電動エビングはカンパチや青物などのパワーのある大物や根魚まで、幅広いターゲットを対象にすることができます。
共通することはエビング仕掛けをアクションさせているときにヒットする瞬間が多いことです。
鉛（ジグ）を付けて負荷をかけた状態から、ヒットした瞬間のパワーには圧倒されます。
しかし、主要メーカーからは電動エビングに対しての専用ロッドがあまり発売されていませんので、代用となるロッドの特徴やおすすめ機種をご紹介いたします。
電動エビングロッドとして使うロッドの特徴と選び方
スタイルで選ぶ
電動リールはベイトスタイルとなりますので、ガイドの大きさや間隔などから、ベイトリールが使えるタイプが望ましいです。
電動エビングでは手持ちスタイルや、置き竿タイプなどその時に応じてスタイルを変える事もできますので、リールシートからロッドエンドまでが長い物をおすすめします。
- 手持ちスタイルの時には、脇の下部へしっかりとホールドします。
- 置き竿の時には、ロッドキーパーのクランプ部がしっかり取り付けられます。
強さで選ぶ
ここで解説させて頂く強さとは「バット」部の強さです。
エビングは仕掛けにアクションを付けた時や止まった時など、いつヒットするか分かりませんが、バットの強さを必要とする瞬間は電動で巻き上げている時にヒットした瞬間です。
電動で巻き上げている時にもロッドには負荷がかかっていますが、そこへヒットした時の強さは強烈です。
ターゲットとのやり取りをしっかりできる強さを持った「バット」のロッドをおすすめします。
長さで選ぶ
電動エビングでは6～7ftでのロッドを使用しているアングラーを多く見かけます。
船上での取り回しがしやすく、トラブルも安易に回避できる6～7ft位の長さをおすすめします。
少しでも長ければ船上での少しのアクションでエビング仕掛けまでアクションが届きそうですが、あまり釣果には影響がないように思います。
それよりも使いやすい長さを選定することを、おすすめします。
電動エビングロッドおすすめ8選
【シマノ】
オシアEJ（B63-3）
シマノの電動ジギングロッド、ハイスペックタイプです。
10kgクラスの青物を引き上げてくるパワーや、食わした瞬間の引きにも十分耐える仕様はアングラーを優位に立たせてくれる仕上がりとなっています。
電動リールでの高速ジャークを可能にしましたので、あらゆる面で誘い方を変化させることができます。
全長：1.91m 自重：164g 適合ジグウェイト：MAX230g
【ダイワ】
Neostage DG（60B-4）
ダイワの電動ジギング専用ロッドです。
適度な張りをブランクに持たせることで、高速巻きだけでは無くリール速度を調整させながらジャーキングの変化にも対応します。
青物から根魚まで、電動エギングから電動ジギングまでと1本で楽しむことを可能としました。
全長：1.83m 自重：225g 適合ジグウェイト：160～350g
【ダイワ】
リーディングスリルゲーム（64M-195）
泳がせ釣りやコマセ釣りに多用されるロッドですが、しなやかな曲がりと粘り強いバットは電動エビングにも十分使用できるロッドです。
大物青物を引き上げる力は十分あります。
エサ釣り、電動エビングでの両用として1本あれば船上での交換が可能です。
全長：1.95m 自重：130g 錘負荷：20～80号
【ヤマガブランクス】
ギャラハド（624B）
完全ワンピース構造により、ブランクの特性を最大限発揮することで軽い力で効率よくアクションを可能にしました。
電動リールでの巻き上げ時も、スムーズなベントカーブでアングラーを有利に立たせてくれます。
電動ジギングはもちろん、エビングやジギングまで幅広く使用できます。
全長：1.905m 自重：199g 対応ルアー：～250g
【ピュアテック】
ゴクスペシャルエビング（195-125）
電動エビング専用としては数少ないアイテムの1本です。
グラスソリッドの総糸巻仕上げですが、独自技術により軽量化することでアングラーの負担を軽減します。
ヒットの瞬間にもしっかりと耐え、バラシの少ない仕上がりとなっています。
エンドグリップは脇に挟んでの手持ちスタイルにも対応した長さとなっています。
全長：1.94m 自重：427g 鉛負荷：125号
【ピュアテック】
無限ピュア船（180-100号）
泳がせ釣り対応のロッドですが、ゴクスぺが誇るパワーソリッドは電動エビングでも十分対応できる仕上がりとなっています。
大型の青物を引き上げるパワーは十分あり、電動エビングでのヒットの瞬間ややり取りには十分なパワーです。
電動エビング、泳がせ釣りの両用としておすすめします。
全長：1.82m 自重：362g 錘負荷：50～120号
【メジャークラフト】
ジャイアントキリング（GXJ-B63M/EJ）
メジャークラフトの電動ジギングモデルです。
電動リールでの巻き上げ時などに耐える、中弾性カーボンのブランクなどを使用しています。
電動リールが握りやすいグリップデザインや、ライン絡みを防ぐスパイラルセッティングなど、細部にまでこだわりが見られる仕様です。
全長：6.3ft ジグ：MAX150g
【メジャークラフト】
ジャイアントキリング（GK5-B60ML）
ジギングロッドとしての販売品ですが、バットの強さは電動エビングロッドとしての使用も十分できます。
手持ちスタイルに抜群の細身ブランクはスタイリッシュさを表現し、扱いやすさはアングラーにとって必要です。
ワンピッチジャークや素早いジャーク、ロングジャークまでものスタイルに対応します。
全長：6.0ft ジグ：80～180g
まとめ
電動エビングでは専用の物があまり販売されていませんので、代用されるケースが多くなります。
電動リールで巻き上げている時は、錘（ジグ）の負荷がかかる事やヒット時の強烈さを考慮したタックル選びをおすすめします。
今回解説しましたこちら
- スタイルで選ぶ
- 強さで選ぶ
- 長さで選ぶ
を参考にして頂ければ幸いです。
代用するという事は他のスタイルにも対応できるという事なので、「電動エビング」+「電動ジギング」などの切り替えも考慮し、タックルを持って行かれることをおすすめします。
電動エビングロッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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