近年のバスロッドはワンピースタイプはもちろん、2ピースやマルチピースのロッドも多くリリースされてきており、自分好みの一本を探し出せる選択肢が多くなってきています。
ワンピースとマルチピースの中間的な存在である2ピースロッドは、2ピースならではのメリットとデメリットが存在し、使用者も増えてきています。
今回は、そんな2ピースロッドの中でもハイエンドモデルと呼ばれるロッドに焦点を当てておすすめのモデルをご紹介します。
- バス釣り歴20年
- 年間釣行100日超え
中部地方出身のバス釣りアングラー。小学生から地元河川を中心に釣りを初め、バス釣りの面白さにどんどんのめり込んでいきました。今ではワクワクするような非日常を感じる事が出来るような釣りが大好きで、新規フィールドの開拓にもチャレンジしています。
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目次
- 1 2ピースのハイエンドなバスロッドを使うメリット・デメリット
- 2 2ピースのハイエンドなバスロッドを選ぶ際のポイント
- 3 2ピースのハイエンドなバスロッドおすすめ10選
- 3.1 【シマノ】ワールドシャウラ(1703R-2)
- 3.2 【シマノ】ワールドシャウラ(2701FF-2)
- 3.3 【シマノ】バンタム(163ML-2)
- 3.4 【シマノ】バンタム(1711MH+-SB/2)
- 3.5 【ダイワ】ハートランド AGS(832MSB-SV AGS21)
- 3.6 【ダイワ】ハートランド AGS(852ML+FS-SV AGS22)
- 3.7 【ダイワ】ハートランド(742HRB-SV12)
- 3.8 【エバーグリーン】ライトキャバルリー(CLCC-610M)
- 3.9 【エバーグリーン】ライトキャバルリー(CLCS-77MH)
- 3.10 【デプス】サイドワインダー グレートパフォーマー(HGC-962HR)
- 4 まとめ
2ピースのハイエンドなバスロッドを使うメリット・デメリット
メリット
持ち運びしやすい
1ピースロッドと2ピースロッドの大きな違いの一つとなるのが、持ち運びのし易さと、収納のし易さにあります。
1ピースのロッドは持ち運びの時に、ロッドが他の物と接触する可能性が多くありますが、2ピースロッドであれば、そのリスクを低減することが可能となります。
ロッドを車に積んで移動する場合においても、2ピースロッドはコンパクトに収納しておくことが出来るのもメリットの一つであると言えます。
パックロッドの様に持ち運ぶことはできませんが、1ピースロッドと2ピースロッドでは大きな差を感じることが出来るポイントです。
素材を変化させることが出来る
近年のハイエンド2ピースロッドやマルチピースロッドで感じることが出来るメリットの一つです。
ロッドが分割されているので、ピースごとに使用する素材を変化させることができ、1つのロッドで適材適所の素材を持ったロッドを作り上げることが可能です。
これによりロッドの感度上昇や強度upを行うことが出来るようになっています。
持ち運び面以外でも、ロッド性能を飛躍的に上昇させることが出来るメリットをもたらすことが可能です。
デメリット
仕舞寸法が中途半端
1ピースロッドよりも持ち運びが行いやすい2ピースロッドですが、収納面や持ち運びのし易さのみであれば、パックロッドの方が優秀と言えます。
2ピースロッドであっても機内への持ち込みや、その他の公共交通機関の利用は困難となるので、その恩恵を受けることが出来るのは、車や徒歩での移動が中心となります。
十分な車のサイズを持っていたり、1ピースロッドの持ち運びに不便さを感じていないアングラーは、2ピースロッドを分割することがなくなってしまうでしょう。
繋ぎ目がズレる可能性がある
2ピースロッドを使用する時に避けることが出来ないデメリットとして、繋ぎ目部分のズレがあります。
釣りの準備を行う時にしっかりと繋ぎ合わせた場合でも、繰り返しのキャスト等の影響で、気が付かない間に繋ぎ目がズレてしまう可能性があります。
繋ぎ目がズレた状態ではガイドが一直線になっていないため、本来のロッドパフォーマンスを発揮することが出来ず、余分な負荷が掛かり、最悪の場合、ロッド破損に繋がる場合もあります。
2ピースロッドを使用する時には、繋ぎ目部分のズレなども常に確認しておく必要があります。
繋ぎ目が固着する可能性がある
ロッドの繋ぎ目部分は、2ピースロッドの特徴であり、緻密な設計によって1ピースロッドと同じようにスムーズな曲がりが出せるようになっています。
非常に繊細な部分であり、気温の変化でカーボンが膨張したり、異物が入ってしまうことで、繋ぎ目が固着してしまう場合があります。
繋ぎ目部分が固着してしまった場合、無理に抜けなくなった部分を引き抜くとロッドの破損にも繋がってしまう可能性があります。
最も多い原因である熱膨張であれば、ロッドの繋ぎ目部分を冷やすことで、解消することが可能です。
種類が多くない
遠征を視野に入れるアングラーが増加し、ロッド技術が上昇したことで、多くの2ピースロッドがリリースされてきていますが、まだまだ、選択肢として多いとは言えません。
メーカーによっては同じ番手のロッドであっても1ピースモデルと、2ピースモデルの両方をリリースしている場合がありますが、まだまだ1ピースモデルが主流となっています。
好みのロッド番手を見つけた場合でも、2ピースロッドとして作り上げられていない場合があります。
2ピースのハイエンドなバスロッドを選ぶ際のポイント
2ピースの種類(ジョイント箇所)で選ぶ
2ピースロッドは、繋ぎ目の位置によって異なる呼び名があり、それぞれ異なる特徴を持っています。
最もオーソドックスなタイプとして知られているのが、センターカット2ピースです。
このモデルは、その名の通り、ロッドの中央で分割出来るタイプです。
分割のポイントがロッド中央部分となるため、バットパワーを維持しながら、ティップ部分のパワーをワンランク落とすことが出来、バランスの取れたロッドを作り上げることが出来るようになっています。
もう一つのタイプが近年のトレンドとなっているワン&ハーフモデルです。
ワン&ハーフモデルは、センターカットタイプよりもバット部分に近い位置で分割することが可能なモデルです。
バットに近い部分で分割するので、バット部分のみ径を太くし、強靭なバットパワーを与える他、超高弾性のカーボンをバットのみに使用して高い感度を実現することが出来るモデルです。
ロッドを分割している位置を把握すると、ロッドの特徴を把握しやすくなります。
仕舞寸法で選ぶ
1ピースロッドと比較して持ち運びや収納時の寸法を小さくすることが出来るのは、2ピースモデルのメリットです。
仕舞寸法はロッドのモデルによって異なりますが、可能な限りコンパクトなモデルを選びたい場合には、センターカット2ピースのモデルを選ぶことがおすすめです。
ワン&ハーフモデルのモデルは分割した時の寸法が、グリップ側のみ短く、ティップ側が長くなる特徴を持っていますので、センターカットモデルよりも持ち運びや収納面では劣ります。
2ピースモデルを選択する時には、繋ぎ部分と合わせて仕舞寸法も確認しておくことがおすすめです。
ロッドの特徴で選ぶ
2ピースロッドの使用が広がったことで、ロッドのラインナップも徐々に増えてきており、アングラーは自分好みのロッドを選ぶことが出来るようになってきています。
特にハイエンドロッドモデルは、メーカー側のロッドコンセプトが明確に定めれており、バーサタイルロッド以外にも釣り方に特化しているモデルも多く存在します。
ロッドレングス、パワー、テーパーなども考慮して、釣り方に最適なモデルを選びだすことがお勧めです。
2ピースのハイエンドなバスロッドおすすめ10選
【シマノ】
ワールドシャウラ(1703R-2)
シマノのハイエンドロッドとして、村田基プロの監修によって作り上げられたロッドです。
ルアーフィッシングの中でワン&ハーフ構造をいち早く取り入れて作り出されたモデルであり、バット部分に超高弾性のカーボンを使用し、ベリーやティップ部分には中弾性&低弾性カーボンが使用されています。
異なる弾性率のカーボンが適材適所で使用されていることに加えて、素直なレギュラーテーパーが採用されているので、MHクラスのスーパーバーサタイルロッドとして多くのアングラーから人気を得ています。
【シマノ】
ワールドシャウラ(2701FF-2)
あらゆるルアーへの汎用性が高いワールドシャウラの中でも、バスフィッシングに最適なスピニングロッドと評価されているモデルです。
エキストラファーストテーパーのティップは精細なテイストとなっていますが、ワン&ハーフによってバットパワーはミディアムクラスのパワーを持っています。
繊細なワーミングはもちろん、中型プラグも問題なく使用することが出来る懐の深さを持っており、このロッド1本でフィールドを周ることも可能とするロッドです。
抜群に汎用性の高いスピニングロッドとしておすすめです。
【シマノ】
バンタム(163ML-2)
シマノからリリースされているハイエンドバスロッドで、多くのコアアングラーから信頼されているバンタムシリーズの1本です。
163ML-2はバットとベリー部分の間に繋ぎ目を持つワン&ハーフ構造が採用されている2ピースロッドであり、バット径をUpさせることで大型のバスの突進にも対応できるモデルとなっています。
穂先部分はフレキシブルに動き、繊細なワーミングを可能としています。
小型ルアーのテクニカルアプローチでデカバスをフックセットした時にも安心したファイトが可能です。
【シマノ】
バンタム(1711MH+-SB/2)
ビッグバスにも負けない粘り強い特徴を持つ、バンタムシリーズを代表する1本です。
ワン&ハーフ構造が取り入れられているモデルであり、バット部分のパワーをMH+、ティップ部分をMHクラスで作り上げられているモデルです。
7フィート11インチの長いレングスと強靭なバットパワー&繊細なティップを持っているので、大遠投での繊細なスイムベイトアプローチを可能としているモデルです。
スイムベイト以外にもクランクベイト等の巻物ルアーに最適なロングロッドです。
【ダイワ】
ハートランド AGS(832MSB-SV AGS21)
ダイワのフラッグシップであり、村上晴彦プロの監修によって作り上げられたモデルです。
ダイワの先進ブランク技術が惜しみなく注ぎ込まれていることに加えて、超軽量なカーボンガイドが採用されていることが特徴です。
832MSB-SV AGS21は8フィート3インチの超ロングロッドでありながら、129gの異次元の軽さを実現しています。
ブランクには低レジンで作り上げられたSVFコンパイルXが採用されており、細くて筋肉質なロッドとなっています。
ロングディスタンスでライトリグを繊細に操作することが出来る、ベイトフィネス最高峰ロッドとなっています。
【ダイワ】
ハートランド AGS(852ML+FS-SV AGS22)
8フィート5インチと言う超ロングレングスを持っているスピニングロッドです。
ブランクを限りなく少ないレジンで作り上げるSVF COMPILE-Xが採用されており、チューブラーパワースリム構造が採用されているので、筋肉質でありながら、よどみなくベントすることが出来るロッドとなっています。
ロングレングスを活かした遠投性能はもちろん、使用した時の使い心地は、おかっぱりアングラーを中心に高い評価を得ているモデルです。
琵琶湖のようなビッグレイクをホームとするアングラーには特におすすめです。
【ダイワ】
ハートランド(742HRB-SV12)
世界屈指のビッグバスフィールドである琵琶湖の攻略に着眼して作り上げられたモデルです。
ビッグフィールドの攻略に欠かすことが出来ない大遠投を行いながら、且つ、ハイプレッシャーなフィールドでもバスに口を使わせる繊細なアプローチを行うことが出来る設計となっています。
ティップ側は径の細いチューブラーパワースリムが採用されていますが、バット側は径の太い持つマグナムテーパーが採用されています。
広大なハイプレッシャーフィールドの攻略に長けているロッドです。
【エバーグリーン】
ライトキャバルリー(CLCC-610M)
エバーグリーンからリリースされているライトキャルバリーは、エバーグリーンが本気でおかっぱりを楽しむアングラーを対象に作り上げられているモデルです。
CLCC-610Mはおかっぱりのスタンダードレングスと言われる6フィート10インチと癖のないレギュラーテーパーが採用されているモデルとなっています。
カバー周りの釣りはもちろん、巻物ルアーに幅広く対応することが出来るバサータイルロッドなので、おかっぱりの釣りには欠かすことが出来ないロッドとなっています。
【エバーグリーン】
ライトキャバルリー(CLCS-77MH)
ライトキャバルリーにラインナップされているモデルで、数少ないハイパワー&ロングレングスのスピニングロッドです。
このロッドはグリップ側には低レジンで非常に張りが強いカーボンを使用しながら、ティップ側にはシェイクが行いやすいように適度なダルさを持った通常レンジのブランクが使用されています。
ロングレングス&ハイパワーを活かして、琵琶湖などのビッグフィールドで遠投する釣りに最適となっています。
ビッグレイクであれば、このロッド1本でフィールドを周ることも出来る汎用性の高さも持っているモデルです。
【デプス】
サイドワインダー グレートパフォーマー(HGC-962HR)
デプスからリリースされているHGC-962HRは、バスロッドとしては異例の9フィート6インチの超ロングレングスが採用されているロッドです。
このロッドはパンチングやフリッピングを行うために作り上げられたロッドとなっています。
超ロングレングスのロッドであることを活かして、ヘビーカバーへのルアーを投入した時にはライン角度を大きく取ったアプローチが出来るようになり、カバー突破力はもちろん、ファイト時もバスをカバーから浮き上げやすくなります。
カバーフィッシング用のロッドですが、おかっぱり用での遠投用ロッドとしても人気なモデルです。
まとめ
1ピースロッドが主流となっていたバスロッドも、ロッド技術の進化と2ピースロッドのメリットによって、多くのアングラーが2ピースロッドを使用するようになってきています。
特にハイエンドモデルは2ピースの構造により飛躍的にロッド性能を高めたモデルが多く存在しているので、是非、今回ご紹介した内容を2ピースロッド選びの参考にしてみてくださいね。
2ピースのハイエンドなバスロッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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