バス釣りに使われるラインには主にナイロン、フロロ、PEラインの3種類があります。
そのラインの中でもPEラインは今のバス釣りにおいて再注目されているラインです。
PEラインの特性を理解し、適切なタックルセッティングが出来ればアングラーの強い武器になることは間違いなしです。
今回はバス釣りで人気のあるおすすめのPEラインを厳選してご紹介いたします。
新製品や人気製品をどこよりも安く販売中!
少量入荷のため売り切れ注意!
- クレジットカード決済
- Amazon Pay
- コンビニ払い
目次
- 1 バス釣りでPEラインを使うメリット・デメリット
- 2 バス釣りでPEラインが向いている状況
- 3 バス釣りでPEラインの太さは釣果に影響する?
- 4 バス釣りにおすすめのPEライン7選
- 4.1 【シマノ】ピットブル4
- 4.2 【モーリス】ノガレス デッドオアアライブ フィネスマスター PE X4
- 4.3 【エバーグリーン】バスザイル PEフリップ&フロッグ
- 4.4 【クレハ】シーガー PEX8
- 4.5 【ダイワ】PEパフォーマンス +Si
- 4.6 【サンライン】バススーパーPEライン
- 4.7 【YGK】オルトロス PE WX8
- 4.8 【YGK】アップグレード X8
- 4.9 【ダイワ】UVF モアザンセンサー 12ブレイド
- 4.10 【ダイワ】UVF タトゥーラ センサー×8+Si2
- 4.11 【サンヨーナイロン】GT-R プレミアム PE
- 4.12 【DUEL】アーマード® F+ Pro BASS
- 5 PEラインの交換目安
- 6 まとめ
バス釣りでPEラインを使うメリット・デメリット
メリット
飛距離が出る
PEラインのメリットとして、使用時にすぐにわかるのが、キャスト時の飛距離です。
PEラインはナイロンやフロロと比べて、細くても同じ強度を出すことが出来ます。
このため、同じ太さのラインでもPEラインを使用した時には、ラインの空気抵抗が非常に少なくすることが出来るので、キャスト時の飛距離を飛躍的に伸ばすことが出来きます。
特にロングキャストでブレイク狙ったりするおかっぱりでは、飛距離は釣果に直結する部分でもあるので、PEラインを愛用する方も多いのです。
直線強度が強い
PEラインの魅力の一つに直線強度の強さもあります。
PEラインはポリエチレンの繊維が編み込まれて作られているので、単一の繊維(モノフィラ)であるナイロンやフロロなどよりも直線強度を非常に強くすることが出来ます。
ナイロンやフロロの直線強度は一般的に“号数×4=lb.”となりますが、PEラインの場合は“号数×20=lb.”の計算となり、PEラインを使用することで数倍の直線強度を得ることが出来るメリットがあります。
このため、フロッグゲームやパンチングなど、カバーエリアでのパワーフィッシングではPEラインを使用して強引にバスを引き出す釣りを事が出来るのです。
感度が高い(伸びが少ない)
PEラインはナイロンやフロロラインと比較して伸びが少ないラインです。
このため、ラインの伸びにより感度が低下することがなく、水中の状態が手に取るようにわかることもPEラインの魅力の一つです。
ナイロンやフロロラインではロッドに出ない繊細なバイトもPEラインを使用することにより手元で感じることが可能になります。
高い感度だからこそ水中の障害物の情報を得ることができますし、積極的にバイトを感じて自ら掛けていく釣りを行う釣りもPEラインだからできる釣りでもあります。
経年劣化が少ない
釣行回数が多い方や、ラインの交換時などに気なるのがラインの劣化です。
例えば、ナイロンラインの場合はライン自体が吸水してしまう性質を持っており、尚且つ、紫外線による劣化も加わるので、時間に対する劣化スピードが速いと言われています。
しかしながら、PEラインに使われているポリエチレンに関しては吸水性が少なく、又、紫外線の劣化が少ないので時間に対する劣化スピードは他のラインと比べて少ないと言われています。
釣りの時に気づかず劣化してしまっているラインにより、大切な一匹を逃がしてしまうリスクが低減できます。
糸癖がつきにくい
PEラインは他のラインと比べてしなやかであり、糸癖が付きにくい特徴があります。
ナイロンやフロロなどであれば、ひどい場合、手元でリールから多くの糸を出すとコイル状になってしまいますが、PEラインは糸癖が付きにくいのでそのような心配はありません。
ラインとラインの絡みによる煩わしいトラブルもPEラインであれば、ほぼ発生することがありません。
デメリット
ノットに手間がかかる
PEラインはライン自体がしなやかなので、コシがありません。
このため、細いPEラインを使用する場合には、ノットを結びにくい場合があります。
また、PEライン自体の滑りが良いため、結んだラインのすっぽ抜けなどのトラブルが発生することがあり、多くの方がノットの余り部分をライターで炙り、コブを作るなどの一手間を加えています。
更にフロッグゲームなど、ルアーとPEラインを直結する場合以外では、多くの方がリーダーを使用しています。
PEラインとリーダーをFGノットなどで出来るだけ、ノット部分が小さくなるように結束させる手間が出てきます。
PEラインはナイロンやフロロに比べ、ノットに手間がかかるラインなのです。
ライントラブルが多め
PEラインを使用した際にトラブルが多くなりってしまうのも事実です。
特に穂先にラインが絡まってしまうことはPEラインを使用したことがある方であれば、多くの方が経験しているトラブルの一つです。
これはPEラインがしなやかであるために、キャスト時にラインが大きくバタつくのが要因であり、特にPEラインとリーダーの結束部のコブがガイドを通過する時にラインスラッグが大きくなったときに発生します。
また、他のトラブルとしては、スピニングリールでPEラインを使用した時のバックラッシュです。
しなやかなラインであるために、ラインテンションが無い状態でリールを巻いてしまうことが多くなり、キャスト時のバックラッシュの原因を作ってしまいます。
PEラインをメインで使いなれている方は、キャスト時のフェザリング、着水時にドラグからラインを少し引き出すなどの作業を行いトラブル低減されています。
傷や擦れに弱い
PEラインの直線強度はナイロンやフロロに対して非常に強いことを前述しましたが、逆に傷や擦れにはとても弱い特性も持っています。
PEラインは編み込みされているラインなので、ラインの繊維が一部分でも傷ついてしまうと、極端に強度が落ち脆くなってしまうのです。
この理由もあり、PEラインで釣りをする方の多くがリーダーを使用し、傷や擦れが多く発生する部分を他のラインに変えることでPEラインの欠点を補っているのです。
価格が高い
PEラインは編み込みのラインなので、他のナイロンやフロロラインと比べて高めの価格設定とされています。
そんなPEラインにも編み込み本数が異なる種類が展開されており、編み込む本数が多くなるほど価格も上昇します。
一般的に編み込みの本数は4本や8本が主流となっており、多いものでは12本の場合もあります。
この編み込む本数が多い程、同じ直線強度を細いラインで作ることができる出来るメリットがありますが、逆にスレや傷に対しては弱くなる傾向があります。
バス釣りでPEラインが向いている状況
虫系などの軽量トップルアー
PEラインを使用する時におすすめしたい釣りに軽量トップルアーがあります。
これは、PEラインの比重が軽く、ラインが水中に沈むことがないため、トップウォータールアーのアクションを損なうことがないためです。
また、軽量ルアーの場合は、飛距離が出すことが出来ない欠点がありますが、PEラインであれば他のラインよりも飛距離を出すことが出来るので、軽量なトップウォータールアーを使用するには最適なラインであるといえるのです。
パワーフィネス
PEラインの長所を生かせる釣りにパワーフィネスがあります。
カバー周りにライトラインを使用したライトリグを入れるとバスとのファイト時にカバーに巻かれてしまったり、強引なやり取りを行うとラインブレイクする懸念がありますが、PEラインであれば細いラインを使用しながら、カバーからバスを引き離すだけのパワーを持ったタックルセッティングを行うことが可能になります。
フロッグ
PEラインの強さを最大限に生かす釣りであるフロッグゲームも忘れてはいけません。
PEラインなので、ラインが水面に浮きフロッグのアクションを損なうことはありませんし、バイト直後からヒシ藻の下に潜ろうとするバスを強引に水面に引きずり出すことが出来ます。
また、バスとのファイト時においても、バスが水草に絡まった状態でアングラー側へ引き寄せないといけないシーンは多くあり、伸びが無く直線強度があるPEラインはフロッグに最適なラインであるといえます。
ミドスト
意外と思われるかもしれませんが、ミドストにPEラインは相性が良いと言われています。
ミドストは一般的に小型のワームにジグヘッドを付け、中層をスイミングさせるテクニックですが、小型のワームの使用が多いため、飛距離が出ない欠点があります。
その欠点を補えるのがPEラインです。
PEラインの使用によって、ワームの動きを損なわないライトラインを使用できますし、バイトチャンスを十分に得ることが出来る距離を確保することが出来るのです。
バス釣りでPEラインの太さは釣果に影響する?
PEラインは水の屈折率と近くないため、水中の中でも視認性が高い部類のラインです。
しかし、PEラインは水面に浮く特性をもっており、多くのバスは水面に浮く物体の識別がしにくく、見切れらにくいと言われています。
また、水中でファーストムービングルアーを使用する場合でも同様で、バスの本能を刺激してバイトさせる釣りにおいては、PEラインの太さはあまり釣果に関係がないと言えます。
釣果に影響する場合は、ラインの太さにより飛距離の違いが大きいと言えるでしょう。
バス釣りにおすすめのPEライン7選
【シマノ】
ピットブル4
シマノのPEラインである、ピットブルの4本編みです。
PEラインの中でも繊維が細く、なめらかな質感で低伸度のラインとなっています。
このラインにはVT工法が採用されており、4本のPEラインの原子が均等に配列されています。
これにより、ライン強度が安定している他、潰れにも強く、無駄なラインスラッグが出にくいようになっています。
【モーリス】
ノガレス デッドオアアライブ フィネスマスター PE X4
バス釣り専用のPEラインです。
0.3号からの極細ラインナップとなっておりPEでフィネスな釣りを行うために作られたラインで、ライン表面にはノガレス独自のスーパーフッ素加工がされています。
これにより、PEライン独特の編み込みによるザラザラがなく、ガイド擦れを極限まで低下させることで、飛距離Up出来るようになっています。
PEラインでフィネスな釣りをメインで行いたい方にお勧めしたいラインです。
【エバーグリーン】
バスザイル PEフリップ&フロッグ
エバーグリーンが出しているスーパーカバーに対応する8本組の超高強度PEラインです。
このラインには最強クラスの原糸が採用されている他、ライン自体の毛羽立ちが少なく長期間でその超強度が維持できるようになっています。
また、ライン自体に適度な張りを与えられているので、フリッピングなどの釣りにも対応できるようになっています。
ラインカラーはカバーに溶け込むカモフラのライトグリーンで、4号からラインナップされている対カバー専用ともいえる高強度のPEラインです。
【クレハ】
シーガー PEX8
シーガーから出されており、コスパの高いPEラインとして定評のあるPEX8です。
伸びの少ないグランドマックスPEが採用されている他、ライン自体も張りがあるので、初心者でも扱いやすいPEラインであるといえます。
0.6号から6号までの幅広いラインナップがされている他、PEラインが2000円以下で手に入れることが出来るので、気兼ねなくライン交換を行うことが可能です。
先ず、始めにPEラインを試してみたいという方におすすめしたいラインです。
【ダイワ】
PEパフォーマンス +Si
ダイワから出されているバス用のPEラインがPEパフォーマンス +Siです。
このPEラインには超高密度繊維加工であるUVFが採用されており、PEラインの特性である高強度、且つ、高感度が一層高めされています。
さらに表面がSi加工されているので、キャスト時のライン摩擦が少なく、ライトラインであっても飛距離を稼ぐことが出来ます。
PEラインの中でも高感度のこのラインは、パワーフィネスの釣りにとても向いているラインと言えます。
【サンライン】
バススーパーPEライン
サンラインのバス用PEラインです。
PEラインの弱点である耐摩耗性と耐候性に優れているPEラインで、カバーからバスを引き出すパワーフィッシングとソフトなラインでフィネスな釣りまでこなすことができる万能なPEラインとなっています。
ナイロンラインとの比較では約3倍の直線強度を持っているスーパーPEが採用されています。
【YGK】
オルトロス PE WX8
パワーフィッシングを得意とする木村健太プロの監修によって作られたのが、オルトロスです。
コアとなる超強度PEを更に8本のPEラインで締めこむ新たなライン構造を採用しており、驚きの高強度と耐久性を実現しています。
PEラインとしてはかなりハリがある使い心地で、無駄なスラッグで出にくい分、飛距離も抜群に伸ばすことが出来るようになっています。
パワーフィッシングを中心に行いたいアングラーにはこの上ない使い心地となっているPEラインです。
【YGK】
アップグレード X8
YGKから出されているアップグレード X8はラインコーティングの耐久性に定評があり、長期間において適度な張りが持続するラインです。
長期間新品に近い張りが持続するのでPEラインのデメリットである、ライントラブルの多さが軽減できるようになっています。
また比較的リーズナブルな価格で入手できるPEラインでもあり、扱いやすさも持ち合わせているラインなので初心者の方にもおすすめです。
【ダイワ】
UVF モアザンセンサー 12ブレイド
ダイワから出されている12本撚りのPEラインです。
一般的な8本よりと比較して同じ強度でラインが更に細く作られており、ダイワの技術でライン表面のざらつきが極限まで抑え込まれています。
他のモノフィララインよりキャスティング時の飛距離が出るPEラインですが、12ブレイドはPEラインの中でもトップクラス飛距離を出すことが出来るラインです。
高級PEラインですが、多くのアングラーがリピートしたくなるラインです。
【ダイワ】
UVF タトゥーラ センサー×8+Si2
PEラインを使用したベイトフィネスやパワーフィネスの使用で人気が高いラインです。
このPEラインはダイワ技術のNEW Evo Silicone2加工と超硬密度繊維加工がされているので、高い感度と強い根ズレ性能を実現することができています。
また、ライムグリーンのラインカラーとなっているので、ラインでのアタリも識別しやすい点も、パワーフィネスに最適です。
0.4号~1.2号までのラインナップとなっているので、カバーの濃さに合わせて使用することが出来ます。
【サンヨーナイロン】
GT-R プレミアム PE
ビックバスハンターから非常に人気が高いGT-RシリーズのPEラインです。
このPEラインは8本撚りとなっており、世界最強クラスの原糸が使われているのでで、攻略不可能と思えるヘビーカバーまで対応可能な強さを持っています。
ラインカラーはシルバーグレーとなっており、適度な視認性を残しつつ、プレッシャーを最小限に抑えることが出来るようになっています。
4号からのランナップで、ヘビーカバーから強引にバスを引きはがすことが出来ます。
【DUEL】
アーマード® F+ Pro BASS
DUELから出されているPEラインで、通常のPEラインコーティングとは異なり、特殊技術であるフロロマットフィニッシュが行われているラインです。
特殊コーティングによりPEラインでありがなら、フロロやナイロンと同じ感覚で使用できるラインです。
通常のモノフィララインにように扱うことが出来、強風時でも扱いやすく、状況を選ぶことなく使用することが出来るバーサタイルPEラインです。
PEラインの交換目安
PEラインの交換する目安となるのが、ライン自体の毛羽立ちです。
PEライン自体が直線性に優れており、ラインlbに対してライン径が細く作られているので、釣り人側からすると非常に安心できるラインですが、スレに弱いので、知らぬ間にラインがダメージを負っており、大切な場面でラインブレイクの可能性があります。
PEラインは何本もの繊維を編み込んであるラインであるため、ラインがダメージを受けると、毛羽立つようになってきます。
毛羽立ちが確認できた時点で、新品のラインするのが最善ですが、コストパフォーマンスを追求する場合は、毛羽立ちがある部分のみカットして使用することも可能です。
まとめ
PEラインは長所も多くありますが短所も多いので、なかなか使いにくいというイメージを持たれている方も多いと思います。
しかしながら、多くの釣り上手なアングラーは、PEラインの短所となる部分に対してリーダーを活用したり、使う場所を選ぶことでデメリット最小限に抑えつつ、長所を活かした釣りをしています。
PEラインを使い、今までより更にワンランク上の釣りを行ってみてはいかがでしょうか。
商品の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。