鮎釣りの中でも鮎の友釣りではオトり鮎は絶対必要なものです。
このオトリ鮎を元気なまま生かして保管するアイテムがオトリ缶です。
鮎を生かしておくオトリ缶はどんなオトリ缶がいいのか。
今回はオトリ缶の選び方と各メーカーから出ているオトリ缶をおすすめのものを含め、紹介したいと思います。
- 釣り歴55年
- 元釣具屋店員
- 釣具に累計2000万円程使用
釣りは5歳の時父親に大阪の猪名川にマブナ釣りに連れて行ってもらってから続けています。好きな釣りはヘラ鮒釣り、筏釣り、渓流釣り、鮎の友釣りです。道具は工夫や自作するのもまた釣りの楽しみ。釣りは自然相手の遊び、自然を大切にしながら楽しんでいきたいものですね。
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目次
オトリ缶の役割
鮎釣りでのオトリ缶の役割は主に3つです。
オトリ缶の役割
最初のオトリを生きたまま釣り場まで運搬する
掛かった鮎を生かしたまま保存しておく
掛かった鮎を次の釣り場まで生きたまま運搬する
その他、次の日も続けて釣りをする場合、オトリを翌日まで生かしておくことなどがあります。
オトリ缶の選び方
オトリ缶を選ぶ観点としてオトリ缶の容量、オトリ缶の形状、重量、そして機能があります。
容量
オトリ缶の大きさは、中に入る水の量(容量)であらわします。
オトリの数が2,3匹で、釣り場までがすぐ近くの場合は、空気を送ればオトリ缶の容量は10ℓもあれば間に合います。
しかし、釣り場まで何時間もかかる場合や翌日に釣りをするような場合には、容量の大きいオトリ缶の方が安心です。
鮎は新陳代謝が速いので水質の悪化が早いのです。
いくらエアーポンプで空気を送り込んでも水質の悪化で鮎が死んでしまいます。
また、釣った鮎をオトリ缶に入れて川に漬けて生かしておく場合はそれなりの大きさが必要です。
その場合の目安は鮎の匹数=容量と考えるといいと思います。
そう考えるとオトリ缶は大は小を兼ねると言えます。
しかし、あまりに大きくてもその中に水をいっぱいに入れると重たくて持ち運びが大変です。
オトリ缶そのものの重量が約3kgありますので容量20ℓのオトリ缶に水をいっぱい入れると総重量は25kgぐらいになります。
オトリだけを運ぶ場合は水の量を半分にするなど必要に応じて水の量を加減するのがいいです。
形状
持ち運びや車への車載の都合からオトリ缶は直方体になってるものが多いです。
けれど、オトリ缶の中の鮎はよく暴れてオトリ缶の角で頭や鼻を打って傷つくことがあるので角があまりない方が好ましいです。
重量オトリ缶は中に入れる水の量で重くなるのでオトリ缶そのものの重量は軽い方がいいですね。
機能
その他、各メーカーで使いやすく、鮎が傷まないように、いろいろな工夫がされています。
例えば、オトリ缶を川の中に漬けて置く時に載せる石が安定するように、缶の側面に工夫を施しているものがあります。
また、オトリ缶のふたを開けずに鮎を投入できるように、側面にも鮎の投入口を設けているものもあります。
また、たくさんの鮎を運搬する時のためにエアーポンプを2台装着できるようになっているものもあります。
自分の釣りスタイルから「おっ!これは便利だ」というものがあればそれも選ぶ際の基準となるでしょう。
鮎釣り用オトリ缶5選
【シマノ】
オトリ缶R(OC-012K)
シマノのオトリ缶Rは鮎を生かして保管するための工夫がいっぱい詰まっています。
本体は重量と中に入れた鮎の衝突によるダメージの軽減のためにPP樹脂となっています。
そして内面は鮎が泳ぎやすく傷みにくい大きなR形状、出っ張りの少ないフラッシュサーフェース形状を採用しています。
外側の側面は川に漬けたときに石を載せる部分は強度アップと石の滑り止め作用のあるリブデザインとなっています。
そして本体形状は浅瀬でも十分な水量を保持できるよう幅をスリムにし、長さを長くするスリム&ロングボディーです。
内蓋部は鮎の出し入れを考えて開き角度2段階となっています。
ロック部は、思わぬトラブルを防ぐセーフティーロック機構になっています。
上蓋は内部の水が漏れにくいワンアクションロックを採用しており開け閉めも簡単です。
そして何よりも重宝するのはこの上蓋部にエアーポンプが2個取り付けられるようになっていることです。
内容量は20ℓですが20匹を超える鮎を運ぶときも安心です。
このオトリ缶の中にはシマノ製の引舟なら収納が可能ですので道具の運搬もコンパクトにできます。
【ダイワ】
友カン(TS-1800/TS-2400・GX-1500/GX-2000)
ダイワの友カンは造りがしっかりしています。
そして川に横向けに漬けたときも上から鮎を投入できるよう、横にも鮎の投入口を設けてあるところが特徴です。
側面は、乗せた石が滑りにくいように石止めリブがついています。
内側の小蓋は、オトリ投入に便利な2段階開閉式です。
TSタイプは、上蓋の脱着が簡単なワンタッチロックになっています。
GXタイプには、楽々運べる容量1500の小型を、TSタイプには、大容量の2400が設けてあります。
それからダイワには、オトリ缶とは違いますが2,3匹のオトリを運ぶ時用の友バッカンミニ(A)という製品も発売されています。
その他のオトリ缶製品としては小容量ですがオーランド(大島製作所)から3タイプ出ています。
【オーランド】
鮎かん角(中)(ON-120)
オーランドの鮎かん角(中)には便利なグッズが付属しています。
川に漬けたときも流されにくいおもりセットがついています。
またオトリを中から出す時に便利な小タモ付きです。
オトリ缶本体にエアー吹き出し口がついており、本体にあるバルブにエアーホースを刺すだけでいいようになっています。
容量12ℓの小型で少量の鮎なら軽くて持ち運びに便利です。
【オーランド】
鮎かん平型 (ON-121)
こちらは同じ12ℓ容量ですが平型になっています。
こちらにも急流に流されにくいおもりセット、エアレーションバルブがついています。
また、便利なスケール付きです。
【オーランド】
おとりかん丸(中)(ON-64)
こちらは6.4ℓの小容量丸形のオトリ缶です。
こちらにも急流に流されにくいおもりセット、エアレーションバルブがついています。
2,3匹の少量のオトリを運ぶときには軽くて便利です。
まとめ
鮎の友釣りではオトリの元気さはとても重要な要素です。
これから暑くなると川の水温も高くなり、鮎を生かしておくのも難しくなってきます。
水温、水量、供給酸素量など細かい配慮をして囮を元気に生かし、楽しい友釣りをしてください。
鮎釣りのオトリ缶の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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