堤防の隙間やテトラポットなどに仕掛けを落とすだけで釣りが楽しめる穴釣りは、その手軽さからどんな方にもおすすめできる釣り方です。
「穴釣り用の竿とリールを買ってみたけれど、糸は何を買えばいいのだろう?」
「ナイロンやフロロのライン・太さなど、種類がありすぎてわからない。」
そんな悩みにお答えし、穴釣り歴10年以上のライターが穴釣り用ラインの特徴や選び方・おすすめの商品をご紹介していきます。
この記事を読んで穴釣り用のラインを選べば、きっと快適で楽しい穴釣りができるでしょう。
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穴釣りに使うラインの特徴
穴釣り用ラインの特徴は根擦れに強いことが挙げられます。
穴釣りは堤防の隙間やテトラポットなど、障害物の隙間に仕掛けを落とし、海中の障害物に隠れている獲物を狙う釣りです。
そういった場所を狙うため根掛かりが多く、運良く根掛かりが外れた場合にもラインは擦れて傷ついている場合が多いです。
穴釣り用のラインを選ぶ際には、まず根掛かりに強いラインを選んでください。
穴釣り用ラインの選び方
素材
ナイロンライン
ナイロンラインは価格が安く、根擦れにも弱くはないので穴釣りに適したライン素材といえます。
他の素材よりも扱いやすいので「とりあえず気軽に穴釣りを始めてみたい」という方に特におすすめの素材でしょう。
ナイロンラインを選ぶデメリットは「吸水性が良く海水を吸収して劣化しやすい」という点で、他の素材と比べて劣化が早いので巻き替えの頻度が他の釣りよりも早くなるでしょう。
糸の強度が弱くなっても釣りができるように、少し太めのナイロンラインを選択されるのも有効です。
フロロライン
フロロラインは他の素材よりも根擦れに強い素材で、穴釣りに適しているライン素材といえるでしょう。
ナイロンラインの欠点であった吸水性に関しても心配なく、長期間の使用も問題ありません。
デメリットは素材の硬さとなり、フロロラインは他の素材と比べて硬めでハリが強いのでベイトリールを使うとバックラッシュなどのライントラブルに繋がりやすいです。
耐久性や強度も申し分ないので、釣りに慣れている方にはとても良いライン素材ですが、初心者の方などは扱いやすさに長けているナイロンラインを選択されるのも良いでしょう。
PEライン
PEラインは細い糸でも強度があるので、主にルアー釣りや投げ釣りなど糸の強度を保ったまま糸を細くして飛距離を稼ぎたい釣りに有効です。
PEラインは根擦れに弱く、ルアー釣りなどでも根擦れ対策にPEラインの先にフロロラインを結ぶほどなので、穴釣りにはおすすめできないラインとなります。
また価格も高いので、根擦れ重視で飛距離も必要ない穴釣りでは選択する必要はないでしょう。
太さ(号数)
穴釣り用ラインでおすすめの太さ(号数)は、3~5号程度となります。
3号までのラインでは、いくら根擦れに強い素材を選んでも糸が細すぎると根擦れに弱くなってしまうので、その号数で穴釣りをするのはおすすめしません。
また、穴釣りは根掛かりが多くラインを切る場面も多くあるので、極端に糸の強度があるとラインを切る際に竿やリールが破損したり、ご自身の怪我の恐れもあるので、5号より太い糸も避けましょう。
長さ(糸巻き量)
穴釣りは足下の穴に落とすので投げる必要はなく、穴の水深も深くて10m程度なので、ラインは50m程度あれば十分でしょう。
穴釣り用ラインは根擦れで劣化しやすいので、150mから400m程度の糸巻き量の多い糸を購入し、こまめにラインを巻き替えるのも有効です。
巻き替えが面倒な方はラインを長めに巻いておいて、釣行のたびに痛んだところをカットしておくと長く使用できるでしょう。
色(カラー)
穴釣りでは魚のいる穴に仕掛けを送り込むと釣れるので、ラインの糸をシビアに考える必要はないです。
ご自身の好みの色の糸があれば、その色の糸を巻けば良いでしょう。
一般的にナイロンライン・フロロラインでは、透明のカラーのものが最も安く、カラー付きのものではすこし高めになっていることもあるので、こだわりのない方は透明のものを使用されるとコスパ良く釣りができます。
穴釣り用ナイロンラインおすすめ5選
【DUEL】
CN500
DUELのCN500はカーボナイロンというナイロンの操作性とフロロの伸びにくさ・耐水性を兼ね備えた糸となっており、操作性の面でフロロが使いにくいという方にもおすすめのラインです。
カーボナイロンは従来のナイロンはもちろん、フロロに比べても耐摩耗性で50%も上昇しているので、根擦れのライン損傷にも強い糸となっています。
【ダイワ】
ジャストロンDPLS
ジャストロンDLPSは、釣具業界大手のダイワから発売されているナイロンラインで2011年から販売され続けているロングセラーモデルです。
500mのボビン巻きで1000円を切るコスパの良さがウリで、根掛かりが多くラインの損傷が激しい穴釣りに向いている糸といえます。
カラーはクリアーの他にイエロー・ピンク・ブラック・ブルーが選べるので、気に入った色を使用できるのでおすすめの商品です。
【サンライン】
クインスター
クインスターはサンラインから発売されている多目的に使えるボビン巻きのナイロンラインで、穴釣りでも使用できます。
ラインカラーは豊富で、ミストグレー・クリアー・ブルー・ピンク・イエローの5色から選べるので、好みの色を選びましょう。
巻きグセが付きにくく操作性が良いので、初心者の方にも使いやすくおすすめできるラインです。
【ヤマトヨテグス】
ジャスト
ジャストはヤマトヨテグスから発売されている多目的ナイロンラインで、1000円以下で1000mの巻き量がありコスパ抜群のラインです。
ヤマトヨテグスは昭和元年創業の老舗釣り糸メーカーで、これまでいくつものラインを発売してきたので実績は十分となります。
釣りの度に糸を巻き替え次に備えたいような方にはとくにおすすめの、高コスパナイロンラインです。
【ラパラ】
マルチゲーム ナイロン
マルチゲームナイロンはラパラから発売されているナイロンラインで、ラパラ独自の「J7 Micro Resin」という加工法で高い耐摩耗性と耐久性があります。
ラパラはバスフィッシングやソルトルアー製品に強く、マルチゲームナイロンもルアー釣り用向けの糸となっています。
何度もキャスト&巻きを繰り返すルアー釣り向けに作られた商品ですので、穴釣りでの耐久性も申し分ないです。
穴釣り用フロロカーボンラインおすすめ5選
【サンライン】
ベーシックFC
サンラインから発売されているベーシックFCは、バス釣り用フロロカーボンラインとして多くの方に愛されているラインです。
バス釣りでは50cmクラスの魚の引きにも耐えなければいけないので、バス釣り用に設計されたベーシックFCは穴釣り用に十分使える糸といえます。
コスパは良く225mで1700円台なので、穴釣りでは惜しげ無く使えるでしょう。
【クレハ】
シーガー フロロマイスター300
クレハから発売されているシーガーフロロマイスターはルアー釣り用に作られたフロロカーボンラインです。
シーガーは古くから釣り糸専門ブランドとして実績をあげていて、プロでも愛用している方が多いブランドとなります。
品質が安心できるラインですので、確実な品質のものを使いたいと考えられている方におすすめのラインです。
【クレハ】
シーガーでは、ありません! 100m
クレハから発売されているシーガーでは、ありません!は、シーガーブランドの品質よりもコストパフォーマンス重視で作ったフロロラインです。
100m600円台の驚異のコスパなので「とりあえずクレハのフロロを安く使ってみたい」と考える方にはおすすめの商品です。
シーガーブランドの品質とは別物ということなので、品質を重視したい方はシーガーのものを購入しましょう。
【DUEL】
BIG フロロカーボン
DUELから発売されているBIGフロロカーボンは、50mから購入できるのがうれしい多目的フロロラインです。
BIGフロロカーボンは対大物仕様となっていて、時には40cm前後の根魚がヒットする穴釣りに向いているといえます。
また、フロロライン特有の糸の乱反射にも対策したステルス仕様のラインとなっていて、品質にこだわって選びたい方におすすめできるラインです。
【サンヨーナイロン】
APPLOUD GT-R クリスタルフロロ 100m
サンヨーナイロンから発売されているAPPLOUD GT-R クリスタルフロロは、フロロ特有の感度の良さはそのままに、素材を柔らかくして扱いやすさや結節強度にこだわったフロロラインです。
フロロのデメリットである硬さに焦点を当てて作った商品なので、フロロの扱いにくさからいままで避けておられた方にもおすすめできます。
号数も0.4号から5号まで様々なものが選べるので、好みの号数を選びましょう。
まとめ
穴釣りは堤防やテトラポットで隙間を探し落とすだけで手軽に釣れますが、こだわればとことん深まる釣りですので、初心者から上級者までおすすめできます。
ラインも多種多様なものがありましたので、ご自身の求めている特徴に沿った商品を選んで、穴釣りを楽しんでください。
穴釣り用ラインの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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