釣った魚をおいしく食べるためには締め方も重要で、少し手間をかけて神経締めするのも近年主流になっています。
カワハギも神経締め(神経抜き)することでより身の鮮度を保ちやすく、味もよくなり、食べ方の幅も広がりますね。
神経締めワイヤーは魚に合わせて用意する必要がありますが、カワハギ用にはどのようなものがいいのでしょうか。
そこで今回はカワハギ用の神経締めワイヤーについて、選び方やおすすめ商品をご紹介します。
- 釣り歴15年
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北国生まれのアマチュア釣り師。前職では量販店で釣り具の販売、企画も担当。釣った魚を調理して食べるのも大好きで、美味しい魚のためならフィールド問わずアクティブに挑戦します。
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カワハギを神経締めワイヤーで締めるメリット
カワハギは血抜きによって締めることが多いですが、ひと手間加えて神経締めすることにもメリットが多いです。
具体的にどのようなメリットがあるのか確認し、適切に処理しましょう。
一瞬で締めることができる
カワハギは、エラを切って血を抜きつつ締めることが多いですが、この方法ではカワハギは活きたままになります。
神経締めの場合、いくつかの手法はありますが、いずれも心臓は活かしたまま一瞬で確実に締めることができます。
これによって締めによる仕上がりのバラツキが減らせますし、慣れれば作業の簡略化にもつながります。
身の劣化を抑える
血抜きと同時に締める場合、血抜きしている間もしばらく体は動くので、その間にも旨味を消費して、味を落としてしまいます。
神経締めであれば一瞬で肉体の活動を止められ、かつ心臓は動いているので血抜きをすることもできます。
身の本来の味や鮮度を重視したい食べ方の場合は、神経締めするメリットが大きいでしょう。
身を傷付けず締められる
血抜きして締める場合、または中骨を切って締める場合は、どうしても身を傷付けてしまいます。
神経締めにもいくつかの方法がありますが、脳天からワイヤーを入れる方法であれば、魚体にはほとんど傷つけることなく処理できます。
なるべく捌かずに調理したい料理はもちろん、人にあげるときもこの方が喜ばれそうですね。
カワハギ神経締めワイヤーの選び方
神経締めは繊細な作業なので、使用するワイヤーはどんなものでもいいわけでなく、魚に合わせて選ばなければいけません。
カワハギ用にはどういったものが適しているか、選び方のポイントを解説します。
ワイヤーの長さ
神経締めのワイヤーの長さは、適切に締められるか、そして作業のしやすさにも影響するので、締めたい魚に合わせて選びましょう。
魚体の全長よりも長ければ締めることはできますが、遊びが大きいとその分ワイヤーがたわんでしまい、作業しにくくなってしまいます。
基本的には対象になる魚の全長と長さが同程度のものを選ぶのがおすすめです。
カワハギの場合はそこまで大きい魚ではなく、良型でも30cm程度なので、刺し代が30cm程度のものがいいでしょう。
堤防から釣れるレギュラーサイズや、中骨を断ち、そこから差し込む場合はそれより短い20cm程度でも問題ありません。
ワイヤーの太さ
ワイヤーは中骨の中の脊髄に通す形になるため、それぞれの魚の骨格に合わせて太さも選ばなければ適切に作業できません。
カワハギはそこまで中骨が太い魚ではないため、比較的細いものがおすすめです。
具体的には0.8mm程度がおすすめで、主にアジやサバなどの小さい魚用として売られているものになります。
ただし、素材によってはワイヤーにハリがなく作業しにくいこともあるので、慣れるまでは1㎜程度の太さを使ってもいいでしょう。
携帯性
神経締めは基本的に釣ってすぐに行うのが最も効果的なので、神経締め用のワイヤーも釣り場に持っていくことになります。
曲がってしまうと使うときに都合が悪いので、無理なく収納しやすいものがいいでしょう。
大きなタックルボックスを持ち歩く場合、カワハギ用の30cm程度のものならそのまま入れられるものも多いです。
折れ曲がらないように収納するか、ケースが付属するものなら安心して持ち歩けますね。
もし荷物をコンパクトにまとめたい場合は、やや扱いに慣れが必要になりますが、カールさせて収納できるものもおすすめです。
カワハギ神経締めワイヤーおすすめ6選
上記したポイントを踏まえて、カワハギにおすすめの神経締めワイヤーをご紹介します。
収納のしやすさや価格などを踏まえて、使いやすいものを選んでくださいね。
【ベルモント】
形状記憶合金神経締メ Φ0.8mm×30cm
安価かつシンプルで、丸めることもできる、使い勝手のいい神経締めワイヤーです。
線形0.8㎜、長さ30cmとカワハギにジャストのサイズで、持ち手も樹脂でサビにも強く、釣り場での使用にもおすすめです。
ケースは付いていませんが、形状記憶合金を使用しているので、ワイヤー部分を丸めてコンパクトに持ち歩くこともできます。
【ナカジマ】
神経絞め具 No.2274 2S
価格もお手頃で、携帯性も重視されたストレートタイプの神経締めワイヤーです。
線形は1㎜、長さは30cmとカワハギを締めるのにちょうどいいサイズで、軟質の素材なので中骨の中を通しやすい柔軟性があります。
カラビナ付きケースなので携帯性も良好で、ロッドケースなどに取り付けて持ち歩くこともできるハイコスパなアイテムです。
【ナカジマ】
神経絞め具 PRO G S
スムーズな作業を可能にする、柔軟で滑らかなワイヤーを装備した神経締めワイヤーです。
線形1㎜で、長さ40cmと余裕があるので、カワハギはもちろん、カワハギより少し大きい魚を狙いたいときにも使用できます。
グリップも丸型で握りやすく、ワイヤー部分は丸めてコンパクトにして持ち歩くことも可能です。
【吉見製作所】
形状記憶合金神経絞め 鮮度たもつ君 0.8-40cm
ワイヤーの質にこだわり、長寿命で作業のしやすい神経締めワイヤーです。
線形は0.8㎜、長さ40cmで、ワイヤーの素材がチタンとニッケルの形状記憶合金で、ハリがあって作業しやすく、強度と耐久性にも長けています。
丸めて収納するタイプですが、ワイヤーに強度があるので、安心して持ち歩くことができます。
【ルミカ】
神経締めセット ショート(A20246)
神経締めワイヤーと、エア抜きニードルを一括で収納して持ち歩ける、便利なアイテムです。
線形は1mm、長さ22cmでとレギュラーサイズのカワハギには十分なサイズで、ワイヤーはサビに強いステンレス製を採用しています。
カワハギ釣りではエア抜きニードルを使うことも多く、堤防からの釣りで生かしバケツにキープする場合にも便利ですね。
【KEYSTONE】
神経絞め(2本入) 0.8mm-30cm
特殊加工を施したワイヤーを採用した、2本セットの神経締めワイヤーです。
線形は0.8mm、長さ30cmとカワハギにちょうどいいサイズで、2本セットなのでグループでの釣りにもおすすめです。
ワイヤーの先端は丸型加工されており刺しやすく、胴の部分は凹凸に加工してあるため、神経抜きの作業にも適しています。
まとめ
カワハギはとてもおいしい魚なので、鮮度を重視した神経締めの処理をするメリットが大きいです。
紹介したように手ごろな価格の神経締めワイヤーも多いので、ぜひ用意してひと手間加えてよりおいしくカワハギを味わってくださいね。
カワハギ神経締めワイヤーの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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