完全フカセ用ラインおすすめ10選!PEは使える?フロロカーボンやナイロンも紹介!

完全フカセ釣りは100m以上ラインを出して魚を掛ける釣りですから、ライン選びが大切です。

最近はどのような釣りでもPEラインが主流になっていますが、完全フカセ釣りだけはフロロラインがメインとなっています。

ただし、フロロラインにデメリットが無い訳ではありませんから、他のラインが気になっている方も多いはずです。

そこで今回はPEラインが使えるのか、更にラインの選び方についてまとめました。

完全フカセ釣りにおすすめの商品もご紹介させて頂きますので参考にして頂ければ幸いです。

柏崎隆之
執筆者
  • 釣り歴20年
  • 釣り大会の出場経験あり

静岡県在住。 小学生のころ、父とサビキ釣りをきっかけに釣りに熱中するようになりました。 ルアー釣りがメインですが、餌での上物釣りや底物釣りまで幅広いジャンルを楽しんでいます。 魚は釣るのも食うのも大好きで釣りバカ人生まっしぐらです。 釣り方や魚への拘りが強く数釣りよりも理想の釣りを求めています。 現在の目標はイシダイ70㎝オーバーです。 離島まで足を運んでもなかなか出会えない王者の魅力に憑りつかれてしまいました。

完全フカセにPEラインは使えるのか?

完全フカセ釣りにPEラインを使用しない理由は、比重が軽いので水面を漂ってしまうからです。

比重が0.97と軽いので水に沈む事が無く、水面近くだけを漂ってしまうのでコマセと同調させるのが難しいのです。

しかし、感度の高さを生かしてシャローレンジを攻めたい人は高比重PEラインを使用すれば完全フカセ釣りが楽しめます。

フロロラインの比重が約1.78に対して高比重PEラインは約1.35なので、フロロラインに近い感覚で使用出来ます。

完全フカセ用ラインの選び方

素材

フロロカーボン

完全フカセ釣りで使用されるメインのラインとなるので、迷った時はフロロカーボンラインを選択して下さい。

仕掛けを潮に乗せて流すだけで、狙ったポイントまでナチュラルにコマセと同調させながら送り込む事が出来ます。

ただし、巻き癖が付きやすい事、潮の流れが緩い日には根掛りを多発する事など、デメリットが無い訳ではありません。

また、ナイロンラインよりも高価なので300m巻くと高額な出費になってしまいます。

ナイロン

ナイロンライン最大のメリットは、フロロラインやPEラインに比べて価格が安い事です。

また、潮の流れが緩い日でも、上手く仕掛けを馴染ませる事が出来るメリットもあります。

フロロラインやPEラインと違って伸縮率が高いので、大物の引きを吸収してバラシを軽減してくれます。

しかし、潮の流れが速い日は浮き上がりやすいですし、根ズレに弱いと言うデメリットも存在するので使い分けが大事です。

PE

PEラインは殆ど伸びないので、200m以上先の繊細なアタリも見逃す事がありません。

ただし、一般的なPEラインは潮に馴染まず、コマセと同調させるのも難しいので使用出来ません。

必ず比重は約1.35ある高比重PEラインとして販売されている商品を選ぶようにして下さい。

ただし、潮の流れが速い場所は浮き上がり易く、傷にも弱いので岩礁地帯の釣りでは使用出来ません。

太さ

ラインの太さは狙う魚によって使い分けるのが基本となり、細い方が潮への馴染みも良くなります。

真鯛狙いの場合はフロロライン、ナイロンラインの5号を巻けば大鯛を掛けても安心です。

PEラインの場合は0.8~1号を巻いておけば安心してやり取りを楽しむ事が出来ます。

一方、ブリやヒラマサ狙いの場合はフロロライン、ナイロンラインの10号以上がおすすめです。

PEラインの場合は1~1.5号を巻いておけば急な突っ込みにも柔軟に対応出来ます。

完全フカセ用ラインおすすめ10選

【ダイワ】
D-フロン船ハリス200FX 200m 5号

感度の高いフロロラインで、巻き癖が付きにくくラインをスムーズに放出出来ます。

しっかりスプールに密着して巻く事が出来るので、ライントラブルも起こしません。

フロロライン特有の硬さが無く、しなやかなので太いラインでも扱いやすいです。

結束強度を重視して作られているので、しっかりサルカンと結びつける事が出来ます。

【ダイワ】
D-フロンふかせ真鯛 5号 300m

船から完全フカセで真鯛を狙う為に専用設計された、しなやかで粘りのあるフロロラインです。

50m毎に目立つ20cmのマーキングが施されているので、アタリダナを記憶して再現性の高い釣りが展開出来ます。

スプールへの馴染みが良いので糸ヨレが起きにくく、糸グセも付きにくいので糸さばきに優れています。

【ダイワ】
ジャストロンDPLS 500m 5号

お買い得な500mボビン巻きのナイロンラインで、糸グセが付きにくくスムーズに仕掛けを送り込む事が出来ます。

平行巻きなので直線性が高く、ナイロンライン本来の品質を維持しているので使い勝手の良い商品です。

耐久性にも優れており、大物を強引なファイトでねじ伏せてもラインがヨレヨレになる事がありません。

【よつあみ】
沖フカセ 300m 5号

沖での完全フカセ専用に開発されたフロロラインで、しなやかに作られているのでリールスプールの中でごわつきません。

魚が餌を口にした時も、このしなやかさのお陰で違和感を与えずしっかり針を送り込めます。

特殊なa1製法と呼ばれる技術で作られており、糸系にムラや凹凸が無いので安定して仕掛けを送り込む事が出来ます。

【クレハ】
シーガー 完全フカセ 300m 5号

25m毎に鮮やかな30cmのマーキングを施しているので、カウンターの付いていない手巻きリールにも使用出来ます。

完全フカセ専用に作られたフロロラインですから、潮馴染みが良くコマセと同調させながらナチュラルに仕掛けが送り込めます。

また、糸ヨレ、巻き癖も発生しないので糸さばきにも優れており、風の強い日でもストレスを感じません。

【クレハ】
シーガー フロロマイスター300m 5号

ラインの放出量が一目で判るマーキングを75m毎に記したクリアカラーのフロロラインです。

コストパフォーマンスに優れた商品ですが、ガイドの滑りが良いのでナチュラルに仕掛けを流し込む事が出来ます。

また、フロロライン特有のハリが少ないので糸グセが付きにくく、スプールに馴染みやすい特徴も持っています。

【ヤマトヨテグス】
フロロ バリュースター クリア 225m 5号

しなやかさを持っているので、糸ヨレが発生し難く糸さばきがやりやすいフロロラインです。

コストパフォーマンスに優れており、気軽にラインを巻き替えて使用する事が出来ます。

75m毎にマーキングシールが付いているので、カウンターの数字も補正出来ます。

釣り糸専門メーカーの製造したラインですから、品質が安定しているのも特徴です。

【サンライン】
トルネード船 10号

柔軟性を持ったソフトタイプのフロロラインで、魚が餌を口にしても違和感を与えないので食い込みが抜群に良いです。

また、潮の速度に関係なく馴染みやすく、糸クセが付いても取れやすいので完全フカセ釣りに最適です。

結束時には締め込みやすく強度を出しやすいので、仕掛け用のハリスにも使用する事が出来ます。

【タカミヤ】
SmileShip ジャストライン 600m 5号

視界性に優れたオレンジ色のナイロンラインで、コストパフォーマンスに優れています。

伸びが良いので感度は落ちますが、不意に掛かる大物の強い引きをしっかり吸収してバラシを軽減してくれます。

また、耐摩耗性に優れているので傷に強く、根ズレの多い場所で使用しても問題ありません。

完全フカセ釣りでは300mのラインを巻く事が多いので、ジャスト2回分で使いきれます。

【シマノ】
セフィア G5 PE 0.8号

10mおきにピッチマーキングされているので、リールのカウンターの数字補正が出来るPEラインです。

比重が高いので潮に馴染みやすく、無駄な遊びや糸ふけも出ないのでPEラインの感度を生かした釣りが展開出来ます。

直線強力にも優れており、従来品より40%もアップしているので大物を掛けた瞬間のラインブレイクが防げます。

まとめ

完全フカセ釣りは潮に馴染ませて仕掛けを流すので、フロロラインを使用するのが基本です。

しかし、潮の流れが緩い日やシャローレンジに魚が集まっている場合は、ナイロンラインや高比重PEラインも使用出来ます。

フロロラインの弱点を補う選択肢として考えておけば使い分けて快適な釣りが楽しめます。