竿選びは、キス釣りにおける重要な要素。
仕様スペック、操作性や遠投性能など、キス釣りに適した竿を使えば、釣果が飛躍的に伸びるからです。
しかし、ひと口にキス釣り竿といっても、その種類は多岐に渡るため、どんな竿を選べばいいのか迷ってしまうことも。
そこで、今回は『ダイワのおすすめキス釣り竿8選』をご紹介します。
ハイグレードモデルから1万円前後のエントリーモデルまで、幅広くピックアップしました。
選び方の解説やダイワの最新テクノロジーなども紹介しているので、キス釣り竿選びの参考にしてみて下さい。
- 釣り歴20年
- 大会出場経験あり
10代の頃に遠投キャスティングの魅力に取りつかれ、激流の関門海峡を相手に日々奮闘してきました。実釣での最高飛距離は、およそ240m。大手メーカー主催の遠投競技大会への出場経験もあります。これまで培ってきた知見を活かし、投げ釣りやキス釣りの魅力が伝道できれば幸いです。
ダイワとは？
1955年創業の、老舗釣具メーカーです。
DAIWAブランドを展開し、リールやロッドなどのタックル、アクセサリーやウェアなど、ジャンルを問わず多種多様な釣り用品を取り扱っています。
製造、開発を手掛ける製品は、いずれも高品質で信頼性が抜群。
投げ竿のラインナップも充実しており、競技用やキス釣り専用モデルなど、幅広いバリエーションがあります。
ダイワは、ビギナーからベテランまで多くの釣り人に愛用されている、国内トップブランドです。
ダイワのキス釣り竿に使われているテクノロジー
X45
カーボンロッドの剛性を上げ、ロッドの捻じれを抑える技術。
竿先や元竿など、必要とされる箇所に「X状（±45度）」の繊維を巻き付ける構造です。
ロッドの軽微な捻じれを排除し、操作性や安定性を格段に向上させています。
キス釣り用の投げ竿においては、キャスティングの際に発生するパワーロスを抑止。
ロッドの性能を最大限発揮し、超遠投を可能にした先端的テクノロジーです。
V-JOINT（V-ジョイント）
ロッドの性能を高めた、ダイワの独自技術。
継ぎ目部分に網目状のカーボンシートを巻き付けています。
ロッドの弱点ともいえる継ぎ目をカバーし、ロングロッドをワンピースロッドに近づけた構造です。
高い強度を保ちつつ、ロッドの柔軟性を向上。
継ぎ目がしなやかに曲がり、強い反発力と復原力を発揮します。
エントリーモデルからハイグレードモデルまで、多くのダイワのキス釣りロッドに搭載されているテクノロジーです。
AGS（エアガイドシステム）
ダイワが独自で研究を重ねて開発した、オリジナルのカーボンガイドです。
高性能なチタンガイドよりも軽量かつ高い剛性を誇ります。
既製ガイドとの比較検証により、振り抜きスピードと飛距離の向上が立証済み。
ロッドと一体化したような構造で、トップのブレ幅が少なく、安定した操作性を実現しています。
キス釣り竿における、究極のガイドといえるでしょう。
ダイワのキス釣り竿の選び方
継ぎのタイプで選ぶ
キス釣り竿には、2種類の継ぎタイプがあります。
ひとつは、全てのロッドを元竿に収める振り出しタイプ。
もうひとつは、3本のブランクスを繫げてワンピースのようにする、並継ぎタイプです。
振り出しタイプは、優れた操作性と、高い機動性があります。
使いやすさを重視したい人におすすめです。
並継ぎタイプは、強靭性が高く、遠投性能が抜群。
ダイワに限らず、ミドルグレード以上のロッドの多くは並継ぎタイプです。
本格的なキス釣りがしたい人は、並継ぎタイプを選びましょう。
仕様スペックで選ぶ
長さや号数など、投げ竿のバリエーションは豊富です。
それらの中でも、キス釣りに最適なスペックを把握して、ロッドを選ぶようにしましょう。
長さは、3.8m〜4.2m前後がおすすめです。
最も飛距離が出やすく、ハリスが長くても存分にフルキャストできます。
号数は、20号〜35号の幅でセレクトします。
釣り場の特徴や狙う飛距離など、シーンによって使うオモリ号数が異なりますが、上記の範囲であれば柔軟な対応が可能です。
モデルグレードで選ぶ
ダイワのキス釣り竿には、エントリーモデルやハイグレードモデルなど、幅広いグレードがあります。
モデルグレードが高いほど、多くの機能が搭載され、高性能です。
しかし、それと比例して扱いも難しくなり、技術によってはロッドの性能を活かせなくなる場合もあります。
キス釣りを快適にするためにも、自身のキス釣り経験値に適したモデル選びがおすすめです。
ダイワのキス釣り竿おすすめ8選
【ダイワ】
トーナメントキャスターAGS TYPE-T 33-400 ※並継ぎ
ダイワ最高峰のキス釣り竿。
キス釣りトーナメントに特化したモデルで、200mオーバーも狙える、超遠投専用ロッドです。
カーボンガイドの「AGS」、ロッドの剛性を上げる「X45」や「V-JOINT」、強い復元力を生む「ESS」など、キス釣りに必要な全ての機能を搭載しています。
特別仕様の全長4.0m、オモリ負荷号数は27号～35号と、振り抜き感は抜群。
ハイグレードモデルで高価なロッドですが、一般的なロッドよりも寿命が長いので、コスパも優れています。
圧倒的な飛距離を目指すキャスターのための、至高のロッドです。
【ダイワ】
スカイキャスター AGS 30号-405・V ※並継ぎ
ダイワ独自の設計で開発した、超遠投キス釣り竿。
分かれた3本のブランクスの長さを均等にせず、元竿を一番長くした「元竿節長設計」を採用。
ロングパッド構造により、オモリを飛ばす力とキャストスピードを飛躍的にアップさせています。
「AGS」や「X45」も搭載しているなど、並継ぎトップクラスの遠投性能を誇るロッドです。
全長4.05m、オモリ負荷号数は25号～35号。
並継ぎ竿のキャスティングに慣れたミドルからベテランキャスターにおすすめです。
【ダイワ】
パワーキャスト 27号-405 ※並継ぎ
本格的な並継ぎキャスティングロッド。
自重390gのライトウェイトタイプで、扱いやすく操作性が抜群です。
軽量なだけではなく、反発性の強い「高密度HVFカーボン素材」、ロッドを強化する「X45」や「V-JOINT」搭載など、パワーもかね揃えています。
全長4.05m、23号～30号のオモリ負荷号数は、中間から遠距離ポイントまで幅広く対応可能。
ビギナーにおすすめしたい本格キス釣り竿です。
【ダイワ】
プライムキャスター 25号-405･N ※並継ぎ
使い勝手が抜群のビギナーズモデル。
リーズナブルな並継ぎタイプですが、チタンフレームガイドや「HVF NANOPLUS」素材を採用しているなど、上位モデルに劣らない高性能ロッドです。
軽量で操作性に優れ、手返しが抜群。
全長4.05m、25号の標準オモリ負荷号数は、数釣りにぴったりなスペックです。
初心者キャスターや、はじめての並継ぎ竿にもおすすめですよ。
【ダイワ】
スカイサーフT 33号-405・K ※振出し
本格仕様の振出しモデル。
「超高密度SVFカーボン」素材を採用した、軽量ロッドです。
ロッドの捻じれを抑える「X45」と融合させることにより、強靭でパワフルなキャスティングを可能にしています。
バランスの良い4.05mに、オモリ負荷号数27号～35号のハイスペックタイプ。
遠投性能も抜群です。
シャープな振り抜き感で、キャスティングレベルを問わず、誰でも爽快なキス釣りが楽しめますよ。
【ダイワ】
エクストラサーフT 25号-425・K ※振出し
使い勝手が抜群のサーフロッド。
4.25mのロングロッドですが、振出しタイプであることで優れた機動性と携帯性を確保しています。
「ファインピッチガイドロック」、「遊動Kガイド」搭載で、ガイド抜けや回転を防止。
振出しロッドに起きがちなガイドトラブルを回避できます。
オモリ負荷号数20号～30号。
十分な剛性があるロッドなので、150mといった超遠投も可能でしょう。
キスの引き釣りや置き竿など、幅広い釣法に対応できるマルチロッドです。
【ダイワ】
プライムサーフ T 25号-405・W ※振出し
コスパ抜群のエントリーモデルです。
「高密度HVFカーボン」素材を使用したロッドで、高い剛性と柔軟性を誇ります。
強いコシと張りがあり、しなやかに曲がる胴で飛距離も十分。
リールをガッチリと固定する「前進機構付きステンレスリールシート」で、リールのぐらつきを防止。
リーズナブルでありながらも、理想的なハイパフォーマンスを発揮します。
キス釣り初心者でも、快適なキス釣りが楽しめますよ。
【ダイワ】
リバティクラブ サーフT 20号-390・K ※振出し
汎用性が高いマルチロッドです。
キャスティングロッドではありませんが、操作性と安定性が抜群で、キス釣り竿としても使えます。
3.9mと短めの長さで、自重は最軽量クラスの350g。
コンパクトに収納できる振出しタイプで、ポイント移動や持ち運びも楽々です。
機能性も高く、50m～80mほどの中間ポイントをしっかりとカバーリングできます。
堤防でのちょい投げや、ファミリーフィッシング用にぴったりなロッドです。
まとめ
今回は『ダイワのおすすめキス釣り竿8選』をご紹介しました。
キス釣り竿にも、豊富なバリエーションがありますね。
自身のキャスティング技術や経験値に照らし合わせると、選びやすくなりますよ。
愛用できる竿を選んで、キス釣りを堪能して下さいね。
ダイワのキス釣り竿の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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