ハイプレッシャーな日本のフィールドでも高確率でバスへ口を使わせるルアーの一つであるスモラバは、トッププロも使用する非常に喰わせ能力の高いルアーの一つです。
スモラバを使いこなすことが出来るアングラーは、厳しい状況でも確実な釣果に結びつけることが出来やすく、高い次元で使いこなしたいルアーの一つです。
数あるスモラバの中からおすすめモデルのご紹介と、使い方や重さの選び方、そして自作する方法までご紹介です。
- バス釣り歴20年
- 年間釣行100日超え
中部地方出身のバス釣りアングラー。小学生から地元河川を中心に釣りを初め、バス釣りの面白さにどんどんのめり込んでいきました。今ではワクワクするような非日常を感じる事が出来るような釣りが大好きで、新規フィールドの開拓にもチャレンジしています。
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目次
- 1 スモラバとは
- 2 バス釣りでスモラバを使うメリット・デメリット
- 3 スモラバの選び方
- 4 安いスモラバおすすめ3選
- 5 人気なスモラバおすすめ17選
- 5.1 【Dstyle】Dジグ
- 5.2 【Dstyle】Dジグカバー
- 5.3 【ノリーズ】カメラバ
- 5.4 【OSP】シンクロ
- 5.5 【OSP】タッガー
- 5.6 【一誠】bibibiショット
- 5.7 【ボトムアップ】コスモ
- 5.8 【レイドジャパン】エグダマ タイプ レベル
- 5.9 【レイドジャパン】エグダマ タイプ 極
- 5.10 【レイドジャパン】エグダマ タイプ カバー
- 5.11 【イマカツ】マブラバ
- 5.12 【イマカツ】アベラバ
- 5.13 【デプス】ダブルアールラバージグ
- 5.14 【エバーグリーン】カバークリーパー
- 5.15 【エバーグリーン】C-4ジグ
- 5.16 【バレーヒル】デビルジグ NS
- 5.17 【ティムコ】ベイトフィネスジグ ファイン
- 6 スモラバの使い方やテクニック
- 7 スモラバの自作(作り方)
- 8 スモラバに関するよくある質問
- 9 まとめ
スモラバとは
スモラバとはスモールラバージグの略称であり、一般的なフルサイズのラバージグと比べて軽量且つ、コンパクト&軽量に作り上げられているラバージグです。
フルサイズのラバージグはベイトタックルを基本として使用するルアーですが、スモラバの重量は1g程度のものから重たい物でも7g程度であるので、スピニングタックルを基準として扱うルアーです。
特にフィネスで繊細なアプローチに適しているルアーで、オープンウォーターはもちろん、カバー周り、そしてサイトフィッシング等にも使用されるルアーです。
スモラバは常吉からリリースされているハンハンジグを起源としていると言われており、その高い釣果能力から、現在では様々な用途に合わせたスモラバが各メーカーからリリースされています。
バス釣りでスモラバを使うメリット・デメリット
メリット
フォールスピードが遅い
スモラバを使う時のメリットとして挙げることができるポイントとして、フォールスピードが遅い特徴があります。
小型のヘッドにラバーが取り付けられているので、小型でありながら水中での抵抗が大きく、ゆっくりとしたフォールスピードでじっくりとバスにアプローチすることが可能です。
特にスポーニング直後などで、速いルアースピードにはバスが反応しない時には非常に有効なルアーとなります。
フォールスピードも使用するトレーラーワームやラバーをカットすることで調整可能な点もスモラバのメリットです。
スリ抜け性能が高い
スモラバはカバーなどに対して、スリ抜け性能の高い特徴を持っているルアーです。
コンパクトヘッドを持っているスモラバであれば、分厚いカバーに存在する僅かなポケットや込み入ったエリアにもルアーを入れることが可能となります。
警戒心が薄れているカバー周りのバスに対して、フィネスなアプローチを仕掛けることが出来るので、パイプレッシャーレイクにおけるパワーフィネスの釣りに使用されるルアーの代表となっています。
自発的なアクションが出せる
スモラバを使用することで得られるメリットの一つに、水中で自発的なアクションを出せる点があります。
水中ではスモラバのラバーやトレーラーワームが僅かな水流の変化に反応して揺れ動くため、アングラーがロッドアクションを加えずとも、ナチュラルなアピールでバスを誘うことが出来る様になっています。
数あるルアーの中でも放置で釣れてしまうことが多いルアーの一つでもあります。
使い方が多彩
スモラバ一つで多彩な使い方が出来る点も、多くのアングラーが使用する理由の一つとなっています。
最もオーソドックスな使い方であるボトムのズル引きシェイクはもちろん、カバーのすり抜けと根掛かりの低さを利用した吊るしの釣り、そして、水中でのスイミングやミドストまでこなすことが可能となります。
使用するトレーラーとタックルセッティングによって様々な使い方が出来るので、フィールド攻略において非常に便利なアイテムと言っても良いでしょう。
デメリット
速い釣りが出来ない
スモラバを使用する時にどうしても出てしまうデメリットとなるのが、早い展開に対応することが出来ない点にあります。
スモラバのメリットでもあるスローなフォール等は、バスが潜んで居るピンポイントで口を使わせることに長けていますが、スモラバがボトムまで着底する時間が長くなってしまうので、アプローチに時間が掛かってしまいます。
このため、出来るだけ手返しを重視してバスの居場所を把握する釣りにはあまり適しているルアーとは言えません。
バスのサイズを選べない
小型のルアーであるからこそのデメリットとなってしまうのが、釣れるバスのサイズです。
スモラバでビッグバスを釣ること自体は可能ですが、スモラバが小型ルアーであるがために、子バスが多数潜んで居るエリアでは、子バスからのバイトが集中してしまい、ビッグバスにたどり着くことが困難になる場合があります。
子バスやギルなどの数が少ないポイントやエリアでは問題ありませんが、ビッグサイズを中心に狙いたいアングラーや、トーナメントのキッカーフィッシュを狙うような状況では有効であるとは言えません。
飛距離が出ない
スモラバを使用した時に先ず感じ易いデメリットの一つとなるのが、キャスティングを行った時の飛距離です。
スモラバの重量が軽いことに加えて、ラバーやトレーラーワームがキャスト時に空気抵抗を生んでしまうので、ロングキャストが行いにくい特徴を持っています。
飛距離を改善する方法としてPEラインとフロロカーボンラインを組み合わせて使用する方法がありますが、PEラインが風による影響が大きく受けてしまうので、フィールド状況を確認して使用する必要があります。
ボートでは問題ありませんが、おかっぱりで沖に潜むバスをターゲットすることは難しいでしょう。
根掛かりが多い
多くのアングラーによって意見が分かれるポイントの一つに、スモラバの根掛かりのし易さがあります。
スモラバがコンパクトルアーであり、ライトラインを使用する釣りであるため、岩や他の障害物に挟まり易く、根掛かりも回収しにくいとされています。
スモラバにはカバー用のスモラバも存在しており、フォールがゆっくりであることに加えて、必要に応じてブラシガードの調整を加えることも可能となっているので、フィールドに合ったアジャストメントを行うことが出来れば根掛かりを恐れることなく釣りを行うことが可能です。
特に根掛かりと隣り合わせとも言えるパワーフィネスの釣りに使用するスモラバは非常に強力なガードが使用されているので、釣り方に合わせたスモラバ選択でデメリットの解消が可能となります。
スモラバの選び方
重さ
スモラバの重量を選ぶ時の基準となるのが、フィールド攻略に必要となるフォールスピードとフィールドの水深です。
スモラバの重量が軽い程フォールのスピードを下げることが出来、ゆったりとしたアクションでじっくりとバスへアプローチすることが可能です。
水深があるエリアで少しでもフォールスピードを上げたい場合には、スモラバの重量を重たくすることがおすすめです。
スモラバのフォールスピードはラバーの長さや使用するトレーラーの形状と重量によっても影響されるので、各パーツとのバランスを鑑みて最適な重さを選び出すことが必要となります。
色(カラー)
スモラバのカラー選択を行う時には、スモラバでバスへ意識させたいベイトフィッシュカラーをイメージさせたり、水質やボトムのカラーに合わせて選択する方法があります。
スモラバは使用するトレーラーによって甲殻類はもちろん、ベイトフィッシュをイメージさせることが出来るルアーなので、イメージさせたいベイトに合わせることが出来るカラーを準備しておくことがおすすめです。
更クリアレイクではボトムに溶け込むカラー選択を行ったり、マッディーレイクやサイトフィッシングでは目視しやすい膨張色を選べる状態にしておくと、フィールド攻略の戦略を広げることが出来るようになります。
ヘッド形状
フルサイズのラバージグに複数のヘッド形状があるのと同様に、スモラバに対しても異なる特性を持ったヘッド形状が大きく分けて3タイプ存在します。
最も一般的でオールラウンドに使用することが出来るのが、ラウンドタイプのヘッド形状であり、スリ向け性能、ボトムコンタクト性能等のバランスが取れているタイプです。
2つ目に、フットボールタイプです。
フットボールタイプは横長な形状となっているので、根掛かりが発生しやすいデメリットを持っていますが、ボトムの感知能力と姿勢制御能力に長けているタイプとなり、オープンウォーター等での使用がおすすめのモデルです。
最後に、アーキーヘッドタイプです。
スモラバのヘッド形状が三角形状となっているので、非常にすり抜け性能が高く作り上げられているモデルで、カバー攻略に長けているタイプとなります。
マンメイドストラクチャーはもちろん、立ち木や葦際などのカバー絡みでは特におすすめしたいモデルです。
この他にもメーカーオリジナルの形状を持っているスモラバを多く存在しますので、特徴を把握し、スモラバを使用するフィールドとエリアによって使い分けるとでトラブルを軽減しながら快適な釣りを行うことが可能となります。
アイの位置
スモラバを選択する時にアイがどの位置にり取付けられているのかを確認することで、スモラバの特徴を把握することが可能となります。
アイがヘッドの後部やヘッドに対して垂直方向に取り付けられている場合は、スモラバをシェイクした時の移動距離を最小限に留めることが出来る他、提灯釣りをお行った時にもジグが水平姿勢になるので、バスに違和感を与えにくい特徴を持っています。
アイの位置がヘッド形状の前側や斜め方向にアイが取り付けられているモデルは、アクションに対してスモラバの移動距離が大きくなる特徴の他、障害物に対して高いすり抜け性能を持っているタイプとなっています。
スモラバのヘッド形状を合わせて確認しておきたいポイントの一つとなっています。
ガードの有無
スモラバを選ぶ時のポイントの一つとなるのが、ガードの有無です。
スモラバにはガードが全く取り付けられていないモデルや、ヘビーカバーも攻略することが出来る強力なガードが複数本取り付けられているモデルも存在します。
ガードの有無を選ぶポイントとなるのが、スモラバで攻略するエリアのカバーの濃さです。
根掛かりが多発しそうなエリアであれば、硬めのガードが複数本取り付けられているタイプを選択し、根掛かりのリスクが少なそうなエリアであらばフッキング重視でガードの無い物や、ガードの本数の少ないモデルを使用することがおすすめです。
安いスモラバおすすめ3選
【ダイワ】スモールラバージグ SS
ダイワからリリースされているスモラバで、あらゆるフィールドで使用することが出来るベーシックな性能を持っているモデルです。
低価格で購入することが出来るアテムですが、フック部分にはダイワのサクサスフックが採用されている他、高比重の樹脂タングステンヘッドでコンパクトに作り上げられている特徴を持っています。
扱いやすさを重視して作り上げられたモデルとなっているので、特に初心者にはおすすめしたいモデルです。
【DUO】レアリス スモールラバージグ
DUOからリリースされているスモールラバージグで、ティンセルやVテールシャッドがデフォルトで取り付けられており、非常に高いコストパフォーマンスを持っているモデルです。
スモラバを使用したミドストやボトム、カバーの釣りまで全てこなすことが出来るスモラバとして作り上げられています。
安めの価格設定でありながら、豊富な重量ラインナップも持っており、常にフィールドに合ったモデルを選択することが出来るようになっています。
パッケージから出した状態で最高のパフォーマンスを得ることが出来るスモラバです。
【ジャクソン】エグジグ
ジャクソンからリリースされている低価格スモラバですが、高いパフォーマンスを持っていることで、多くのアングラーから大きな支持を受けているモデルです。
長めに取り付けられたシリコンラバーは専用設計となっており、ナチュラルでありながら、強いアピールを水中で発揮することが出来るようになっています。
またカバーのすり抜け性能と、高いフッキング率が両立出来ている点も多くのアングラーから支持を受けている理由の一つとなっています。
人気なスモラバおすすめ17選
【Dstyle】
Dジグ
フィネスフィッシングを得意とし、スモラバ使いとして有名な青木大介プロによって作り出されたスモラバがDジグです。
ラバー部分はオリジナルの扁平ファインラバーが使われており、どのような状況でも自発的なナチュラルアピールを発生することが出来る設計となっています。
ヘッドも超高比重のタングステンで作り上げられているので、他のスモラバよりも同重量では一回り小型のヘッドとなっているのも特徴の一つとなっています。
【Dstyle】
Dジグカバー
非常に多くのアングラーから高い評価を得たDジグのカバー対応モデルとして作り出されているモデルです。
オリジナルのDジグにはモノガードが取り付けられているのに対して、複数のガードが取り付けられている他、スモラバとしては比較的太軸のフックが取り付けられているので、カバーでの強引なパワーファイトも行うことが出来る様になっています。
もともと超高比重タングステンヘッドで高いすり抜け性能を持っているDジグのカバー対応性能が更に高められています。
【ノリーズ】
カメラバ
ノリーズからリリースされているスモラバであるカメラバは、ハイプレッシャーな関東レイクの定番アイテムにもなっているルアーです。
タングステン素材で作られたオリジナルのヘッド形状はヘッドのボトム部分のみフラットカットされており、フォール時にスライドフォールアクションを実現する他、ボトムコンタクト能力が非常に高い特徴を持っています。
ガードの力が非常に強いスモラバなので、パワーフィネス用のスモラバとしても高い人気を得ているモデルとなっています。
【OSP】
シンクロ
数々のヒットルアーを生み出し続けているOSPからリリースされているスモラバの一つがシンクロです。
セミフットボール型のスモラバとなっており、高いボトムコンタクト性能とスイミング時に水平姿勢を維持しやすい特徴を持っています。
非常に長めに設定されているスカート部分は長さ別で3段階カットが施されており、あらゆる状況でスカートを艶めかしく揺れ動かすことが出来るように作り上げられています。
重量別でカード本数を変えて製作されるなど、細部までOSPの拘りが詰まっているモデルです。
【OSP】
タッガー
OSPが複雑なカバーエリアをフィネス攻略する為に作り出したスモラバが、タッガーです。
強いガード能力が備わっていることに加えて、高いすり抜け性能と、カバー周りのバスへのアプローチに必要となる適度なスタック感を両立することが出来るオリジナルのタングステンヘッドが取り付けられています。
カバーの釣りでズレが発生しやすいワームキーパー部分もオリジナル設計で高いホールド力を実現するので、ワームのズレを気にすることなくカバーの最奥へフィネスアプローチ出来るスモラバとなっています。
【一誠】
bibibiショット
スモラバの生みの親として知られている村上晴彦プロによって新たにリリースされているスモラバです。
ピンポイントで移動距離を限りなく少なくしたアプローチが出来る、フロントヘビーのヘッドが搭載されているモデルとなっています。
ガードは形状記憶チタンワイヤーが搭載されているので、度重なる使用でもスナッグレス性能とフッキング率の高いバランスで両立することが出来るようにもなっています。
スモラバとしては珍しく、7gの重たいモデルもラインナップされているので、ベイトフィネスで使用するアングラーにもおすすめです。
【ボトムアップ】
コスモ
おかっぱりのプロアングラーとして人気が高い川村光太郎プロによって作り出されたスモラバです。
中層での水平姿勢とボトムでの倒れにくさを両立しているヘッドや、フィールドで最適なガードの強さを調節することが出来る多めのブラシガード、すり抜けを高めるためにアイとヘッド間の滑らか形状など、他のスモラバには搭載されていないオリジナルの機能が複数搭載されているモデルです。
おかっぱりアングラー目線で作り出されたスモラバとして登場して2020年に登場して以来、高い人気が続いているスモラバです。
【レイドジャパン】
エグダマ タイプ レベル
スモラバでの吊るしの釣りに特化したモデルとしてレイドジャパンが作り出したモデルとなるのが、エグダマ タイプ レベルです。
中層に浮くセレクティブなバスに口を使わせるために、完全な水平姿勢に拘って作り上げられたスモラバであり、重量の軽いトレーラーから重ためのトレーラーを使用しても水平姿勢を維持することが出来るようになっています。
吊るしの釣りに欠かすことが出来ないシェイキングによっても、オリジナルのテーパードラバーにより細かな振動でバスを誘うことが出来るようになっています。
【レイドジャパン】
エグダマ タイプ 極
スモラバの釣りが一般化している現在でも常に高い釣果を出すことを考えて作り上げられたスモラバです。
オリジナルのセミアーキーヘッドはすり抜け性能が高く、数あるスモラバの中でも高い飛距離を出すことが出来る作りとなっています。
エグダマ タイプ レベルと同様に、オリジナルのテーパードラバーが使用されているので、シェイク時はもちろん、フォール中でも微振動を水中に発生させ、バスへアピールすることが出来るようになっています。
【レイドジャパン】
エグダマ タイプ カバー
その名の通りエグダマシリーズの中で、カバー攻略に特化しているモデルとしてリリースされています。
特徴的なヘッド形状はカバーの貫通力を高めるために設計されているので、難攻不落のカバーを突き破りフィネスアプローチを展開することが出来る様になっています。
使用されているラバーは張りの強いタイプとなっており、フィネスアプローチに邪魔になる着水音を限りなく小さくすることも出来るようになっています。
カバー専用スモラバとしてフィールドのカバーが濃いエリアでは特におすすめしたいモデルです。
【イマカツ】
マブラバ
イマカツからリリースされているスモラバで、馬淵利治プロによって作り出されたモデルです。
セミフットボール形状のヘッド形状が採用されており、ボトム感知能力と横倒れによる根掛かり防止が出来るモデルとなっている他、意図的に張りの強い太目のラバーを少なく巻くことで、一本一本が微振動を発生し、バスへアピールすることが出来るようになっています。
他のスモラバでは発生させることが出来ない微振動を出すことができるので、スモラバにスレているバスにも有効となるモデルです。
【イマカツ】
アベラバ
非常に回避能力が高いスモラバとして作り上げられているのが、アベラバです。
フットボール形状のヘッドには横向きのラインアイが取り付けられており、横倒れを徹底的に防止している他、張りの強いモノガードにより、高いスナッグレス性能を実現することが出来る様になっています。
特にハードボトムに対する根掛かり率が非常に低いスモラバとして人気があり、他のスモラバでは攻略出来ないような。根掛かりが多発エリアでも活躍することが出来るモデルとなっています。
【デプス】
ダブルアールラバージグ
デカバスハンターから非常に人気のあるルアーをリリースし続けているデプスが作り出しているスモラバは、フルサイズのラバージグはもちろん、ジグヘッドリグの延長として使用することが出来るモデルとなっています。
特にスローフォールからウィードやオダ等に絡ませたハングオフの釣りに長けているアイテムとなっており、多くのビッグバスハンターが愛用するモデルとなっています。
特にスモラバでスイミング中心の釣りを行いたいと考えているアングラーにはおすすめしたいモデルとなっています。
【エバーグリーン】
カバークリーパー
エバーグリーンが作り出した対カバー用のスモラバです。
このスモラバはジグの釣りを得意とすることで有名な菊元俊文プロによって作り出されており、幅広で低重心設計が施されているヘッドでスナッグレス性能とピンポイントでジグを操作し続ける適度なスタック感の両立を行うことが出来るようになっています。
カバーの中でも最も釣れるポイントに長くルアーを留めることが出来るので、必然的に高いストライク率を導き出すことが出来、多くのアングラーからフィールドを問わず使用されているモデルとなっています。
【エバーグリーン】
C-4ジグ
フィネスな釣りを得意とする福島健プロによってプロデュースされいるスモラバで、スモラバ好きのアングラーから絶大な信頼を勝ち取っているルアーでもあります。
このスモラバは他のラバージグには無いランダムカットされたラバーが採用されており、ナチュラルなシルエットを作り出すことが出来ている他、徹底して釣れる姿勢制御が出来るようになっているので、根掛かりの防止はもちろん、フォール中やピックアップ途中のバイトも得やすいモデルとなっています。
比較的シンプルなスモラバですが、随所に釣れる要素が詰め込まれているモデルとなっています。
【バレーヒル】
デビルジグ NS
バレーヒルからリリースされている対ヘビーカバー用のスモラバです。
カバーの突き抜け易さとすり抜け易さを研究して作り上げられたヘッドに加えて、張りの強いブラシガードが5本取り付けられているので、フルサイズのラバージグやテキサスリグ等でないと攻略することが出来なかったエリアに難なく侵入することが出来るように作り上げられています。
最大で8gの重量までラインナップされているので、タフレイクのヘビーカバー攻略には特におすすめしたいモデルとなっています。
【ティムコ】
ベイトフィネスジグ ファイン
ティムコからリリースされているスモラバは、一般的なスモラバと異なり、オフセットフックが搭載されているモデルです。
ヘッドとオフセットフックが分離して動くので、ヘッドのみを動かす細かなシェイクはもちろん、フックがむき出しにならないオフセットフックで根掛かりが非常に少なく作りあげられています。
フック交換も容易に行うことが出来るので、常にベストコンディションを保つことが出来るスモラバです。
スモラバの使い方やテクニック
ズル引き
スモラバを使用する時の基本テクニックの一つとなるのが、”ズル引き”です。
キャスト後に、スモラバをボトムまで着底させた後、不必要なラインスラッグを回収し、その後、ロッドをゆっくり引き、スモラバをボトムで這わせます。
ロッドを手前に引いたら、再度ラインスラッグを回収し、同じ動作を繰り返します。
ズル引きではしっかりとボトムを感じ取りながら行うことが非常に重要となり、バスが好むハードボトムや障害物を感じ取った時には、ポーズ時間を長く取るとスモラバの自発的なラバーアクションでナチュラルにバスを誘うことが出来るようになります。
ボトムの形状を読み取ることも出来るので、スモラバの釣りでは先ずマスターしておきたい使い方です。
シェイク
スモラバでのズル引きが出来るようになったら、ロッドティップ部分を細かくゆすり、ラインテンションの緩急を意図的に作り出すシェイクを織り交ぜると、更に多彩なアクションをスモラバに与えることが可能となります。
シェイクは可能な限りスモラバがボトムで動かない様に、細かくロッドティップをゆすることが重要であり、意図的にライン緩急をつけることで、スモラバが細かく動き、ピンポイントでナチュラルなアピールを出すことが出来るようになります。
明らかにバスが潜んでいそうなエリアでは特に有効なテクニックの一つとなっています。
ボトムバンピング
ボトムバンピングはズル引きやシェイクではアピールが不足しているときや、バスがルアーのフォールに対して反応する時には非常に有効なテクニックです。
スモラバがボトムに着底した後に、ロッドをシャクリ上げ、スモラバを大きく跳ね上げます。
跳ね上げた後はポーズを行うか、再度跳ね上げの動作を行います。
フルサイズのラバージグやテキサスリグ等でも実施するテクニックですが、スモラバの場合はフォールスピードがゆっくりであるため、スローな落ちてくるものに反応が良い時には、非常に反応が良くなる使い方です。
スイミング
スモラバを使用して中層エリアを攻略するためのテクニックの一つです。
スイミングではスモラバをロッド操作ではなくリーリングで使うことになるため、使用するトレーラーワームはピンテールやシャッドテールワーム等を使用することがおすすめです。
スイミングは非常にシンプルで、キャストした後、任意の水深までスモラバをフォールさせ、一定層を泳ぐリーリングスピードで巻き取りを行います。
非常に簡単なテクニックと思われがちですが、非常に奥が深いテクニックでもあり、可能な限りラインを弛ませて巻き取りを行う他、ロッドティップが不用意に動きすぎないように一定スピードで巻くことで更に高いストライク率を得ることが出来るようになります。
ミドスト
中層での喰わせ能力が非常に高いことで、プロやベテランアングラーが使うテクニックの一つです。
ミドストはミッドストローリングの略であり、スモラバを中層でシェイクしながらゆっくりとリーリングするテクニックです。
ミドストを行うには、キャスト後に任意の水深まで沈めた後、ロッドを細かくシェイクしながら、スモラバが一定層をゆっくりとスイミングするようにシェイクで出来たラインスラッグを回収していきます。
非常に難易度が高いテクニックですが、シンプルなスイミングよりも中層をゆっくりと攻略することができるので、バスの活性が低くなる冬場等にも高い釣果を得ることが出来る方法となっています。
提灯
オーバーハング下などで虫等を捕食する為に水面を意識しているバスに非常に有効なテクニックとなるのが、提灯釣りです。
ガードが固くスナッグレス性能に長けているスモラバを使用し、枝や木等に意図的にラインをひっかけてスモラバをシェイクしながら落下させることで、水面でもがく虫を演出させます。
提灯釣りではラインの存在を消し、同じポイントでじっくりとアピールを続けることが可能となるので、なかなか口を使わないタフなバスに非常に有効なアプローチ方法です。
非常に高度なテクニックでもあり、バスをキャッチするためのスモラバはもちろん、タックル選び、そしてキャスト精度も重要となってくるテクニックです。
スモラバの自作(作り方)
スモラバは数あるルアーの中でも簡単に自作することが出来るアイテムの一つであり、好みのアイテムを釣り出すことが可能です。
必要となるのは、既製品のジグヘッド、シリコンスカート、 裁縫糸、があれば作成が可能です。
基本的な作業の流れはジグヘッドのヘッド部分の直下部分に、裁縫糸を巻き付けて、後のラバー装着時のズレ防止を行います。
その後、好みのラバー本数を取り出し、半分に折った後で、裁縫糸でジグヘッドと結合をさせます。
最後にラバーを切り開いていき、好みの長さに整えて終了です。
その他、マスキングテープを使用すると作業時にラバーを束ねることが出来る他、ステンレス線でしっかりとラバーを固定すると裁縫糸が解けるリスクを最小限とすることが可能となります。
自作スモラバ
スモラバに関するよくある質問
ダイソーのスモラバでも釣れますか?
近年ではダイソーも釣り具をリリースしており、その中にはスモラバも含まれています。
ダイソーからリリースされているスモラバは2.5gと3.5gの展開で、ラウンドヘッド、モノガードが搭載されているオーソドックスなタイプとなります。
100円で購入することが出来る格安のスモラバですが、使用を行っているアングラーからは”コストパフォーマンスが高い””クオリティーが高い””実釣に十分使える”などの高い評価が得られています。
バスは根掛かりが発生しそうなエリアを好んで身を潜めている場合が多くあり、ルアーロストを恐れたアプローチよりもルアーロストを恐れない積極的なアプローチを行うと釣果に結び付きやすい特徴もあります。
低価格で購入できるので、積極的なアプローチが出来るようになるのもダイソーのスモラバの魅力と言えるでしょう。
スモラバは海(チヌ、シーバス、ロックフィッシュ等)でも使えますか?
バス釣りではスモラバの釣りが一般的に普及しており、使用するアングラーも多いルアーの一つとなっていますが、海の釣りではまだまだ普及していないのが現状です。
しかし、バス釣りの経験者の中でスモラバをチヌ、シーバスそして、その他のロックフィッシュに使用して高い釣果を出しているアングラーの記録も多くあり、海の釣りにおいてもスモラバは非常に有効なルアーとして使用することが証明されています。
スモラバがバス釣りメインで使用されるルアーとして認知されている点も、海釣りで普及していない理由の一つと言えるでしょう。
海釣りではスモラバは広く普及しているルアーではないため、他のルアーに見飽きてしまっている魚に対しては有効なアプローチとなる可能性があります。
まとめ
タフ化する日本のフィールド攻略に欠かすことが出来ないルアーであるスモラバは使い方が非常に多彩なルアーであり、使いこなすことが出来れば一年を通してアングラーの強い武器になってくれるルアーです。
今回ご紹介したように、似て異なる特性を持ったスモラバが各ルアーメーカーからリリースされていますので、特徴を把握して自分のフィールド攻略に必要なモデルを絞り込んでみてくださいね。
スモラバの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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