エリアトラウトでは、魚を釣る楽しみに加え、釣った新鮮な魚を味わえるのも魅力の一つです。
釣った魚をキープするには、スカリやビクと言ったものに入れるのがおすすめで、バケツなどと比べ鮮度が落ちにくいメリットがあります。
しかしスカリなどはエリアトラウト専用の道具ではないので、使用する場合は適したものを選ばなければいけません。
そこで今回は、エリアトラウトで使うのスカリやビクについて、選び方やおすすめ商品をご紹介します。
- 釣り歴15年
- 釣り具の販売経験あり
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北国生まれのアマチュア釣り師。前職では量販店で釣り具の販売、企画も担当。釣った魚を調理して食べるのも大好きで、美味しい魚のためならフィールド問わずアクティブに挑戦します。
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目次
エリアトラウト(管理釣り場)でスカリ・ビクは禁止?
エリアトラウトでは、各管理者によってハウスルールが決められており、そのルールのを守る必要があります。
持ち帰りできる管理釣り場においては、スカリやビクを禁止されていることは少ないです。
ただし一部で禁止している場所もあり、その場合は使用や持ち込みはできません。
理由としては、一時キープしたのちにリリースすると、魚が弱って死んでしまうリスクが多いという点が挙げられます。
スカリなどが禁止されている場合は、魚が傷んだり味が落ちないように、釣れたら手早く処理するようにしましょう。
なお、キャッチ&リリース限定の管理釣り場の場合も、釣った後は手早くリリースする必要があるので、スカリやビクの使用は禁止です。
エリアトラウトでスカリを使うメリット
管理釣り場で釣った魚をキープする場合、バケツも選択肢の一つに入るでしょう。
貸し出してくれる場合もありますし手軽ではありますが、バケツ内は水温が上がりやすく、酸欠になりやすいデメリットがあります。
高水温や酸欠で死んでしまうと味は落ちますし、長時間の釣りの場合にはバケツキープは適しません。
スカリに入れてポンドに浸けておけばそういった心配がないので、鮮度を保つことができます。
また、活かしてキープできることで、頻繁に締めて処理する必要がなく、時合を逃したり、時間が無駄にならないのもメリットです。
エリアトラウトでスカリを使うデメリット
鮮度を考えると必需品ともいえるスカリですが、使用する際は少し注意点もあります。
まず注意したいのが、スカリに入れる際に魚を落として逃がしやすいという点です。
キープ前提で扱った魚のリリースはあまり望ましくないですし、禁止されていなければフィッシュグリップなども使いながら、丁寧に投入しましょう。
もう一つが、スカリは足元に設置するため、ランディングするときに少々邪魔になるという点です。
注意しないとスカリに魚がぶつかってバレてしまったり、フックがネットに引っ掛かって面倒なことになりかねません。
こういったトラブルを回避するために、スカリは確実に固定し、少し長めのランディングネットがあると便利です。
エリアトラウトに適したスカリの選び方
スカリは海釣りなどでもよく使われるので、エリアトラウトに適さないものも少なくありません。
エリアトラウトで使用する前提で購入するのであれば、以下のようなポイントをチェックして購入しましょう。
サイズ・携帯性
エリアトラウトでスカリを使用する場合、まず重視したいのが携帯性です。
タックルボックスにロッド数本、ランディングネットまで持ち歩くと、かなり大荷物になってしまいますよね。
管理釣り場では、駐車場から受付、ポイント探しと移動も多いため、スカリを持ち歩く場合は、邪魔にならないサイズになるものがいいでしょう。
折りたたみできるタイプも多いので、柔軟なネットで作られた折りたたみできるものがおすすめです。
また、あまりに大きいものは持ち歩きにくいだけでなく、沈めた時に邪魔になることもあります。
このため、本体のサイズはその管理釣り場のアベレージサイズに合わせて、最低限のサイズがおすすめです。
投入口が手早く開閉できるもの
釣った魚を弱らせないためには、手早くフックを外してなるべく早くスカリに入れる必要があります。
この時に手間取らないよう、スカリの投入口は手間取らずに開閉できるものがおすすめです。
チャックで開閉するものが多いですが、開け閉めに時間がかかり、その間にも魚が弱ってしまうリスクがあります。
また、トラウトはジャンプ力も強いので、閉めるのに手間取るとその間に飛び出てしまうリスクもあるでしょう。
こういったトラブルを避けるために、紐で開閉できるものや、メインのフタのほかにベルクロなどで開閉できる投入口があると便利です。
角型と円型
スカリは大きく分けて丸形と角型の2種類があり、使い勝手が違います。
昔は、スカリと言えば筒状の大きなネットにフレームを付けた、円型のものが主流でした。
円型は投入口が紐でつぼめる形になっており、形状がフレキシブルで折りたたみしやすいなどのメリットがあります。
角型はメッシュ素材で作ったバッカンのような形状で、最近はライトゲームやエギングでよく使われています。
畳むのは少し大変になりますが、水から上げても形を保つので、魚を処理する際などに便利です。
また、比較的浅い場所でもネットの形を保ちやすいですし、コンパクトなものが多いのもメリットでしょう。
基本的には大きいのものが欲しい場合は丸形、それ以外であれば角型がおすすめです。
エリアトラウト用スカリおすすめ8選
製品 | がまかつ 活かしメッシュバッカン GM2543 | ワタチャンプ 折りたたみフローティングスカリ 40cm | タカ産業 コンパクトスカリ D.P-8 | タカ産業 CAST フローター用スカリ | マグバイト フローティングスカリ DX MBT06DX | 大阪漁具 パイレンホース巻スカリ 2段 36cm PG845 | タカ産業 メッシュ丸型スカリⅢ 66-網Ⅲ | プロマリン タコスカリDX AKG013 |
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価格 | 6,247円 | 3,999円 | 2,594円 | 4,007円 | 5,787円 | 1,985円 | 5,566円 | 670円 |
特徴 | 機能性抜群!独自設計の投入口でスムーズなキープを実現 | コスパ最高峰!スムーズなキープを実現するフローティングスカリ | コンパクトで機能的!管釣りでの愛用者も多いマストサイズ | 大物対応!幅広で大径の投入口がうれしい大型フロートスカリ | ランカー狙いにベスト!60UPもすっぽり入る角型スカリ | ベーシックな丸型スカリ!コスパよくスタンダードな使い勝手 | 細目メッシュの丸型スカリ!小物から大物までしっかりキープ | コスパ最高!意外と愛用者の多いシンプルな袋型スカリ |
サイズ | 40cm/45cm | 40x27x30cm | 33×22.5×24cm | 50×27.5cm | 35×64×30cm | 直径36cm | 40×50cm | 45×60cm |
素材 | EVA/PVC | EVA/ウレタン | PVC/ウレタン/EVA | PVCメッシュ | - | - | EVA | - |
詳細 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
がまかつ 活かしメッシュバッカン GM2543
サイズ | 40cm/45cm |
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素材 | EVA/PVC |
独自設計のフタが使い勝手抜群の、フロート内蔵型のスカリです。
フタには浮かせるための浮力体が入っていますが、セパレート構造になっており、大きく開くスリットから魚を投入できる構造になっています。
畳めばコンパクトになりますし、見た目もカッコよく、やや高価ではありますがその価値ありの商品でしょう。
40cm | 約D29×W40×H26cm |
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45cm | 約D33×W45×H30cm |
カラバリ | 2 |
ワタチャンプ 折りたたみフローティングスカリ 40cm
サイズ | 40x27x30cm |
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素材 | EVA/ウレタン |
ワタチャンプらしいコスパながら、細部までこだわった機能性が光るフローティングスカリです。
横長でアーチ型の投入口は大きい魚も入れやすく、チャック自体も大きいものが使われているので、開閉しやすくなっています。
幅は40cmですが底が深いので容量も大きく、数釣りしたい方にもおすすめです。
ロープ | 8m |
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重量 | 780g |
- メリット
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- 投入口がネットにフィットして入れやすい
- チャックが大きいので開けやすい
- 水中できれいに広がってくれるので安定感がいい
- デメリット
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- 縫製が甘い部分があった
タカ産業 コンパクトスカリ D.P-8
サイズ | 33×22.5×24cm |
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素材 | PVC/ウレタン/EVA |
一般的なエリアトラウトのレギュラーサイズにマッチする、幅33cmのコンパクトなスカリです。
フタに搭載されている投入口は渓流ビクにも使われているタイプで、ロックやチャックなく投入できる構造になっています。
機能性もよく価格も手ごろですし、エリアトラウト初心者の方の一つ目としてもおすすめです。
重量 | 540g |
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- メリット
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- サイズ感がちょうどいい
- 管釣りでテンポよく釣りができるようになった
- 投入口の使い勝手がいい
- デメリット
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- ロープが付属していない
- ロープ取り付け用の穴やDカンがあるとよかった
- 投入口のバネがサビやすい
タカ産業 CAST フローター用スカリ
サイズ | 50×27.5cm |
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素材 | PVCメッシュ |
せっかくなら大物をピックアップして持ち帰りたい方におすすめの、大き目で機能性も優れたスカリです。
元々フローターを使ったバスフィッシング用なので、幅50cmと余裕があり、投入口も大きく、大物も入れやすくなっています。
投入口はベルクロで開閉できるので、手早く開閉できるのもうれしいポイントです。
- メリット
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- 投入口が大きいのでランディングネットから直で入れられる
- レギュラーサイズなら10匹以上入る
- 60UPも入った
- デメリット
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- 長く使うとベルクロが弱くなる
マグバイト フローティングスカリ DX MBT06DX
サイズ | 35×64×30cm |
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素材 | - |
角型では最高レベルの大きさで、大物もしっかりキープできるフローティングスカリです。
幅は64cmと非常に大きく、大物だけでなく複数人でスカリを共有したい場合にも余裕があるでしょう。
2つ折りして収納できるので使用しないときは邪魔にならず、大物が釣れた時の備えとして用意しておくのにもおすすめです。
- メリット
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- 大物も元気にキープできた
- ネットもコーティングされていて水洗いできれいになる
- 畳めるので持ち歩きやすい
- デメリット
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- サイズ的に仕方ないが投入口があればよかった
- 水流があるとひっくり返りやすい
大阪漁具 パイレンホース巻スカリ 2段 36cm PG845
サイズ | 直径36cm |
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素材 | - |
古くから海釣りなどでのキープに活用される、ベーシックな丸型スカリです。
コンパクトですがアベレージサイズの魚なら十分キープでき、価格も安いので、コストを抑えたいときにおすすめです。
なお底オモリは付いていないので、別途用意して底面に取り付けたほうがバランスが取りやすくなり、扱いやすくなります。
タカ産業 メッシュ丸型スカリⅢ 66-網Ⅲ
サイズ | 40×50cm |
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素材 | EVA |
釣り用の水汲みバケツのようなスタイルを採用した、丸型スカリです。
他の丸型スカリよりもかなり目の細かいメッシュを採用しているので小物を逃すことなく、サイズも50cmなのである程度の大物にも対応します。
プールトラウトのように、すぐ足元に沈めて使用したい場合にちょうどいい商品の一つです。
プロマリン タコスカリDX AKG013
サイズ | 45×60cm |
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素材 | - |
タコなどを入れるためのシンプルな網目袋ですが、意外とエリアトラウトでも愛用者の多いアイテムです。
ただのネット状の袋ではありますが、最低限の用途は十分対応でき、なにより非常に安価なメリットがあります。
キープ前提ではないものの、たまに持ち帰るときのためにタックルボックスに入れておくような用途にもおすすめです。
まとめ
せっかく管理釣り場で釣った魚を食べるなら、鮮度を保っておいしく食べたいですが、スカリがあれば簡単にキープできます。
紹介したように様々なものがあるので、便利なスカリを用意して、おいしい魚を味わってくださいね。
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