ダイワのレバーブレーキリール全解説&おすすめ!違いや新作は?

レバーブレーキリールは、ワンタッチでラインを送り出せることで、余裕をもって魚とのやり取りができる優れものです。

しかし最近は汎用リールが増えたことで、探すのが大変に感じることもありますよね。

そんな中でもラインナップが充実しているのがダイワで、レバーブレーキリールが欲しい方はぜひチェックしてほしいメーカーです。

そこで今回はダイワのレバーブレーキリールについて、メリットや選び方から、発売されている全モデルまで徹底解説します。

塩谷純一郎
執筆者
  • 釣り歴15年
  • 釣り具の販売経験あり
  • 全国10都道府県へ遠征

北国生まれのアマチュア釣り師。前職では量販店で釣り具の販売、企画も担当。釣った魚を調理して食べるのも大好きで、美味しい魚のためならフィールド問わずアクティブに挑戦します。

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ダイワのレバーブレーキリールの特徴

レバーブレーキリールは、リールフットにあるレバーの操作でローターを逆回転させ、ラインを放出できるリールのことです。

形状的な特徴はやはりブレーキ操作をするためのレバーですが、これはダイワとライバルメーカーであるシマノのには違いがあります。

ダイワはストレートタイプのブレーキレバーを採用していますが、シマノはトリガーのような形状のものがほとんどです。

一長一短ではありますが、ストレートタイプのほうがとっさのブレーキ操作はしやすいでしょう。

またダイワにはブレーキ機構の独自技術も多く、上位モデルにおける性能を他社と差別化している部分もあります。

ダイワのレバーブレーキリールを使うメリット

ダイワ以外にもレバーブレーキリールを手掛けるメーカーは多数ありますし、メーカーにこだわらなければもっと安い商品も探せます。

ではその中から、ダイワ製を選ぶメリットはどういった点があるのでしょうか。

ラインナップが豊富

ダイワは、汎用リールが主流となった今でもレバーブレーキリールにこだわりを持って作っているメーカーです。

それが表れているのがラインナップの豊富さで、2023年春モデルにおいて10機種をラインナップしています。

比較的レバーブレーキリールが豊富なライバルメーカーのシマノでも8機種なので、より力を入れていることが分かりますね。

こだわりの独自技術

ダイワのこだわりは、より効率のいいブレーキシステムのための独自技術にも表れています。

スムーズにライン放出できるワンウェイオシレーションや、効率のいい制動力を実現するバイターボブレーキシステムなどがあります。

これらは他のメーカーにはない機構で、シマノとも一味違う使い心地になっているので、ダイワ製を選ぶメリットになりえるでしょう。

シーバス専用モデルも

レバーブレーキリールは、一般的にフカセ釣りなどの磯釣りに使われるリールですが、ルアーフィッシングにもメリットがあります。

特にシーバスでは、エラ洗いでフックオフさせないために、レバーブレーキリールにこだわって使っている方も少なくありません。

ダイワは専門性の高いレバーブレーキリールが多く、その中にはシーバス専用モデルもあります。

ダイワのレバーブレーキリールの選び方

レバーブレーキリールにはほかのリールの選び方とは違いがあることに加え、ダイワの特性も踏まえて選ぶとより適したものが選べます。

一般的なレバーブレーキリールの選び方に加え、ダイワ製を選ぶ際にチェックしたいポイントを解説します。

番手

レバーブレーキリールは、基本的にレバーとブレーキ機構が付いている以外は、スピニングリールと同じ構造になっています。

そのため、スピニングリールと同じく番手によって規格が決められているので、購入時はチェックするべきポイントです。

基本的にはスピニングリールと規格は同じですが、ダイワの場合はLT規格とそれ以前で同じ番手でもサイズが違うので注意しましょう。

また、レバーブレーキリールの場合、汎用スピニングリールのように、複数の番手がない場合もあります。

モデルによっては番手の区分がないものもあるので、その場合は糸巻き量やドラグ力を見て、適した番手に相当するか確認しましょう。

最大ドラグ力・最大ブレーキ力

レバーブレーキリールには、ブレーキがどれだけのテンションに耐えられるか、ブレーキ性能が最大ブレーキ力として表記されています。

例えば最大ブレーキ力が10㎏の場合、ラインで10㎏のオモリをつるした場合に、引ききったブレーキが滑ってベールが逆回転するという形です。

なお、通常は最大ブレーキ力よりも最大ドラグ力のほうが弱い設定なので、ドラグを利かせる場合は引ききった状態のブレーキが滑ることはありません。

ただパワーファイト時にどれだけ無理なくブレーキをロックできるかに影響するので、大物狙いでは最大ブレーキ力は大きいほうが有利です。

ダイワの場合、最大ブレーキ力が小さいものでも10㎏となっており、最大14㎏まで選ぶことができます。

用途(フカセ・ルアー・ヤエンなど)

ダイワのレバーブレーキリールはフカセ釣りだけでなく、その他の釣りに適合するよう専用設計のものがあります。

具体的には、フカセ釣り用(磯釣り用)、シーバス用、タチウオジギング用、アオリイカの泳がせ・ヤエン用などが用意されています。

もちろん代用することも可能ですが、サイズ(番手)やドラグ、ギア比やパーツ構成などが違います。

やはり使い勝手を考えると専用設計が最適なので、予算が見合えば用途に合ったモデルから選ぶといいでしょう。

搭載されている独自技術

ダイワのレバーブレーキリールには、ブレーキ機構に独自技術が盛り込まれていることがあり、性能が違います。

例えば「ワンウェイオシレーション」という機能は、ブレーキ操作によりベールが逆回転する場合、スプールの上下運動をさせない機能です。

それによりスムーズにラインを放出し、バラシのリスクや魚に与える違和感も軽減できるメリットがあります。

「バイターボブレーキシステム」はブレーキディスクにチタンを採用し、制動力を従来比二倍まで高めた機構です。

つまり素早く少ない力でブレーキがロックできるので、より操作性を向上させる技術ですね。

これらはすべてのリールに搭載されているわけではないので、価格やその他のスペックと見合わせてチョイスするといいでしょう。

ダイワのレバーブレーキリール全10選

今回はダイワが展開するレバーブレーキリールについて、全モデルを徹底解説します。

同一モデルにも番手が違うものもあるので、詳細なスペックはリンクなどからチェックしてみてくださいね。

【ダイワ】
18 尾長モンスター LBD

引用:Amazon

尾長グレのようなパワフルな魚にも対応しやすい、フカセ釣り向きのレバーブレーキリールです。

スムーズにラインを送り出せるワンウェイオシレーションと、制動力の高いバイターボブレーキシステムで、根回りのやり取りにも安心感があります。

また、5号を200m巻けるラインキャパシティで、長尾グレも潜みやすい、本流で流れに乗せて広く探るのにも適しています。

大物はもちろん、磯釣りで幅広く使用できる、対応力に長けたリールと言えるでしょう。

【ダイワ】
21 銀狼 LBQD

引用:Amazon

レバーブレーキリールとしてのメリットを生かし、PEラインとの相性を高めた、フカセ釣り専用モデルです。

少ない回転でドラグを操作できるクイックドラグシステムを搭載し、ドラグマネジメントによるラインブレイクを防止できます。

加えて、ZAIONエアローターやLC-ABSスプールで、ダイワ特有の軽快な使い心地のスピニングリールに仕上がっています。

PEラインを使ったこだわりの釣りを実現できるレバーブレーキリールと言えますね。

【ダイワ】
22 トーナメント ISO LBD

引用:Amazon

2022年の新作で、磨きぬいたスペックと幅広い要望に応えられるラインナップが魅力の、フカセ釣り向けモデルです。

ダイワ独自のモノコックボディ構造を取り入れ、よりシルキーな巻き心地と、安心感のある剛性感、防水性も向上しました。

4つのラインナップがあり、成績を残すための競技用から、オールラウンダーモデル、大物向けまで用意されています。

トーナメントも視野に、ベストな選択肢を用意したい方におすすめのモデルです。

【ダイワ】
20 インパルト LBD

引用:Amazon

トーナメントISO LTDに次ぐハイエンドモデルで、価格を抑えつつもトーナメントも意識したラインナップが光るフカセ釣り向けモデルです。

バイターボブレーキとZAIONエアローターの効果で、よりレスポンスのいいラインの送り出しを可能にしています。

ラインナップは4種類で、手返し重視の競技用モデルも用意されています。

モノコックボディなどは非採用ですが、トーナメントにも十分対応できるスペックを有したモデルと言えるでしょう。

【ダイワ】
19 ラグザス LBD

引用:Amazon

ミドルクラスの価格帯ながら、ハイエンドモデル顔負けの実用性を有する、フカセ釣り向けレバーブレーキリールです。

トーナメント ISO LTDの設計思想を踏襲し、バイターボブレーキを中心に、確実性の高い構成になっています。

ギア比と番手の異なる4つのラインナップで、環境やターゲットに合わせて最適なものを使用可能です。

自重や巻きの軽さなどの違いはありますが、コスパ良くハイエンドリールと同等の釣果を目指せるモデルに仕上がっていると言えます。

【ダイワ】
19 シグナス LBD

引用:Amazon

ダイワのレバーブレーキリールシリーズの中で最も価格を抑え、かつ満足感の高い使用感を追求したフカセ釣り向けモデルです。

メーカー希望価格で25,800円と手ごろながら、ZAIONブレーキレバーやエアローター、バイターボブレーキも搭載しています。

番手とギア比の異なる4種のラインナップも用意されており、最適なスペックを選ぶことが可能です。

レバーブレーキリールの入門機としてはもちろん、上級者も納得のスペックになっているモデルと言えます。

【ダイワ】
17 モアザン-LTD

シーバス用に最適化した性能に、耐久性に快適さを加えた、フラッグシップの名に恥じないレバーブレーキリールです。

LB専用設計エアローターワンウェイオシレーションの相乗効果で、よりスムーズにラインを送り出し、バラシを軽減します。

マグシールドとマグシールドボールベアリングによる防水性は、ウェーディングでの釣りでも安心感があるでしょう。

貴重なビッグワンを逃さないために、心強い味方になってくれるモデルです。

【ダイワ】
スイッチヒッター LBD

引用:Amazon

シーバスフィッシングの基本に沿った作りで、手ごろな価格設定もアングラー納得のレバーブレーキリールです。

価格を抑えつつも、マグシールドやエアローターなど、要所にはぬかりない設計が光ります。

番手は同じですが、ギア比5.3:1のローギアと、6.2:1の2ラインナップで、様々なルアーやシチュエーション、ユーザーの好みにも対応できます。

これまで汎用リールで楽しんでいたけど、レバーブレーキにも興味があるという方にもおすすめのモデルです。

【ダイワ】
鏡牙 LBD

タチウオ専用ブランド「鏡牙」の名を冠し、ブランドイメージのカラーも目を引くレバーブレーキリールです。

レバーブレーキ釣法で、よりレスポンスのいい誘いと、感度の向上、確実なアワセを実現するべく設計されました。

ギア比やドラグ力などもタチウオジギング用に最適化され、他のレバーブレーキリールとは一線を画すモデルになっています。

近年、ライバルが増える一方のタチウオ釣りにおいて、レバーブレーキ釣法は強力な武器になってくれるでしょう。

【ダイワ】
バトルゲーム LBQD

https://www.daiwa.com/jp/fishing/item/reel/spin_rl/battle_game_lbqd/index.html

ヤエン釣法での繊細なやり取りを実現するべく設計されたレバーブレーキリールです。

手持ち釣りでのヤエン釣法で、アジの泳ぎや誘いを管理する際に、レバーブレーキリールは非常に便利です。

それに加えてアオリイカに対応しやすいローギア、送り出し時に抵抗を生みにくいダブルハンドルと、細部にもこだわっています。

ヤエン釣りでの釣果アップの秘策として、ぜひ取り入れたいリールになっています。

まとめ

レバーブレーキリールを活用すれば、ラインの送り出し機能を活用し、釣果アップも可能です。

ダイワは様々なモデルを用意しているので、ぜひレバーブレーキリールの導入を検討している方は、ダイワ製も検討してみてくださいね。

紹介アイテム一覧

レバーブレーキリール ダイワの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。

ダイワ
18 尾長モンスター LBD
ダイワ
21 銀狼 LBQD
ダイワ
22 トーナメント ISO LBD
ダイワ
20 インパルト LBD
ダイワ
19 ラグザス LBD
ダイワ
19 シグナス LBD
ダイワ
17 モアザン-LTD
ダイワ
スイッチヒッター LBD
ダイワ
鏡牙 LBD
ダイワ
バトルゲーム LBQD