カワハギを狙っていると、手のひら以下のリリースサイズも針に掛かってしまいます。
しかし、水圧の変化によってお腹がパンパンに膨れている状態では、リリースしても生還率は高くありません。
そのため、エア抜きを行ってコンディションが戻ったのを確認してから、リリースしてあげるとよいでしょう。
ただし、間違った針の使い方をしてしまうと、内臓を傷付けてダメージ与えてしまいます。
そこで今回は、カワハギのエア抜きのやり方、おすすめの針をご紹介します。
- 釣り歴20年
- 釣り大会の出場経験あり
静岡県在住。 小学生のころ、父とサビキ釣りをきっかけに釣りに熱中するようになりました。 ルアー釣りがメインですが、餌での上物釣りや底物釣りまで幅広いジャンルを楽しんでいます。 魚は釣るのも食うのも大好きで釣りバカ人生まっしぐらです。 釣り方や魚への拘りが強く数釣りよりも理想の釣りを求めています。 現在の目標はイシダイ70㎝オーバーです。 離島まで足を運んでもなかなか出会えない王者の魅力に憑りつかれてしまいました。
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目次
カワハギをエア抜きする理由
リリースした時の生還率が高くなる
カワハギのお腹がパンパンに膨れているのは、肝の肥大ではなく水圧の変化により、浮袋の空気が膨張しているためです。
そのため、リリースサイズをそのまま海に返しても、お腹を上にして浮いている状態になってしまいます。
鳥に狙われやすいだけでなく、自力で泳ぐこともできないため、生還率は高くありません。
しかし、お腹に針を刺してエア抜きしてあげれば、お尻から腸が飛び出ている個体もコンディションが戻ります。
そのため、エア抜きをして30分ほどバケツで泳がせ、自力で泳げるようになってから海に返してください。
血抜きが上手くできる
血抜きは動脈を切断することで失血死させる方法ですので、絶命する直前まで元気でないと成功率が下がります。
元気に泳ぐほど、心臓の鼓動が早くなるため、動脈から血が抜けやすくなります。
しかし、お腹に空気が溜まった状態では、すぐに弱ってしまうため、完全に失血させることはできません。
そのため、残った血が臭みの原因となり、肝を生食したときに本来の美味しさを味わえなくなります。
肝パンのカワハギを選別できる
カワハギの肝は「海のフォアグラ」と呼ばれており、普段はエサ取り扱いしている釣り人もシーズンになると本命扱いします。
狙いは肝がパンパンに膨れた「肝パン」のカワハギですが、お腹に空気が溜まっていると見分けがつきません。
しかし、エア抜きすると、中の空気が抜けるため、肝パンのカワハギだけを選別できます。
知人におすそ分けしても、包丁を入れたら空気だけが出てきたという状態になりません。
カワハギのエア抜き方法
カワハギは胸鰭の後方から浮袋を刺すと絶命してしまうため、肛門よりもやや頭側の下腹部に針を刺します。
カワハギ特有の厚い皮膚に傷をつけるイメージで刺すと、内臓を傷付ける心配がありません。
エア抜きが成功すると、「シュー」という音を発し、お腹がしぼむ感覚が手に伝わります。
バケツに入れてひっくり返らず元気に泳ぎ出せば、エア抜きが成功したことになります。
カワハギのエア抜き針おすすめ3選
ACTIVE エア抜き針
全長 | - |
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注射針程度の大きさですので、タックルボックスの上段でも保管できるエア抜き針です。
針先が非常に鋭いため、分厚いカワハギの皮も少ない力で貫くことができます。
針先が丸くなったときには、フックシャープナーなどで研ぎなおすと復活します。
手頃な価格で販売されているため、使い捨て感覚で使用するのもよいでしょう。
- メリット
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- 価格が安い
- 針先が鋭く刺しやすい
- 小さいのでタックルボックスに入れても邪魔にならない
- デメリット
-
- 針に残った異物を取るのが面倒
- 小さいので紛失しやすい
アブガルシア ABU エアー抜き ピンオンリール付き 1505402
全長 | 210mm |
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針先4㎝ほどが削られており、皮が挟まりにくいため、大量のカワハギをスムーズにエア抜きすることができます。
針先の角度が絶妙に仕上げられており、鱗のある外道も斜め45°の角度で刺し込めば、簡単にエア抜きできます。
ピンオンリールとケースが付属しているため、胸から吊り下げておけば紛失する心配もありません。
リールサイズ | 30×15mm |
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針素材 | ステンレス |
ケース素材 | アルミ |
マルシン漁具 エアースティック 156
全長 | 220mm |
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持ちやすいグリップの天面に空気が通る穴が開いているため、ゴミが詰まっても簡単に吹き出せます。
ワッペンサイズの小さいカワハギが釣れたときには、針をグリップから外して使うとよいでしょう。
カラビナ付きのセーフティキャップが付属しているので、安全に携帯することができます。
針先が鋭いため、鱗の隙間に挿しやすく、カワハギ以外の魚にも使いやすいエア抜きです。
針長 | 90mm |
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針先外径 | 2.7mm |
針先内径 | 1.3mm |
まとめ
お腹が空気でパンパンに膨れたカワハギは、エア抜きを行い、少しバケツで泳がせてからリリースしてください。
このひと手間で生還率が大幅に上がり、エア抜きの跡が残っている大きなカワハギが掛かることも確認されています。
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