釣りといえば多くの方が思い浮かべるであろうとても身近なサビキ釣り。
食卓にも並ぶことの多いアジやイワシなどを手軽に狙うことができます。
サビキ釣りに使う餌といえばアミエビがメインです。
アミエビとはプランクトンで小さなエビのような見た目をしています。
オキアミと間違えられやすいですが、オキアミよりも小さくカゴ目からも出やすいサイズです。
実は釣果にこだわる釣り人は、サビキ釣りのアミエビにも集魚剤を混ぜるなどの工夫をしています。
集魚効果だけでなく様々なメリットのある集魚剤。
今回はサビキ釣りに最強なおすすめの集魚剤（撒き餌）をご紹介します。
- 元釣具屋店長
- 釣り歴16年
2020年まで大手釣具店で13年間勤務。 ソルトフィッシングがメインで釣り歴は16年程です。 職業柄、主要な釣りは一通り経験をしてきました。
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目次
集魚剤（撒き餌）とは
集魚剤とは主にオキアミやアミエビなどに混ぜ込む粉末餌のことです。
海釣りで使われれる撒き餌は、主にオキアミやアミエビなどのプランクトンを使用します。
撒き餌を使うことで魚を寄せたり、エサ取りをかわしたりすることができます。
柄杓で撒く場合、それだけではまとまりが無く遠投ができません。
そんな時に撒き餌をまとめるために混ぜるのが集魚剤です。
集魚剤にはまとまりを出す以外にも集魚効果や視認性を高めたり、ニゴリを出したりと様々な効果があります。
アジ等のサビキ釣りに集魚剤（撒き餌）を使うメリット・デメリット
メリット
サビキ釣りに集魚剤を使うメリットは大きく分けて3つあります。
1つは集魚効果です。
魚を寄せる様々な成分が配合された集魚剤は撒くことで魚を寄せてポイントを作ることができます。
アジやサバ、イワシなどの回遊魚は常に移動しているので数を釣るには足を止めて長くポイントにいさせることが重要です。
集魚剤を撒くことで魚をポイントに留めておくことができるでしょう。
2つ目は水分を吸ってまとめてくれる点です。
冷凍のアミエビは解凍をすると水分が出ます。
このアミエビのエキスたっぷりの水分を吸ってくれるので、アミエビの集魚効果を余すことなく使うことができます。
水分が多いアミエビはカゴに詰めて仕掛けを投入する際に飛び散ってしまいます。
隣の釣り人に迷惑をかけたりすることもあるので、水分を吸ってくれるのは大きなメリットでしょう。
3つ目はかさ増しができる点です。
集魚剤を混ぜることで少ないアミエビでも量を増やして使うことができます。
水分を吸った集魚剤がかさ増しとなりアミエビ自体の量を節約可能。
小さいブロックのアミエビなら自宅の冷凍庫でもストックできるかもしれません。
デメリット
集魚剤のデメリットは魚を寄せる力が強いことにあります。
一方ではメリットですが、エサ取りが多い場合には困りものです。
釣れても嬉しくない魚まで寄せてしまうので本命の前にエサ取りが鈴なりになってしまうことも。
エサ取りの活性が高いときは使用を控えめにしたほうがいいでしょう。
また、アミエビに加えてエサ代がかかってしまうのもデメリットといえるかもしれません。
ですがメリットを考えればさほど気にならないのではないでしょうか。
サビキ釣りに適した集魚剤（撒き餌）の選び方
集魚効果
集魚剤というからには集魚効果にはこだわりたいものです。
サビキ用の集魚剤には集魚効果を高めるアミエビエキスやエビエキスなどの成分が加えられています。
資格的にも魚を寄せるキラキラ成分などが入っているものもあり、様々な工夫を凝らしてあるので集魚剤の高いものを選びましょう。
素材
サビキ用の集魚剤は主にパン粉やオカラなどから作られています。
フカセ釣り、特に黒鯛などに使う集魚剤はサビキ釣りには適しません。
黒鯛の集魚剤には押し麦やコーン、牡蠣殻など荒いものが含まれているのでサビキカゴから出にくく目を詰まらせてしまいます。
サビキ用にはサビキ専用のものが使いやすくおすすめです。
サビキ釣り（アジ等）の集魚剤（撒き餌）おすすめ6選
【マルキュー】
アジパワー
アジパワーはサビキ用の集魚剤として大人気です。
釣りエサの最大手メーカー、マルキューから販売され長く人気を誇っています。
アミノ酸配合で集魚力をアップ。
さらに光る素材のキララを加え視覚的にも魚にアピールし、夜釣りにも活躍します。
コマセをまとめるのでサビキ釣りはもちろん、船釣りや磯釣りにも使えます。
【マルキュー】
アジジャンボ
同じくマルキューのアジジャンボはその名の通り1400gの大容量のジャンボタイプ。
大容量ですがチャック付きで、使わなかった分は保存も可能です。
オキアミエキスや魚粉などを配合し集魚力を高めています。
光を反射するキララ素材を配合し、視覚効果も高めて魚にアピール。
カゴ釣りやサビキ釣りはもちろん柄杓で撒いてもOKです。
【ダイワ】
アジジャック
ダイワから販売されている増量タイプの集魚剤です。
サビキ釣りやカゴ釣りなどに最適で、水中で拡散しニゴリで魚を寄せます。
イワシ素材を大量配合で水を加えると4倍に増量。
アミエビと混ぜても単品でも使用可能です。
アミエビと使えば余分な水分を吸ってくれて快適にサビキ釣りを楽しめます。
【マルキュー】
堤防まきえ
アミノ酸濃度を1.5倍に高めた濃縮オキアミとエビを配合し集魚効果を高めています。
完全配合餌なのでそのままで使用可能。
水分調整などいらず、とても手軽に使うことができます。
ぎゅっと握って仕掛けの近くに投げるもよし、カゴに詰めるもよし。
アジやイワシ、サバ、メジナなど様々な魚に効果的。
手軽に使える便利な集魚剤です。
【マルキュー】
サビキパワー
アミエビを大量配合した生タイプの集魚剤です。
そのまま使えてカゴに詰めるだけでアジやイワシなど様々な魚を寄せます。
光で寄せるキララ配合で強烈なアピールが可能。
500gで使いやすく持ち運びしやすいサイズなのも嬉しいポイントです。
【HAMAICHI】
パン粉アミ粉入り
加工した付けエサ用のオキアミなどで人気のHAMAICHIから発売されている集魚剤です。
パン粉に集魚効果の高いオキアミとアミエビの乾燥粉末を配合。
水分を加えると増量するのでアミエビの量を節約できます。
常温保存可能で買い置きしておいてもいつでも使用可能。
たっぷりのエサでしっかりとサビキ仕掛けに魚を寄せてくれます。
まとめ
サビキ釣りの集魚剤についてご紹介しました。
身近で手軽なサビキ釣りもエサにこだわることで、さらに釣果をのばすことができるかもしれません。
あれこれと工夫を凝らして釣りの準備をしているときも既に釣りの楽しみは始まっています。
万全の準備で美味しい魚を狙いましょう。
アジ等のサビキ釣りに最強な集魚剤の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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