エステルラインは硬くハリが強いため、ラインから伝わる情報量が多く、エリアトラウトで人気のラインです。
一方でデメリットも多く、通常のロッドでは良さが活かせないこともあったため、最近はエステル対応のロッドも増えています。
では具体的に、エステルに対応できるエリアトラウトロッドには、どのような特徴があるのでしょうか。
そこで今回は、エステル用のエリアトラウトロッドについて、選び方やおすすめの専用ロッドもご紹介します。
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北国生まれのアマチュア釣り師。前職では量販店で釣り具の販売、企画も担当。釣った魚を調理して食べるのも大好きで、美味しい魚のためならフィールド問わずアクティブに挑戦します。
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目次
- 1 エリアトラウトでエステルラインに合うロッドの選び方
- 2 エリアトラウトのエステルロッドおすすめ8選
- 2.1 【テイルウォーク】シルバーナ ラゴ(60Retrieve)
- 2.2 【ジャッカル】ティモン T-CONNECTION コンフィー(TCC-S60L-E)
- 2.3 【ロデオクラフト】フォーナイン マイスター イエローウルフ(61L-e)
- 2.4 【メジャークラフト】バンシー(BTSS-542UL)
- 2.5 【ジャッカル】ティモン T-CONNECTION AREA(TCA-S61L+E)
- 2.6 【テイルウォーク】シルバーナ 瀧 TZ(62-LIMITED)
- 2.7 【バリバス】グラファイトワークス エリアドライブ TS(ARD-62T-DTS)
- 2.8 【ノリーズ】トラウトプログラム エスクローザー(ec62m)
エリアトラウトでエステルラインに合うロッドの選び方
エステルラインは、その特性からロッドの設計がマッチしたものでないとメリットを活かしきれません。
では具体的にエルテルラインに合うロッドはどのようなスペックなのか、そのポイントを解説します。
ラインの抜けがいいガイド設計
エステルラインは、フロロカーボンにもましてラインが硬いのでハリが強く、それが感度に繋がっています。
しかしその分巻きグセが強く付いてしまい、ガイドを抜ける際に強い抵抗となり、飛距離が出しにくいデメリットもあります。
このため、ロッドのガイドセッティングでなるべく抵抗を抑え、巻きグセが悪さをしないようにすることが必要です。
アプローチは様々ですが、例えばガイドの径を大きくすることで、ラインがガイドに強くぶつかるのを避けられます。
逆に、ガイドの径をやや落として、一つ目のガイドでラインの暴れを制御するなども一つの方法です。
この点に関しては、極端に小径ガイドを使用していなければそこまで気にしなくてもいいでしょう。
またガイドの高さも重要で、スプールから放出されたラインとガイドの位置のギャップを抑えることでも抵抗が少なくなります。
なお、ガイドの高さに関しては、使用するリールの番手を落とすことでも調整可能です。
ティップがよく食い込むロッド
エステルラインは伸びが少なく、それがルアーの操作性や感度向上に寄与しています。
一方で、伸びが少ないということはアタリを弾きやすく、ショートバイトが乗せにくいデメリットもあります。
XULやSULであればそこまで問題になりませんが、LやMLにもなるとそのデメリットが顕著になるでしょう。
このため、ティップが柔軟で食い込みがいいロッドがエステルラインと相性がいいです。
この点に関しては選びやすく、ソリッドティップを採用しているモデルなら食い込みがいいのでおすすめです。
ただし柔らかいだけのロッドもエステルラインのメリットを活かせないので、ある程度のハリは必要になります。
ティップはよく食い込む一方で、バット~ベリーはある程度ハリがあるものであれば、その特性を両立しやすいでしょう。
エステル専用ロッドがおすすめ
上記したような点を満たせばエステルラインを快適に使いやすいですが、一目でそのロッドの特性を見極めるのは難しいでしょう。
エステルラインは現在ではエリアトラウトで使うのが珍しくなくなったため、エステル用に設計されたロッドも登場しています。
特に、エリアトラウト専門メーカーや専門ブランドの多くが、エステル専用ロッドを展開しています。
エステルラインを使用するトーナメンターが設計に携わったものが多く、より実践的なモデルが多いです。
スペック表記も緻密なので、使用するラインの太さや対象となるルアーも明確にわかります。
条件を満たせば専用でなくてもエステルラインを使用できますが、よりメリットを活かすなら専用モデルも検討してみましょう。
エリアトラウトのエステルロッドおすすめ8選
上記したポイントを踏まえて、エステル対応のエリアトラウトロッドをご紹介します。
対応するメソッドなどは違うので、どのように使用したいかイメージしながら、エステルラインに合うロッドを選んでくださいね。
【テイルウォーク】
シルバーナ ラゴ(60Retrieve)
エステルでスプーニング!基本メソッドに焦点を当てたモデル
エリアトラウトの基本メソッド、スプーンを使ったリトリーブでの釣りのために作られた、エステルライン対応ロッドです。
軽量で適度なハリがあるブランクスは、リトリーブ中に余計な刺激を受けずに扱うことができます。
またスモールクランクなども使用可能なので、ベースモデルとして使っても不足がないでしょう。
コスパも優れているので、お試しでエステルラインを使用してみたいエリアアングラーにもおすすめです。
【ジャッカル】
ティモン T-CONNECTION コンフィー(TCC-S60L-E)
エステルでエリアデビュー!人気の入門機からエステルロッドが登場
価格を抑えながらも、本格的なエリアトラウトに対応できる人気のエントリーモデルから、エステル対応ラインナップが登場しました。
エステルラインの感度を損なわないハリのあるベリーに、食い込みのいい柔軟なティップを組み合わせています。
クセのない設計なので対応できるルアーも幅広く、1gのスプーンから小型のプラグまで幅広くこの1本で対応できます。
エリアトラウト初心者の方が、まずエステルラインで始めてみたいという場合にもおすすめの1本です。
【ロデオクラフト】
フォーナイン マイスター イエローウルフ(61L-e)
言わずと知れた名作ロッド!攻めのスプーニングにおすすめ
エリアトラウトロッドの名作シリーズ、フォーナインのエステル対応モデルです。
パワーはLなので基本的には遠投を得意として、重めのスプーンを使ったスプーニングなどに最適です。
また、ボトムバイブレーションなども可能なので、エステルラインの特性を活かして見えないアタリも拾いやすいでしょう。
マイクロスプーンを使うベースモデルに追加して、攻める釣りへの選択肢を手にしたい方におすすめのモデルです。
【メジャークラフト】
バンシー(BTSS-542UL)
エステルライン対応の新たなエリアトラウトロッドシリーズ
近年トラウトフィッシングに力を入れているメジャークラフトが、新たに設計したトーナメント仕様のエリアトラウトロッドです。
スペック表にある通り、PEラインもしくはエステルラインでの使用を前提としており、トーナメントシーンへの対応力を高めています。
BTSS-542ULは1g以下のマイクロスプーン用として設計されており、幅広いレンジのスプーニングを可能にしています。
メジャークラフトらしいコスパも光るので、このシリーズでタックル一式をそろえるのもおすすめです。
【ジャッカル】
ティモン T-CONNECTION AREA(TCA-S61L+E)
操って掛ける!アップテンポの釣りにも対応しやすいLクラスロッド
幅広いルアーに対応し、サーチする段階から使用できる、操作性も抜群のLクラスエリアトラウトロッドです。
抜けのいいガイドセッティングでマイクロスプーンも対応しやすく、かつボトムを探るルアーにも対応できる操作性も両立しています。
当然エステルラインとの相性も考えて設計されており、ただ硬いだけのロッドとは一線を画します。
もちろんトルクの強い魚にも負けないパワーがあり、初めての管理釣り場でも頼れる一本に仕上がっています。
【テイルウォーク】
シルバーナ 瀧 TZ(62-LIMITED)
これぞレーシングコンセプト!パワーを強めたオールラウンドモデル
トーナメンターの瀧澤真一氏の理想を体現した、レーシングコンセプトのエリアトラウトロッドです。
繊細な釣りを邪魔しない軽量化と、掛けていけるハリ、掛けたら逃がさない弾性で、確実に捕るロッドに仕上がっています。
62-LIMITEDは、エステルラインの感度を活かしながら、活発でトルクフルな放流魚も余裕でキャッチできるパワーを両立しています。
様々なルアーを使いこなし、一匹を釣る楽しさも感じられる、基本の一本に使えるモデルです。
【バリバス】
グラファイトワークス エリアドライブ TS(ARD-62T-DTS)
突き詰めた掛けのロッド!感度を活かして攻めていく釣りにおすすめ
トーナメントスペックの名に恥じない、攻めの一辺倒を磨き上げた超高感度なエリアトラウトロッドです。
一切の無駄を排除してシャープさを活かし、ラインから伝わるわずかな情報も逃さず使い手まで届ける設計になっています。
それでいて柔軟性と粘りも両立しているので、エステルラインの特性を十分に生かして釣ることができます。
まさに競技用として仕上げられた一本で、一匹でも多くキャッチしたいアングラーにおすすめです。
【ノリーズ】
トラウトプログラム エスクローザー(ec62m)
エステルでロングキャスト!遠投で広く探るためのエステルロッド
エステルラインの優位性にいち早く着目し、エステルのデメリットを排する設計を確立し、攻められるロッドに仕上げたシリーズです。
エステルラインは遠投を苦手としていますが、ロッドパワーを上げヘビーウエイトルアーを使えばその限りではありません。
エステルラインの低伸縮のメリットもあり、遠投してもしっかりフッキングすることが可能です。
特に大型ポンドなど、遠投が必要なシチュエーションでエステルラインを使用したい場合におすすめです。
エリアトラウトのエステルロッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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