さまざまなルアーフィッシングで使用されているベイトリール。
ベイトリールにはギア比が設定されていて、そのギア比がリールの操作感に関わる重要な要素です。
そのなかでギア比が低いローギアのベイトリールを使用したいけど、メリットやデメリットについて知りたい人もいるはず。
そこで今回は、ローギアのベイトリールについて詳しく解説します。
ローギアとハイギヤの使い分けから、ローギアのおすすめモデルまで紹介するのでぜひご参考にしてください。
- 釣り歴18年
- 年間釣行300日超え
- 調理師資格あり
三浦半島、真鶴半島、伊豆半島の地磯がメインフィールド。ターゲットは主にロックフィッシュで、アカハタやオオモンハタ、メバルを狙っています。家の近くにも海があり、時間があまりない日は近所でシーバス釣りやチニング、アジングなどを楽しんでいます。また調理師資格を持っており、釣り魚を使った料理も得意です。
目次
ローギアのベイトリールとは？
ローギアのベイトリールとは、ギア比が低いベイトリールのことを指します。
まずベイトリールのギア比は、ハンドルを1回転したときにスプールが何回転するかを表記した数値になります。
例えば、ギア比が1：6.2と表記されているベイトリールはハンドル1回転で、スプールが6.2回転するという意味です。
一口にローギアといっても、メーカーやモデルによりギア比はさまざま。
ローギアと呼ばれるおおよその目安は基準となるのがギア比5前後になります。
近年ではギア比が高いベイトリールが多くなりましたが、ローギアも根強い人気があります。
ローギアには向き不向きがあるので、特徴を理解して使用するようにしましょう。
ベイトリールのローギアとハイギアの使い分け方は？
ローギアとハイギアを使い分けるには、ギア比による違いについて理解しておく必要があります。
ローギアとハイギアで大きく違うことは、ラインの巻き取り量とハンドルの回転の重さです。
ローギアのほうがハンドル1回転でラインを巻き取る量が少なく、ハンドルの回転が軽い特徴があります。
そのため、ルアーをスローに動かしたい釣りや巻き抵抗が大きなルアーを使用するときには、ローギアが最適です。
特にクランクベイトや鉄板バイブのような引き抵抗が大きいルアーを使用するときには、ローギアが大活躍します。
一方、ハイギアはルアーを速く動かしたいときや遠投する釣りで手返しをアップしたいときに最適です。
ローギアのベイトリールを使うメリット
巻き抵抗が大きいルアーを扱いやすい
ローギアのベイトリールを使用すると、クランクベイトや鉄板バイブのような引き抵抗が大きなルアーを楽に扱えます。
引き抵抗が大きなルアーをハイギアやエクストラハイギアで操作するとかなり疲れた経験がある人も多いはず。
そんな人にはローギアが最適で、一日を通して引き抵抗が強いルアーを使用しても疲れにくくなります。
パワーファイトがしやすい
巻き上げパワーがあるローギアを使用すると、大物がヒットしたときでもハンドルを軽い力で回せます。
ハイギアやエクストラハイギアを使用しているときに大物がヒットすると、ハンドルの回転が重たくなるのがデメリット。
一方、ローギアを使用すると、ハンドルが重たくなりすぎることがなく、安定したパワーファイトで魚をキャッチできます。
ルアーの動きを安定させやすい
ハンドル1回転あたりの巻き上げ長が短いローギアは、ただ巻きをしたときにルアーの動きを安定させやすいのもメリット。
ハンドルを巻く速度を安定させにくく、ただ巻きの安定感がいまいちと悩んでいる人はローギアが最適です。
ハンドルの速度が不安定でも、その影響をルアーに与えにくく、安定したただ巻きを演出しやすくなります。
ローギアのベイトリールを使うデメリット
巻き感度が低い
ローギアは巻き上げ力が高いため、ルアーに起こる変化がリールから伝わりにくいのがデメリットです。
魚からのアタリはもちろん、潮流の変化やルアーにゴミがかかる感覚を捉えにくくなります。
ローギアでも感度を追求したい人は、ハンドルを短くするカスタムもおすすめ。
ハンドルを短くすると、やや回転が重たくなりますが、巻き感度が向上します。
回収が遅い
ローギアのベイトリールを使用すると、ルアーを回収する速度が遅くなり、手返しが悪くなるのもデメリットです。
特に遠投をしてターゲットからの反応を探る釣りにおいては、ローギアでは手返しが悪いと感じることも。
そのため、ローギアのベイトリールは近距離戦や遠投しても足元まで探る釣りに使用するようにしましょう。
ローギアのベイトリールおすすめ10選
【ダイワ】
リョウガ 1016-CC
ダイワが販売する大人気の丸型リールで、巻き感度にこだわって作られたおすすめのモデルです。
ギア比は5.4に設定されていて、ハンドル1回転あたりに57センチ巻き上げられるスペックを有しています。
最大の魅力はなんといってもかっちりとした剛性感があることで、タフな使用にも耐えられる耐久性にも期待できます。
【ダイワ】
ジリオン SV TW 1000P
175gと軽量なベイトリールで、ギア比が5.5に設定されているローギアのおすすめ商品です。
バス釣りで人気が高いベイトリールで、キャスティング性能が高いのが魅力的。
特に遠投性能が高いのがおすすめポイントで、広範囲を探りたい釣りにも最適です。
それでいてバックラッシュも起こりにくく、扱いやすい特徴もあります。
【シマノ】
カルカッタコンクエスト 100
巻きにこだわって作られたベイトリールのカルカッタコンクエスト。
そのカルカッタコンクエストの100番サイズで、ギア比が5.6に設定されているのが本モデルです。
100番と小型サイズながらも剛性感があり、パワフルな巻き上げに対応できます。
またボディがコンパクトで丸型でもパーミングしやすいのも魅力的です。
【シマノ】
カルカッタコンクエスト 200
100番サイズでは糸巻き量が足りない人には、200番の本モデルがおすすめです。
200番はギア比が4.8と100番よりも低く、最大巻き上げ長57センチと100番よりも1センチ短いのが特徴的。
バス釣りだけでなく、シーバスやロックフィッシュなどをソルトシーンで狙うときにも使用したい人には200番が最適です。
パワーも十分にあり、海の大物を狙うのに役立ちます。
【シマノ】
カルカッタコンクエスト DC 200
カルカッタコンクエストにDCブレーキを搭載し、ギア比が4.8に設定されているベイトリールです。
DCブレーキはバックラッシュを起こしにくい魅力があるブレーキシステムで、ベイトリールでも楽にキャストできます。
そのため、ベイトリールでのキャストに不安がある人にはDCブレーキを搭載した本モデルがおすすめですよ。
【シマノ】
アンタレス DC
シマノ最高峰のベイトリールで、遠投性能の高さが最大の魅力となるおすすめの商品です。
ロープロのベイトリールながらもガタつきが少なく、巻き心地の良さも実現しています。
DCブレーキ搭載でトラブルレス性能が高く、遠投したいときでも安心して振り抜けます。
また剛性、耐久性が高いので、タフな環境下で使用したい人にも相性抜群です。
【シマノ】
バンタム MGL PG
バンタムシリーズの前作では、新型にはないローギアをラインナップ。
前作は2018年に販売が開始されたモデルで、剛性の高さで人気を博しました。
ラインナップにはギア比が5.5のモデルがあり、現在でも通販で販売しています。
旧型ということもあり、新型よりも低価格で購入できるので、在庫があるうちがチャンスですよ。
【アブガルシア】
REVO BEAST 40
アブガルシアが販売するビッグベイト向けのベイトリールで、ギア比が5.8に設定されたおすすめの商品です。
ナイロンライン30lbを100mも巻ける糸巻き量を有していて、重量級のビッグベイトも安心して操作できます。
大型のベイトリールながらも重量は270gと重た過ぎず、軽快に使用できるのもおすすめポイントです。
【アブガルシア】
レボ ウィンチ
アブガルシアが販売する中価格帯でバス釣り向けのベイトリールです。
特に相性が良いのがマグナムクランクを使用するときで、5.4のギア比も相まって、軽快に扱える魅力があります。
強靭なボディを採用していながらコンパクトに仕上がっていて、パーミング性も高いです。
またハンドル長も95mmと長く、よりハンドルを軽く回せます。
【アブガルシア】
レボ EXD-W
35mmのスプールを搭載し、遠投性能の高さが光るおすすめのベイトリールです。
ギア比は5.4に設定されていて、14lbのラインを100m巻ける糸巻き量を有しています。
90mmのカーボンハンドルは高性能なだけでなく、見た目にも楽しめるのも魅力的。
大きめのノブを採用していますが、EVA素材を使用しているため、軽量に仕上がっています。
まとめ
今回はローギアのベイトリールのおすすめ商品を紹介しました。
ローギアのベイトリールはパワーがあり、引き抵抗があるルアーを楽に扱えます。
また大物がヒットしても楽に巻き上げられるので、大物狙いにもローギアがおすすめですよ。
ローギアのベイトリールの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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