バス釣りに使うベイトリールに巻くラインはフロロカーボンラインとナイロンラインがあります。
一般的にはフロロカーボンラインの使用が多いですが、ナイロンラインの良さを活かした使い方も多くあります。
今回はベイトリールでナイロンラインを使う際のポイントをお伝えします。
- バス釣り歴20年以上
- JB桧原湖所属(2020年)
- NBCチャプター等の大会参加
NBCチャプターやローカル大会にも数多く参加。2020年はJB桧原湖に所属。
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目次
- 1 ナイロンラインの特徴
- 2 ベイトリールでナイロンラインを使うメリット
- 3 ベイトリールでナイロンラインを使うデメリット
- 4 ベイトリールに適したナイロンラインの選び方
- 5 ベイトリール向けナイロンラインおすすめ10選
- 5.1 【サンライン】シューター・マシンガンキャスト
- 5.2 【サンライン】シューター・デファイアー(60072692)
- 5.3 【サンライン】シューター・デファイアー アルミーロ
- 5.4 【エバーグリーン】バスザイル フレックスハードHD
- 5.5 【東レ】ポリアミドプラス
- 5.6 【ラインシステム】ZALTS ALL BASSナイロン(L3014F)
- 5.7 【ラインシステム】ZALTS BASS HARD ナイロン(Z3014C)
- 5.8 【ラインシステム】ZALTS THE BLACK ナイロン
- 5.9 【サンヨーナイロン】APPLAUD GT-R ULTRA(013166)
- 5.10 【サンヨーナイロン】APPLAUD Z06
- 6 まとめ
ナイロンラインの特徴
ナイロンラインの特徴は簡単にお伝えすると、比重が軽く、伸びやすく、耐摩耗性が弱く劣化が早いという点です。
比重が軽く、伸びやすいので扱いやすく、ベイトリールで使用しても巻き癖が付きにくいのが特徴です。
また、安価なことが多いため、幅広いユーザーに使用されています。
これらのナイロンラインのメリットを活かす為に、主にトップウォーターや巻き物での使用が多いのも特徴です。
ただ、ナイロンラインにもメリットデメリットがあるので、下記の項目で詳しく見ていきましょう。
ベイトリールでナイロンラインを使うメリット
飛距離が出やすい
ベイトリールでナイロンラインを巻く最大のメリットはこれです。
詳しく書くと長くなりますが、フロロカーボンのラインに比べると比重が軽いため、ベイトリールのスプール重量が軽くできます。
この結果、スプールの慣性力を活かせるため、飛距離が出やすくなるという理論です。
遠投するなら必ずナイロンラインです。
フッキングが決まりやすい
意外と知られていないメリットがフッキングです。
フロロカーボンのラインに比べると伸びるので、ラインが伸ばされてフッキングが決まりにくいと感じる方も多くいると思いますが、大事なのはラインの角度です。
フロロカーボンと比べるとナイロンラインは比重が軽くて沈みにくいので、水中ではラインが立ちやすくなり、フッキング時に必要な角度をつけやすいためです。
太い号数でも巻き癖が付きにくい
ベイトリールで太いフロロカーボンラインを巻くとどうしてもゴワついてしまい、巻き癖が付きやすくなって結果的にバックラッシュが起きやすくなります。
ですが、しなやかで扱いやすいのが特徴のナイロンラインだと、太い号数のナイロンラインでも巻き癖が付きにくいです。
ベイトリールでナイロンラインを使うデメリット
根ズレに弱い
最大のデメリットが根ズレに弱い点です。
フロロカーボンのラインに比べるとどうしても根ズレに弱いです。
特に岩やコンクリート護岸などの人工物に弱く、バスの鋭い歯でも切れることがあります。
そのため、使用するシチュエーション次第では使い分けが必要になります。
劣化が早い
紫外線や水による劣化が早い点もナイロンラインのデメリットです。
感覚にはなりますが、2~3回の釣行に一度は巻き替えないと劣化を感じてしまうでしょう。
安価なラインも多くありますが、巻き替えるという手間を考えるとデメリットに感じる方も多いでしょう。
選択肢が少ない
個人的なデメリットは選択肢が少ない点。
どうしてもフロロカーボンのラインに比べると選択肢は少ないです。
各メーカーはフロロカーボンだと5種類も6種類も出していますが、ナイロンラインとなると1~2種類というメーカーも多くあります。
更に、フロロカーボンのように細かなラインナップはなく、12~20lbのラインしかないことも多くあるので、シチュエーションに合わせてのセッティングはしにくいです。
ベイトリールに適したナイロンラインの選び方
太さ
タックルセッティングやシチュエーションにもよりますが、ラインの選び方で太さは大事な要素です。
例えば2mを潜るクランクだとしても、ルアーを浮かせたいのか、潜らせたいのかによって12lbで使う場合と20lbで使う場合があります。
単純にルアーの大きさや釣りたいバスの大きさで決めるのではなく、シチュエーションや意図をもって決めていく必要があります。
伸び
ナイロンラインで特に大事な選び方がラインの伸び率です。
同じナイロンラインでもメーカーやブランドによって伸びやすい・伸びにくいという違いがあります。
例えばクランクベイトでは伸びやすいラインが適している場合が多いですが、バズベイトなどの場合は伸びにくいラインが適しています。
ナイロンラインの伸びやすい特性を理解して、太さと合わせてセッティングをしていきます。
用途
同じルアーでもナイロンラインで使う時とフロロカーボンラインで使う時とでは、アクションの出方やフッキング率が変わります。
例えば伸びにくいナイロンラインを使ってバズベイトをしっかり浮かせて使う、太いナイロンラインを使って葦撃ちをする、などです。
シチュエーションや用途を考えてセッティングをしていきましょう。
ベイトリール向けナイロンラインおすすめ10選
【サンライン】
シューター・マシンガンキャスト
一般ユーザーが最も使っているナイロンラインがこのマシンガンキャストでしょう。
この名前がついている通り、監修する並木プロの代名詞であるマシンガンキャストがしやすい扱いやすいラインです。
安価で300m巻きということもあり、購入しやすくなっています。
【サンライン】
シューター・デファイアー(60072692)
デファイヤーは巻き物専用と言っても良いほど、特化したナイロンラインです。
しなやかで伸びのあるナイロンラインの良さを伸ばしたことで、ロングキャスト性能が上がり、ラインの伸びがショートバイトを絡め取ります。
また、耐摩耗性も高いのでカバー際でのファイトも安心してできます。
【サンライン】
シューター・デファイアー アルミーロ
ナイロンラインの良さのひとつである伸びを減らしたのがデファイヤー・アルミーロです。
デファイヤーがファーストムービング専用ラインだとすると、アルミーロはまさにトップウォーター専用ライン。
従来のナイロンラインの欠点とも言えた伸びを失くしたことで得られる操作感と強さが売りのラインです。
【エバーグリーン】
バスザイル フレックスハードHD
ビッグバスを獲るために作られたバスザイルシリーズのナイロンラインがフレックスハードHDです。
しなやかかつ高強度・低伸度のナイロンラインで、ファーストムービングだけでなく、大型トップウォーターやビッグベイトにも最適。
25lbや30lbといった太い番手もあるので、ぜひビッグベイトで使用してみてください。
【東レ】
ポリアミドプラス
ポリアミドプラスは東レが作るラインの中でフロロ並みの感度を備えたナイロンラインです。
ファーストムービングルアーを使っている時の感度が良く、ルアーの振動を的確に伝えてくれます。
もちろん耐摩耗性も高く、劣化しにくい印象があり、4~25lbまでラインナップされているのも嬉しいところ。
【ラインシステム】
ZALTS ALL BASSナイロン(L3014F)
このラインの特徴はとにかくコスパが良いこと。
どうしても劣化が早いナイロンラインは巻き替え頻度も高くなりますが、このラインなら心配無用。
また、値段以上に品質も良く、メーカ公証で12lbラインで16lb並みの直線強力があります。
【ラインシステム】
ZALTS BASS HARD ナイロン(Z3014C)
このナイロンラインの特徴は劣化しにくいこと。
ナイロンラインは使うことで水を吸い、伸びやすく柔らかい使用感になりますが、このナイロンラインはそれが起こりにくいのが特徴。
フロロカーボンの使用感に近い状態を長く保てます。
【ラインシステム】
ZALTS THE BLACK ナイロン
THE BLACKのナイロンはまさに耐摩耗性に優れるナイロンラインです。
フロロもそうですが、シリコン系の樹脂が入っていることにより、ラインの滑り出しが良く、非常にしなやかな印象。
もともと直線強度が高いラインであるので、ナイロンラインの良さをより活かして使うことが可能です。
【サンヨーナイロン】
APPLAUD GT-R ULTRA(013166)
GT-R ULTRAの最大の特徴は耐摩耗性に尽きます。
正直、その辺のフロロカーボンラインのそれをはるかに凌ぐ耐摩耗性で、タフな使い方ができる信頼のラインです。
また、ナイロンラインのしなやかで扱いやすい特徴も活かしているので、ファーストムービングだけでなく、トップウォーターやビッグベイトまで扱えます。
【サンヨーナイロン】
APPLAUD Z06
上記GT-R ULTRAと同じく耐摩耗性に優れたナイロンラインですが、こちらは特に直線強度に優れたライン。
メーカー表記はいずれもlb数にαがついているように、同じlb数以上の強度があります。
耐摩耗性最強のGT-R ULTRAと引っ張り強度が最強のZ06で使い分けてください。
まとめ
伸びて劣化が早く、感度が悪いという印象の多かったナイロンライン。
現代のラインは進化しており、フロロカーボンのそれ以上の性能があるものも多くあります。
ぜひこれを機にナイロンラインの特性を活かして快適なバス釣りをしてください。
ベイトリール向けナイロンラインの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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