キャッチーなデザインでおなじみのDRESSから、ロックフィッシュにピッタリのワーム「モスキートクロー」が登場しました。
ロックフィッシュ用ワームは各社展開していますが、モスキートクローはその中でも一味違うワームに仕上がっています。
早速ロックフィッシュゲームに使用してきたので、実釣インプレを含めて徹底解説します。
- 釣り歴15年
- 釣り具の販売経験あり
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北国生まれのアマチュア釣り師。前職では量販店で釣り具の販売、企画も担当。釣った魚を調理して食べるのも大好きで、美味しい魚のためならフィールド問わずアクティブに挑戦します。
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目次
DRESSのモスキートクローとは
サイズ(inch) | 2.5/3.0/4.0 |
数量(inch/数) | 2.5:10本/3.0:8本/4.0:6本 |
カラー | 2.5:6色/3.0:10色/4.0:6色 |
モスキートクローは、印象的なデザインのフィッシングツールやウェアでおなじみのDRESSが展開するワームです。
2016年に発売されているので、すでに使ったことがある方も多いかと思いますが、2022年にサイズやカラーをリニューアルして新発売されました。
2.5、3、4インチとサイズのバリエーションが増えたことで、より使えるシーンが広がっています。
カラーも2.5・4インチが各6色、3インチは10色展開されており、細かく使い分けることも可能です。
甲殻類を模したワームですが、実際に使ってみるとその可能性はホッグ・クロー系に収まらず、マルチなワームになっていると言えます。
モスキートクローを使うメリット
甲殻類系のワームはロックフィッシュゲームの定番なので、様々なメーカーから発売されていますよね。
中でもモスキートクローは、実際に使ってみると一味違うワームに仕上がっていて、メリットが多いと感じました。
縦横どちらの動きも可能
モスキートクローは、穴の開いた細身で流線形のツメが特徴的ですよね。
筆者の第一印象では、これではあまりツメがバタつかず、アピール力が劣るのではと思ったのですが、実際に使ってみるとむしろ逆でした。
通常ホッグ・クロー系ワームは、ツメを大きくなびかせることでアピールしますが、モスキートクローのツメはハイピッチで動きます。
甲殻類系を模したシルエットながら、イメージ的にはダブルテールのグラブ系ワームに近い動きを見せてくれるのです。
つまり泳がせてもアピールしてくれるので、ボトム付近から離して中層でスイミングさせて誘うことも可能になっています。
もちろんエビっぽいシルエットを生かして、通常の甲殻類系ワーム同様のアピールも可能なので、より使える幅の広いマルチなワームだと言えます。
アクションのレスポンスがいい
ホッグ・クロー系ワームと言えば、リフト&フォールなどを屈指して、上下に動かすのが基本ですよね。
しかし実際に水中映像を見てみると、ワームの柔軟性を生かしてしっかり動かすのは難しく、小さな動きだとなおさらです。
イミテーションを甲殻類として考えると、滑らかな動きがないのもリアルではありますが、それでは効かないシーンもあるでしょう。
モスキートクローはわずかに水を受けてもツメがアクションするので、小さな動きでもレスポンスよくアピールしてくれます。
加えて触覚部分のピンテールもしっかり動くので、よりアピール力を高めてくれます。
この点でも、これまでのホッグ・クロー系ワームとは一味違うワームに仕上がっていると言えますね。
モスキートクローのおすすめの使い方(リグやアクション等)
ではモスキートクローを使う場合は、どのようなリグやアクションと相性がいいのでしょうか。
基本的には何でもOKですが、今回実際に釣り場で試してみた中で、特におすすめの使い方をご紹介します。
テキサスリグ
テキサスリグは甲殻類系ワームと相性のいいリグで、もちろんモスキートクローとも相性抜群です。
モスキートクローは細身でスナッグレス効果に長けているので、テキサスリグと組み合わせることでそのメリットを生かすことができます。
特に海藻の中を通して使うようなシーンでは、モスキートクロー+テキサスリグのメリットを最大限発揮できるでしょう。
ストッパーを使うとストンとフォールさせられるので、フォールでツメの微波動を活かしたい場合は、ストッパー付きで組むのがおすすめです。
ネコリグ
バスで一世を風靡したネコリグですが、近年ロックフィッシュゲームでも使われるシーンが増えていますよね。
モスキートクローは見ての通り細長いシルエットのワームなので、ネコリグとの相性も良好です。
ボディ部は後方に向かって太くなっているので、ネイルシンカーも打ちやすいでしょう。
モスキートクローは着底時に倒れるのが早いですが、ネイルシンカーを打てば甲殻類の威嚇姿勢のような着底姿勢を一時的に保てます。
アクションを付けた時もエビが跳ねるような動きになり、より甲殻類的なリアルさが演出できます。
加えて、モスキートクロー特有の細かなアクションでのアピール力と組み合わせれば、寄せて食わせる戦略も取りやすいですね。
直リグ
モスキートクローの武器の一つが、小さなアクションでネチネチ魚が出るまでアピールできることです。
魚が居そうな基礎回りや根の中をしつこく攻めるのであれば、直リグがおすすめです。
直リグであれば細かなアクションを生かしやすいので、モスキートクローのレスポンスの良さを活かしやすいです。
また横方向の動きにも比較的対応しやすいので、スイミングでハイピッチなツメのアクションを生かしたいシーンでもそのまま使用できます。
実際に筆者も、それらのメリットを生かしていい釣果を得ることができました。
遠投性能を求めるなら、シンカーはワンサイズ重めにすることで、空気抵抗を抑えてキャストできるでしょう。
ジョイントジグヘッドリグ
主にライトロックゲームに使用されるジグヘッドですが、モスキートクローを使う場合はジョイント式のジグヘッドが特におすすめです。
クロー系ワームとして使うなら根回りを攻めたいですが、根掛かりによるフックの消耗は激しいので、交換できるメリットは大きいです。
加えて通常のリジットのジグヘッドよりも動きがフレキシブルなので、細かいアクションを出しやすく、モスキートクローの武器を活かせます。
モスキートクローは初心者の方も使いやすいワームなので、準備が手軽なジョイントジグヘッドなら、より初心者の方も使いやすくなりますね。
ジグヘッドでライトゲームを楽しむ場合は、2.5インチに5gのシンカーと組み合わせると操作性が良く、より強みを活かせるように感じました。
モスキートクローのインプレ
今回実際にモスキートクローを使用して、冬の北海道でロックフィッシュゲームを楽しんできました。
モスキートクローを手に取り、魚をキャッチした中で感じた魅力とその実力をたっぷりご紹介します。
シルエット・マテリアル
他のホッグ・クロー系ワームと比較すると、シュッとした細長いシルエットになっています。
弾力のあるマテリアルになっていて、ツメやピンテールのハイピッチなアクションに寄与しているように思います。
細身でスナッグレス効果も高そうですし、マテリアルの耐久性も高く、ガンガン根回りを攻めることが出来ますね。
適度な匂い付き
モスキートクローは汁系ワームではありませんが、エビフレーバーの匂いが付いています。
ガツンと来る匂いではなく、ほのかに香るエビ出汁ラーメンのようなイメージです。
汁系のように手に匂いは付かないので、強い匂いに抵抗がある方も使いやすいですね。
カラーのバリエーション
カラーバリエーションは3インチが全10色、2.5と4インチは全6色で、クリアー系とケイムラ・グロー系の展開になっています。
クリアー系はデイゲームに使いやすいグリパン系が中心で、ラメが強めに入っているので、月明かりや常夜灯のあるナイトゲームにも使えそうです。
ケイムラ系も水中ではっきりシルエットがわかるので、夜はもちろん昼でも海藻の中を通して使うようなシーンに有効でしょう。
個人的に気に入ったのがピンクグローで、蓄光させると光りつつナチュラルな風合いになるので、夜の渋い状況で使ってみたいですね。
サイズ
2.5・3・4インチの3サイズ展開ですが、ピンテールを含めた全長なので、数字よりはコンパクトな印象を持ちました。
細長いシルエットですが頭から上はよく曲がるので、ロックフィッシュ相手ならそこまでミスバイトを心配する必要はありません。
サイズ選びはセオリー通りで、ライトロックで30cm前後を相手にするなら2.5か3インチ、ボートやハードロックなら4インチがいいでしょう。
実釣した感想
今回モスキートクローで狙ったのは冬の北海道のデイゲーム、アイナメ(アブラコ)狙いです。
港内で狭い範囲を手返しよく狙いたかったので、直リグ5gに3インチをチョイスして探りました。
水はクリアで、細かいアクションの中でもツメとピンテールがしっかりアピールしてくれるのが確認できます。
初めてのポイントで短時間の釣行でしたが、狙いを定めて戦略的に攻められるモスキートクローのおかげで、38cmのアイナメを無事キャッチできました。
まとめ
今回リニューアルされたモスキートクローは、より現代のロックフィッシュメソッドに合ったワームになっているという印象を持ちました。
カラー、サイズが豊富になったことでより戦略的に使いこなすことができ、初心者からベテランまで使いやすいワームになったと思います。
モスキートクローはコスパも優れているので、ぜひワーム選びの選択肢に追加して、マルチに使いこなしてみてくださいね。
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