ここ数年で一気に普及したベイトフィネス。
少し前ではベイトフィネスロッドもあまりありませんでしたが、リールの進化と共に様々なベイトフィネスロッドが登場しています。
ベイトフィネス用のリールは、国内メーカーのシマノ、ダイワ、海外ブランドのアブガルシアが大きなシェアを誇るものの、値段もそれなりにする為、気になるけど少し手が出しづらいという方も多いのでは無いでしょうか。
そのような中、今密かに中華製のベイトフィネスリールが話題になっています。
値段が安く案外使えるという代物があるのか、実に気になる部分ですので、今回は中華製のベイトフィネスリールをご紹介致します。
メリットやデメリットも併せてご紹介いたしますので、是非最後までお読みください。
- 釣り歴25年
- 年間釣行150日超え
- 大会出場経験あり
新潟県下越地区出身。クリスマスや誕生日のプレゼントも釣り道具が第一希望でした。 最近では、特にソルトでのルアーゲームを主に、シーバス、ヒラメ、マダイなどショアから狙えるビッグゲームを楽しんでいます。 今後も季節ごとに釣れる魚を狙いつつ、まだ釣ったことのないシーバスのメーターオーバーが目標です。
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中華製ベイトフィネスリールを使うメリット・デメリット
メリット
価格が安い
人気のベイトフィネスリールは、2万円から3万円、4万円以上するものまで有り、お試しでやるには少し手が出しづらい価格帯です。
その分、剛性、使用感などは本当に最高で、色々な方に馴染んでいく商品が多いです。
一方、中華製のベイトフィネスリールは、一万円を切る価格帯のものなど非常に安価なのが特徴です。
性能が良くて値段が安いとなれば、中華製リールもバカに出来たもんではありません。
試しに買ってみるのも、入門用にするのにもおすすめです。
使い倒せる
高価なリールは扱いも丁寧にしなるべく傷もつけたくもなく、落としてしまったりしたらガクッと来てしまいますが、釣具として考えるならガンガンどのような所にも持って行って気兼ねなく使い倒せるのが理想です。
安価だから粗末にしても良いというわけでは無いですが、気持ち的な部分で安心して使えるのは間違いありません。
その点は非常にメリットとなり、使う回数が多いほど、リールのクセも掴めて扱いやすくなります。
サブ機として
価格が安い分、サブ機として購入するのにもおすすめです。
このリールはどのような使用感なのか、とあらあら気になるのも釣り好きな人なら誰でも思う所です。
使用してみると案外使えるけれど、メインはあるから壊れた時やオーバーホールに出している時、又は、少しタックルを変えてリフレッシュしたい時などにおすすめです。
デメリット
店頭で触れない
一番の問題点は、実際に触って巻き心地を確認できないことです。
新品でも中古でも実際に触ることで、巻き心地や、剛性感、ブレーキの状況、クラッチの切りやすさなど細かな所を確認できます。
それらを確認できないのが大きなデメリットとなります。
もし周りで使っている方を見かけた時、釣り場で出会った方が使っていた時には、使用感やもしよければ触らせて貰うと良いかと思います。
使用感がわからない
店頭で触れないと言った部分と似ていますが、使用感といった部分は実釣をする上で重要です。
どれくらいのものが投げやすいのか、ブレーキの効きはどうなのか、などリールの機能としての使用感が気になる所です。
巻き心地に関しては、価格面から言っても少し妥協しなければいけない部分では有りますが、キャストは釣りが成立するかしないかの大きな分岐点です。
カスタムパーツが少ない
国内メーカーのシマノやダイワ、海外メーカーのアブガルシアなどは、シェア率も高くさすがの大手だけに様々なカスタムパーツが出ていますが、中華製リールはこれらが少ないのがデメリットです。
スプールを変えたい場合や、ハンドルを変えたい時、内部のパーツを交換したい時など、すぐに取り寄せできません。
中にはパーツの形状が同じで交換できるものもあるかもしれませんが、その辺は自己責任となりますので十分にご注意ください。
中華製ベイトフィネスリールの選び方
ブレーキの特徴を知る
ベイトフィネスリールの多くは、ネオジウム磁石を使ったマグネットブレーキが採用されています。
マグネットの幅を確認して、厚みを変えることでブレーキの強さを自分にあったようにカスタムすることが出来ます。
マグネットを調整するだけで、キャストフィールが激変しますので、ブレーキの種類、調整方法は必ずチェックしてください。
スプール系など確認
ブレーキの次に重要なのがスプールです。
通常のベイトリールとは違い、糸巻き量を少なく、より浅溝になったスプールの方が軽く滑らかに回転します。
またスプールの直径も32〜34ミリまでの物がよく回転し、軽いものを扱いやすくなります。
2グラムなど軽いものを投げたい方は、スプール直径を32ミリなど小さいものに、太い糸で5グラムくらいの物を投げたい方は34ミリのスプールと言ったイメージで選ばれると良いです。
レビューをチェックする
現物を触ることが出来ないため、重要なのはレビューをしっかりチェックすることです。
今はYouTubeで様々なレビュー動画が上がっています。
中華製リールも、ネタの一つとして取り上げられているものも多いので、動画で探されるのも一つですし、Amazonや楽天、Yahooショッピングのレビューなども全て確認されることをお勧めします。
買われた方の貴重な数少ない情報ですので、チェックして損はないかと思います。
中華製ベイトフィネスリールおすすめ7選
【ZJIANC】
ベイトフィネスリール
5000円を切る価格帯のベイトフィネスリールです。
マグネットブレーキが採用されており、レビューも星4つなど高評価があります。
真鍮のギアが使われ、ドラグ力も5キロとパワーも問題なくこの価格帯では考えられない高スペックなリールです。
自重も157gと非常に軽量で、右巻き、左巻きとどちらもあります。
ギヤ比も7.2と高く、ハンドル一回転で76センチの巻取りがあります。
【VISPREA】
ベイトフィネスリール （YU201）
7,000円を切る価格で買える丸型のベイトフィネスリールです。
メタル製とガラス繊維のハイブリッドボディの為、軽量化されているのが特徴のようです。
品名に渓流と謳われている通り、YouTubeでも渓流での実釣動画がアップされており、意外に使用感は悪くないようです。
ドラグ力も6キロとかなり強めなので、ライトロックゲームにも使いやすいのではないでしょうか。
ハンドル側が外れる仕組みのようなので、セッティングはお家で済ませていくのがベストです。
【Alfa View】
ベイトフィネスリール（WB1000）
6,000円以下で購入可能な、ロープロタイプのベイトフィネスリールです。
ギヤ比は6.3とローギアなので、スローな釣りがメインになります。
2グラム程からキャスト可能と謳われているので、アジングやメバリングには少々向いていないかもしれません。
ハンドルはEVAで滑りにくく、自重が190gと軽量なので様々なタックルにバランスよく取り付けできるかと思います。
【Mavllos】
ベイトフィネスリール（GBC200P）
1台で様々な使い方が出来るベイトフィネスリールです。
まず、価格が5,000円ほどですが、浅溝のフィネススプールと深溝のノーマルスプールが付いてきます。
これにより、軽いものはフィネススプールで、重いものはノーマルスプールに太めのラインを巻いておけば、シーバスやタイラバなど様々な釣りに使用可能です。
自重が軽いので剛性感は分かりませんが、マグネットブレーキが使用されるなど、アブガルシアのリールに良く似た作りとなっています。
【BARSDAR】
ベイトフィネスリール
12,000円程と中華リールの中では高めの価格帯ですが、優れたスペックのベイトフィネスリールです。
自重が140グラムと非常に軽く、アルミ素材のボディが使用され、ギアも強度の高い超々ジュラルミンギアが使われるなど、剛性感に期待できます。
ハンドルはカーボンハンドルが使われ、ドラグクリックも付いているので、エキサイティングなやりとりが楽しめます。
ブレーキもマグネットのため簡単に調整が出来そうなので、安心して使えそうなリールです。
【ZJIANC】
ベイトフィネスリール
5000円以下で購入可能なベイトフィネスリールです。
アブガルシアのIBシステムと同じ様な、非常に良く似た作りで、遠心ブレーキとマグネットブレーキを搭載したブレーキシステムです。
スプールも浅溝と深溝の2種類付いており、フィネスには浅溝でマグネットを中心に使い、深溝スプールでは遠心を効かせることで重量のあるものまで快適に使えると思います。
左右で品番が同じなので、右、左とご購入の際にはお気をつけください。
【VISPREA】
ベイトフィネスリール（YU55S）
4,000円以下で購入できるベイトフィネスリールです。
ブレーキ力が5.5キロと結構強めなので、ライトロック やバスなどに最適なスペックです。
ブレーキはマグネットブレーキが使われているので、マグネットの厚さを変える事で調整可能だと思います。
レベルワインダー付近のラインが放出するパーツが、円柱の形になっているためスムーズに糸が出ていくようです。
こちらも右巻き、左巻きがありますが、品番は一緒ですのでご注意ください。
まとめ
今やベイトフィネスは釣りの中心ともなる程メジャーなタックルとなりました。
最もメジャーなバス以外にも、ソルトでのアジングやメバリング、ライトロック、渓流や湖、エリアトラウトでのトラウトゲームと言った幅広い釣りで使用できます。
ベイトタックルならではのダイレクトな使用感、感度の良さ、投げているだけで楽しめると言った様々な楽しみ方があります。
ベアリングを変えたらどうなるのか、スプールを変えたらどうなるのか、もしかしてあのパーツを代用できるのでは無いか、などカスタムする楽しみがあるのもベイトリールの醍醐味です。
ご紹介したように様々なリールがありますので、ぜひ一度手にしてみてください。
釣具をいじるだけでも楽しめてしまうのが釣り人です。
色々な釣具に触れるとまた釣りの楽しさが増えていきます。
中華ベイトフィネスリールの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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