バークレイのミニホットワイヤーラインカッターをインプレ!

ラインをカットするだけでなく、焼きコブも作れるのがヒートラインカッターの魅力です。

ノットの仕上げにライターを使う必要がなくなるので、風の強い釣り場でもストレスなく使えます。

しかし、ラインカッターは商品によって電熱線の加熱温度や使いやすさがことなるので、慎重に選ばなければいけません。

そこで今回は、PEラインもスパっとカットできる、「バークレイ ミニホットワイヤーラインカッター」をご紹介させていただきます。

実際に使用したインプレを記載したので、参考にしていただければ幸いです。

柏崎隆之
執筆者
  • 釣り歴20年
  • 釣り大会の出場経験あり

静岡県在住。 小学生のころ、父とサビキ釣りをきっかけに釣りに熱中するようになりました。 ルアー釣りがメインですが、餌での上物釣りや底物釣りまで幅広いジャンルを楽しんでいます。 魚は釣るのも食うのも大好きで釣りバカ人生まっしぐらです。 釣り方や魚への拘りが強く数釣りよりも理想の釣りを求めています。 現在の目標はイシダイ70㎝オーバーです。 離島まで足を運んでもなかなか出会えない王者の魅力に憑りつかれてしまいました。

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バークレイのミニホットワイヤーラインカッターのインプレ要点まとめ

総合評価:3.5

メリット

  • 小型で携帯しやすい
  • 電熱線を収納できるので安全性が高い
  • 1200℃まで瞬時に加熱できる
  • PEラインのほつれができない
  • 電池式なのでバッテリーの劣化が起きない
  • 予備の電熱線が付属している

デメリット

  • スイッチにロック機能がない
  • 他社製品よりも電池の消耗が早い
  • 寒いと電熱線の加熱が遅い
  • 手元が狂うと火傷する

バークレイのミニホットワイヤーラインカッターをインプレ

小さいので携帯性に優れている

単四電池を2本使用するので、多少の重さは感じるものの、サイズが小さいのでポケットやルアーケースに収納できます。

自分が取り出しやすい位置に収納できるので、釣り場でも使いやすいラインカッターといえるでしょう。

ただし、電熱線を出し入れするスイッチにロック機能が付いていませんでした。

万が一、ランガン中に電熱線が出てしまうと、バッグに穴が開いたり、火傷をする危険性があるので注意が必要です。

防水機能も付いていないため、ルアーケースに保管すべきラインカッターといえるでしょう。

安全性は高いが取り扱いに注意が必要

スイッチをスライドさせることで、電熱線が飛び出して加熱される仕組みになっています。

仕掛けを作る際に、ちょい置きしても電熱線が収納されるため、周りのものを溶かしてしまう心配はありません。

万が一、手が滑ってズボンの上に落としても、穴が開いたり、火傷することはないでしょう。

ただし、スイッチにロック機能がないため、お子様が手にして火傷する可能性があるので、手の届かない場所に保管してください。

電熱線を1200℃まで加熱できるので、カット性能は高いのですが、その分取り扱いには注意が必要です。

PEラインをスパっとカットできる

バークレイのミニホットワイヤーラインカッターは電熱線を素早く1200℃まで加熱できます。

そのため、PEラインも専用のラインタッターのようにスパッとカットできます。

ほつれも生じませんので、密編みではない安価なPEラインにも安心して使用できるでしょう。

また、焼きコブも瞬時に作ることができるので、ノットを組む作業も速くなります。

試しに息を吹きかけながら焼きコブを作りましたが、全く問題ありませんでした。

ただし、冬の釣りでは電熱線の暖まりが遅くなることもあったので、少し待ってから使用するのがよいでしょう。

バッテリーの劣化が気にならない

ヒートカッターはUSB充電式と乾電池式に別けられ、バークレイのミニホットワイヤーラインカッターは乾電池式になっています。

購入時にはアルカリ電池が2本付属しているので、すぐに使用することができます。

電池を購入する手間は掛かるのですが、充電を繰り返すことによるバッテリーの劣化を気にする必要はありません。

ただし、他社製品よりも電熱線の加熱温度が高いため、アルカリ電池を使用しても半年ほどしかもちませんでした。

釣り場でいきなり電池切れになってしまうと使用できなくなるため、予備の電池かラインカッターをもってくとよいでしょう。

予備の電熱線が付属している

ヒートカッターの電熱線部分は消耗品ですので、必ず切れて使えなくなります。

修理できないことはありませんが、本体ごと買い換える方がコスト的なメリットが得られるでしょう。

しかし、バークレイのミニホットワイヤーラインカッターは予備の電熱線が付属しているので、長く愛用できます。

電池ケースの裏側に収納されているので、釣り場で切れたときでも素早く交換できます。

電熱線が細いので繊細な作業がやりやすい

細くて小さい電熱線を搭載したバークレイのミニホットワイヤーラインカッターは繊細な作業に適しています。

アジングなどで使用する極細PEラインでも、ギリギリの位置で焼きコブを作ることができます。

1200℃の高温まで電熱線を加熱できるので、細いラインでしたら近づけるだけでも簡単に焼きコブが作れるでしょう。

ライターのように近づけすぎて、ノットがダメになってしまう心配もありません。

ためしに、7号の金袖針に1号のハリスを縛って、際でカットしたのですが、市販品のように仕上がりました。

ただし、100lbを超えるような太いラインを繰り返しカットしていると、電熱線が変形したり、切れることがあります。

説明書が英語表記で読めない

初めてヒートカッターを使う方は、説明書がないと使い方が理解できないしょう。

しかし、バークレイのミニホットワイヤーラインカッターは説明書が全て英語でしるされていました。

パッケージの裏に書かれた日本語の表示は簡単な商品説明になっており、使い方までは判りません。

バークレイは「FireLine」や「Gulp!」などを日本で多く販売しているので、日本語表記の説明書を入れるべきだと感じました。

ただし、使い方はシンプルですので、図を見れば使い方は理解できるでしょう。

船上での扱いは火傷に注意

使い勝手の良さは抜群ですが、電熱線部分が剥き出しになるので、手元が狂うと火傷してしまうことがあります。

自宅の卓上では落ち着いて仕掛けを作れますが、揺れる船の上では何度もヒヤッとしたことがありました。

1200℃まで加熱された電熱線は、ほんの少し触れただけでも大やけど繋がるでしょう。

そのため、船上で仕掛けを作りときには、いつも以上に気を付けながら扱ってください。

まとめ

バークレイのミニホットワイヤーラインカッターは使い勝手がよいものの、電熱線が剥き出しになるので火傷をする恐れがあります。

この点だけに注意すれば、繊細な作業もやりやすいですし、焼きコブも素早く作れるので、優れたヒートカッターといえるでしょう。