鮎友釣りは、近年進化が続いています。
メインとなるロッドや水中糸、針などと一緒にベストも時代と共に大きく変化しています。
かつては必要最小限の小物がが入ればいいベストだったものが、今ではタックルボックスの役割も兼ねて大きく進化しています。
更にはデザイン、カラー、素材などファッション要素も多く取り入れられています。
価格帯も大手メーカーの高額品から、激安メーカーのリーズナブル品まで多様で、更にはモデルチェンジが多い事もあり、型落ちの特価品も狙い目です。
そんな鮎友釣り用ベストを今回は取り上げ、自分の釣りスタイルに合うベストはどれなのかという疑問を解決し、自分らしい選択ができるよう解説していきたいと思います。
- 釣り歴49年
中学生の頃投げ釣りを始め、社会人になると磯釣りにハマり、その後アユ友釣り、そしてボートからのルアー釣りを始め、現在では夏から初秋はアユ、それ以外はボートでのルアー釣りを楽しんでいます。アユ釣りに関しては、釣った鮎の出荷もしており半漁師的になっています。今後は船からのルアー釣りを極めるのが目標です。
新製品や人気製品をどこよりも安く販売中!
少量入荷のため売り切れ注意!
- クレジットカード決済
- Amazon Pay
- コンビニ払い
目次
鮎ベストとは?必要性は?
鮎友釣り用ベストの特徴は、他の釣りベストに比べ、ポケットが多く水抜き穴が開いている事、通気性がいい事などがあげられます。
また背中の部分に、鮎釣り特有の魚券と呼ばれる鑑札証を入れるスペースがあります。
紹介分でも述べたように、タックルボックスの併用もしているためベストの中に仕掛けや小物類が全て収まります。
この理由は、鮎友釣りは”足で釣れ!”と言われるように、川のカミからシモ、場合によっては対岸へと足で稼ぐ釣りだからです。
その為、いちいち仕掛けを取りに行くという面倒なことはせず、釣りながらその場で仕掛けを替える、針を替えるという作業をするためです。
鮎ベストの選び方
種類
鮎ベストには大きく分けて、通常タイプとショート(ハーフ)タイプの2種類あります。
一般的には通常タイプで、中小河川から大河川までオールラウンドに使用できます。
ポケットも多く、収納量も申し分ありません。
立ちこんでの釣りには、抵抗が大きく、ポケットのジッパーの閉め忘れによる小物の流出が起るというデメリットがあります。
ショートタイプはハーフタイプとも呼ばれ、通常タイプより短く、ベストの下の部分がヘソより上になります。
その分ポケットの数も少ないですが、最低限のものは入ります。
荒瀬、急流、深いトロ場などでの立ちこみ釣りに有利で、胸まで立ちこんでも抵抗がかからず動きやすい利点があります。
またポケットのジッパーの閉め忘れによる、小物の流出の頻度も激減します。
価格帯も幅があり、高額品はゴアテックス素材が使われたり、ダイヤルを回すことで、体にフィットさせる機能が付いているものもあります。
収納量
通常タイプは、メインのポケットが4~6つあり、さらに随所に小さなポケットがあり、すべての小物が収納できます。
アイテムごとの収納も可能で、道具箱を持つ必要がありません。
最近はスマホを防水袋に入れて収納するため、ポケットが大型化しています。
ショート(ハーフ)タイプは、メインポケットが4つくらいが多く通常タイプの70%くらいの収納量です。
少ないと思われるかもしれませんが、これでも十分な収納です。
一つ一つのポケットが大きく作られていて、複数アイテムを一つのポケットに入れるという考え方です。
防風性や透湿性
鮎ベストの素材は、基本的に水分を吸収せず、乾燥しやすいものが使われています。大手メーカーの上級モデルには、防風性や透湿性、撥水性に優れた素材が使われ、その分価格も高額になります。
どのタイプの鮎ベストも背中部分はメッシュ素材が使われ、真夏でも通気性重視の構造です。
濡れても重くならない、すぐ乾くがコンセプトです。
機能性
各メーカーの上級モデルには、至れり尽くせりの機能が装備されています。
ダイヤルを回すことによって、中のワイヤー調整ができてベストが体にフィットするシステムがあります。
上流の渓流相の釣り場では、大きな岩や、生い茂る木などがあり、このタイプが活躍します。
背中のパネルを取り外すとメッシュ生地になり、通気性がよくなるタイプがあり、メーカーによって呼び方は違いますが、機能は同じです。
梅雨明け後の猛暑日などにもってこいです。
突然の雨降りに便利なフード付き機能もあります。
激しい雨になると、帽子の隙間から雨水が流れ出し、そんな時に便利なタイプです。
カラー
鮎ベストの基本カラーは白と黒です。
メーカーによっては赤、オレンジ、黄色、青など様々なカラーが出されています。
昔は、白以外は水中から見えるとか言われていましたが、今ではファッション性が優先され自分の好みで選べばいいでしょう。
また、タイツ、ウエアー、帽子とのコーディネイトで選ぶのもコツの一つです。
黒は熱を吸収しやすく暑くなり、一般的には白を選ぶ人が多いのが現実です。
メーカー
がまかつ
濡れても保水せず即乾性の強い素材を使っています。立ちこんでも重くならず常に軽い状態でいられます。
ポケット収納が大きいものの、小物が偏りしづらい裁断で、立ちこんでも水が入りづらく、水抜き穴もうまく機能します。
両引きスライダーが装備され、チャックの自動開き防止に役立ちます。
ショート(ハーフ)ベストもあり、選択肢の多いメーカーです。
サンライン
小物ケースサイズに合わせたポケットが装備されているのが特徴で、片手でも開け閉めしやすい構造です。
大きなポケットもあり、スマホやその他大きなものまで収納可能です。
背面パネルは取り外し可能で、メッシュ素材で暑さ対策になります。
ダイワ
上級モデルにはダイヤル調整機能、ポケットには記憶形状タイプと最新機能が装備されています。
ショート(ハーフ)タイプのみで、全てのバージョンで背面パネルは取り外し可能で、メッシュ素材で暑さ対策になります。
シマノ
上級モデルにはダイヤル調整機能が装備され、メインポケットは両引スラーダー装備です。
ショート(ハーフ)タイプもあり、全てのバージョンで背面パネルは取り外し可能で、メッシュ素材で暑さ対策になります。
下野(シモツケ)
独自のデザインやカラーで人気のベストです。
シモツケと言えば黒生地にオレンジ色ですが、オーソドックスなカラーの品ぞろえもあります。
最新型は背面パネルは取り外し可能で、メッシュ素材で暑さ対策になります。
価格帯
ダイワやシマノの上級モデルは、通常販売価格40000円前後かかりますが、鮎釣りを極めるなら高い買い物ではありません。
がまかつ、サンライン、下野は上級モデルが30000円台、通常モデルが20000円前後の価格です。
いずれにせよ、有名メーカーのベストは20000円前後~40000円以上かかりますが、高いと思っても使ってみるとそれだけの価値はあります。
激安特化の鮎ベストおすすめ3選
エクセル(X’SELL)鮎ベスト FP-5170
ネット通販で4800円前後という驚異の価格です。
ポケットの数や、容量などは一流メーカー並みで見た目の安さ感はありません。
背面パネルは取り外し可能で暑さ対策もバッチリです。入門者にはお勧めです。
浜田商会PROMARINE/プロマリン ストリームメッシュショートベスト
激安釣り具ブランド・プロマリンの鮎ベストです。
ネット通販で5060円で販売されています。
ポケットの数や容量は一流メーカー並で、メッシュ使用です。
素材はポリエステルのみで耐久性には問題がありますが、入門用にはもってこいです。
エクセルショートベスト
立ち込みように最適の激安ショート(ハーフ)タイプベストです。
ネット通販で4300円前後で販売されています。
ポケットの数や、機能等は一流メーカー並みで、背面パネルを取り外すとメッシュになります。