タモ網は磯釣りや船釣りなど、大物を狙える釣りでの必須アイテムで、釣れた魚を確実にキャッチするために取り回しも重要です。
とくにタモ枠は取り回しにも影響するため、こだわる方も多く、高価なチタン製のタモ枠も人気です。
シマノやダイワなどの有名メーカー品は入手しにくいですが、どのようなポイントを意識して選ぶべきなのでしょうか。
そこで今回はチタン製のタモ枠について、選び方やおすすめ商品をご紹介します。
- 釣り歴15年
- 釣り具の販売経験あり
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北国生まれのアマチュア釣り師。前職では量販店で釣り具の販売、企画も担当。釣った魚を調理して食べるのも大好きで、美味しい魚のためならフィールド問わずアクティブに挑戦します。
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目次
- 1 チタン製のタモ枠を使うメリット・デメリット
- 2 チタン製タモ枠の選び方
- 3 チタン製タモ枠おすすめ10選
- 3.1 【Belmont】チタン玉枠50cm ワンフレーム（MS179）
- 3.2 【UlTiMa】チタン玉枠（ul510005）
- 3.3 【Titanium Glint】ワンピース 玉枠 ウルトラライト
- 3.4 【チタンシステム】64チタン ワンピース玉枠+PE10号手編みタモ網セット
- 3.5 【プロマリン】玉網 チタン磯玉網セット 50cm（AFF270-50）
- 3.6 【昌栄】ランディングフレーム ino プラスネット付 チタン L（NO.135-2）
- 3.7 【昌栄】ランディングフレーム inoロックタイプ チタン M（497-2）
- 3.8 【昌栄】チタンフレーム 極 50cm（NO.811）
- 3.9 【宇崎日新】ゼロサム タモ枠 四ツ折り チタンレインボー 50
- 3.10 【がまかつ】タモ枠 ワンピース/チタン（GM838）
- 4 まとめ
チタン製のタモ枠を使うメリット・デメリット
チタン製のタモ網は人気ですが、ほかにもアルミ製やステンレス製のものも多いです。
その中からチタン製を選ぶメリットと、ほかの素材に比べたデメリットを解説します。
メリット
チタンは、ほかにタモ枠に使われるアルミやステンレスなどの素材に比べ、硬度が高く、高強度な素材です。
タモ枠の素材として考えると、この強度を生かすことでフレームを細くすることがができ、その分軽量なタモ枠を作ることが可能になります。
副次的な効果ですが、フレームが細いと水に入れた時の抵抗も少なくなり、より取り回しもよくなります。
また、アルミやステンレスなど、サビに強い素材と比較しても高い防錆性のある素材なので、海水での使用時の耐久性も高いです。
これらを踏まえると、チタンの素材としての性質は、釣りのタモ網に非常に適していると言えるでしょう。
デメリット
チタン製のタモ枠最大のデメリットと言えるのが、価格が高いことでしょう。
チタンはアルミやステンレスに比べると高価な素材で、また加工も難しいことから、製品の価格は高くなりがちです。
屋外で使用することを考えると、丈夫なチタンを使用していても消耗していくため、コストが高いことは無視できないデメリットになります。
また、記事作成現在において、シマノ・ダイワといった国内大手の釣り具メーカーからチタン製のタモ枠は販売されていません。
やはり、サポートや入手性を考えると大手メーカー製が安心なので、そこから選べないのはややデメリットと言えるでしょう。
チタン製タモ枠の選び方
タモ網は釣りのターゲットなどに合わせて選ぶ必要があり、もちろんタモ枠も用途に合わせて選ばなければいけません。
とくにチタン製のタモ枠で注意したい点も踏まえ、選び方のポイントを解説します。
サイズ（口径の大きさ）
一般的に釣り人が携帯するタモ網としては、タモ枠の口径が30～70cm程度までで、ターゲットのサイズに合わせてサイズを選びます。
必ずしも魚の全長と直径を合わせる必要はありませんが、口径が小さいと入れた後にこぼれやすいので、ある程度大きいものがおすすめです。
アジングなど小型の魚専門に狙う場合を除けば、40～50㎝程度が最も使いやすいサイズで、持ち歩きもそこまで邪魔にならないのでおすすめです。
大きいものは取り回しが悪くなるデメリットがありますが、チタン製であれば軽いので、やや大きめを選んでもいいでしょう。
フレーム形状
タモ枠のフレームの形には真円の丸形と、雫型のオーバルタイプがあります。
丸形が最も一般的なタイプで、フレームの折り畳みなどもしやすく、価格が安いものも見つけやすいでしょう。
オーバルタイプは横幅は狭いですが長さがあるので、携帯性と取り回しがよく、大きな魚も掬いやすくなっています。
オーバルタイプは、長さがあるので持ち重りしやすいデメリットがありますが、軽量なチタン製なら重さは感じにくいでしょう。
仕舞寸（折り畳み）
チタン製のタモ枠は軽量ですが、サイズが大きいものは軽くても邪魔になり持ち運びはしにくくなります。
一部のタモ枠には持ち運びや保管がしやすいよう、フレームに折り畳み機能があり、高い強度が必要でない場合におすすめです。
なお、玉の柄とタモ枠の間にジョイントをかませることで、よりコンパクトに携帯することもできます。
ジョイントは別売りでも購入できますし、タモ枠とセットになっているものもあるので、チェックして購入するといいでしょう。
チタン製タモ枠おすすめ10選
チタン製のフレームを採用したおすすめのタモ枠をご紹介します。
コスパのいいものも含めて紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
【Belmont】
チタン玉枠50cm ワンフレーム（MS179）
価格が安く軽量、そして国産のチタン製フレームのタモ枠です。
サイズは50cmで、重さは約140g、フレームも細身なので、水に入れた時も抵抗が少なく扱いやすい設計になっています。
折り畳み機能はなく、小型のボートなどでは携帯性が気になりますが、その分細身でも強度が確保でき、様々な釣りにおすすめできる商品です。
【UlTiMa】
チタン玉枠（ul510005）
価格も安く、折り畳み可能でカラーも含めたバリエーションも豊富な、チタン合金製のタモ枠です。
畳み方は一般的な国産のタモ枠とは違う方法ですが、折りたたみできるのでコンパクトに収納できます。
40cmから大きめの60cmまで5㎝単位でラインナップがあるので、ターゲットに合わせてサイズを選べるのも魅力的です。
【Titanium Glint】
ワンピース 玉枠 ウルトラライト
非常にコスパに優れた、折り畳み機能なしのシンプルなチタン製のタモ枠です。
フレーム部に施された、チタン特有の虹色の表面処理が美しく、見た目にもうれしい商品になっています。
フレームとジョイント部の接続は細いボルトで固定するので、緩み防止にネジロック剤など塗布するとより扱いやすくなるでしょう。
【チタンシステム】
64チタン ワンピース玉枠+PE10号手編みタモ網セット
軽量で強固なチタンフレームのタモ枠に、PEライン製のネットもセットになった、お得な商品です。
サイズも小さめの30cmから、大型の60cmまでのラインナップもあり、使いたいサイズのものを選びやすいのも魅力的です。
ワンピースフレームなので破損のリスクも低く、コイ釣り用などに安いタモ枠を探している方にもおすすめです。
【プロマリン】
玉網 チタン磯玉網セット 50cm（AFF270-50）
チタン製で折り畳みタイプのタモ枠と、適合するネットがセットになった商品です。
折り畳みであることに加え、フレームも太目なものが採用されているため重さはありますが、その分丈夫で安心感もあります。
コンパクトなので釣りのスタイル問わず使いやすいですし、選びやすさや価格的にも、初めてタモ網を購入するという方にもおすすめです。
【昌栄】
ランディングフレーム ino プラスネット付 チタン L（NO.135-2）
ナイロン製ネットがセットになった、オーバルタイプのチタン製タモ枠です。
長さ69cmとかなり大型ですが、チタン製なので軽量で、かつオーバルタイプで幅が絞られているので取り回しやすいタモ枠です。
軽ければシャフトへの負担も小さくなるので、長いシャフトで大型魚を掬う漁港でのサケ釣りなどにもおすすめです。
【昌栄】
ランディングフレーム inoロックタイプ チタン M（497-2）
inoシリーズの使い勝手、つくりの良さはそのままに、ジョイント部にロック機能を備えたモデルです。
それによって、ショルダーベルトなどで携帯するときも、ふいにタモ枠が開いてしまうことなく、ラン&ガンでの釣りにも使いやすくなっています。
シーバスゲームなどを楽しむ、アクティブなアングラーにもおすすめです。
【昌栄】
チタンフレーム 極 50cm（NO.811）
溶接部の美しさにまでこだわりぬいて設計された、メーカーが最強を自称するオールチタン製フレームのタモ枠です。
パーツはマシンカットにより精工に削り出され、チタンボルト部にエアインテイク機能を装備し、滑らかな展開を可能にしています。
見た目こそシンプルですが、使ってわかる匠の逸品と言える商品でしょう。
【宇崎日新】
ゼロサム タモ枠 四ツ折り チタンレインボー 50
折り畳みタイプのフレームでコンパクトに持ち運ぶことができ、カラーリングも美しいチタン製のタモ枠です。
フレームに特殊カラーコーティングが施され、全体が玉虫色のグラデーションになっていて、見た目もよく、錆防止にもなっています。
フレームの線形も細く扱いやすいので、こだわり派の方も満足できる逸品と言えるでしょう。
【がまかつ】
タモ枠 ワンピース/チタン（GM838）
シンプルな設計を突き詰め、精密さで勝負したチタン製のタモ枠です。
軽量化を重視し、線径6mmの純チタンを使用した細身のフレームですが、ガタを極限までなくしたことにより、しっかりした剛性を確保しています。
必要な時に、不安感なく安心して使えるタモ枠を求めている方におすすめの、堅牢な商品です。
まとめ
タモは最後の最後で獲物をキャッチするための重要なアイテムで、タモ枠も信頼できるものを選ぶべきです。
チタン製のタモ枠なら堅牢さだけでなく快適性も手にできるので、ぜひ少し奮発して、チタン製のタモ枠を導入をおすすめします。
チタン製タモ枠の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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