リールは自分の使いやすいようにカスタムすることも可能で、ハンドルノブの交換は気軽に行えるカスタマイズの一つです。
特にトラウトなどを中心に人気なのが、柔らかな肌触りが得られるコルクのハンドルノブです。
交換用パーツも種類が豊富ですが、付け替える際にはどのような点に注意するといいのでしょうか。
今回はコルク製ハンドルノブに交換する場合に覚えておきたいメリットデメリットから、選び方やおすすめ商品まで徹底解説します。
- 釣り歴15年
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北国生まれのアマチュア釣り師。前職では量販店で釣り具の販売、企画も担当。釣った魚を調理して食べるのも大好きで、美味しい魚のためならフィールド問わずアクティブに挑戦します。
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目次
- 1 コルク製リールハンドルノブとは
- 2 コルク製リールハンドルノブを使うメリット・デメリット
- 3 コルク製リールハンドルノブの選び方
- 4 コルク製リールハンドルノブおすすめ10選
- 4.1 【ダイワ】SLP WORKS RCS Iシェイプコルクノブ(805858)
- 4.2 【ダイワ】SLP WORKS ノンコートコルクノブ(SLPWA011)
- 4.3 【ダイワ】SLP WORKS Iコルクノブ(SLPWA018)
- 4.4 【ダイワ】SLP WORKS パワーラウンドコルクノブ(SLPWA009)
- 4.5 【ダイワ】SLP WORKS パワースクエアコルクノブ(SLPWA010)
- 4.6 【シマノ】夢屋 07 ステラ ハンドルノブ(966308)
- 4.7 【ゴメクサス】パワーハンドルノブ 38㎜ コルク製
- 4.8 【ゴメクサス】パワーハンドルノブ 85mm/100mm シマノB用 コルク製
- 4.9 【ゴメクサス】120mm コルク製ノブセット ベイトリールハンドル
- 4.10 【EBTOOLS】スピニングリール用 コルクハンドル #3
- 5 まとめ
コルク製リールハンドルノブとは
ハンドルノブはリールのハンドルの先端に付いたパーツで、通常は樹脂製やラバー製が多いです。
ハンドルノブは交換が可能な構造になっていて、アフターパーツとして販売されている交換用のハンドルノブには様々な素材があります。
木製などもよく見かけますが、コルク製も多く販売されていて人気を得ています。
コルクはコルク樫の樹皮を加工した木材の一種で、部位などの違いで微妙に柄や風合いが違うので、ユーザーのこだわりポイントのひとつです。
無垢のコルクを使用したものもありますが、汚れに強く滑りにくいラバーコーティングしたコルク製ハンドルノブなどもあります。
コルク製リールハンドルノブを使うメリット・デメリット
コルク製リールハンドルノブには見た目がクラシカルになるだけでなく、実際に釣りに使う上で様々なメリットがあります。
ただしコルク特有のデメリットもあるので、コルク製ハンドルノブのメリットとデメリットを把握して交換しましょう。
メリット
柔らかで肌触りがいい
コルク製ハンドルノブは、樹脂やラバーのハンドルノブに比べて、肌触りがいいのが特徴です。
木材でありながら、小さな気泡をたくさん含んでいるので柔らかく、素手で触れた時も肌触りがいいメリットがあります。
べたつきも少ないので素手で触るときにもおすすめですし、フィッシンググローブとも相性が良く、より滑りにくくなるメリットもあります。
寒い時期も冷たくならない
最近はチタン製のノブなども人気ですが、寒い時期に冷たくなってしまうデメリットがあります。
コルクは温度変化を感じにくい素材なので、寒い時期の釣りにコルク製ハンドルノブはもってこいです。
もちろん厳寒期は手袋をするべきですが、秋口などやや気温が下がってくる時期などは、コルク製ハンドルノブが快適でしょう。
他の素材よりも軽い
コルクは比重が0.1~0.2と非常に軽い素材で、コルク製ハンドルノブも非常に軽量です。
キャスティング時は少しの重さが使用感に影響しますし、コルク製ハンドルノブを使用すれば軽量リールのメリットをより生かすことができます。
EVA製ハンドルノブも同様のメリットがあるので、デザインはもちろん、肌触りや耐久性を加味して使い分けるといいでしょう。
デメリット
濡れた時に滑りやすい
コルクハンドルはラバーコーティングのグリップに比べると、濡れた時に滑りやすい特徴があります。
グローブをしている場合はそこまで気になりませんが、素手の時は少し滑りやすいので、繊細な釣りではストレスになるかもしれません。
雨や水に濡れることが多いのであれば、表面コーティングされたコルク製ハンドルノブがおすすめです。
汚れや匂いが残りやすい
コルクグリップのロッドを使っている方は経験あるかと思いますが、コルクは汚れや匂いが残りやすい素材です。
隙間が多いので汚れが入り込みやすく、天然素材なので強い洗浄剤も使いにくいです。
こまめなメンテナンスも有効ですが、汚れや匂いが気になる釣りに使うなら、コーティングされたコルクハンドルノブを選ぶのがおすすめです。
樹脂や金属に比べて寿命が短い
コルクは柔らかい素材なので、金属や樹脂に比べると割れなどのトラブルが起きやすいデメリットがあります。
適切にメンテナンスしていれば、年単位で気になる程度ではありますが、長く使うつもりであれば注意したほうがいいでしょう。
寿命はコルクの質にもよるので、長く使いたい場合や、負担の大きい状況で使うなら信頼できるものを選ぶのがおすすめです。
コルク製リールハンドルノブの選び方
ハンドルノブには互換性などの違いもあり、せっかくハンドルノブを交換するなら、使い心地も考えて選ぶべきでしょう。
今回はコルク素材に重点を置いて、ハンドルノブを選ぶ際のポイントを解説します。
リールのハンドルノブの取り付けタイプに合わせる
ハンドルノブはベアリングの構造などから、いくつかのタイプに分けられ、メーカー別だけでなく、同一メーカー内でも規格に微妙な違いがあります。
シマノであればタイプAとタイプB、ダイワであればSサイズとLサイズといった形で分けられています。
これらはメーカー公式Webサイトや、ハンドルノブ側に対応するリールの機種が記載されているのでチェックしておきましょう。
また、ハンドルノブをねじではなくリベットのようなもので固定してあるリールもあり、そもそも交換ができないモデルもあります。
ハンドルノブを購入する前に、一度リールのハンドルノブ取り付け部分を分解して確認しておくと安心です。
ハンドルノブの形状の違い
ハンドルノブの形状にはいくつかの種類があり、メーカー側では釣りのスタイルに応じて意図をもって取り付けています。
コルクハンドルは構造上T型が作りにくいので、一般的にはI型・ラウンド型・ハンマー型の3種類となります。
小番手のリールについているI型ノブは、指先でリーリングするのに向いていて、トラウトやアジングなど繊細な釣りにおすすめです。
ラウンド型はハンドルノブを握りこむように持てるので、大物狙いのパワーゲームなどに人気です。
ハンマー型は主に両軸リールに使用するもので、トローリングのリールによく使われています。
それぞれのタイプにも微妙に形状の違いがあるので、今使っているハンドルノブの不満点を補う形で選ぶといいでしょう。
使用しているコルク素材の種類
素材に使われているコルクにもいくつかの種類があり、特性も違います。
天然コルクそのままのもの、一度裁断したコルクを固めたタイプ、滑り止めのために表面コーティングされたものなどもあります。
天然コルクは肌触りがいいですが、割れや目抜けのリスクもあり寿命が短めです。
裁断したコルクを固めたテクニカルコルクは、無垢のコルクより寿命はやや長いですが、少し手触りは硬い印象になります。
コーティングされたタイプは、肌触りにコルクらしさはなくなりますが、汚れも付きにくく実使用に向いています。
それぞれメリットがあるので、好みや釣りのスタイルに合わせて選ぶとより快適に使用できます。
コルク製リールハンドルノブおすすめ10選
コルク製ハンドルノブから、おすすめ商品を厳選してご紹介します。
取り付けタイプなども併せて紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
【ダイワ】
SLP WORKS RCS Iシェイプコルクノブ(805858)
ベーシックな形状にこだわりが詰まった、マルチに使いやすいI型ハンドルノブです。
ダイワのライトゲーム用リールに採用されているSサイズハンドルノブに対応し、重さはわずか5gと軽量化もできます。
価格も安く、調整用ワッシャーやキャップ用工具なども付属しているので、初めてのハンドルノブ交換にもおすすめです。
【ダイワ】
SLP WORKS ノンコートコルクノブ(SLPWA011)
非常に軽量で肌触りもいい、コストパフォーマンスに優れたハンドルノブです。
ハンドルノブ本体の重さはなんと3gで、I型ハンドルノブとしても非常に軽く、コーティングなしのコルク材なのでサラッとした触り心地に仕上がっています。
アジングやエリアトラウトなど、繊細なリーリングが必要なシーンにおすすめです。
【ダイワ】
SLP WORKS Iコルクノブ(SLPWA018)
コルク素材をコーティングし、塗装を施したI型ハンドルノブです。
コルクっぽい触り心地はありませんが、重量5gと軽量で、汚れに強く様々なカラーラインナップがあります。
コルクの風合いはリールに合わないけどコルクの軽さが欲しい場合や、汚れに強い軽量ハンドルノブが欲しい場合におすすめです。
【ダイワ】
SLP WORKS パワーラウンドコルクノブ(SLPWA009)
I型ノブよりもパワーが欲しいシチュエーションにおすすめの、小さめのラウンドハンドルです。
ダイワSサイズハンドルへの取り付けが可能なので、比較的小さめの番手のリールでパワーが欲しいときに使いやすいでしょう。
バスやロックフィッシュゲーム、冷たくなりにくいメリットを生かして寒い時期のエギングにもおすすめです。
【ダイワ】
SLP WORKS パワースクエアコルクノブ(SLPWA010)
I型とラウンド型の中間のような形状で、通常のI型よりも一回り大きく持ちやすいハンドルノブです。
目が細かいテクニカルコルクを使用し、自重は7gとやや大き目なハンドルノブとしては軽量になっています。
規格はダイワのSサイズで、標準のI型ハンドルノブでは小さすぎて使いにくい場合などにおすすめです。
【シマノ】
夢屋 07 ステラ ハンドルノブ(966308)
回しやすい形状で、天然コルク材を使用し、自然な風合いや手触りも魅力のハンドルノブです。
くびれの小さいラウンド型になっていて、指先で転がすような繊細なリーリングがしやすい形状になっています。
ステラ用にはなっていますが、規格自体はシマノタイプAで、ステラ以外にも様々なリールへ取り付け可能です。
【ゴメクサス】
パワーハンドルノブ 38㎜ コルク製
直径38㎜と大型で、がっちり掴めてパワーファイトにもピッタリのハンドルノブです。
規格はシマノのタイプA、ダイワのタイプSの互換になっているので、様々なリールへの取り付けが可能になっています。
ショアライトジギングでの青物狙いやシーバスなど、やり取りにパワーが必要なシーンにぜひ使ってほしいおすすめ商品です。
【ゴメクサス】
パワーハンドルノブ 85mm/100mm シマノB用 コルク製
主に大型の両軸リールにおすすめの、ハンマー型のコルク製ハンドルノブです。
形状的にもパワーゲーム向きですが、グリップ部分が通常のハンマー型よりも大きく、手のひらでしっかり握りこんでリーリングできます。
トローリングなどで人気のタイプですが、シマノのタイプBであればスピニングリールにも取り付け可能です。
【ゴメクサス】
120mm コルク製ノブセット ベイトリールハンドル
ベイトリールの場合はハンドルごと交換するのも一般的で、この商品はそんな用途にピッタリのハンドル一式がセットになった商品です。
ハンドルノブはラウンド型で、やや小ぶりなのでダブルハンドルでも邪魔にならないちょうどいいサイズ感です。
取り付け軸のサイズが2種類用意されているので、手持ちのリールのサイズを測って選びましょう。
【EBTOOLS】
スピニングリール用 コルクハンドル #3
ベアリングもセットになった、ラウンド型のコルク製ハンドルノブです。
低価格帯リールにはベアリングではなくブッシュが使用されている場合もあるので、付属のベアリングに交換すれば巻き感も向上させることができます。
コルクの柄も黒地で存在感があり、価格も安いので、ドレスアップ目的で交換するのもおすすめです。
まとめ
コルク製ハンドルノブは見た目が良くなるだけでなく、性能的なメリットもあります。
カスタマイズすることで所有感も満たしてくれるので、ぜひお気に入りのリールのハンドルノブを交換して、釣りを楽しみましょう。
コルク製リールハンドルノブの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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