アジングロッドは繊細なアタリを掛けに行くのが醍醐味ですから掛け調子のロッドが主流です。
しかし、豆アジサイズを相手にするとバイトを弾いて掛けにいくタイミングが掴めないことも珍しくありません。
そこで今回はアワセを入れずにオートマチックなフックングで豆アジも掛けられる乗せ調子のアジングロッドをご紹介させて頂きます。
メリット、デメリット、ロッドの選び方、そしておすすめ商品もご紹介させて頂きますので参考にして頂ければ幸いです。
- 釣り歴20年
- 釣り大会の出場経験あり
静岡県在住。 小学生のころ、父とサビキ釣りをきっかけに釣りに熱中するようになりました。 ルアー釣りがメインですが、餌での上物釣りや底物釣りまで幅広いジャンルを楽しんでいます。 魚は釣るのも食うのも大好きで釣りバカ人生まっしぐらです。 釣り方や魚への拘りが強く数釣りよりも理想の釣りを求めています。 現在の目標はイシダイ70㎝オーバーです。 離島まで足を運んでもなかなか出会えない王者の魅力に憑りつかれてしまいました。
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目次
- 1 乗せ調子のアジングロッドを使うメリット
- 2 乗せ調子のアジングロッドを使うデメリット
- 3 乗せ調子のアジングロッドの選び方
- 4 乗せ調子のアジングロッドおすすめ8選
- 4.1 【ダイワ】月下美人EX AGS 510UL-S・Q 麗(REI)
- 4.2 【シマノ】ソアレSSアジング S610SUL-S
- 4.3 【アブガルシア】エラディケーターリアルフィネスCMG ERFS-57SULT-ST-CMG (Slow Taper Special 57)
- 4.4 【アブガルシア】エラディケーター リアルフィネス プロトタイプ ERFS-46Pro-ST Navigator
- 4.5 【サーティーフォー】GUIDEPOST LHR-57
- 4.6 【ヤマガブランクス】BlueCurrentⅢ 53
- 4.7 【ペンタスティック】PS2F 4LB-600S
- 4.8 【テンリュウ】ルナキア LK582S-LS
- 5 まとめ
乗せ調子のアジングロッドを使うメリット
豆アジもオートマチックに乗せられる
掛ける楽しみが味わえる掛け調子のロッドは豆アジの弱いバイトを感じられても掛けにいくタイミングが掴めません。
アタリを感じた時にはすでにワームを吐き出していることも多くバイトだけを貰って帰宅することも珍しくありません。
しかし、乗せ調子のロッドでしたら食い込み抜群で違和感も与えませんからオートマチックなフッキングで釣果を伸ばせます。
良く曲がるので口切れによるバラシが軽減できる
乗せ調子のロッドはティップだけでなくロッド全体に柔軟性を持たせてあります。
アジを掛けると動きを追従するようにロッド全体が綺麗に曲がって衝撃を吸収するので口切れを防ぐことができます。
極細のエステルラインを使用してもラインブレイクを防ぐことができますから不意に想定外の大アジを掛けても安心です。
クセがなく初心者でも扱いやすい
一般的なアジングロッドは感度を追求するために硬さとハリを持たせてあるので強いクセを持っています。
パッツン系と表現されることがあり、初心者にとっては扱いにくい仕上がりとなっています。
しかし、乗せ調子のロッドはマイルドな仕上がりになっているのでキャストしやすく初心者の方も扱いに困りません。
プラグを使った釣りも楽しめる
乗せ調子のロッドは柔軟に曲がるティップを搭載しており、ジグ単よりも重量のあるプラグをキャストしやすい特徴を持っています。
反発力を生かしてキャスト出来るので漁港の様な小場所でも遠投しながら広範囲を探ることができます。
リリースするタイミングも掛け調子のロッドに比べて広いので、ミスキャストする心配もありません。
メバリングも同時に楽しめる
ナイトゲームでアジングを行っているとメバルの方が活性は高いという日に当たることも少なくありません。
乗せ調子のロッドはプラグも使いやすいですし巻き中心のメバリングに最適な性能を持っています。
使用するワームやプラグもアジングに近いものがありますから、現地で狙う魚を変更してボウズから逃れるメリットが得られます。
乗せ調子のアジングロッドを使うデメリット
掛けにいくアジングの醍醐味は味わえない
乗せ調子のロッドでも掛けにいく楽しみは味わえますが、掛け調子のロッドのようなレスポンスの良さはありません。
掛け調子のロッドから持ち替えた方は感度の悪さ感じられるのでダルいロッドと感じてしまうことがあります。
乗せ調子のロッドがアジングに向いていないということではなく、スタイルの違いと割り切って下さい。
テンポ良く抜き上げることができない
乗せ調子のロッドは食い込みを良くするために柔軟性を持たせた仕上がりになっています。
その為、テンポ良く抜き上げようとしてもロッドが曲がるのでフッキングが甘いとピックアップ寸前に外れてしまうことがあります。
ロッドが最も曲がるタイミングを見極めることができるまではストレスを感じることも少なくありません。
フォール中の小さいアタリが拾いにくい
乗せ調子のロッドは食い込みを良くするために柔軟性を高めて作られています。
そのため、掛け調子のロッドに比べて感度が劣りますからフォール中の小さいアタリを見逃してしまうこともあります。
フッキングしてアジが引くまでアタリなのか潮の流れの変化なのか掴みにくく状況が把握できないことも少なくありません。
乗せ調子のアジングロッドの選び方
6~7fの長さがおすすめ
ロッドは短いほど手感度が高くなりますから、短いロッドの方がアタリを鮮明に拾うことができます。
乗せ調子のロッドは掛け調子のロッドと違って感度よりも食い込みの良さを重視しており長さを短くして感度を稼ぐのが一番です。
遠投性が求められる釣り場以外では操作性にも優れた更に短いロッドを選択して下さい。
常夜灯下の近距離戦がメインの方でしたら5f以下のショートロッドを選択しても構いません。
ティップの素材について
オートマチックな乗せを追求する場合は食い込みの良いソリッドティップを搭載したロッドを選択して下さい。
最近のソリッドティップは感度も追及されているのでショートバイトも見逃さない性能に仕上げられています。
フッキングの速さは掛け調子のロッドに敵いませんが、アタリを感じて掛けにいく釣りも楽しめます。
戻りが速いカーボン製のソリッドティップを採用したロッドでしたら軽量なリグも投げやすいというメリットも得られるでしょう。
ねじれの少ないブランクスのロッドを選ぶ
乗せ調子のロッドはベリーからバットに掛けても綺麗に曲がりますからダルさを感じてしまいます。
その為、ブランクスの外層をカーボンテープで補強することによりねじれを少なくしたロッドを選択して下さい。
柔らかすぎるロッドは操作性、感度に乏しくアジを抜き上げる時にも動作がワンテンポ遅れてバラシの原因となります。
乗せ調子でありながらもある程度のハリを持たせたロッドを選択すればアジングらしさも感じられます。
乗せ調子のアジングロッドおすすめ8選
【ダイワ】
月下美人EX AGS 510UL-S・Q 麗(REI)
超軽量なジグヘッド、マイクロプラグを操作するために開発されたダイワ最高峰のアジングロッドです。
違和感なく乗せる柔軟性を持っていますがシャープに掛けられる真逆の性質もバラン良く保っています。
ショートフットのAGSを搭載しており感度も高いのでルアーの動きを感じながらの釣りが楽しめます。
【シマノ】
ソアレSSアジング S610SUL-S
ULクラスのアジングロッドですがブランクスをカーボンテープで補強してあり余計なダルさを感じることがありません。
食い込みの良いソリッドティップを搭載しており豆アジの弱い吸い込みも弾くことがありません。
巻きの釣りでオートマチックに乗せる性能が高く、クセが無いので初心者にもおすすめです。
【アブガルシア】
エラディケーターリアルフィネスCMG ERFS-57SULT-ST-CMG (Slow Taper Special 57)
乗せ調子のロッドですが感度もまずまずでフォール中の小さいアタリも感じ取ることができます。
良く曲がるのでアワセを入れる釣りも織り交ぜる時にはPEラインやエステルライン使用して下さい。
カーボン強化樹脂フレームのガイドを搭載しており軽さも抜群ですから繊細なアクションも付けやすいロッドです。
ショートロッドなので乗せ調子特有のダルさを感じにくく、感度も高いので掛けにいく釣りにも使えます。
軽量なジグ単からプラグまで操作できる汎用性の高さを持っているのでメバリングも合わせて楽しめます。
アジを掛けると満月のような美しいカーブを描くので思い切り曲げる楽しみも味わえるロッドです。
【サーティーフォー】
GUIDEPOST LHR-57
レディース、メンズとペアで使える2つのカラーがラインナップされたオシャレなロッドです。
アジングに求められる感度を落とさず乗せ調子に仕上げられており、ロッドを持ち替えた時の違和感がありません。
ワンハンドでキャスティングしやすい長さですからこれからアジングを始める方にもおすすめします。
【ヤマガブランクス】
BlueCurrentⅢ 53
近距離専用のショートロッドで豆アジにも違和感を与えず食い込ませる乗せ調子に仕上げられています。
アンダー1gのジグヘッドを使用しても挙動が掴める感度を有しており掛け調子のロッドと比較してもフィーリングに差がありません。
アジを掛けるとワンピースロッドのように綺麗な弧を描くのでファイト自体を楽しむこともできます。
【ペンタスティック】
PS2F 4LB-600S
軽量なジグ単を使用してもどこを泳いでいるのか把握できる感度を持ったロッドです。
片手でキャストしやすい長さですから混雑した釣り場での使用にも最適です。
非常に軽くしなやかに曲がるので豆アジが相手でも苦戦することはありません。
高価なロッドですがバーサタイル性が高いのでこの1本でライトゲーム全般をカバー出来ます。
【テンリュウ】
ルナキア LK582S-LS
粘りの強いブランクスを使用しており、しなやかでよく曲がるアジング専用のショートロッドです。
コントロール性が高いので常夜灯の際を丁寧に探れますからナイトゲーム主体の方にもおすすめです。
大アジがHITしても負けないパワーを持っており、柔軟性を生かして口切れを気にせずランディングに持ち込めます。
まとめ
アジングは掛け調子のロッドが主流ですが豆アジやスレたアジを掛けるには乗せ調子のロッドが適しています。
口の横に掛かってバラす可能性は高くなりますが、掛かる数が多くなるので釣果が変わらないことも珍しくありません。
当たり前と言われる固定概念を捨てることで新しい発見にも繋がるでしょう。
乗せ調子のアジングロッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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