ウェーダーは浸水を防ぐだけでなく、滑らず安全に歩けることもとても大切です。
そのため靴底のソールには様々な素材が使用されますが、中でもぬめりのあるような地面で有効なのがフェルトソールです。
渓流釣りなどでよく使われるもので、種類も豊富で選びやすいですが、実はデメリットもあり、着用するときは注意しなければいけません。
今回はフェルトソールのウェーダーについて、メリットやデメリットから、おすすめ商品までご紹介します。
- 釣り歴15年
- 釣り具の販売経験あり
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北国生まれのアマチュア釣り師。前職では量販店で釣り具の販売、企画も担当。釣った魚を調理して食べるのも大好きで、美味しい魚のためならフィールド問わずアクティブに挑戦します。
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目次
- 1 フェルトソールのウェーダーとは
- 2 フェルトソールのウェーダーを使うメリット・デメリット
- 3 フェルトソールのウェーダーおすすめ10選
- 3.1 【ダイワ】ダイワスーパーブレスウェーダーネオ（SBW-4250R-NE）
- 3.2 【ダイワ】パワーウェーダー（PW-1206R）
- 3.3 【ダイワ】ゴアテックス ウェーダー（GW-3211R）
- 3.4 【シマノ】DS3ウェーダー チェストハイ・カットフェルトソール
- 3.5 【シマノ】ハイパーウェーダー ウエストハイ・カットフェルトソール
- 3.6 【シマノ】リミテッドプロ ジオロック スリムウェーダー ウェストハイ・カットフェルト
- 3.7 【プロックス】Pプルーフウェダー チェスト/フェルト
- 3.8 【プロック】テフロンポリエステルウェダー ヒップ/フェルト
- 3.9 【リトルプレゼンツ】ハイブリッドブーツウェーダー W-50
- 3.10 【RISEWAY】チェストハイウェーダー（UWE-003）
- 4 まとめ
フェルトソールのウェーダーとは
ウェーダーは水がかかるエリア、または水に入って釣るときに使用するウェアで、使用状況において適したソールの種類が違います。
フェルトソールのウェーダーは、まさに手芸で使うフェルトのような靴底を使用しているタイプで、滑りにくさに重きを置いています。
ウェーダーを着用するべき濡れた場所でも滑りにくく、一般的に釣り用のウェーダーと言えばフェルトソールと言っても過言ではありません。
もちろんすべての場所で滑らないわけではないので、ラジアルソールやスパイクソールと比較し、適したものを選ぶ必要があります。
フェルトソールのウェーダーを使うメリット・デメリット
ウェーダーのソールには様々な種類があり、それぞれの特性に合わせて選ばないと、事故につながるリスクもあります。
フェルトソールのウェーダーを使う場合のメリットとデメリットを踏まえて、使用状況に合わせて選びましょう。
メリット
濡れた場所やぬめりのある場所でも滑りにくい
フェルトソールは、濡れた岩場やうっすらコケの生えた場所など、ラジアルソールで滑りやすい場所にも食いつきやすいソールです。
このため、特に渓流など常に水の中を歩いて釣る場合などは、フェルトソールが主流になっています。
毛深いコケが生えている場所などは、フェルトに加えてピンも装備したフェルトスパイクソールがおすすめです。
ラジアルソールに比べて軽い
フェルトソールは繊維を固めた素材なので、ゴムを使ったラジアルソールより軽くなっています。
ウェーダーの歩きにくさはブーツの重さにも起因しているので、軽さはフェルトソールのメリットの一つと言えます。
水に入れば給水してある程度重くなりますが、気になるレベルではなく、持ち運びや入水する前まではそのメリットが生きるでしょう。
デメリット
落ち葉の上などで滑りやすい
フェルトソールは繊維が絡みつくようにグリップしますが、落ち葉があると落ち葉にだけグリップしてしまい、非常に滑ります。
また、船の上や乾燥した路面でも、繊維が絡みにくい場合は滑る場合があるので危険です。
落ち葉の上は歩かないようにしたり、なるべく足元を確かめながら歩くなど、着用時は注意しましょう。
寿命が短い（摩耗・剥がれ・汚れ）
フェルトはゴムに比べると耐摩耗性が低いため寿命が短く、ブーツの素材とも食いつきが悪いようで、剥がれも起こります。
また汚れも絡みやすいので、ゴミが詰まってしまうとフェルトのグリップも効きにくくなることがあります。
日頃のメンテナンスするのはもちろん、消耗や剥がれが起こった時は、新しいソールに交換して使いましょう。
海外で使えない場合がある
環境保全に積極的な国では、フェルトソールのウェーダーの持ち込みを禁止している場合があります。
フェルトソールは汚れを落としにくいため、他国や違う地域からの病原菌や動植物の持ち込みのリスクがあるからです。
海外での釣りを予定していて、ウェーダーを持っていく予定の方は、入国前に確認してから持ち込むようにしましょう。
フェルトソールのウェーダーおすすめ10選
様々なフィールドで大活躍のフェルトソールのウェーダーの、おすすめ商品をご紹介します。
機能性にも価格にもこだわったラインナップでご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
【ダイワ】
ダイワスーパーブレスウェーダーネオ（SBW-4250R-NE）
水に入った時の歩きやすさまで考えられた、チェストハイタイプのウェーダーです。
胴付きはスリムフィット裁断でフィット感が高いため水圧を受けにくく、ソールのフェルトにはスリットが入っていて、柔軟で歩きやすくなっています。
渓流釣りなど、釣り歩くことを前提にしたシチュエーションにぜひおすすめしたいモデルです。
【ダイワ】
パワーウェーダー（PW-1206R）
動きやすさから着用感など、実践派な設計が光るヒップウェーダーです。
丈の短いブーツで歩きやすく、耐久性の高いリップストップナイロンを使用しているのでスレに強い設計になっています。
ヒップウェーダーは熱がこもりにくく夏場にも使用しやすいので、水深が浅く藪漕ぎが必要な沼地などでの使用にもおすすめです。
【ダイワ】
ゴアテックス ウェーダー（GW-3211R）
防水性、透湿性ともに優れたGORE-TEX素材を使用した、着脱もしやすいウエストハイタイプのウェーダーです。
高い防水性を備えながらも、目の細かい生地なので柔軟で歩きやすく、超極細繊維を超高密度に編み込むことで鋭い枝などにも耐える強度も両立しています。
夏場にしっかり防水したいけどチェストハイは暑いという場合にもおすすめです。
【シマノ】
DS3ウェーダー チェストハイ・カットフェルトソール
防水透湿素材を使用し、蒸れにくく快適な着心地のチェストハイタイプのウェーダーです。
水を通さない特性上、多くのウェーダーは湿気を逃しにくいですが、シマノ独自のドライシールド素材を使用し、汗を逃すことを可能にしています。
各部の作りもしっかりしていてかつ安いので、釣行回数が多い方はこのクラスのウェーダーがおすすめです。
【シマノ】
ハイパーウェーダー ウエストハイ・カットフェルトソール
釣りに必要な使いやすさと基本性能は維持しつつも、価格を抑えたウエストハイタイプのウェーダーです。
低コストながら耐久性の強いタスラン生地を使用し、岩へのスレが起こりやすい川上りや藪漕ぎにも安心して使用できます。
川に限らず、ハードな釣りでの使用で、高級品を使うのに抵抗があるという方に是非おすすめしたい商品です。
【シマノ】
リミテッドプロ ジオロック スリムウェーダー ウェストハイ・カットフェルト
シマノのアユ釣り用品ブランド、リミテッドプロが展開するウエストハイタイプのウェーダーです。
3㎜厚でありながらフィット感の高い素材で作られていて、水中での動き安さを最大限生かした釣りを可能にしています。
アユ釣りに限らず、本流域など流れの強い川などでも、水圧を受けにくく機動力を確保できるのでおすすめです。
【プロックス】
Pプルーフウェダー チェスト/フェルト
装備を削り、シンプルな構成で価格を落としたハイコスパなチェスト丈のウェーダーです。
素材には妥協せず、汚れや摩耗に強いPプルーフ素材を使用し、ウェーダーに求められる防水性も確保しています。
ポケットなどがないので、フィッシングベストやゲームベストなどと組み合わせて使用する方におすすめです。
【プロック】
テフロンポリエステルウェダー ヒップ/フェルト
シンプル＆ハイコスパにこだわってデザインされたヒップウェーダーです。
テフロン防水加工により、水分だけでなく油分の付着まで防ぎ、汚れの付きやすいシチュエーションでの使用に適しています。
ヒップウェーダーとしても短めの作りになっているので、防水よりもフェルトソールで滑りにくさを確保したい使用方法にもおすすめです。
【リトルプレゼンツ】
ハイブリッドブーツウェーダー W-50
胴付き部分に2つの素材を組み合わせ、保温性と快適性の両立を実現したチェストハイウェーダーです。
膝まではクロロプレン素材で保温性と動きやすさを、膝から上は防水透湿素材を組み合わせて快適性を確保しています。
これによって軽さも確保しているので、解禁直後の渓流や、寒い時期のサーフでの釣りなどの強い味方になるアイテムです。
【RISEWAY】
チェストハイウェーダー（UWE-003）
低価格ながら、充実の機能性でしっかり使えるチェストハイタイプのウェーダーです。
動くとややガサつく生地ですが、裏地には湿気を逃がしやすいメッシュ付きで、スピンドルでフット感を高めることも可能になっています。
サイズは大きめの作りになっているので、サイズ表をしっかり確認して購入すると安心です。
まとめ
フェルトソールのウェーダーは、防水だけでなく釣り場で滑りにくく安全を確保するためにも有効です。
胴付きの素材も様々なので、しっかり使用シーンと照らし合わせて、適切なウェーダーで釣りを楽しんでくださいね。
フェルトソールのウェーダーの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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