ボートでバス釣りをする場合に必須なのがエレクトリックモーター、通称エレキと呼ばれる動力。
フットコンとハンドコンがあり、船にセットする場所によって使い分けます。
エレキのパワーやシャフトの長さによって適している使い方が違うので、エレキを使って快適に釣りをするための選び方やおすすめのエレキをご紹介します。
- バス釣り歴20年以上
- JB桧原湖所属(2020年)
- NBCチャプター等の大会参加
NBCチャプターやローカル大会にも数多く参加。2020年はJB桧原湖に所属。
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エレキモーターとは
エレクトリックモーターを略してエレキと呼んでいます。
その名の通り、動力に使うのはエンジンではなくモーターなのでバッテリーによる電力で動きます。
大きく分けてハンドコントロール(ハンドコン)、フットコントロール(フットコン)があり、前者は船の後ろに、後者は前に付けることが多いです。
ハンドコンのメリットは体制が低くできるのでロッドを水面近くで操作できる点ですが、現在はハイパワーなエレキもあるのでフットコンとの2機掛けもされています。
また、フットコンは立ちながら足で操作するので両手を使えるため、バスボートをはじめボートフィッシングにおいては広く普及していますが、ボートの種類によってはバランス感覚が大事になります。
バス釣りでエレキモーターにこだわるメリット
操船・移動がしやすくなる
自分の感覚に合ったモデルを選ぶことでやはり使い勝手は向上し、操船がしやすくなります。
ペダルの踏み心地や旋回スピード、ダイヤルの回しやすさやスイッチ類の配置など、各社多種多様のセッティングがされています。
エレキにこだわることで操船や移動がしやすくなります。
また、バスとのファイト時などでの瞬時のON/OFFや方向転換などをするにはやはり慣れたエレキが最適です。
釣りが快適になる
自分に合うエレキを選んだ結果、狙えるシチュエーションが増えたり、釣れる魚が増えることに繋がります。
まずはレンタルエレキで操船に慣れ、各メーカーのエレキを試し踏みしてみて自分に合ったモデルを探すと良いでしょう。
次に解説する選び方を読み、ぜひエレキの選択にこだわってみてください。
バス釣り用エレキモーターの選び方
メーカー
現在購入できるエレキのメーカーは有名なところで5社あります。
エレキ専門で展開しているメーカーがメインですが、魚探メーカーが作ったエレキもあり、魚探と連動させて効率的に釣りができるモデルもあります。
また、フットコンの場合はペダル上のスイッチの場所も違うので、ペダルの踏み心地と合わせて事前に確認しておくことをオススメします。
ハンドコンorフットコン
エレキの種類にはハンドコントロールモデルとフットコントロールモデルの二つがあります。
前者は船の後方に設置し、文字通り手で操作するので水面に近いところで釣りができるメリットがあります。
また、後者は船の前方に設置し、足で操作するので釣りの動作がしやすくなります。
多くの場合ではフットコンを選びます。
パワー
エンジンで言う馬力のようなもので54Lbsや82Lbs、109Lbsなど、ポンド数で表記されます。
次に記載する電圧とも関係しますが、ポンド数が大きくなるにつれてバッテリーの数が増えます。
ローボートのレンタルボートでは54Lbsや82Lbsが使われることが多く、109Lbsクラスのハイパワーエレキはバスボートに使われます。
ハイパワーになれば機動力が上がる一方、操作ミスなどでは落水の危険性も高まります。
電圧
エレキのパワーが上がるにつれて必要な電圧が上がり、バッテリーの数が増えます。
54lbであれば12Vですが、84lbでは24V、109lbになると36Vが必要になります。
バス釣りで使われる鉛のバッテリーは12Vなので、54lbであれば1発で良いものが、電圧が上がるにつれてバッテリーの数が増えるので、船体が重くなったり、準備・片付けが大変になります。
ただし、近年ではリチウムバッテリーも普及しており、24Vや36Vといった高電圧バッテリーが1つでまかなえるようになっています。
シャフトの長さ
エレキを使う場合、使用する船に合わせて適切なシャフトの長さで使用する必要があります。
一般的には水面から15~30cm程度の位置にペラが来るようにセッティングすることで適切な推進力と安全性を確保します。
そのため、シャフトが短いとキャビテーションと言ってエレキのペラが水面より上になってしまい、適切な推進力を得ることができません。
逆に長い場合でもシャフトによる水の抵抗が大きくなってしまうのでエレキのパワーに応じた推進力が得られず、旋回もしにくくなります。
ペラの枚数と素材
エレキを選ぶうえでペラは重要なポイントです。
大きく分けて2枚ペラと3枚ペラがあり、プラ製と金属製があります。
2枚ペラの場合はスピードが出やすく、ウィードも切りやすいですが、3枚ペラだと水を掴みやすいので安定します。
プラ製だと軽いので消費電力が抑えられますが、ロックやウィードには弱い傾向があります。
いずれもプラ製ですが、ハイパワーエレキには3枚ペラ、ローボートなどでは2枚ペラを使うことが多いです。
ちなみに、多くの場合で別売りでペラの購入ができます。
スピードコントロール
大きく分けて5段階変速と無段階変速がありますが、バス釣りにおいて圧倒的におすすめなのは無段階変則です。
なぜなら、同じエレキパワーでも5段階変速より無段階変速の方がスピードのコントロールがしやすいからです。
バス釣りは特に水の流れに逆らったり、流れに乗せたり、またはスポットに止めながら釣りをするので微調整が大事です。
なので、無段階変速の方が使い勝手も良く、釣りに集中できます。
GPSの有無
購入金額に直結するのがGPS機能です。
エレキ本体にGPS機能が搭載されているモデルであれば、その場に留まることができ、流れの中でもポジションを維持することができます。
また、魚探とリンクさせることで、魚探でマーキングしたポイントまで自動操縦が出来るものもあります。
但し、電波が悪い山間部のフィールドなどでは意図しない動きをすることもあるので要注意です。
バス釣り用エレキモーターおすすめ8選
【MINNKOTA】
EDGE 55Lbs-45Inc
MINNKOTA製の入門用にオススメなフットコンエレキです。
私も初めて購入したエレキはこのエレキでした。
バッテリーの持ちも良いイメージがあり、普通に使う分には十分な性能です。
有名メーカーのエレキの中ではまだ購入しやすい金額なので、このエレキを使って操船に慣れてみてください。
【MotorGuide】
X3-45V-45″
X3シリーズはMotorGuide社の入門機とも言えるシリーズです。
中でも45Lbsのこのエレキはローボートからジョンボート、アルミボートまで使える汎用性もあります。
MotorGuide社のエレキは特に壊れにくい印象がありますので、永く使えるという点でもオススメです。
【HAIGE】
HS-50702-90E + 充電器 + バッテリー(1個)セット
免許不要艇のゴムボートなどでも使えるハンドコンで、こちらの商品はなんとバッテリーと充電器もセットになっています。
そのため、これを購入すればすぐにでも釣りに出かけることができます。
HAIGE社のエレキは総じて軽いのが特徴なので、ゴムボートなどでの手軽なバス釣りにぜひおすすめしたい商品です。
【MotorGuide】
X3-70V-45″
MotorGuide社の24Vモデルはツアーシリーズを選ぶことが多いですが、X3シリーズにもあります。
X3シリーズの良いところは何といってもマウントが軽いこと。
ローボートなどへの脱着を考えるとX3シリーズを積極的に選びたいところですが、12Vでは物足りないという方は24V-70Lbsのこのモデルが最適です。
ぜひ候補に入れてみてください。
【MINNKOTA】
MAXXUM 70
マクサムシリーズはミンコタ社の中でも中核になるシリーズ。
70Lbsのこの商品はまさに王道の中心的モデルです。
他者のペダルの踏み心地と操作感が合わない方はこちらのエレキが合うでしょう。
長距離を走っても燃費が良く、バッテリーの持ちが良いのもオススメポイントです。
【MotorGuide】
TOUR 82-45″ SNR
MotorGuide社が誇る名作のツアーシリーズからは82Lbs-45Incモデルをご紹介。
中でもこのSNRモデルはエレキのヘッド内にユニバーサルソナーと呼ばれる振動子を搭載しているので、配線をスッキリさせることができます。
これまでのツアーシリーズの性能を引き継いだ後継機なので、性能も折り紙付きです。
【Garmin】
Force 57インチ109Lbs
Garmin社はレーダーやソナーの技術を応用して魚探やスマートウォッチを販売しているメーカーですが、エレキも販売しています。
一点でステイするのはもちろん、フォースの最大の特徴はガーミン魚探とリンクさせることで自動操縦ができることです。
リモコン操作で目的地まで自動でGPSをたどって移動してくれます。
また、上げ下げにはダンパーが効いているので持ちあげるのが軽いことと、上げる際に自動でエレキのヘッドを正しい位置に戻してくれるのは良いポイントです。
ただ、フットコンがワイヤレスなので切れてしまうことがあるので要注意です。
【HAIGE】
HS-50719
ハイガーのハンドコンエレキの中でも最大級のパワーを誇るのがこのエレキ。
エンジンが使えないフィールドでアルミボートやローボートなどのリアに装着し、いわゆる2機掛けをして移動のスピードを上げている方も居ます。
値段も買いやすい金額なので、サブエレキとしても使えるモデルです。
まとめ
ボートフィッシングのバス釣りにおいて必要不可欠のエレキ。
レンタルエレキからマイエレキを持つことで行けるフィールドも増えることでしょう。
自分に合ったモデルを選ぶことで快適に釣りができるので、様々な視点からエレキを見て選んでみてください。
バス釣り用エレキモーターの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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