オフショアビッグゲームの最大のターゲットと言っても過言ではないマグロゲーム。
マグロゲームの最大の魅力は何と言ってもナブラ撃ちと言えるのではないでしょうか。
日本ではキハダマグロや100㎏を超えるクロマグロまで狙うことが出来、またリールやロッド、ライン等の進化から以前より多くの人が狙う事が可能になってきました。
ここではそんなキハダマグロ、クロマグロのキャスティングゲームに最適なルアー（プラグ）の選び方やおすすめ、使い方をご紹介していきます。
- 元釣具屋店員
- 釣り歴21年
- 大会出場経験あり
物心付いた頃から釣りを始め、基本的にルアーでターゲットとなる魚は、淡水、ソルトに関わらず狙っています。年間を通して釣れる魚を日々追って、長期連休時は遠征釣行も行っています。当面の目標は100㎏オーバーのクロマグロ、キングサーモンを釣り上げる事です。
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目次
マグロのナブラ撃ちルアーの選び方
飛距離
マグロゲームでよくあるナブラ撃ちですが、何と言ってもルアーの飛距離がものを言う場面がもの凄く多いです。
特に人気のフィールドでは、ボートのプレッシャーが多く、近づくとすぐに沈んでしまうナブラも多くあります。
飛距離を出すにはもちろん腕やタックルバランスも非常に重要ですが、ルアーのポテンシャルも同じくらい重要です。
ですのでルアーを選ぶ際はぜひ飛距離が出し易いものをおすすめします。
アクション
ルアーフィッシングにおいてどの魚もそうですが、マグロのナブラ撃ちでもルアーの種類がなんであれ食ってくる比較的簡単な場合と、限られたサイズ、アクションしか食ってこない場合があります。
また同じ日でもナブラ毎によって非常にセレクティブな場合とそうでない場合もあり、ある程度の場面でも対応できる用、バリエーションを揃えたルアーを用意する必要があります。
参考までに以下4種類のルアーを用意すると安心です。
- 動きが激しいボディがファットなタイプ（フローティング）
- 動きが大人しいボディがスリムなタイプ（フローティング）
- 泡でアピールするポッパータイプ
- 弱った魚を演出するシンキングタイプ
サイズ
サイズは飛距離、アクション以上に重要な要素となってきます。
マグロのナブラはその時々によって、小さなカタクチイワシを追っている場合、中型のマイワシを追っている場合、シイラやサンマなどの大型のベイトを追っている場合と様々です。
時期によりある程度、ベイトサイズを絞ることもできますが、フィールドに出ないとその日のベイトが分からないこともあります。
幅広いサイズのルアーを用意する必要がありますが、130㎜～230㎜のサイズのものを選べばひとまず安心です。
勿論、幅広く対応できると言ってもシラス等の極小ベイトを捕食しているような場合は、どのルアーを使用しても攻略が非常に難しいこともあります。
ですが、サイズバリエーションを揃える事で攻略方法を見つけ、カバーし易くなる点は間違いないので、後悔しない為にも様々なサイズのルアーを用意しましょう。
材質
マグロのナブラ撃ちで使用するルアー（プラグ）は大きく分けて樹脂と木材（ウッド）の2種類の材質があります。
樹脂材のメリットは安価且つ入手がし易く、誰でも扱い易い、飛距離も出やすいものが多いです。
木材（ウッド）ルアーのメリットは樹脂材のものと比較しても動きが滑らかで良く、より自然なアクションになる点です。
反面、価格も高くなり、ものによっては入手が非常に困難な製品もあります。
私もウッドルアーはいくつも持っていますが、最近では樹脂材のルアーを使用する場面が多く、問題無く使用できると自信を持っておすすめ出来ます。
マグロのナブラ撃ちルアーおすすめ8選
【シマノ】
オシア ヘッドディップフラッシュブースト（175F）
シマノのマグロキャスティングゲームの代表格とも言える超有名ルアーです。
ファットなボディからくる強い波動のアクション、高い遠投性能はどんな人にも扱い易く、またステイしている最中もルアー内部に搭載されている反射板が常にキラキラと反射し、マグロへのアピールをしてくれます。
PEライン6号までのタックルと相性が良く、キハダマグロ～クロマグロまで幅広く使用することが出来ます。
【シマノ】
オシアペンシル別注平政フラッシュブースト（160F）
名前の通りヒラマサゲームで高い実績を誇るルアーですが、マグロゲームでも同じくらい高い実績を誇ります。
160㎜と比較的小さなサイズの為、カタクチイワシを捕食しているシーン等に有効で、こちらのルアーもルアー内部に反射板がついておりステイの際もマグロにアピールすることが出来ます。
スリムなボディからくる大人しめのアクションは、魚がスレているシーンなどに有効です。
大型のマグロを狙う場合は、標準装備されているフックは変え、少し大きめのものを装着することをおすすめします。
【シマノ】
ボムディップフラッシュブースト（190F）
近年流行りの小口径ポッパーではなく、名前の通り激しいスプラッシュ音と泡で誘うポッパーです。
どちらかと言うとナブラが出ていない誘い出しで効果を発揮するルアーですが、ナブラ撃ちでももちろん有効で、存在感のあるアクションは、いち早く魚に発見され易く、ヒット率も低くありません。
ロッドでの操作も簡単な為、初心者の方にもおすすめな製品です。
【マリア】
ローデット（F180）
飛距離、アクション共に高い実績を誇り、マグロはもちろんヒラマサキャスティングゲームでも人気のルアーです。
ミスダイブし難く、多少荒れた海でも比較的扱い易いです。
ステイの姿勢もよく、キャストして着水後、20～30秒放置しているだけでヒットすることもあり、色々な使い方が出来るユーティリティプレイヤーとも言えます。
カラーバリエーションも豊富なのもこのルアーの嬉しいポイントです。
【マリア】
ラピード（F190）
マリアのラピードと言えばヒラマサキャスティングゲームで超が付くほど人気のルアーで、ヒラマサ以外にもマグロキャスティングでも非常に活躍します。
スリムで大人しい自然なアクションは、樹脂製のルアーアクションを超越しており、また際立ってミスダイブが少ない点もこのルアーの最大の特徴です。
ベイトサイズが小さいシーンではぜひクリアカラーを使用してみて下さい。
飛距離を出すことが出来ながら、ルアーシルエットを小さくぼやかすことができるので、他のルアーに食って来ない場面でもヒットを得る事が出来る可能性が高まります。
【マリア】
ダックダイブ（F230）
小口径ポッパーの走りとなったルアーで、ヒラマサキャスティング、マグロ誘い出しに高い実績があります。
独自のマグネット方式を採用しており、充分な飛距離も出せ、ナブラ撃ちでも活躍します。
ナブラ撃ちの際はナブラのど真ん中に投げるのではなく、少し外したところに投げ、ワンアクション後にステイさせるだけで食ってきますので、ぜひ試してみて下さい。
【ダイワ】
ドラドスライダーヒラマサチューン（18F）
名前の通りヒラマサキャスティンゲーム向けのルアーですが、マグロゲームにも最適なルアーとして人気があります。
飛距離、アクションと安定しており、180㎜のサイズ感もキハダマグロ、クロマグロの両方に使用することが出来ます。
PE6号までのタックルと相性が良く、初めての方にもおすすめなルアーです。
【ダイワ】
ソルティガ オーバーゼア― ドリフトフォール
シンキングタイプのルアーで、マグロがイワシを囲んで捕食しているシーンで非常に有効です。
特に水面をあまり割らず、水面直下を捕食しているシーンでは効果絶大で、ラインテンションを多少張ったまま、テンションフォールさせるだけで、弱ったイワシがゆらゆらと落ちていくアクションを演出し、特に他のアクションを加える必要が無くヒットに持ち込むことが出来ます。
タックルボックスに1つ入れておくと必ず使う場面が出てきますので、ぜひ用意して欲しいルアーの一つです。
まとめ
最初はナブラに何を投げていいかわからないかと思いますが、慣れていけば何となくマッチするルアーが分かる様になったりします。
また良く釣る人程、得意なルアーを持ってますので、ぜひ色々使用してみてご自身の得意なルアーを見つけてください。
マグロのナブラ撃ちルアーの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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