最強アラバマリグおすすめ10選！季節やセッティング方法等も紹介！

登場してから高い釣果能力を誇るリグとして数多くのアングラーが使用してきているアラバマリグは、集魚力、食わせの能力が共に高いリグです。

アラバマリグはセッティング方法によって大きく釣果が変わるリグでもあるので、フィールドに合ったベストなセッティングを行うことで、更に釣果を伸ばすことが可能となります。

今回はそんな最強のアラバマリグと、アラバマリグを使用する季節（時期）やセッティング方法をご紹介します。

アラバマリグとは

アラバマリグとは小魚の群れを作り上げることが出来るリグとなっており、傘のようなワイヤーに複数のジグヘッドやオフセットフックを取り付けてスイミングさせるリグの事を指します。

傘の様なワイヤーが使用されることから、アラバマリグの他、アンブレラリグとも呼ばれるアイテムとなっています。

複数のワームを一度に使うことが出来るリグであり、ワームを使用した釣りの中でも非常に集魚力が高い釣り方となるので、サーチベイトとしても使用されることがあります。

日本でも一般的に使用されるようになったことで、アラバマリグ自体にも複数の種類が存在し、付けられているワイヤーの本数や、サイズ、ブレードの有無などそれぞれ異なる特徴を持ったモデルが展開されてきています。

アラバマリグを使うメリット・デメリット

メリット

高い集魚力

アラバマリグを使用する時のメリットとなるのが、高い集魚力にあります。

アラバマリグが大型のリグであることに加えて、複数のワームを一度にスイムさせることが出来るので、水中での存在感は非常に高く、キャストポイントから離れてポジショニングしているバスを引っ張ることが出来る力を持っています。

特にブレードが付けられているタイプのアラバマリグを使用すると、ワーム自体のアピール力に加えて、フラッシングによるアピール力が追加されるので、レンジが深いバスも浮き上がらせてバイトさせるパワーも持っているリグです。

食わせ能力が高い

多くの場合でアピール力が強いタイプのルアーは、バスを引き付けることが出来る反面、動きがナチュラルでないため引き寄せたバスが見切りやすい傾向が出てきてしまいます。

アラバマリグはアピール力が強いルアーですが、使用するのがワームとなっているので、強いアピール力を持ちながら、ナチュラルなアプローチが出来るメリットを持っています。

使用するワームのサイズを変更することで、プレシャーの高いフィールドでも効果を発揮することが出来るのもアラバマリグの強みと言ってよいでしょう。

速度コントロールが行いやすい

アラバマリグはスイミングで狙ったレンジをキープしながらアプローチする釣りであり、ルアーの動きを感じながら一定速度でのアプローチが基本となります。

ルアーの重量とロッド操作でレンジコントロールを行うスピナーベイトやスイムジグよりも引き抵抗があり、手元でアラバマリグの動きをしっかりと感じ取りながらアプローチすることが出来るので、一定速度でのアプローチが行い易く、狙いたいレンジをキープしやすいメリットを持っています。

狙いたいレンジコントロールがし易いので、レンジを刻みながらアプローチするのもおすすめとなります。

デメリット

大会規則で禁止・反則になるケースがある

アラバマリグのデメリットとなるのが、ワンキャストで複数のバスをキャッチする可能性が高いことから、数多くの大会で使用に制限がされてしまっている点にあります。

JB/NBCの大会ルールでは、アラバマリグを使用する時には、アラバマリグに接続できるルアーはアーム一つと限定されており、他のアーム部分はブレードのみの取り付けとなります。

非常に高いアピール力と食わせの能力を持っているアラバマリグですが、大会等では制限が多くかけられているリグとなっているので、大会等で使用する場合は事前の確認が必須となります。

JB/NBC トーナメントブック第12条

飛距離が出せない

アラバマリグを使用する時に直面する最大のデメリットとも言えるのが、キャスト時の飛距離の低さです。

アラバマリグはアームが複数本ついている他、ワームやブレード等の空気抵抗が重なり、飛距離が出しにくいリグとなっています。

特にバスが位置するエリアまで距離があるおかっぱりの釣りでは、低い飛距離はバスまでルアーを届けることが出来なくなってしまいますので、使用するタックルで飛距離をカバーすることが非常に重要となります。

アラバマリグの欠点をタックルでカバーすることが、使用する上でも非常に重要となるポイントです。

巻き抵抗が強い

メリットでもある巻き抵抗の強さは、デメリットになってしまう場合もあります。

巻き抵抗のあるアラバマリグはリーリングスピードが掴みやすい反面、手元にくる負荷も非常に強く、長時間アラバマリグを使用し続けるとアングラーに大きな負荷が掛かってしまいます。

この疲労を軽減する為に、ベテランのアングラーは使用するロッドのテーパーやブランクの弾性率を最適なものを使用し、アラバマリグを長時間使用しても疲労を感じにくいタックルを作り上げています。

アラバマリグの選び方

アーム・ワームの数

アラバマリグを選ぶ時に先ず選択肢として上がるポイントとなるのが、アーム・ワームの数です。

アラバマリグが浸透したことに寄り、アームの数も選択肢が広がり4本のものや7本のタイプなどが存在しています。

ワイヤー本数が少なくなることで、集魚力が小さくなってしまうデメリットを持っていますが、コンパクトな仕様となるので、使用することが出来るタックルの幅が非常に多く広げることが出来るようになります。

アームの数が少ない程、キャスト時の空気抵抗が小さく飛距離も出しやすい特徴を持っているので、小規模な野池での使用や、キャスト性能を重視したいアングラーはアーム数の少ないモデルがおすすめです。

アーム数が多いモデルは、非常に大きな小魚の群れを演出することが出来るので、特にビッグレイクやボートアングラーを中心におすすめしたいモデルです。

ブレードの有無

アラバマリグの一部のタイプにはブレードがワイヤーに取り付けられており、水中でキラキラとフラッシングを起こすことが出来るタイプも存在します。

ブレードが取り付けらえていることで、小魚のフラッシングを演出することが出来る様になっており、特に水中で高い集魚効果をだすことが出来るようになっています。

フラッシングは特に水深のあるエリアからもバスを引き付ける効果が高いアイテムとなっているので、バスをあらゆるエリアから引っ張りたいアングラーはブレード付きのアラバマリグを使用することがおすすめです。

強すぎるアピールはバスがアラバマリグを見切る要因となってしまいますので、クリアレイクでバスが確実に潜んで居るポイントを攻略する時には、フラッシングの釣りていない食わせ重視のアラバマリグを使用することがおすすめとなります。

サイズ

アラバマリグは大型のリグのイメージが先行しがちですが、アラバマリグのバリエーションが多く登場したことで、非常にコンパクトなアラバマリグも登場しています。

一般的にアラバマリグのサイズは使用するフィールドや狙うバスのサイズ、そして使用するトレーラーワームのサイズによって変わります。

ビッグバスを狙いたいアングラーや高いアピールを少しでも上げたいアングラーは、フルサイズのアラバマリグを使用し、野池等の小規模エリアでアラバマリグを使用する場合は、小型モデルを使用することがおすすめです。

小型モデルはフルサイズのアラバマリグよりも導入コストも抑えやすく、扱いやすい一面を持っていますので、アラバマリグを使用したことが無いアングラーは小型のモデルから使用してみるのもおすすめです。

最強アラバマリグおすすめ10選

アラバマリグのセッティング方法

アラバマリグをセッティングする時には、アラバマリグ本体の他にアラバマリグに使用に使用するトレーラーワームとジグヘッドは欠かすことが出来ないアイテムとなります。

トレーラーとして使用されるのは、”ただ巻き”でテールを動かすことが出来るシャッドテールワーム等が一般的に使用されるワームです。

基本的なセッティングとしては、各アラバマリグのアーム先端にジグヘッドをセッティングしたトレーラーワームを取り付けます。

ジグヘッドの重量は、全て均一にすると水中で回転してしまうリスクが発生する為、全て同一の重量を取り付けるのではなく、中心のみや、下側のみ重ためのジグヘッドを取り付けて、アラバマリグを低重心化するとスイミング中の泳ぎを安定化させることが出来る様になります。

ジグヘッドは基本のリグですが、根掛かりのリスクが大きい為、おかっぱりで使用する場合はオフセットフックでの使用がおすすめです。

アラバマリグの使い方

ただ巻き

アラバマリグを使用する時の最もベーシックな使い方となるのが、”だだ巻き”です。

アラバマリグをキャストした後、狙いたい水深までアラバマリグをフォールさせてた後、一定層をキープするようにリーリングを行います。

非常に簡単なアプローチ方法ですが、ただ巻きによる一定層のレンジキープは非常に高度なテクニックとなります。

レンジキープを行う”ただ巻き”は、クリアレイクやシャローエリアでリーリングスピードの確認を行っておくと、一定層をキープできるリーリングリズムをつかむことができるので、事前に確認しておくことが非常に有効となります。

一定層のリーリングに加えて、ブレの少ないリーリングも非常に重要とされており、リーリング時の無駄なロッドティップの動きを最小限にする必要もあります。

ロッドのグリップ部分を脇に挟み込むと、ブレの無いリーリングを行うことができるようになります。

リーリングジャーク

バスが確実に潜んで居そうなピンスポットでリアクションバイトを誘発させるテクニックの一つです。

基本的な使い方は”ただ巻き”と同じで、キャスト後、狙いのレンジまでアラバマリグを沈めてレンジキープを行ったリーリングを行います。

リーリングを行って、バスが潜んで居そうなストラクチャーやポイントを通過した時に一瞬だけハンドルの回転を（1～2回）速度を急激に速めてた後、瞬間的なポーズを入れるようにします。

瞬間的に巻き取りの速度が速くなることで、ラインの緩急が瞬間的に作られるので、アラバマリグに不規則な動きを加えることが出来、”ただ巻き”では口を使わないバスにもリアクションバイトさせることが可能となります。

”ただ巻き”では反応しないスレたポイントでは、特におすすめしたいテクニックです。

トローリング

ボートアングラーであり、大会等に出場していない場合は、アラバマリグ使用したトローリングもおすすめの方法です。

アラバマリグをキャストし、任意の水深まで沈めた後に、ボートのエレキを使用して、ボートを進めてアラバマリグを引きます。

繰り返しキャストを行う釣りではありませんが、ロングキャストが行いにくいアラバマリグを欠点を補う使い方でもあり、1キャストで長いアプローチを行うことが可能となります。

アラバマリグに適したタックル

ロッド

アラバマリグを使用する時には、ハイパワーののロッドを使用することがおすすめです。

アラバマリグの重量は1ozクラスとなり、非常に重量が重たくなる傾向がありますので、使用するロッドもヘビークラスのパワーを持っているロッドを使用することがおすすめとなります。

レングスは使用するフィールドの規模によって調整することが前提となりますが、7フィートクラスの長めのロッドを基準とすることで、キャスティングの飛距離をプラスし、レンジコントロールも行い易くなります。

アラバマリグは引き抵抗の強いリグでもあるので、高弾性&ファーストテーパーのロッドを使用するとアングラー側の負担が大きくなりすぎるので、中弾性やレギュラーテーパーのロッドがおすすめとなります。

ロッドに使用されているカーボンの特性もしっかりと確認して、ロッド選びを行うと最適な一本を見つけることが出来るようになります。

リール

アラバマリグは巻き抵抗も大きいリグであるため、使用するリールに対する負荷が非常に大きくなります。

このため、頑丈なドライブギアを持っているリール選択が必要となり、ブラスギアを搭載しているモデルがおすすめです。

使用するリールのスプールも34mm以上の大型スプールを搭載しているリールを使用することで、アラバマリグの欠点でもある飛距離の低さを補うことが出来るようになります。

リールのギア比でおすすめとなるのが、ノーマルギアやハイギアのリールです。

ハイギアとなるほど感度が高くなりますが、リーリングのパワーが低下するので、リーリング時に負荷が強すぎる場合は、ノーマルギアを使用することがおすすめとなります。

エクストラハイギアは、リーリング時にアラバマリグが浮き上がりやすく、ローギアタイプは感度が低下するデメリットを持っていますので、ロッドとの相性を基に組み上げると良いでしょう。

ライン

アラバマリグを使用する時のラインは、アラバマリグの重量に耐えることが出来る十分な太さを持っているラインを使用することが重要となります。

1ozクラスとなるアラバマリグに使用するラインは、16lb以上の強度を持っているものを使用するとキャスト切れや、万が一の根掛かりに対する回収率も高くなるのでおすすめです。

ラインのタイプは一般的にはフロロカーボンラインが多用される釣りですが、ロッドとの相性によって取り決めるのがベストとなります。

特に引き抵抗が強いリグでもあるので、低弾性、中断性のロッドを使用する場合は、ラインに伸びを持たす必要性が無い為、水に沈み、感度が高いフロロカーボンを選択することがおすすめです。

ジグヘッド

アラバマリグに使用するジグヘッドリグは、一般的にボトム中心で使用されるジグヘッドリグと異なり、中層でのスイミングに特化したモデルを使用することがおすすめです。

スイミングに特化しているジグヘッドリグを使用することで、トレーラーワームが水中でロールし易くなる他、意図的に姿勢を崩して食わせのアクションを出しやすくなります。

アラバマリグに使用するタックルはヘビータックルであるため、フィネス用のジグヘッドを使用するのではなく、中軸や太軸のフックを使用することで、パワーフィッシングに耐えることが出来るジグヘッドを使用することも重要なポイントです。

ワーム

アラバマリグを使用する時に欠かすことが出来ないアイテムの一つであるワームは、アラバマリグによる釣果を高めるためには、最適なモデルを使用する必要があります。

アラバマリグと相性がよいワームとなるのが、リーリングを中心として使用するタイプであるシャッドテールワームです。

シャッドテールワームは小刻みにテールを震わせることが出来るので、小魚の群れを演出しやすく、最適なワームとして知られています。

その他にもベイトフィッシュを模したワームはアラバマリグとの相性は非常に高く、シャッドテールワームでは演出出来ないアピールも可能となります。

アラバマリグのよくある質問

アラバマリグでよく釣れる時期（季節）はありますか？

アラバマリグが特に有効となる季節は、水温が低下してバスの適水温となった秋に最も有効とされています。

フィールドの水温が適水温となった状態でバスは、フィールドの至るところに散ってしまい、効率良くフィールドをサーチすることが出来る巻物系ルアーが非常に有効となります。

秋のバスは春、夏にかけられたフィールドプレッシャーもあり、ルアーを止めると見切ってしまう傾向があるので、アラバマリグはベストマッチするルアーとなります。

更に季節が進んで晩秋や初冬では、フィールドに存在する甲殻類が姿を消すため、バスは小魚をメインベイトとして捕食するので、アラバマリグは非常に有効なリグとなります。

アラバマリグは自作できますか？

アラバマリグは高価なリグでもあり、自作したいと感じているアングラーも非常に多いのではないでしょうか。

アラバマリグはホームセンター等で売っているステンレスワイヤーを使用することで、自作を行うことが出来ます。

ステンレスワイヤーを自分好みの長さに切り取り、接合部分をスレッドやハンダで接着を行い作り上げていきます。

アームの先端部分はスイベルやスナップを取り付けるために、丸形とする必要があるので、ループプライヤーを使用すると、綺麗に仕上げることが出来るようになります。

自分好みにブレードの数や、色を調整することが出来るので、フィールドに合ったオリジナルのアラバマリグを作ってみるのもおすすめです。

アラバマリグは海でも使えますか？

アラバマリグはバス釣りにて使用されるイメージが非常に高いアイテムですが、海釣りでも高い釣果をだすことが出来るリグとなっています。

特にフィッシュイーターと呼ばれる魚に対しては、非常に有効となっており、シーバスや太刀魚の釣りでは一般的な釣りの一つとして浸透し始めてきています。

各ルアーメーカーから様々なアラバマリグが作り上げられていますが、中には海での使用を前提として作り上げているモデルも存在しています。

まだまだ海の釣りではアラバマリグは新しいリグとなっており、他の釣り人を圧倒する釣果が出せるポテンシャルを秘めていますので、積極的に使用してみると良いでしょう。

アラバマリグの収納方法を教えてください

アラバマリグを使用する時の悩みとなるが、アラバマリグの収納方法です。

アラバマリグは折り畳むことが出来るモデルと、獲り畳むことが出来ないモデルが存在しており、それぞれ最適な収納ケースを選ぶ必要があります。

折り畳むことが出来るアラバマリグであれば、アラバマリグ収納用のケースが出されている他、大き目のタックルボックスであれば、他のルアーと一緒に保管することが可能となります。

アームを折り畳むことが出来ない場合は、アラバマリグを収納する十分な幅と深さを持っていることが必要となります。

多くの場合で深さが足りなくなるため、100均などで販売しているケースを使用することもおすすめです。

まとめ

非常に高い釣果能力を持っているアラバマリグは、困難な状況を打破することが出来るポテンシャルを秘めています。

アラバマリグ自体は、多くのアングラーが使用するリグとなっているので、今回ご紹介した内容を参考に、他のアングラーとの差を広げてみてくださいね。