬉しく思います。
小型フィッシュグリップの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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