ベイトフィネスラインおすすめ12選!太さや巻く量の選び方も紹介!

ここ数年で一般的になってきたベイトフィネス。

個人的には沢村プロがTOP50の遠賀川で良い成績を出しまくっているのが本格的にベイトフィネスを導入したきっかけです。

いろいろ試してみましたが、私も沢村プロのようにネコリグがメインでベイトフィネスを使用しています。

主にカバー打ちをテンポよく打てるのがベイトフィネスのメリットかと考えているので、その視点で読んでいただければと思います。

ベイトフィネスのリールや竿のおすすめはたくさんあるのですが、ベイトフィネスで一番大事なのはラインだと思っています。

同じタックルの組み合わせでも、ラインが違えばタックルは化けます。

ラインを変えるといろんな使い方ができるようになったり、逆に尖ったタックルセッティングにもなります。

今回はその一番大事なラインに注目していきます!

しんじ
執筆者
  • バス釣り歴20年以上
  • JB桧原湖所属(2020年)
  • NBCチャプター等の大会参加

NBCチャプターやローカル大会にも数多く参加。2020年はJB桧原湖に所属。

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ベイトフィネスで使うラインの特徴

多くの場合でスピニングとベイトの間を取ったタックルがベイトフィネスとされています。

ベイトフィネスが出始めた時は5~8lbを使用してダウンショットやネコリグを使うのが主流だったと記憶しています。

ですが、最近ではムシ系ルアーをPEで投げたり、ナイロンラインでタイニークランクを投げたり。

さらにはパワーベイトフィネスなる技術も出てきて、より細分化されて洗練してきている印象です。

そのベイトフィネスで使うラインの特徴としてはラインの使い分けと巻く量です。

スピニングで使うようなルアーを投げる時はフロロの5~8lbを、より遠くに投げたりカバーで使う時はPEラインを使うこともあります。

個人的にはタイニークランクなどの小型プラグではナイロンラインを使うこともあります。

また、多くの場合で目一杯にラインを巻いてしまうとキャストフィールが悪くなります。

ラインを含めたスプールの総重量を軽くするために、30~50mほど(ワンキャスト分+α程度)を巻いて使います。

ベイトフィネスラインの太さ等の選び方

素材

フロロカーボンライン

ベイトフィネスのタックルだと多くの場合でフロロラインが選ばれると思います。

フロロラインの特徴としては一般的に比重が高く(=水中に沈む)、擦れに強いという表現が使われます。

後で紹介するナイロンラインと比べて巻き癖がつきにくく、硬めのラインが多いのが特徴です。

また、マーカー付きのラインがいくつか出ており、フォール中の当たりが取りやすかったりキャストの軌道が見やすくなるため、ベイトフィネスにもってこいだと感じています。

PEライン

PEラインはモノフィラメントのラインではなく撚り糸のことで、主に海釣りなどでよく使われます。

特徴としては比重が軽く(=水に浮く)て伸びないラインで、硬いモノの擦れに弱いが耐久性が高く糸ヨレしにくいという特徴があります。

また、同じ引っ張り強度でもフロロやナイロンのラインより細くできるため飛距離が出せます。

ここ数年ではスピニングタックルを用いてI字系ルアーで用いる場面が増えました。

また、5~10mというロングリーダーを用いたベイトタックルでの釣りにも用いられます。

最近では高比重のPEラインも出てきているので、リーダーとの組み合わせ次第では無限の可能性を秘めていると感じています。

ナイロンライン

トップウォーターでよく使われますが、その特徴は何と言っても水に浮く(=比重が軽い)こと。そして適度な伸びからくる扱いやすさです。

ただ、糸の癖が付きやすかったり、傷に弱く、水を吸うため耐久性が低いのも特徴として挙げられます。

トップウォーター以外の使い道だと、適度な伸びを利用したビッグベイトやカバーへの絡みにくさ(ラインが垂直気味になること)を利用したカバー打ちなどで使うこともあります。

また、カバークランキングではフロロラインに比べると糸が水に入りにくいので、ナイロンラインの方がカバーの回避力は高いと感じています。

太さ

使い方や投げるポイントによって前後するかと思いますが、ベイトフィネスで使われるラインの太さはフロロだと5~12lb、PEなら1.5~2.5号、ナイロンラインだと6~10lbが基準になってくるかと思います。

スピニングタックルと同様のルアーを投げると言っても、使うのはベイトタックル。

快適に使おうと思うとある程度の太さが欲しいのと、投げる場所は強引に寄せるパワーが必要なカバー際だったりするので、必然的にラインの強度は必要になります。

ちなみに私の場合はフロロの8lb、ナイロンの10lbがほとんどです。

長さ(糸巻き量)

一般的にラインの糸巻き量は少な目なのが特徴。

その理由はスプールの総重量を減らすため。

なぜかと言うと、スピニングリールとベイトリールの一番の違いは糸を出し入れする時にスプールが回るかどうかです。

すなわちキャスト時に慣性力(≒ブレーキ)がかかるため、できるだけスプールの総重量が軽い方がキャストフィールが良くなり、より遠くへ投げれます。

別売りのベイトフィネスのスプールがより軽く、糸巻き量が少なくなっているのはそのためです。

そのスプールの総重量で一番多くの重量を占めているのはライン。

特にフロロラインは比重が高いため、同じ長さを巻いてもナイロンと比べて自重も重くなります。

なので、ラインの糸巻き量を減らして、ワンキャスト分(30~50m)のみにすることが多いです。

ちなみに、上記の理由から、フロロラインを使う分だけ巻いて使う方の場合、フロロより軽いPEラインを下巻きにしてフロロを巻く方がキャストフィールは良くなります。

そしてベイトフィネスに限った話しではないですが、どんなタックルでも、ベイトリールでバックラッシュが多いな~と感じる方はぜひ糸巻き量を減らしてみてください!いつもより快適にキャストできますよ。

色(カラー)

ベイトタックルとは言え繊細に使うことが多いベイトフィネス。

今までは透明なラインがバスに見えなくて良いとされていましたが、近年ではマーカー付きのラインも増えてきました。

そのメリットの一つはボトムまでのフォール中の小さな当たりが見えること。

これはハイプレッシャー化している各地のフィールドで大きなアドバンテージとなります。

より明確にバイトを見て、感じられるマーカー付きのラインはぜひ一度お試しください。

もう一つはキャストしたルアーの軌道が見えること。

カバー打ちをする場合、木やロープなどのカバー越しに釣ることが多いと思います。

その際に、マーカー付きのラインだと、ルアーの回収やバスを乗り越えるルートをキャストの段階から考えて修正できます。

これは透明のラインより確実にやりやすいです。

ベイトフィネス対応フロロカーボンラインおすすめ4選

【JACKALL】
REDSPOOL BF Spec

ジャッカルと言えばルアーや竿のメーカーという印象もありますが、実はラインもあります。しかもどれも良いです。

最初に話した沢村プロがサポートを受けていない時からずっと使っていたのもREDSPOOL(現在ではラインのみサポートを受けています)。

ネコリグでのカバー打ちが主流の私としては個人的にほぼこれ一択です。

一般的なフロロよりも固めな素材を使用しているので、感度もさることながらカバーへの糸絡みがないのがお気に入りです。

他のフロロよりも擦れに強いイメージがあるのもポイントです。

【DAIWA】
フィネスブレイブZ

強いのにしなやかで扱いやすいモンスターブレイブシリーズのフィネスバージョン。

ベースのラインと同じ感触で使えるので、ベイトフィネスが初めてという方にもおすすめ。また、0.5lb刻みで奇数lbもあるのは嬉しいポイント。

そして6〜11lbは40mごとにマーキングシールが付いているのでベイトフィネスでの巻き替えが楽です。

【サンライン】
アザヤカ

バス釣り用のフロロラインで初めてのマーカー付きのラインだと記憶しています。

バス釣りには敬遠されがちなマーカー付きラインですが、その有効性は認知されている通りです。

サンラインが得意のしなやかで軟らか目のラインなので、打ち物ならベジテーション周り、主に巻き物で使いたいラインです。

【東レ】
エクスレッド typeNS スペシャルマーキングモデル

東レからの待望の色付きライン!サンラインのアザヤカと同じくマーカーが付いているフロロラインです。

アザヤカに比べて張りがある印象なので、硬いモノに当てて使うときはこちらを選択したいですね。

ちなみに、このラインは千葉県の亀山ダムをホームとされている方が監修したラインです。

その亀山ダムの水の色に合わせたマーキングカラーになっているので、特に亀山ダムで使うにはベストなラインだと言えます。

ベイトフィネス対応PEラインおすすめ4選

【よつあみ】
G-soul オードラゴンWX4F1

よつあみの高比重PEライン。比重が高いため、一般的なフロロラインと同じ感覚で使えるのがおすすめポイント。

細い番手も豊富でいろいろなシチュエーションで使えます。もちろん糸の性能はソルトでの実績が物語ってます。

5~10mのロングリーダーと合わせて普通のタックルで使うと遠投もできて感度も上がるのでおすすめです。

【バークレー】
スーパーファイアーライン ウルトラ8

硬めのPEなのでベイトリールへの相性は抜群。

抜けも良く、キャスト時のトラブルも少なかった印象です。

例えばこのPEの1.5~2号だと、軽めのフロッグ(野良ネズミマグナムなど)が快適に扱えます。

ラインのカラーも白なので、カバーの中で見やすいのもメリット大です。

結束強度も高い印象なので、フロッグや吊るしで使うスモラバなどの直結で使うルアーの場合はこれを選択されると良いかと思います。

【東レ】
ルアーPE

無難に使うならこれ!価格も抑えめでどこでも手に入るので、まずはこのラインから試してみると良いかと思います。

とにかくトータルバランスが整っている印象です。私はスピニングでもベイトでもこのラインの出番が多いです。

カラーはライトグレーに白のマーカーが付いているのでどんな水色でも見やすいのも特徴。

また、75m巻きでベイトリールに巻くと良い感じの巻き量になるため、巻き替えが楽なのもポイントだと思います。

【サンライン】
SIGLON PE×8

このPEラインの特徴は滑り出しの良さ。

表面のコーティングがなすスムーズなキャストフィールは特筆もの。

ガイド抜けが良いのはもちろん、糸鳴りが少ないのもメリットだと感じます。

10mごとに色の変わるマルチカラーと単色があります。

PE×8の他に4本組みのPE×8がありますが、8本組みの方がしなやかなので扱いやすい印象です。パワーフィネスにはPE×4でも良いかなと思います。

ちなみに、結束時の締め込みが甘いと抜けやすいので要注意です。

ベイトフィネス対応ナイロンラインおすすめ4選

【JACKALL】
レッドスプール パトレーター

使ったことのない方はぜひ!ナイロンラインってこんなに感度高かったっけ?と思うはずです。

低伸度設計のパトレーターはプラグはもちろん、ワームの釣りにも使えるほど。

ナイロンラインの特徴である水に沈まないという利点を使ってカバー打ちでも使ってみてください。

フォールスピードを抑えることもできるので、フォール中のバイトも取りやすいです。

意外とメリットが多いナイロンラインでのカバー打ち。ぜひこのラインでお試しください。

ただ、あまり売っていないのが弱点。

【東レ】
ソラローム®ポリアミドプラス

近年はあまり表に出てくる機会は少ないラインですが、東レの中でもロングセラーなナイロンラインです。

ナイロンラインであるにも関わらず、とにかく伸びが少ないので巻き物で使っていただきたいラインのひとつです。

ベイトフィネス用のラインではないですが、タイニークランクなどの巻き物に相性が良いと感じています。

150m巻きなので3回に分けて使ってます。

【サンライン】
シューター・マシンガンキャスト

ベイトフィネス用ではないですが、ぜひ使ってみてほしいラインのひとつです。

並木プロ監修でキャストのしやすさは特筆もの。

しなやかで伸びのあるラインはプラグとの相性抜群です。

ベイトフィネスのタックルで敢えて太目(12~14lb)のラインを使ってカバークランキングなども可能です。

【よつあみ】
ナスリー N-WAKER ナイロン

91mで1000円を切るコスパの高いライン(フロロもおすすめ)です。

私も学生時代からよく使っているシリーズで、ロングセラーなこの商品。

このラインはナイロンラインの弱点である吸水によるパフォーマンス低下を抑えている印象なので、長く使えて低伸度で根ずれに強いラインだと感じています。

まとめ

冒頭でも述べましたが、ベイトフィネスは本当にラインを使い分けることで化けます。

ネコリグだけでなく、PEを使えば小型フロッグや吊るしができたり、ナイロンラインを合わせればタイニークランクや小型ポッパーをテンポよく投げれたりします。

ラインを使い分けてベイトフィネスの幅を広げてください。一匹でも多くのバスと出会えますように!

紹介アイテム一覧

ベイトフィネスラインの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。

JACKALL
REDSPOOL BF Spec
DAIWA
フィネスブレイブZ
サンライン
アザヤカ
東レ
エクスレッド typeNS スペシャルマーキングモデル
よつあみ
G-soul オードラゴンWX4F1
バークレー
スーパーファイアーライン ウルトラ8
東レ
ルアーPE
サンライン
SIGLON PE×8
JACKALL
レッドスプール パトレーター
東レ
ソラローム®ポリアミドプラス
サンライン
シューター・マシンガンキャスト
よつあみ
ナスリー N-WAKER ナイロン