カサゴやメバル、ソイなどを狙うロックフィッシュゲームは、全国的に楽しまれている釣りのスタイルです。
狙う魚種やポイントに合わせてロッドを選びますが、とくに長さは使い勝手に差が出る部分で、基準とも言われているのが7ftのロッドです。
ラインナップも豊富で選びやすく、初心者の方も手に取りやすいでしょう。
今回は7ftのロックフィッシュロッドについて、メリットやデメリット、ベイトロッドやスピニングロッド別のおすすめモデルをご紹介します。
- 釣り歴15年
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北国生まれのアマチュア釣り師。前職では量販店で釣り具の販売、企画も担当。釣った魚を調理して食べるのも大好きで、美味しい魚のためならフィールド問わずアクティブに挑戦します。
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7ft台のロックフィッシュロッドを使うメリット・デメリット
多様なロックフィッシュロッドがあることからもわかる通り、それぞれのレングスにメリットとデメリットがあり、使い分けるのが適切です。
今回は7ft台のロックフィッシュロッドに焦点を当てて、メリットとデメリットを考えてみましょう。
メリット
汎用性が高い
ロックフィッシュロッドにおいて、7ft台は中間的な長さで、比較的どんなシチュエーションにも対応しやすいメリットがあります。
キャスティングでも、湾内を探るような用途であれば十分飛距離が稼げます。
初心者の方も、1本目に7ft台のロッドを選び、過不足があれば短いもの、長いものを購入する形がおすすめです。
仕舞寸が短めで携帯性がいい
最近は1ピースロッドが姿を消しつつあり、マルチピースで仕舞寸を重視したものが人気です。
7ftであれば2ピースでも軽自動車に楽々乗るサイズになりますし、パックロッドであれば飛行機持ち込み可能なサイズも視野に入ります。
ハードに使うなら、仕舞寸は犠牲になりますがグリップジョイントなども有効なので、移動方法などに応じて選ぶといいでしょう。
ラインナップが豊富
7ftはロックフィッシングに限らず使われる長さで、ラインナップも豊富です。
魚種を限定せずに使える汎用ルアーロッドも多く、様々な釣りに対応するロッドを選びたいときにも選びやすいでしょう。
選択肢が広ければ使い勝手や価格も考えて選べるので、最初の一本は価格を抑えたい場合などにも選びやすくなります。
主導権を握りやすい（根に潜られにくい）
不要に長いロッドを使うデメリットに、てこの原理で魚に主導権を握られやすくなる点があります。
ロックフィッシュはヒットしたときに根に潜ろうとするので、主導権を握らせないのも釣り上げる重要なポイントです。
一度潜られるとなかなか出てきてくれないので、やり取りに不慣れなうちはこのメリットも大きいでしょう。
デメリット
ロングキャストが苦手
より飛距離を求めた時、ロッドはある程度長いほうが有利になります。
もちろんロッドの重さやブランクの設計、体力的な問題もあるので一概に言えませんが、それらがマッチしたときはロングレングスが有利です。
これは釣りをするポイントや使うルアーにもよるので、用途に合わせて選ぶようにしましょう。
足場の高い場所で不利
足場の高い堤防などの場合、ロッドが短いと魚主導のやり取りになりやすく、釣るのが大変になるデメリットがあります。
ロッドが短くなるとラインに頼る長さが伸びるので、やり取りもランディングもしにくくなります。
ストラクチャーもかわしにくくなるので、足元の環境にも合わせて長いものも検討するほうがいいでしょう。
際（ヘチ）を狙うときの操作性に劣る
ロックフィッシュは足元に潜んでいることも多く、その場合は7ftのロッドですら長く感じることがあります。
とくにテトラポットの隙間に落とし込んで穴釣りするような場合は、より短い5ft程度でも十分でしょう。
ショートロッドは比較的安いものも多いので、7ftのロッドと合わせて5ft程度のものも1本用意しておいてもいいかもしれませんね。
7ft台のロックフィッシュ用ベイトロッドおすすめ5選
パワーゲームに有利でタナを意識した釣りもしやすい、ベイトタイプのロックフィッシュロッドのおすすめモデルをご紹介します。
【プロックス】
根魚権蔵頑固（NGG722MHC）
まず独特な名前が目を引くロックフィッシュロッドですが、低価格でも本格派のおすすめモデルです。
名前の通り堅牢なブランクを採用し、大型の根魚に主導権を与えず、ベイトの利点を生かしたパワーファイトにも十分対応することができます。
紫を基調としたデザインも珍しく、ルックスも魅力のひとつになっています。
【アブガルシア】
ソルティースタイルロックフィッシュ（STRC-762M+BF-KR）
最近流行りのライトロックフィッシュにも対応する、ベイトフィネススタイルが楽しめるモデルです。
パワーはMで3gのルアーに対応し、重いシンカーだけでは攻略できない渋いシチュエーションで威力を発揮します。
メバルを含めた小物狙いにも使いやすいので、漁港などからロックフィッシングを始めたい初心者の方にもおすすめです。
【メジャークラフト】
トリプルクロス ハードロック（TCX-762M/B）
カーボンの使い方にこだわり抜き、剛性と柔軟性を高めた「クロスフォース製法」を採用したロックフィッシュロッドです。
小物のアタリも繊細にとることができ、大物のパワーをいなせるトルクがあるので、まさにロックフィッシュ向きのロッドと言えるでしょう。
ボートでも使いやすいので、ボートロックも楽しみたい方にもおすすめです。
【ダイワ】
HRF（76MHB・Q）
HRFシリーズとしてはエントリーモデルですが、秘めたスペックはミドルクラスに劣らない本格仕様のロックフィッシュロッドです。
パワーはMHで漁港からボートまで対応し、エアセンサーシートで感度も良好、そして軽量化もされています。
最初の一本に価格を抑えつつ、本格的なロックフィッシュロッドが欲しいという方にベストマッチです。
【シマノ】
ハードロッカー XR（B710M）
スパイラルコアやXガイド、パーフェクションシートXTなど、シマノの本気が詰まったロックフィッシュロッドです。
カサゴやアイナメ、キジハタといった魚種にちょうどよく、7ftのロッドが活躍するシチュエーションに狙いを定めたセッティングも光ります。
まずはライトな釣りからロックフィッシュに本格的に挑戦したい方におすすめのモデルです。
7ft台のロックフィッシュ用スピニングロッドおすすめ5選
初心者にも使いやすく、繊細な釣りにも対応しやすいスピニングタイプのロックフィッシュロッドから、おすすめモデルを紹介します。
【プロマリン】
ソルティーラガーライト（73ML）
ライトな海釣りに幅広く対応する汎用ルアーロッドですが、ロックフィッシュの入門機としてももってこいのモデルです。
重さや細かい作りは価格なりですが、食い込みがいい柔軟なブランクセッティングは、初心者の心強い味方になるでしょう。
ロックフィッシュはどんな釣りか、気軽に挑戦してみたい場合におすすめです。
【ダイワ】
HARDROCK X（73L）
価格は抑えてもしっかり根魚のことを考えて設計された、入門機におすすめのロックフィッシュロッドです。
餌釣りにも対応できるスペックなので初心者にもおすすめで、自重も抑えられているのもおすすめポイントです。
メバリングなどにも使いやすいので、今後買い替えを視野に入れている場合も使い続けることができますね。
【シマノ】
ハードロッカー SS（S78MH+）
テクニカルなロックフィッシングをマルチにこなせる、多彩なロックフィッシュロッドです。
柔らかめのティップは小型の根魚のアタリを弾きにくく、バットパワーには余裕があるので大物にも主導権を握らせません。
漁港で広く探るもよし、ボートで探るもよしの高い汎用性は、持っていて損のない武器になるでしょう。
【メガバス】
礁楽（SL-72LS）
ロックフィッシング愛好家から根強い人気を集める、隠れた名作ロックフィッシュロッドです。
中層、ボトム、トップとそれぞれで活きるポテンシャルを持ち、ロックフィッシュのメソッドに幅広く対応します。
ロックフィッシュ狙いのルアーゲームを骨の髄まで楽しむための一本として、完成度の高いおすすめモデルと言えます。
【アブガルシア】
エラディケーター ロックスイーパー（ERSS-77MHF）
ロックフィッシュにこだわりの強いアブガルシアが作り出した、シャープなロックフィッシュロッドです。
洗練されたルックスながら、だるさのないしゃきっとした仕上がりで、芯に力のある使い心地は大物とのファイトにも不安がありません。
スピニングタックルでも、大型根魚とのやり取りに妥協したくない方におすすめです。
まとめ
ロックフィッシュは気軽な釣りから大物狙いまで楽しめる釣りで、初心者にもおすすめです。
今回紹介した7ftのロックフィッシュロッドならその幅広さに対応しやすいので、ぜひ一本用意して根に潜む大物を狙ってみてくださいね。
7ft台のロックフィッシュロッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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