光る釣り竿おすすめ8選!ネオンロッドのメリットデメリットは?

最近は性能だけでなく、面白さも重視したバラエティー豊かな釣り具が増え、なかでもYouTubeなどでも話題になったのが、光る釣り竿です。

電飾や蓄光塗料を仕込み、ロッドのブランクを光らせるもので、特に夜釣りを楽しむ方から人気を集めています。

実はただの面白グッズではなく、実際に釣りに行くときに大きなメリットがあるアイテムにもなりえます。

今回はそんな光る釣り竿について、メリットやデメリット、選び方からおすすめ商品までご紹介します。

塩谷純一郎
執筆者
  • 釣り歴15年
  • 釣り具の販売経験あり
  • 全国10都道府県へ遠征

北国生まれのアマチュア釣り師。前職では量販店で釣り具の販売、企画も担当。釣った魚を調理して食べるのも大好きで、美味しい魚のためならフィールド問わずアクティブに挑戦します。

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光る釣り竿(ロッド)とは

光る釣り竿とは、その言葉の通りブランク部分などが光るロッドのことです。

クリアのブランクに電池で光るライトを仕込んだものや、蓄光塗料をブランクに塗って暗いところで発光するものなどがあります。

基本的には、本格的なロッドよりも面白グッズとしての側面が大きいですが、近年YouTubeの影響もあってか人気が高まっています。

しかも、実は使い方によっては非常にメリットのある竿ともいえるのです。

光る釣り竿を使うメリット・デメリット

基本的にはジョークグッズの一種で、本格的な釣りに使うのはデメリットが大きいですが、実は使いようによっては大きなメリットもあります。

光る釣り竿に興味のある方は、実際に使う上でのメリットとデメリットを把握しておくとより楽しめるでしょう。

メリット

夜釣りで安全確保に役立つ

暗い時間の釣りは視界の確保がしにくく、特にお子さんを一緒に連れていくのは危険ですが、暗い時しか釣れない魚を釣りたいお子さんもいるでしょう。

電池で光る釣り竿を持たせておけば一発で居場所が分かるので、周囲へのアピールにもなり、安全確保にもつながります。

もちろんそれを過信せず、危険な場所は避け、ライフジャケットの着用など万全に安全確保してくださいね。

無くしにくい

黒いロッドの場合、仕掛けの準備や釣れた魚の処理などで、目を離すとどこにあるかわかりにくいですよね。

光る釣り竿であればそのリスクも低いので、踏んでしまったり、タックルを海に落としてしまうリスクなども軽減できます。

これもタックルの管理がおろそかになりがちなお子さんにとって大きなメリットになりそうですね。

プレゼントとしてもおすすめ

光る釣り竿は持っているだけで面白いという最大のメリットがあるので、プレゼントとしてもおすすめです。

一般的に釣り人はタックルの好き嫌いがあるので、竿のプレゼントは避けることが多いですが、光る釣り竿ならネタとしても優秀でしょう。

値段も比較的手ごろなものが多いので、気軽な贈り物にも使えそうですね。

デメリット

本格的なロッドほどの性能がない

基本的に、光る釣り竿はカーボンなどのブランクを使用していないので、本格的なロッドに比べると使い勝手はかなり劣ります。

特にキャスティングやロッドアクションが必要な場合には、多かれ少なかれストレスになりますし、釣果にも影響する可能性が高いです。

穴釣りや近距離のチョイ投げなど、ロッドに負担のない釣りに使用するといいでしょう。

周りに人がいると迷惑になる

電池で光るタイプの場合、かなりはっきりと明るくブランクが浮かび上がります。

周りの釣り人からすると、横目になにか光るものが動くことになるので、迷惑になってしまう可能性が高いです。

光る釣り竿を使う場合は、なるべく周りに人がいない場所や、常夜灯周りなど光る釣り竿があまり目立たない明るい場所で使うといいでしょう。

光る釣り竿の選び方

ネタ要素が強いとはいえ、せっかく釣り竿として使うならばある程度使えるものを用意したいところです。

光るという要素はもちろん、実釣にも影響する光る釣り竿の選び方を解説します。

明るさ

せっかく光るのであれば、やはりどれだけハッキリ光るのかは重要な部分でしょう。

電池が必要なモデルはグリップ部などに電球が仕込んであり、その光でブランク全体がネオンのように光ります。

蓄光塗料を使うものは、電池を使うものに比べるとそこまでの光量はありません。

また、蓄光塗料はライトなどから受けた光をゆっくり放出する原理なので、一度強い光を当てなければただの白い竿です。

手軽にハッキリ光らせたいのであれば、ボタン一つでしっかり光る電池を使ったタイプがおすすめです。

ただし、蓄光タイプも一般的なロッドよりは暗い場所で目につきやすいので、無くしにくいというメリットはあります。

発光が長持ちするか

光る釣り竿の発光時間は、光源を得る方式によって変わります。

電池式の場合は電池の容量によって発光時間は変わり、これは使用時の気温などによっても変わります。

ほとんどがボタン電池で、そもそもあまり寿命は長くないため、長時間の釣りの場合は、念のため替えの電池を持っておくといいでしょう。

蓄光タイプは受けた光をゆっくり放出するので、電池式よりは発光時間は長持ちしません。

ただし光源があれば何度でも光らせることができるので、懐中電灯や車のヘッドライト、スマートフォンの電池などが持つ限りは光らせることが可能です。

どういった釣りに使えるスペックか

光る釣り竿はスペックがはっきり表記されていない場合もありますが、釣り具である以上最低限の性能を有している必要があります。

まずは長さが重要で、短すぎるものだと岸壁付近に立たなければいけなくなり、夜釣りでは危険ですし、ポイントによっては使えなくなります。

錘負荷や適合ルアーウェイトも、どれだけの錘やルアーに耐えられるかの指標になるため、どんな釣りができるか判断するポイントです。

また、釣り場までの携帯性も考えれば、仕舞寸法もチェックしておくといいでしょう。

光る釣り竿おすすめ3選

ネタになるだけでなくメリットも多い、光る釣り竿のおすすめモデルをご紹介します。

数は少ないですが使い勝手は3つとも違うので、ぜひそれぞれチェックしてみてくださいね。

【マルシン漁具】
NF-ネオンロッド タイプ2

光る釣り竿としては珍しい2ピースタイプで、仕舞寸も短く携帯性もいいおすすめモデルです。

全長は120cm(約4ft)でお子さんにも使いやすく、仕舞寸は65cmと軽自動車にも楽々載せられる長さになっています。

錘負荷も20~30号と余裕があるので、長さを踏まえてもブラクリを使った穴釣りにおすすめです。

【大阪漁具】
OGK ナイトセーバー 130

電池式でさながら有名SF映画の武器のように光る、カッコよさも抜群の光る釣り竿です。

グリップジョイントでブランクに継がないので、ブランクの中心がきれいに光り、色もレッド、ブルー、グリーンの3色展開で好みのカラーを選べます。

錘負荷も20号までと十分で、穴釣りから軽いルアーフィッシングまで楽しめるスペックも魅力的ですね。

【大橋漁具】
TMグレート鱒レンジャーSP50 月刀夜光 ホワイトグロー

安くて使えるグラスソリッドロッドとして人気の鱒レンジャーの、蓄光塗料を使用した光る釣り竿です。

電池式ほど強くは光りませんが、ライトゲーム用ロッドとしての完成度が高く、気軽な餌釣りからルアーフィッシングまで幅広い釣りに使用できます。

見た目的にも違和感が少ないので、昼間のエリアトラウトフィッシングなどにもおすすめです。

釣り竿を光らせるためのアイテム5選

竿が光ることにメリットを感じても、釣りのスタイルに合ったロッドがないとなかなか使いにくいですよね。

そこで、通常の釣り竿を光らせるためのおすすめアイテムもご紹介します。

【ハピソン】
竿先ライト(YF-8801)

リチウム電池を使用し、寒い環境でもしっかり光る、穂先に取り付けるライトです。

LEDで光量も強く、連続約15時間使用可能なので、1回の釣行であれば十分電池も持ちますし、連続点灯なので竿先を踏む事故なども予防できます。

投げ釣りやサビキ釣りなど、置き竿しているときに目視でアタリを取りたい場合にもとても便利な商品です。

【ルミカ】
ギョギョライトワンタッチ M

安くてもしっかり使える、竿先に取り付けるコスパの良いケミカルライトです。

電池を使用するタイプより光量は劣りますが十分明るく、本体も電池を使用するタイプより軽いので、キャスティングの違和感も少ないメリットがあります。

ほかにもSサイズやLサイズなどもあるので、使うロッドに合わせて適したものを選ぶことが可能です。

【ST TS】
竿先ヒットセンサー 穂先ライト

アタリがあった時に自動で色が変わる、ヒットセンサーと呼ばれるタイプのライトです。

本体を竿先にセットすると自動でスイッチが入り、通常は緑の点灯で、アタリが来ると赤に色が変わって釣り人に知らせてくれます。

本体はやや大きめですが、重さは約4gと軽いので、竿先への負担が少ないのもうれしいポイントです。

【ダイトウブク】
鈴ホタルS-中

昔から投げ釣りでよく使われている、アタリを鈴の音で知らせるヒットセンサーです。

この商品は取り付け部分が蓄光になっているうえに、ケミホタルを取り付けられる設計になっていて、目視でもアタリを確認できるようになっています。

ねじ込みでしっかり取り付けられるので、投げ釣りでフルキャストしたい方にもおすすめです。

【エルティーアイ】
アルファフラッシュ 高輝度蓄光テープ(幅5mm×1m)

ここまで紹介したものはある程度重さがあり、ルアーフィッシングには使いにくいものでした。

ルアーロッドを光らせたい方におすすめなのが、蓄光テープを巻くことです。

穂先への負担を最小限にできますし、キャスティングの邪魔にもなりません。

しっかり光らせたい場合は、蓄光させるための強力なLEDライトなどを合わせて用意するのがおすすめです。

まとめ

光る釣り竿は、見た目的に面白いのはもちろん、使い方によっては大きなメリットもあります。

既存の竿を光らせることで同様の効果も期待できるので、工夫して光る釣り竿を活用して釣りを楽しんでくださいね。

紹介アイテム一覧

光る釣り竿の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。

マルシン漁具
NF-ネオンロッド タイプ2
大阪漁具
OGK ナイトセーバー 130
大橋漁具
TMグレート鱒レンジャーSP50 月刀夜光 ホワイトグロー
ハピソン
竿先ライト(YF-8801)
ルミカ
ギョギョライトワンタッチ M
ST TS
竿先ヒットセンサー 穂先ライト
ダイトウブク
鈴ホタルS-中
エルティーアイ
アルファフラッシュ 高輝度蓄光テープ(幅5mm×1m)