ベイトリールにつきもののトラブルがバックラッシュです。
スプール内でラインが絡まり合い、ベイトリールに慣れていないアングラーの悩みとも言えますよね。
上級者アングラーですら、不意のミスでバックラッシュすることも必ずあります。
しかし、近年のベイトリールはブレーキの開発が進み、ほぼバックラッシュしないモデルがたくさん販売されています。
今回は、フィネスモデルも含めたバックラッシュしにくいベイトリールの紹介です。
- 釣り歴20年
- 年間釣行300日超え
- 大会出場歴あり
和歌山県をホームに、ほぼ毎日ルアーフィッシングを楽しんでおります。 バスフィッシングを中学生から始め、ルアーで釣れた時の感動が忘れられず、今では釣りは日課となっています。 現在はシーバス・エギングなどのルアーで狙えるターゲットは幅広く釣っています。インスタグラムもやっています。
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目次
バックラッシュとは
バックラッシュは、ベイトリールでキャスティングする際に、ラインの放出よりもスプールの回転スピードが早くなったときに発生するトラブルです。
スプール表面のラインを追い越して下の糸が放出されるので、ラインが絡まってしまいます。
キャスティングミス、向かい風による抵抗、ルアーが障害物にぶつかるなど、バックラッシュが起こる原因は様々です。
バックラッシュしない(しにくい)ベイトリールを使うメリット
バックラッシュが起こってしまうと、ラインが絡まってしまい、当然ながら直るまで釣りをすることができません。
バックラッシュを直す回数が増えるほど釣りをする時間が少なくなってしまい、釣りのテンポも悪くなってしまいます。
また、重度のバックラッシュでラインが絡み合うと、傷や折れグセがついてしまい、そこからラインブレイクする可能性もあります。
バックラッシュしにくいベイトリールを使うことで、テンポ良く、ラインを傷めずに釣りをすることができますよ。
バックラッシュを恐れずキャスティングができると、思い切ったキャスティングができるようになるのもメリットと言えるでしょう。
バックラッシュしないベイトリールを選ぶ際のポイント
ブレーキシステム
ベイトリールのブレーキシステムは、バックラッシュの起こりやすさに大きく関係します。
遠投を多用するのか、近距離キャストを多用するのか、バーサタイルに使用するのかなど、タックルとのバランスに合わせてブレーキシステムも選びましょう。
遠心ブレーキ
スプールの回転による遠心力で作動するブレーキシステムです。
数あるブレーキシステムの中でも、遠投性にすぐれ、伸びの良さが特徴です。
飛距離が出るルアーを多用する場合や、遠投を繰り返すなら遠心ブレーキがオススメです。
飛距離が出やすい反面、慣れていないとバックラッシュが起こりやすいのがデメリットと言えます。
マグネットブレーキ
マグネットの磁気により、スプールの回転を制御するブレーキシステムです。
安定したブレーキ力で、近〜中長距離のキャスティングではもっとも扱いやすいタイプのブレーキシステムと言えます。
空気抵抗の大きいルアー、軽量なルアーなど、バックラッシュしやすいルアーを多用するならマグネットブレーキがオススメです。
ベイトフィネス専用機は、どのメーカーもほぼマグネットブレーキを採用しています。
デメリットとしては、他のブレーキシステムに比べると、飛距離の伸びが物足りないと感じるアングラーがいるかもしれません。
DCブレーキ
シマノ独自の、コンピューターが内蔵された電子制御ブレーキシステムです。
キャストの出力に合わせ、内部のコンピューターがスプールの回転を制御します。
遠心ブレーキと同等以上の飛距離に加え、安定したキャスティングができるのが特徴です。
ビッグレイクのヘビータックルから、野池のバーサタイルタックルまで、オールマイティ使用できます。
デメリットとしては、小口径スプールのモデルがないので、コンパクトなリールが好みのアングラーには気になるかもしれません。
また、シマノのみの技術となるので、シマノリール1択となることです。
スプール径
スプール径(スプールの大きさ)により、バックラッシュのしやすさは変わります。
スプール径が大きくなるほどラインの放出量が上がるので、それに比例してバックラッシュの確率も高くなっていきます。
飛距離のよく出るルアーや、太いラインを巻くならスプール径の大きいものが適しており、バックラッシュが起こりにくくなります。
スプール径の小さなリールは、ラインの放出量が少なく、回転を制御しやすいのでバックラッシュが起こりにくくなります。
近距離キャスト、細いラインを多用するなら小口径スプールのリールがオススメです。
バックラッシュしないベイトリールおすすめ13選
【シマノ】
アンタレスDC
誰もが知る、シマノを代表するハイエンドリールが「アンタレス」シリーズです。
最大の特性である圧倒的な飛距離は、他のリールでは届かない遥か遠くのポイントへとルアーを届けることが可能です。
コンピューター制御のブレーキシステム「4×8DC」が搭載され、バックラッシュのリスクを極限まで抑えることができます。
飛距離、トラブルレスと、死角のない完成度の高い1台です。
【ダイワ】
スティーズリミテッド SV TW
ダイワバスブランドのフラッグシップ「スティーズ」シリーズのリミテッドモデルです。
バックラッシュの発生率が極めて少ない「SV」ブレーキシステムが搭載されており、安定したキャスティングが可能です。
バスフィッシングで最もアプローチをする近〜中長距離の範囲を攻めやすいセッティングとなっており、使いやすさにおいてはトップクラスのリールです。
【シマノ】
カルカッタコンクエスト DC
唯一無二のなめらかな巻き心地と剛性感で、最高峰の巻物リールとして定番の「カルカッタコンクエスト」シリーズ。
コンピューター制御であるDCブレーキを搭載することで、最高のキャスティング性能も備えたリールに仕上がっています。
ビッグベイト、ディープクランクのような引き抵抗が強い巻物にもピッタリのリールです。
【ダイワ】
スティーズA TW
フラッグシップモデル「スティーズ」は、軽量で、トラブルの少ない快適な使用感が特徴のリールです。
そのスティーズの使用感を継承しつつ、ボディ素材にアルミ合金を採用することで耐久性を向上させたモデルが「スティーズA TW」です。
使用頻度の高い7〜21g前後のルアー全般はもちろん、2オンスを超えるビッグベイトですら余裕で扱える剛性感が特徴です。
【シマノ】
スコーピオンDC
シマノ伝統の「スコーピオン」リールに、コンピューター制御の「DCブレーキ」が搭載されたモデルです。
DCブレーキの恩恵により、バックラッシュのリスクは軽減されながらも、抜群の飛距離を出すことができます。
日本人の手に馴染みやすいロープロファイルボディ、高い剛性感、なめらかな巻きごこちを備えたバーサタイルリールです。
【ダイワ】
アルファスSV TW
コンパクトロープロリールの名作「アルファス」シリーズに、「Tウィングシステム」「SVスプール」が搭載された最新モデルです。
32mm径のSVスプールを採用し、中距離までのキャスティングではほぼバックラッシュを起こさずに釣りができるでしょう。
ベイトフィネスに近い5gクラスの軽量ルアーから、使用頻度の高い20g以下のルアーまで幅広く使用できます。
【アブガルシア】
レボ ブラック10
アブ独自の高性能マグブレーキ「マグトラックスⅢブレーキシステム」が搭載され、トラブルの少ない高剛性ハイエンドリールです。
ハンドル一回転105cm巻き上げのスーパーハイギア設計、掛けた魚を一気に引き寄せ、主導権を与えません。
メタルボディ採用により、キャストやファイトによる歪みも発生しません。
実戦から生まれた、まさに質実剛健と言えるハイパワーリールです。
【ダイワ】
スティーズ AIR TW
フラッグシップモデル「スティーズ」を、ベイトフィネス専用機の証である「AIR」シリーズとして仕上げたアイテムです。
驚愕の超小口径28mmスプールを採用することで、従来のベイトフィネスリールとは比べ物にならないキャストフィールを生み出します。
バックラッシュを起こさず、2gのルアーですらキャストできるポテンシャルを秘めた、究極のベイトフィネスリールです。
【シマノ】
カルカッタコンクエスト BFS
丸型リールの定番「カルカッタコンクエスト」のベイトフィネススペシャルモデルです。
オリジナルモデルのなめらかな巻きごこちと剛性感はそのままに、軽量ルアーのキャスト性能を高めています。
シマノオリジナルマグネットブレーキを採用することにより、バックラッシュのリスクを軽減しています。
マイクロプラグを使用した、ベイトフィネスプラッギングにオススメの1台です。
【ダイワ】
アルファスAIR TW
コンパクトリールの名作「アルファス」のベイトフィネス専用モデルです。
手にすっぽりと収まるコンパクトサイズながら、アルミボディを採用することで、強靭なリールに仕上がっています。
ネコリグ、スモールラバージグといった軽量リグを、バックラッシュさせずにキャストできるのはもちろん、ベイトフィネスプラッギングまで対応します。
【シマノ】
SLX BFS
本場アメリカからの逆輸入リール、「SLX」シリーズのベイトフィネススペシャルモデルです。
シマノオリジナルFTB(フィネスチューンブレーキシステム)を搭載することで、5g以下のワーミングからプラッギングまで、幅広く対応します。
ミドルクラスリールながら、実釣においては高いパフォーマンスを発揮する、コストパフォーマンスに優れた1台です。
【アブガルシア】
レボ ウルトラキャスト BF8
超々ジュラルミン製スプールが搭載され、徹底的な軽量化がされながらも、強度はしっかりと確保されたベイトフィネス専用リールです。
オリジナルブレーキシステム「マグトラックⅢ」は、ユーザーの好みに合わせて中のマグネットを交換できます。
自分だけのセッティングで、バックラッシュの軽減をすることができますよ。
バックラッシュしないコツや投げ方
手首のスナップをきかせる
ベイトリールのバックラッシュをさせないコツは、ロッドをしっかりと曲げて、その反発力を活かすことです。
ロッドが真っ直ぐの状態では、反発力が発生せず、遠心力のみのキャストになってしまいます。
遠心力だけでは安定したキャストができず、バックラッシュの原因になってしまうんです。
キャストの際にはワンフィンガーグリップにして、手首のスナップをきかせ、ロッドを適切に曲げたキャスティングをおこないましょう。
サミングを正しくする
ベイトリールの基本動作として忘れてはいけないのがサミングです。
キャスティングの際、回転するスプールを親指で抑え、回転しすぎないように調節しなければバックラッシュを起こしてしまいます。
サミングをしっかりと身につければ、バックラッシュの回数も減り、テンポ良く釣りが展開できますよ。
しかし、近年はベイトリールの開発が進み、サミングなしでもほぼバックラッシュしないリールが開発されており、簡単に扱えるようになっています。
バックラッシュの直し方のコツ
どんなに高性能で扱いやすいリールでも、不意にバックラッシュしてしまうことはあります。
その際に絶対にしてはいけないのが、無理やり引っ張ってしまうことです。
絡まっている部分をよく観察し、丁寧にほぐしていくと意外に簡単に直ることが多いですよ。
他にも、バックラッシュした時点から、スプールを親指で抑え、そのままハンドルを1回転させ、少しラインを回収してからほぐす方法もあります。
両方試してみると、大バックラッシュでないかぎり、ほとんどの場合バックラッシュは解消できるはずです。
まとめ
近年のベイトリールはブレーキシステムが高性能になっており、バックラッシュが起こりにくくなっています。
あわせて、正しいキャストフォームとサミングを身につけることで、バックラッシュは簡単に解消できますよ。
バックラッシュしないベイトリールの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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