近年、携帯性を重視したパックロッドが様々な釣りで人気を博しています。
パックロッドは高価なものが多かったですが、手を出しやすい価格のものも増え、とくに価格を重視するとき注目したいのがメジャークラフトです。
技術力も向上し、マルチピースや振り出し竿でも、従来のロッドに遜色ない使い心地のものが増えてきました。
今回はそんなメジャークラフトのパックロッドについて、おすすめポイントを添えて徹底解説します。
- 釣り歴15年
- 釣り具の販売経験あり
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北国生まれのアマチュア釣り師。前職では量販店で釣り具の販売、企画も担当。釣った魚を調理して食べるのも大好きで、美味しい魚のためならフィールド問わずアクティブに挑戦します。
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目次
メジャークラフトとは
メジャークラフトは日本の釣り具メーカーで、とくにコスパが良いことで知られています。
設立当初から徹底したコスト管理で価格を落とし、低価格でも使えるルアーロッドを作り続け、現在の知名度を確立しました。
製造こそ海外で行いますが、原材料となるカーボンやガイドは日本製を中心に採用し、製品の質を高めているのも魅力の一つです。
技術力も年々向上し、現在では大手メーカーに劣らないスペックを実現しながら低価格で、さらに人気を高めています。
同一シリーズにもレングスや硬さ、テーパーなども細かくラインナップされているので、初心者はもちろん、上級者も注目のメーカーと言えるでしょう。
メジャークラフトのパックロッドの特徴
製作工程が増えること、そしてマルチピース化して設計にも手間がかかることで、コンパクトロッドは価格が高めになるデメリットがあります。
メジャークラフトの場合、通常のロッドよりはやや価格は上がるものの、他社製に比べるとコスパが光るものが多いです。
もちろんグレードに応じて価格は変動しますが、スペック比でみると価格は安めで、手を出しやすい価格が多い傾向にあります。
また、すべてのモデルに専用ケースが付属しているので、より安さが際立ちます。
パックロッドでも使い心地を妥協せず、少しでも低コストなものを選びたいなら、メジャークラフトはぜひ選択肢に入れてほしいメーカーの一つです。
メジャークラフトのパックロッド全シリーズ解説
メジャークラフトも、近年パックロッドに力を入れ、さまざまなロッドをマルチピース化し、ラインナップも充実してきました。
現在発売されている、メジャークラフトのパックロッド全シリーズをまとめてご紹介します。
ソルパラ フリダシ
メジャークラフトの誇るエントリークラスのルアーロッドで、ソルトゲーム用のルアーロッドでは最低価格モデルが並ぶシリーズです。
気軽に、そして思う存分「ソルト・パラダイス」を堪能してほしいという願いの元作られたモデルだけあって、手軽に買えて使い倒せるモデルがそろっています。
その魅力はそのままに、より気軽に釣りに行けるよう振り出し竿として登場したのが、ソルパラ フリダシなのです。
ソルパラ フリダシの特徴
通常、ルアーロッドをモバイルロッド化する場合、感度や重さを重視して、マルチピース化して分割するのが定番です。
しかし継ぎ数が多くなると、その分接続する際に各ピースの位置を確認しつつ、細かく角度のチェックをしなければなりません。
振り出し竿の場合、1ピースずつ伸ばすので、それらの準備が簡略化でき、手軽に使うことができるのです。
あえて振り出し竿として発売したのは、気軽に釣りを楽しんでほしいソルパラだからこその進化と言えますね。
注目ポイント
マルチに使えるラインナップ
ソルパラ フリダシは、魚種にこだわらず使用できる汎用性の高いルアーロッドです。
特化した性能ではそれぞれの専用ロッドに劣りますが、まだどの釣りにハマるかわからない初心者には大きなメリットでしょう。
公式サイトには、硬さや長さ別にどういった釣りに向いているか記載してあるので、ぜひ参考にしてくださいね。
握り心地重視のグリップ周り
常に握り続け、操作するルアーフィッシングでは、グリップ周りは非常に重要です。
ソルパラ フリダシも、価格を抑えながらもグリップ周りへのこだわりが強く、上位モデルにも採用されているリールシートを採用しています。
それによって操作性が向上し、的確なルアーアクションと、繊細なやり取りまで可能にしています。
ラインナップ
| モデル | 価格 | 全長（ft） | ルアー(g)／エギ(号) | ライン(lb) | PEライン(号) | アクション |
|---|---|---|---|---|---|---|
| SPXT-S63AJI | \8,600 | 6’3″ | 0.6-10 | 1-5 | 0.1-0.6 | EX.F |
| SPXT-S70UL | \8,600 | 7’0″ | 0.6-5 | 1-5 | 0.3-0.8 | EX.F |
| SPXT-76L | \8,800 | 7’6″ | 0.8-7 | 1-6 | 0.3-0.8 | F |
| SPXT-76ML | \9,000 | 7’6″ | 5-28（2-3.5） | 6-12 | 0.4-1.2 | RF |
| SPXT-80ML | \9,200 | 8’0″ | 5-28（2-3.5） | 6-12 | 0.4-1.2 | RF |
| SPXT-83M | \9,400 | 8’3″ | 7-35（2.5-3.5） | 6-16 | 0.6-1.5 | RF |
| SPXT-86M | \9,600 | 8’6″ | 7-35（2.5-3.5） | 6-16 | 0.6-1.5 | RF |
| SPXT-90M | \9,800 | 9’0″ | 7-35（2.5-3.5） | 6-16 | 0.6-1.5 | RF |
| SPXT-90MH | \10,000 | 9’0″ | 15-42（2.5-4） | 8-20 | 0.8-2.0 | RF |
| SPXT-94SSJ | \10,600 | 9’4″ | 15-40 | 6-16 | 0.6-1.5 | RF |
| SPXT-96LSJ | \10,800 | 9’6″ | 15-50 | 8-25 | 1.0-2.5 | RF |
| SPXT-100LSJ | \11,000 | 10’0″ | 15-50 | 8-25 | 1.0-2.5 | RF |
「三代目」クロステージ パックロッド
ショアゲーム用を中心にラインナップするルアーロッドで、10年にわたって発売されているメジャークラフトの代名詞ともいえるハイコスパモデルです。
低価格であるという魅力は据え置きながらも、各モデルこだわりの感じられるスペックで、海でのルアーフィッシングに幅広く対応します。
ルアーロッドとしての魅力をさらに充実させるべく、操作性やコスパはそのままに、マルチピースモデルが登場しました。
「三代目」クロステージ パックロッドとは
クロステージには、アキアジロッドからライトゲーム用まで多様なモデルが並びます。
そんな中からパックロッド化されたのは、近年とくに人気の高いシーバス、エギング、ライトショアジギング、ライトゲーム用の4種類です。
人気魚種だからこそスペックに妥協せず、入門モデルとして十分すぎるスペックを有していると言えます。
さらに、レングスやロッドパワーのラインナップもあり、コスパを重視しながらも、よりこだわったロッドチョイスが可能になっています。
注目ポイント
マイクロピッチクロスフォースでシャープな仕上がり
マイクロピッチクロスフォースは、ブランクの各層でカーボンの巻き方向を組み合わせ、X状のダブルテーピングで補強する技術です。
これによりブランクのハリが強化され、ねじれも防止することが可能になっています。
鋭いロッドアクションを重視するシーバス、エギング、ライトショアジギング、ライトゲームにこそ生かせる構造といえるでしょう。
2ピースモデルにも負けない低価格
ロングレングスのショアライトジギングロッドなどは、2ピースモデルでもある程度の価格を覚悟しなければいけません。
しかしクロステージは、それらのモデルでもパックロッド化しながら低価格を実現し、2ピースモデルにも負けない価格を実現しています。
この価格でこのラインナップからモバイルロッドが選べるのは、このモデルならではの魅力と言えるでしょう。
ラインナップ
シーバス
| モデル | 価格 | 全長 (ft) | 継数 (pcs) | ルアー (g) | ライン (lb) | ライン (PE) | アクション | 仕舞寸法 (cm) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| CRX-904ML | \13,300 | 9’0” | 4 | 10-30 | 8-14 | 0.8-2.0 | RF | 73 |
| CRX-964ML | \13,500 | 9’6” | 4 | 10-30 | 8-14 | 0.8 -2.0 | RF | 77 |
| CRX-964M | \14,000 | 9’6” | 4 | 15-42 | 8-20 | 0.8-2.5 | R | 77 |
エギング
| モデル | 価格 | 全長 (ft) | 継数 (pcs) | ルアー (g) | ライン (PE) | アクション | 仕舞寸法 (cm) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| CRX-864EL | \13,000 | 8’6” | 4 | 2.0-3.5 | 0.4-1.0 | RF | 70 |
| CRX-864E | \13,300 | 8’6” | 4 | 2.5-3.5 | 0.4-1.2 | RF | 70 |
ショアジギング
| モデル | 価格 | 全長 (ft) | 継数 (pcs) | ルアー (g) | ライン (PE) | アクション | 仕舞寸法 (cm) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| CRX-964 LSJ | \14,500 | 9’6” | 4 | 40(30-50) | 1.0-2.5 | RF | 78 |
ライトゲーム
| モデル | 価格 | 全長 (ft) | 継数 (pcs) | ルアー (g) | ライン (lb) | ライン (PE) | アクション | 仕舞寸法 (cm) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| CRX-S694AJI | \12,500 | 6’9” | 4 | 0.6-10 | 1-5 | 0.1-0.6 | EX.F | 55 |
| CRX-S764UL | \12,500 | 7’6” | 4 | 0.4-5 | 1-5 | 0.1-0.6 | EX.F | 61 |
| CRX-T764L | \12,500 | 7’6” | 4 | 0.5-7 | 1-6 | 0.2-0.6 | F | 61 |
| CRX-784LG | \12,500 | 7’8” | 4 | 3-15 | 4-8 | 0.4-1.2 | RF | 63 |
バスパラ 振出モデル
バスロッドの入門モデルとして、最高峰のコスパはもちろん、充実のラインナップで人気を博したモデルがバスパラです。
年々多様化していくバサーの要望に応えるべく、入門モデルとは思えないほど、細かくセッティングされたラインナップが魅力です。
そのこだわりを活かしたまま、より手軽に、そしてフィールドを問わずお供できるよう、振り出しモデルも展開しています。
バスパラ振出モデルの特徴
バスロッドでなにより必要になるのは、狙ったところに打ち込めるキャスタビリティと、理想のアクションを実現する操作性です。
そのためにはブランクのダルさが大敵なので、通常振り出しモデルは好まれないことが多いです。
バスパラ振り出しモデルでは、中弾性カーボンに高弾性カーボンを組み合わせることでダルさを感じさせません。
テレスコピックの扱いの手軽さを踏まえても、入門機としては十分すぎる完成度と言えるでしょう。
注目ポイント
通常モデルと同じこだわりのグリップ周り
バスパラ振出モデルに使用されているグリップは、通常モデルと同じモデルが採用されています。
メジャークラフトは基本的に、グリップ周りは上位モデルと同じコンセプトで設計されており、日本人向けの握りやすいものが採用されています。
このため、振出モデルでも操作性は2ピースの通常モデルに遜色なく、握りやすく操作性も抜群です。
硬すぎず曲がりすぎないザ・バスロッドなブランク
振り出し竿では、ブランクの中にブランクを仕舞う都合上、どうしても硬さや弾性は二の次になりがちです。
バスパラはその部分に関しても妥協せず、ハリのあるチューブを組み合わせ、十分な硬さを確保しています。
まさにベーシックなバスロッドの使い心地で、これまでコンパクトロッドに納得しなかった方にもおすすめです。
ラインナップ
| モデル | タイプ | 税抜価格 | 全長（ft） | ルアー(oz) | ライン(lb) | アクション |
|---|---|---|---|---|---|---|
| BXCT-665M | ベイト | \8,600 | 6’6” | 1/4-3/4 | 10-16 | RF |
| BXCT-665MH | ベイト | \8,800 | 6’6” | 1/4-1 | 12-20 | RF |
| BXCT-705H | ベイト | \9,000 | 7’0” | 3/8-1.1/2 | 12-25 | RF |
| BXCT-705X | ベイト | \9,400 | 7’0” | 3/8-3 | 14-30 | R |
| BXST-645UL | スピニング | \8,400 | 6’4” | 1/32-1/4 | 3-7 | EX.F |
| BXST-645L | スピニング | \8,600 | 6’4” | 1/16-1/4 | 4-8 | F |
| BXST-665ML | スピニング | \8,800 | 6’6” | 1/8-3/8 | 5-10 | F |
弁慶 パックロッド
価格は極力抑えながらも、初心者から一皮むけたバサーも納得のラインナップが弁慶には並んでいます。
年々タフになるバスゲームのために、バーサタイルから特化型まで、現在のバスゲームのために開発されたシリーズです。
もちろんその中にはパックロッドシリーズもあり、貴重なビッグワンを求め、各地を練り歩きたいバサーの隠し刀として推せるモデルと言えます。
弁慶 パックロッドの特徴
名前からイメージできる通り、弁慶はパックロッドでも質実剛健目指して開発されたモデルです。
継ぎ数を増やすことで生まれるダルさやブレを弁慶独自の製法で解消し、狙った設計通りの使い勝手を実現しています。
だからこそ、バーサタイルからビッグベイトまで、こだわりの設計が光ります。
バスパラでアベレージサイズは思う存分ゲットした初心者が、よりサイズを求めたいときの選択肢としてもおすすめです。
注目ポイント
値段以上の剛性感
弁慶の魅力はなんといっても価格以上の剛性感で、ハードなシチュエーションにも対応可能です。
その剛性を活かして、Hパワーモデルではバスのみならず、タコ釣りや雷魚釣りに使う人もいることからも、強度への信頼性に拍が付きますね。
この価格帯としては、他のメーカーと比較してもワンランク上の設計になっていると言えます。
低カーボン率の粘り
剛性感にも繋がる部分ですが、弁慶のブランクは一般的なバスロッドよりも、カーボン含有率を下げて作られています。
これにより、軽さではやや劣りますが、ブランクに粘りが出て、硬さだけでない使い心地を実現しています。
この特性を活かせば、バス釣りの気分転換にナマズゲームなどを楽しむにもおすすめできるロッドと言えるでしょう。
ラインナップ
ベイトモデル
| モデル | 価格 | 全長（ft） | 継数（pcs） | ルアー(oz) | ライン（lb） | アクション |
|---|---|---|---|---|---|---|
| BIC-664M | \12,000 | 6’6” | 4 | 1/4-3/4 | 10-16 | R |
| BIC-664MH | \12,500 | 6’6” | 4 | 1/4-1 | 12-20 | RF |
| BIC-704H | \13,000 | 7’0” | 4 | 3/8-1.1/2 | 12-25 | RF |
スピニングモデル
| モデル | 価格 | 全長（ft） | 継数（pcs） | ルアー(oz) | ライン（lb） | アクション |
|---|---|---|---|---|---|---|
| BIS-644UL | \12,000 | 6’4” | 4 | 1/32-1/4 | 3-7 | F |
| BIS-644L | \12,500 | 6’4” | 4 | 1/16-1/4 | 4-8 | F |
| BIS-664ML | \13,000 | 6’6” | 4 | 1/8-3/8 | 5-10 | RF |
トラパラ ネイティブ 振出モデル
実はメジャークラフトはトラウトフィッシングに精通したメーカーで、トラパラは入門用ながらそのノウハウが盛り込まれた人気モデルです。
ネイティブ用はロッドの使い心地だけでなく、渓流というフィールドまで考えた設計で、低価格ながら本格派の使い心地が好評を得ています。
振出モデルにおいても、そのこだわりのもと設計された、本格的で、ハイコスパなモデルを展開しています。
トラパラ ネイティブ 振出モデルの特徴
トラパラネイティブ振り出しモデルは、4.6ftと5ftの短めの2種類が展開されています。
ラインナップが少ないのは否めませんが、振り出し竿のメリットを考えると、理にかなったラインナップと言えます。
振り出し竿は、仕掛けを外さずとも縮めて携帯することができ、ポイントを練り歩くときの機動力に繋がります。
つまり、渓流の奥地に攻め込むことを前提に考えられた、低価格ながら本格的なネイティブ用トラウトロッドと言えるのです。
注目ポイント
最短35cmの仕舞寸
トラパラネイティブ振り出しモデルは、4.6ftモデルで仕舞寸35cm、5ftモデルで38cmと、非常に携帯性に優れています。
これは機動力を得られるだけでなく、予備のロッドとしても持ち歩きやすいメリットもあります。
渓流ではロッドの破損も少なくないので、予備としても持ち歩きやすいコンパクトロッドであることは大きな魅力です。
継ぎ数を感じさせないしなやかさ
トラウトロッドは、アクションを付けやすいハリがあり、パワフルな渓流魚をいなせるしなやかさがあることが重要です。
振り出し竿ではこれを再現するのが難しいですが、トラパラネイティブ振出モデルではしなやかさを活かしたファイトが可能になっています。
安さや携帯性だけでなく、トラウトロッドとしてしっかり作り込まれたロッドであると言えますね。
ラインナップ
| モデル | 価格 | 全長（ft） | 継数（pcs） | ルアー（g） | ライン（lb） | PEライン（号） | アクション |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| TXST-465UL | \8,400 | 4’6” | 5 | 1-8 | 2-6 | 0.3-0.8 | Ｆ |
| TXST-505UL | \8,600 | 5’0” | 5 | 1-8 | 2-6 | 0.3-0.8 | Ｆ |
トラパラ エリア 振出モデル
トラウトは自然渓流だけでなく、管理釣り場でも狙えるターゲットです。
同じターゲットでありながら釣り方は明確に違い、ロッドに求める特性も違います。
トラパラは、その2つをしっかり差別化してロッドを開発し、同一シリーズでありながら別なモデルとしてエリアトラウトモデルを確立しています。
レジャーとしての気軽さと、テクニカルな側面を両立させるべく、価格は据え置きで本格的なエリアトラウトロッドとして人気を得ています。
トラパラ エリア 振出モデルの特徴
管理釣り場は市街地付近にも増え、気軽に楽しめるレジャーの一つになりました。
一方で、エリアトラウトはテクニックが必要で、戦略を活かすにはロッドのスペックも必須です。
トラパラエリア振出モデルはその二つを両立するべく、電車移動でも持ち歩きやすい仕舞寸と、ルアー別に使い分けられる設計を重視しています。
価格もお手頃なので、入門モデルとしてはもちろん、ベテランが気軽に釣りに行くときのお供としてもおすすめできるロッドです。
注目ポイント
使い分けやすいベーシックな2ラインナップ
トラパラエリア振出モデルは、SULとULのロッドパワーで2種類展開されています。
これはマイクロスプーンを前提としたスプーニング用、スプーニングからプラッキングも視野に入れた2種類で設計されています。
明確に区別されているので初心者にもわかりやすく、価格も安いので2つ用意して使い分けしやすいのはメリットですね。
軽量ルアーも投げられる柔軟なブランク
エリアトラウトロッドは、一般的にほかのルアーロッドよりも柔軟性が重要です。
これもテレスコピック化する際に難しいポイントになりますが、トラパラエリア振出モデルはしっかり曲がる繊細なブランクに仕上げています。
これによって、マイクロスプーンのような軽量ルアーも気持ちよく投げられるキャスタビリティを実現しています。
ラインナップ
| モデル | 価格 | 全長（ft） | 継数（pcs） | ルアー(g) | ライン(lb) | PEライン(号) | ポリエステルライン（号） | アクション |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| TXAT-604SUL | \8,800 | 6’0” | 4 | 0.5-4 | MAX4 | 0.3-1.5 | 0.2-0.5 | F |
| TXAT-604U | \9,000 | 6’0” | 4 | 0.6-5 | MAX4 | 0.3-1.5 | 0.2-0.5 | F |
トラウティーノ エリア 4PCS
コスパと実使用のトラパラと比較し、さらに一歩性能を求めたトラウトロッドがトラウティーノです。
同ブランドのストリーム（ネイティブ）モデルと比較して、エリアトラウトロッドとしてのルックスも確立しています。
より大物に対応できるパワフルなブランクと、多点ガイドセッティングで、トラウトフィッシングの幅広さに対応できる設計になりました。
その魅力はそのままに、携帯性に長けたマルチピースのパックロッドも展開しています。
トラウティーノ エリア 4PCSの特徴
トラウティーノのコンセプトの一つに、大物とのファイトに対応する強靭なブランクセッティングがあります。
手軽さという点ではトラパラのような振り出しのほうが勝りますが、やはり収縮して収納する都合上、強度が落ちるデメリットがありました。
トラウティーノは4本継ぎのマルチピースにしたことで、ブランクの硬さを活かせる設計を採用しています。
もちろん携帯性もよく、電車移動や自転車釣行のお供にもぴったりです。
注目ポイント
ネイティブトラウトにも転用しやすい汎用性
トラウティーノは全体的に硬めのセッティングで、ミノーを使ったアクションとも相性がいいロッドです。
このメリットは渓流でのルアーの操作にも繋がり、ネイティブ用ロッドとしても使いやすいモデルになっています。
管理釣り場と渓流、どちらにも挑戦したい初心者の方には、携帯性も相成ってメリットの多いロッドと言えるでしょう。
広いポンド向きのモデルも
管理釣り場に限らず、遠投したい場所では長めのロッドの方が有利な場合があります。
トラウティーノ エリアには、トラパラの振出モデルにはなかった長めの6.3ftモデルもあり、重めのルアーにも対応するので広いポンド向きです。
4ピースで仕舞寸は短いので、ロングレングスモデルは携帯性を気にして手を出せなかった方にもおすすめです。
ラインナップ
| モデル | 価格 | 全長（ft） | 継数（pcs） | ルアー(g) | ライン(lb) | ライン(PE) | アクション |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| TTA-604SUL | \11,300 | 6’0” | 4 | 0.6-4 | 1.5-4 | 0.15-0.3 | F |
| TTA-634UL | \11,500 | 6’3” | 4 | 0.9-7 | 1.5-4 | 0.15-0.3 | F |
ファインテール トレッキング&トラベラーシリーズ
ファインテールは、メジャークラフトがネイティブトラウトロッドのフラッグシップモデルとして売り出しているシリーズです。
スペックはもちろんのこと、ルックス、高い機能性を誇りながら低価格で人気を博しています。
中でも注目株になっているのがパックロッドのトレッキング&トラベラーシリーズです。
言うなればトラウトアングラーの求めたロッドを実現したモデルで、何を隠そう筆者もたまらず購入した魅力たっぷりのモデルに仕上がっています。
ファインテール トレッキング&トラベラーシリーズの特徴
ファインテールは全モデルから5年の時を経てリニューアルされ、最新技術も盛り込み妥協のないロッドに進化しました。
SiC-Sガイドを搭載し、軽量化したことで感度も向上し、ブランクにはクロスフォースでねじれやダルさを極限まで削った設計になっています。
その魅力はそのままに、パックロッド化をしただけでなく、ネイティブトラウトアングラには理想ともいえる新構造が盛り込まれています。
注目ポイント
新構造「スイッチスタイルシステム」
ファインテールトレッキング&トラベラーシリーズ最大の特徴は、ロッドの長さを変えられるスイッチスタイルシステムを搭載した点です。
ロッドを組むときに1ピース抜いて継ぐことができ、6インチ短くすることができるのです。
たった6インチですが、シビアなキャスティングが求められる渓流エリアでは大きな差になります。
ハイエンドモデル泣かせの天然木グリップ
ネイティブトラウトロッドでは、自然に溶け込むデザインが好まれ、特徴的なのが天然木を使ったグリップ（リールシート）です。
通常はハイエンドモデルでしか搭載されませんが、ファインテールは定価2万円を切る価格で、天然木をあしらっています。
価格を抑えつつ見た目にも妥協したくない方には、これ以上ないロッドと言えるでしょう。
ラインナップ
スピニング
| モデル | 価格 | 全長（ft） | スイッチスタイル 全長（ft） | 継数（pcs） | ルアー(g) | ライン(lb) | PEライン(号) | アクション |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FTX-38/425UL | 17,500 | 3’8” | 4’2” | 5 | 1-8 | 2-6 | 0.3-0.8 | F |
| FTX-46/505UL | 18,000 | 4’6” | 5’0” | 5 | 1-8 | 2-6 | 0.3-0.8 | F |
| FTX-50/565L | 18,500 | 5’0” | 5’6” | 5 | 2-10 | 3-8 | 0.3-0.8 | F |
ベイト
| モデル | 価格 | 全長（ft） | スイッチスタイル 全長（ft） | 継数（pcs） | ルアー(g) | ライン(lb) | PEライン(号) | アクション |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| FTX-B38/425UL | \18,500 | 3’8” | 4’2” | 5 | 1-8 | 2-6 | 0.3-0.8 | F |
| FTX-B46/505UL | \19,000 | 4’6” | 5’0” | 5 | 1-8 | 2-6 | 0.3-0.8 | RF |
まとめ
メジャークラフトも近年パックロッドに力を入れ、スペックにも妥協しない魅力的なロッドを展開しています。
他の追随を許さない高いコスパはそのままなので、ぜひメジャークラフトのパックロッドを手にして、釣りの幅を広げてみてくださいね。
メジャークラフトのパックロッドの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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