カワハギロッドの調子はどれがいい?硬さで何が変わるのか?

船の小物釣りとして人気が高く、毎週のように通い詰めるアングラーも少なくないカワハギ釣り。

カワハギ釣りをしたことある方ならご存知でしょうが、専用ロッドには複数の調子が設定されています。

その調子が違うことで、ロッドにどのような差が生まれるか気になっている方が多いはず。

そこで今回は、カワハギロッドの調子について深く解説します。

調子による硬さの違いがどのような使用感の差につながるかも解説するので、ぜひご参考にしてください。

山下洋太
執筆者
  • 釣り歴18年
  • 年間釣行300日超え
  • 調理師資格あり

三浦半島、真鶴半島、伊豆半島の地磯がメインフィールド。ターゲットは主にロックフィッシュで、アカハタやオオモンハタ、メバルを狙っています。家の近くにも海があり、時間があまりない日は近所でシーバス釣りやチニング、アジングなどを楽しんでいます。また調理師資格を持っており、釣り魚を使った料理も得意です。

カワハギロッドの調子ってなに?

カワハギロッドの調子とは、竿の曲がり方を表した表記のこと。

7:3や8:2のように表記し、竿を10分割したときにどこから曲がりやすいかを表します。

例えば、6:4の場合には、竿の穂先側4割が曲がりやすいという意味です。

カワハギロッドの調子は9:1、8:2、7:3の3種類の中のいずれかの調子を採用していることがほとんど。

いずれも穂先のみが曲がりやすい先調子で、カワハギ釣りで重要になる操作性、感度が高いのが特徴です。

3種類でも少しずつ特徴が変わってくるため、使い分けると更なる釣果アップを目指せます。

カワハギロッドの調子の種類や使い分け

9:1は誘いやすさと手感度重視

超先調子の9:1は、誘いやすさと手感度を重視するアングラーにおすすめ。

竿の穂先側1割しか曲がらないため、仕掛けをより繊細に操作できます。

たたきのような動作を繰り返す場面においては、もっとも重宝する調子です。

また、穂先がアタリを吸収しにくいので、アングラーの手元にアタリをしっかりと伝えます。

そのアタリを捉えてから硬いベリーからバットでフッキングも決まりやすいのも特徴。

小さなアタリを確実に捉えたいときにも、9:1調子が大活躍するでしょう。

8:2はオールラウンドに対応

中間となる8:2調子は、誘い方や場面問わず使用できるオールラウンドな調子です。

細かな誘いからゼロテンションまで高次元に対応でき、持っておくとさまざまな場面で役立ちます。

初めてのカワハギロッドを購入するアングラーは、8:2調子から選べば間違いありません。

ただし、より細分化された釣りをこなすには、どっちつかずになりやすいのが弱点。

すべての釣り方を80〜90点くらいの使用感で汎用的に使えるものとして考えるのがいいでしょう。

7:3はゼロテンション向き

7:3調子は、穂先側3割がしなやかに曲がる調子で、張らず緩めずのラインテンションをキープするゼロテンション向き。

クッション性があり、船が揺れても張らず緩めずのテンションを保ちやすいのが特徴です。

また、アタリに対して追従するように穂先が曲がり、アタリを弾きにくい特徴もあります。

そのため、小さなアタリしか感じ取れない低活性時を攻略するにも7:3調子が大活躍します。

人気カワハギロッドおすすめ3選

【ダイワ】
カワハギ X MH-180

引用:Amazon

カワハギ専用のエントリーロッドで入門者必見

ダイワのエントリーモデルのカワハギ専用ロッドで、実売価格1万円台と低価格で購入できるおすすめの1本。

搭載しているグラスソリッドはしなやかで、アタリを弾きにくいのが特徴です。

細くても高い強度を有し、持ち重りを低減することで操作性を高めています。

MH-180は9:1調子ながらも穂先が適度にしなやかで、オールラウンドに対応できるモデル。

初めて購入するカワハギロッドとしても非常におすすめです。

【アルファタックル】
アルファソニック カワハギ 170MH

引用:Amazon

形状記憶チタン合金トップを搭載しているのが最大の特徴

形状記憶チタン合金トップのCTSを搭載し、高い感度を獲得したおすすめ1本。

チタンティップのロッドは高値に設定されていることがほとんどですが、本ロッドは実売価格2万円台と安めです。

170MHは小さなアタリと捉えられるだけでなく、繊細な操作にも対応できる調子で、1本でオールラウンドに対応可能。

マルチコントロールのサブネーム通り、どんなときでもアングラーの意のままに操れます。

【シマノ】
ステファーノ SS MH175-2

引用:Amazon

コスパに優れたシマノのミドルクラスロッド

シマノのミドルクラスのカワハギロッドで、中級者を中心に人気を集めるおすすめの1本。

シマノの技術が詰め込まれていながら、実売価格は2万円台とコスパに優れているところが選ばれる理由です。

ハイパワーXソリッドと呼ばれる、高感度のカーボンソリッドをカーボンテープで締め上げた穂先を搭載し、高感度を実現。

MH175-2は8:2調子を採用し、手感度にも、目感度にも優れたオールラウンドモデルです。

紹介アイテム一覧

カワハギロッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。

ダイワ
カワハギ X MH-180
アルファタックル
アルファソニック カワハギ 170MH
シマノ
ステファーノ SS MH175-2