刻々と変わるフィールド変化に対応することがバス釣りでの釣果を高める重要なポイントであり、フィールぢに対応するには、異なる特徴を持ったルアーを使いこなす必要があります。
様々なルアーが存在する中で、必ず押さえておきたいルアータイプとされているルアータイプの一つにデッドスローリトリーブルアーが存在します。
今回は、そんなデッドスローリトリーブルアーのおすすめをご紹介します。
- バス釣り歴20年
- 年間釣行100日超え
中部地方出身のバス釣りアングラー。小学生から地元河川を中心に釣りを初め、バス釣りの面白さにどんどんのめり込んでいきました。今ではワクワクするような非日常を感じる事が出来るような釣りが大好きで、新規フィールドの開拓にもチャレンジしています。
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目次
デッドスローリトリーブとは
デッドスローリトリーブとは、その名の通り極めてスローなリトリーブを指します。
デッドスローリトリーブのスピードに明確な決まりはありませんが、ルアーがスイミングすることができるギリギリのスピードとして多くのアングラーに認識されています。
もともとは冬バス攻略として普及したアプローチ方法であり、低水温や急激な環境変化によって高速移動するベイトに追従して捕食することができないバスに対してリーリングでアプローチすることができる方法の一つとして使われてきました。
高い効果を発揮することができるので、現在では、冬場に限ることなく、デッドスローリトリーブに対応することができるルアータイプも多くなってきています。
デッドスローリトリーブルアー（ワームを含む）を使うメリット
シビアなバスに対して有効となる
前述したように水温低下や環境変化で積極的にベイトをチェイスすることができないコンディションのバスでもデッドスローリトリーブルアーであれば、バスからは捕食することができるベイトとして認識させることができます。
特に冬のアプローチはボトムを意識したスローダウンが定番とされていますが、ボトムに生息するベイトが少なくなり、中層やボトムから少し浮いた状態のベイトが多くなります。
ベイトフィッシュにマッチさせやすく、更に、体力がないバスでも捕食できる対象として認識させることができるのは、デッドスローリトリーブルアーを使うメリットの一つであると言えます。
スローダウンした釣りの中でも手返しがよい
デッドスローリトリーブ以外にもスローダウンしたアプローチ方法は存在していますが、ピンスポットで長時間のアプローチを行う形となり、1キャスト分のアプローチが非常に長くなります。
デッドスローリトリーブルアーを使用することで、スローダウンしつつも手返しを確保できるので、効率のよいアプローチを行うことができるようになります。
バスが確実に潜んでいるピンスポットが把握できていない場合でも、バスが存在するエリアを絞り込みやすいメリットを持っています。
極めてスローなアプローチができる
デッドスローリトリーブルアーは、他のルアーより低速で使用してもルアーアクションを失うことなく、アピールすることができるように作り上げられています。
デッドスローリトリーブに対応していないルアーでは、スローリトリーブを行うとルアー自体が動かなく、水中でアピールすることができなくなります。
通常のルアーではルアーアクションが消失してしまう速度域でもでデッドスローリトリーブルアーであれば、確実にアピールを行うことができるようになります。
狙いのスポットから離れにくい
デッドスローリトリーブルアーを使用すると、バスが潜んでいるストライクゾーンに長時間ルアーを動かしながら留めることができるようになります。
ストライクポイントにルアーを留めることで、バスがルアーにチェイスする時間や浮上を行うための時間を稼ぎだすことができるようになります。
狙いのポイントにルアーを長時間留めることができるようになれば、バスの方からもルアーを見つけ出しやすくなります。
デッドスローリトリーブルアーを使うデメリット
高速リトリーブに対応しない場合がある
デッドスローリトリーブルアーには、デッドスローリトリーブから高速リトリーブに対応できるモデルや、デッドスローリトリーブのみに対応しているモデルが存在します。
デッドスロー専用設計が施されているモデルであるほど、状況に応じて高速アプローチに切り替えることが行いにくい傾向があります。
デッドスローリトリーブルアーを使用する時には、対応することができる速度域を事前に目視して確認しておくことが必要となります。
根掛かりが多くなる
デッドスローリトリーブのルアーは、根掛かりによるルアーロストの危険性が高まります。
特にボトム付近をデッドスローリトリーブでアプローチする場合や、浮力が低いモデルを使用する時には、常に根掛かりのリスクを意識する場合もあります。
ボートアングラーであれば根掛かりが発生した場合でも高い確率で回収することができますが、オカッパリアングラーは根掛かり回収が行いにくく、更にアップヒルでのアプローチとなるため、特に注意が必要です。
デッドスローリトリーブルアーの中でも高い障害物回避能力を持っているタイプを選択することが賢明です。
デッドスローリトリーブルアーの選び方
ハードベイトとワームで選ぶ
デッドスローリトリーブができるルアーは、ハードベイトとソフトベイトの両方に存在します。
ハードベイトはソフトベイトよりもデッドスローリトリーブでも強い水押を作り出すことができるようになっています。
ソフトベイトはハードベイトと比較すると素材自体が柔らかいこともあり、強い水押しを作ることはできませんが、その分、フィネス要素が強く、ハードベイトではアピールが強すぎてルアーが見切られてしまう場合でも有効となる場面が多くなります。
フィールドを手早く探りたい場合や、食い気の強いバスを効率よく探る場合は、ハードベイトを選択し、ある程度バスが存在しているエリアが絞り込められている場合や、ハイプレッシャーなフィールドではソフトベイトを選択することがおすすめです。
ルアータイプで選ぶ
デッドスローリトリーブを行うことができるルアーは、多種多様です。
ビッグベイトやミノー、バイブレーション、羽モノルアーなどでデッドスローリトリーブに対応することができます。
デッドスローリトリーブだからと言って一つのルアータイプに限定されることなく、ポイントやアプローチする水質、バスが捕食しているベイトによってベストな選択は異なりますので、バスからの反応を得ることができなかった場合にローテーションできる準備を行っておくことも重要です。
水深で選ぶ
攻略することができるレンジも考慮してルアー選択を行う必要があります。
バスが存在するレンジや、バスが捕食しているベイトのレンジ、バスが浮上することができる障害物の有無などを考慮しておく必要があります。
攻略することができるレンジ別でルアーを揃えておくことが最適ですが、手持ちのルアーではターゲットとする水深に到達することができない場合は、板重りなどを利用してレンジ調整を行うことができるように準備をしておくとよいでしょう。
スナッグレス性で選ぶ
デッドスローリトリーブのルアーを選ぶ時に、ルアーのスナッグレス性を考慮して選ぶとストレスが無い釣りを行うことができるようになります。
スナッグレス性を確保するためには、障害物を回避することができるリップの有無やボディーの浮力を確認しておく必要があります。
特にデッドスローリトリーブで障害物へコンタクトさせる場合や、ロックエリアなどの根掛かりリスクが高いエリアで使用する場合は、特に注意が必要なポイントとなります。
デッドスローリトリーブルアーおすすめ10選
【ファットラボ】
ネコソギDSR
デッドスローリトリーブ用に作り上げられたビッグベイトであり、多くのアングラーが冬場のビッグフィッシュを数多く手にしている実績の高いルアーです。
ボディーサイズに対して大型のリップが取り付けられており、高いスナッグレス性能を発揮することができるようになっている他、自由度の高いシングルジョイントが採用されており、低速でもしっかりとアピールできるようになっています。
ビッグベイトにおけるデッドスローアプローチには欠かすことができないモデルです。
【DRT】
タイニークラッシュ
DRTからリリースされているタイニークラッシュはビッグベイトの中でも、デッドスローリトリーブから、高速リトリーブまで対応することができるルアーです。
デッドスローでのクランキングはもちろん、オプションのリップやテールを組み合わせることでアクションの質を変化させることもできるようになっており、様々なアプローチを1つのルアーで実現することができるようになっています。
ビッグベイトの中でも非常に人気があり、まだまだ入手困難な状況が続いているルアーですが、非常に便利なルアーとなっています。
【シグナル】
ブラックデュラゴン ライト デッドスロー
琵琶湖の北湖を中心に活躍している奥田学プロが作り出したビッグベイトであり、タフコンディションを打開することができるモデルです。
タフコンディションに対応することができるように、強すぎる動きではなく、アピール力を抑えたアクションとなっています。
無防備で弱弱しいアクションでアピールするので、タフなスレバスにも捕食スイッチが入れやすくなっています。
デッドスローの釣りでは必ず名前が挙がる人気ルアーの一つです。
【ジャッカル】
デッドスローラー
ジャッカルからリリースされているデッドスローアプローチに特化しているシャッドテールワームです。
楕円形状のテールと深めに取り付けられているボディーリブが相まって、デッドスローでもしっかりと水を掴み、ウォブリングアクションの演出が可能となっています。
スキッピングなどのキャストも行いやすいように作り上げられているので、カバーの奥にルアーを入れ込み、長い時間ストライクゾーンにルアーを留めることもできるようになっています。
【ジャッカル】
バスピノ
ジャッカルからリリースされているデッドスロー対応のミノーです。
通常のミノー形状と異なり、三日月型のボディーとボディー後部に取り付けられているスラッシュラダーにより、水面を大きくロールしながらアピールすることができるようになっています。
デッドスローに対応するために大型のリップが取り付けられているのも特徴で、低速でも動きを失わないようにデザインされています。
他のルアーには無い動きを演出することができるのも魅力なルアーです。
【ハイドアップ】
スタッガー オリジナル
釣れるシャッドテールワームとして、多くのアングラーが信頼を寄せているモデルです。
適度な硬さで作り上げられているテールはハイピッチで動くようにデザインされており、ワーム単体はもちろん、スイムジグなどとの相性も良く、様々な使い方ができるようになっています。
サイズバリエーションも豊富に作り上げられているので、バスが捕食しているフィールドのベイトサイズに合わせる他、デカバスの一発狙いも行うことができるようになっています。
【ニシネルアーワークス】
ビーツァ
ニシネルアーワークスからリリースされているフラットサイドクランクベイトであり、コアなアングラーからも高い釣果能力が認められられているルアーです。
シャッドとクランクベイトの間のようなベイトフィッシュライクなフォルムでルアーバランスが高く作り上げ荒れているので、超低速のリトリーブにもしっかりとルアーが追従するようになっています。
動き自体は非常にタイトなアクションとなっているので、極寒期のタフレイクでも一匹を絞り出すことができるルアーとなっています。
【ゲットネット】
ブリキンスイマー
ゲットネットからリリースされているブリキンスイマーは、オカッパリの釣りも考慮されて作り出されているスイムベイトです。
シャローレンジをデッドスローに攻略することができるルアーとなっており、オカッパリでも使用されるMHクラスのロッドでも扱うことができる軽量なモデルとなっています。
リアルベイトのようにテールを大きく、そして頭は極めて僅かに振るアクションでスイムベイトに見慣れたバスに対しても高い喰わせ能力を発揮することができるようになっています。
【ファイナルウェポン】
イービルシャッド
デッドスロースイムベイトであり、ハンドポワードで作り上げられているモデルです。
数あるスイムベイトの中でもとりわけソフトに作り上げられているので、着水直後からテロテロとテールを艶めかしく動かしてアピールすることができるようになっています。
一つ一つハンドポワードで作り上げられているので、入手しにくいしスイムベイトですが、間違いのない性能を秘めているモデルなので、入手し、実際にフィールドで試したいただきたいモデルの一つです。
【レイドジャパン】
ダッジ
デッドスローによる水面アプローチを行うことができるルアーであり、大型の羽モノルアーブームを作り出したモデルでもあります。
僅かにラインテンション張るのみでもボディーを左右に傾けながらのクロールアクションを演出することができるバランスの良さと、多量のフェザーが取り付けられているマラブーフックにより水の抵抗を高め、移動距離を抑えることができるようになっています。
大きな波動でじっくりと水面アプローチすることができるルアーとして、おすすめなモデルです。
まとめ
デッドスローリトリーブはタフなフィールドを攻略するためには欠かすことができないアプローチ方法の一つとなっています。
今回ご紹介したルアーはデッドスローに専用設計されているモデルや、全速度域に対応することができるモデルとなっていますので、是非参考にしてタフフィールドの攻略に役立ててみてくださいね。
デッドスロールアーの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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