夏~秋の釣りのひとつにディープクランクの釣りがあります。
そのディープクランクはタックルを選ぶため、なかなか上達しにくいテクニックだと感じます。
ですが、専用のタックルをそろえるだけでここまで快適にクランキングができるのか!と感動することでしょう。
今回はディープクランクのタックルの中で一番大事なロッド選びの方法やおすすめを紹介していきます。
また、別記事ではディープクランクのタックル選びについて解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
- バス釣り歴20年以上
- JB桧原湖所属(2020年)
- NBCチャプター等の大会参加
NBCチャプターやローカル大会にも数多く参加。2020年はJB桧原湖に所属。
新製品や人気製品をどこよりも安く販売中!
少量入荷のため売り切れ注意!
- クレジットカード決済
- Amazon Pay
- コンビニ払い
ディープクランクロッドとは
一般的に7.6ft前後の中弾性カーボンもしくはグラスコンポジットの竿を選ばれる方が多いと思います。
ディープクランクは投げて巻く釣りなので、遠投が効く竿で、遠くで何が起きているかが手に取るように分かるタックル選びが大事です。
また、長時間投げる釣りなので、軽さも大事な要素です。
ただ、物質的な軽さだけではなく、タックルバランスとしての軽さが大事です。
ただ軽いだけの竿だとルアーに負けたり無理が効かない場合も多いです。
ディープクランクに適したロッドを使うメリット・デメリット
メリット
一番のメリットは長時間投げれること。
遠投して巻いて小技を利かせれる。それは専用タックルでしかできないですし、専用タックルだと安心して釣りに集中できます。
そしてルアーも含めてタックルバランスの整ったタックルなら長時間投げて巻いていても疲れ方が全然違います。それこそ一日中投げ続けることもできるほど。
デメリット
デメリットはそれ以外の釣りで使いにくいこと。
バイブレーションの釣りやスイムジグの釣りも似たような釣り方なので、使えなくはないですが、前者であれば出来ればハイギアのリールの方が良いし、後者であれば張りのある竿が好ましいでしょう。
ワンタックル・ワンルアーとなってしまうことが最大のデメリットだと考えます。
ディープクランクロッドの選び方
一番重要なのは長さとバランスです。そしてシチュエーションと使い方(マテリアル)。
琵琶湖のウィードフラットの釣りならば8ft近いロングロッドで投げて巻きたいですが、関東のリザーバーなどのレンタルボートだと7ft前後の竿でやりたいのが正直なところ。
そしてもう一つ大事なのはリールとの重量バランス。
手に持った感じで、バランスの中心が手元に来るようなバランスにしておかないと、巻きが安定しないために巻いている時に手元が狂い、クランクが真っすぐに泳がないし、バイトなのかウィードに引っ掛かったのか判断できなくなります。
どんなときも軽い竿がベストではない、と言うことです。
低~中弾性カーボンロッドの場合
こっちから仕掛けていく時に選びたいブランクス。
グラスロッドより感度が良く、張りがあるので、小技が仕掛けやすいです。
ウィードの面を引いていてウィードにかかった時にほぐして外したり、竿をあおって飛ばしてリアクションを誘うにはこの手のカーボンロッドが適しています。
フルグラスロッドの場合
カーボンロッドに対してグラスロッドはそのしなりを活かしてバイトを弾かず絡み取ることができます。
ウィードにタッチさせずにひたすら巻いていく時はグラスロッド。
ひたすら投げて一定の速度で巻いてくる。そんな釣りが適しているときはフルグラスの竿の出番です。
ただし、重量があるため、長時間投げるにはリールとのバランスが大事です。
購入前には実際に自分のリールを付けてみることをオススメします。
グラスコンポジットロッドの場合
上記2つの良いところ取りなのがグラスコンポジット。
グラスロッドのしなやかさとカーボンロッドの反発性、そして軽さを融合しているため、現状ではベストなブランクスではないかと思います。
ただし、継ぎ目が明確な竿もあるので、使っていて気持ち悪いなと感じる竿があるのも事実。
そのあたりは経験で判断するか、使ってみないと何とも言えないと感じます。
そしてこのブランクスのメリットはディープクランク以外にも使えるという点。なぜなら、現状のラインナップでは7.6ft以上の竿がない(多くは6.8ft~7.3ftという印象)ため、リールやラインを変えれば別の釣りにも使いやすいのもメリットです。
琵琶湖などの自然湖の場合
先述しましたが、琵琶湖などの自然湖でディープクランクを巻く場合、多くがウィードフラットで遠投しての釣りになると思います。
そのため、とにかく遠投できるタックルバランスを優先することが多いです。
また、バスボートでの釣りが多くなるため、個人的にはグラスの竿とカーボンの竿で2タックル用意して臨機応変に対応できるようにしたいところ。
特に最近の琵琶湖のバスもセレクティブになっているため、アクションや竿を変えると連発!なんてこともしばしばあります。積めるだけ積みたいですね。
リザーバーなどのレンタルボートスタイルの場合
琵琶湖などの自然湖に対してレンタルボートだと積めるスペースが限られていたり、岸と近いところで釣るため、長さに制限がある(長すぎると使いにくい)場合も多くあります。
逆に言うと、グラスロッドまでしなやかな竿を使わずとも、ボートを流すことでバイトを弾かずに吸い込またりできます。
また、岸から近いことを利用して敢えて張りのある竿でリアクションを誘発しやすいのもメリットのひとつ。
そのため、6.8ft~7.0ft前後のグラスコンポジット、もしくは低~中弾性のカーボンの竿が扱いやすいと感じます。
ディープクランクロッドおすすめ10選
【ノリーズ】
ロードランナー ヴォイス ハードベイトスペシャル(HB760M)
言わずと知れたショットオーバー5の名竿。ウィードに当ててほぐして浮かせる。
これができるのは、適度な張りとしなやかさを融合している絶妙なバランスを持つこの竿だからこそです。
そしてノリが良いにも関わらず合わせの時にバットで止まってくれるので、スイミングジグなど巻き続ける釣りでも使える万能な竿。
ちなみに、レンタルボートで長さが不便に感じる場合はHB680Mが使いやすいです。
【レジットデザイン】
ワイルドサイド(WSC G70MH)
最近では珍しいフルグラスの竿です。
正直、カーボンの竿より重たいですが、ノリの良さはやはり特筆もの。
広大なグラスエリアでウィードに当てずに巻き続けるならこの竿を選びます。
春先のミドルレンジのクランキングやアフターのマグナムクランクにもベストマッチで、クランキングには欠かせないアイテムのひとつ。
【シマノ】
バンタム(173MH-G)
よく曲がってトルクのあるバンタムシリーズのグラスコンポジットの竿。
バンタムのカーボンシリーズを使っている方は曲がりのイメージがつきやすいと思います。
巻き物好きな伊豫部プロが監修しているので、もちろんディープクランクにベストマッチな竿に仕上がっています。
若干短めのレングスなので、バスボート・レンタルボート問わず使えますし、小技も効かせやすいです。
また、バットが硬めなのでスイムジグやチャターにも使える万能竿。まず1本持つならこの竿です。
【デプス】
サイドワインダー(HGC-77XR)
スイムジグや2oz前後のビッグベイトに使う方が多い印象ですが、ディープクランクにもベストマッチな竿です。
低~中弾性カーボンを主体にしているためノリも良く、長さもあるのでクランクの飛距離が出せる1本です。
次に紹介するエムブロ―と合わせてもっておきたいアイテム。
【デプス】
サイドワインダー(HGC-76HG)
サイドワインダーシリーズのグラスモデル、エムブロ―はディープクランク専用竿。
先ほどのボアコンがウィードをほぐしたり跳ねさせたりするのに使うなら、エムブロ―は巻き通してバイトを得る際に使いたい1本。
太めのコルクグリップなので感度が良いのはもちろん、自分の手の形に合わせて削ってあげると、自分の手の形でがっちりと固定して持てるので一日中投げても疲れ知らずです。
【デプス】
サイドワインダー(HGC-962HR/GP)
10XDをブッ飛ばして8m以深の漁礁のトップを攻めたい。ぜひそんな時に使ってほしい1本。
ごく狭い用途なので買うのに勇気が要りますが、それほど琵琶湖では必須のテクニックです。
去年の晩秋、その威力をまじまじと見せつけられた私。正直、出番は少ないですが買ってしまいました。
この釣りはまだ修行中ですが、これでないとできない釣りだなと思うので、釣りの幅が広がった感じがします。
【ダイワ】
ブラックレーベルLG(LG 741MHRB)
実釣性能の高いブラックレーベルの中でも中弾性カーボン特化モデルのLGシリーズ。
X45を全身にまとったブランクスはネジリに強く、まさに質実剛健。
手に持った時に若干バット付近が重たく感じますが、その分パワーはあるし、リールとのバランスで解決できるレベル。
フッキングに力の要るルアーにも使えるので、フィールドを選ばず持っていきたい竿のひとつ。
【ダイワ】
リベリオン(731MHFB-G)
リベリオンシリーズの武器はなんといってもその軽さ。
X45で補強してあるにも関わらず、シャープで軽い。これまで軽いロッドにあった不安感は全くありません。
グラスコンポジット特有の程よい強さはディープクランクだけでなく、デカ羽根、チャターやスピナべなどのシングルフックの巻き物にもベストマッチするので、おかっぱりでも重宝すること間違いなし。
【アブガルシア】
ファンタジスタ X-GLAIVE(FNC-76MH+)
琵琶湖で生まれたファンタジスタ、それがX-GLAIVEです。
初めて持った時はその軽さからくるバランスの良さが、本当に7.6ftあるの?と疑ったほど。
そしてその曲がりやトルク感も優秀なのに、この価格。竿としての完成度の高さに驚きました。
ブランクス自体は10tという超低弾性カーボンの竿なので、バイトを弾かない素直な竿に仕上がっています。
アブガルシア独自のブランクスのせいか、超低弾性の竿にも関わらず、適度な張りと感度もあるので、自信をもってオススメできる竿です。
【シマノ】
ゾディアス(170M-G)
こちらはコスパNo.1なグラスコンポジットロッドです。
この値段でも十分な性能。スペック上は1/4oz~とありますが、実際には3/8ozからが使いやすいウェイトで、ゆっくり投げれば1.5ozぐらいのルアーまでは対応可能だと感じます。
7.0ftというレングスなので、ボートの種類を選ばないのもポイントです。
ただ、若干バットが弱く、抵抗の大きなクランクだと竿が負けてしまうので、使える幅は狭いです。
まとめ
ディープクランク専用ロッドは各社から数多くの竿がラインナップされていることが分かります。
それだけ、専用ロッドの必要性があるルアーだということです。
この秋に向けてぜひタックルを揃えてビッグバスをゲットしてください。
ディープクランクロッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
さらに探したい方