今回の記事では、チューブワームを取り上げていきます。
筆者が子供の頃、約20年程前に空前のバス釣りブームがありましたが、その際に爆発的に釣果を出して人気だったのがチューブワームです。
あれだけ釣れてたのに、近年ではあまり見かけなくなりました。
誰も使わなくなった今だからこそ、逆にとんでもなく効果があるのではないでしょうか。
筆者おすすめのワームを紹介し、中空タイプのルアーの強みをしっかりと解説していきます。
- 釣り歴24年
- 海外遠征経験あり
愛知県在住。普段はブラックバスや雷魚、シーバス、ロックフィッシュなどのルアー釣りがメインです。国内外を週末弾丸遠征で釣り歩くスタイル。石垣島、タイ、マレーシアでの釣りが大好きです。今後の目標は、日本三大怪魚制覇やカヤックでGTを釣る事、アマゾン・ボルネオ・パプアニューギニア・パリ遠征など、夢が尽きません。
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チューブワームルアーとは
まず、チューブワームとはボディ本体が空洞になっており、一般的なゴムチューブのような形状をしたワームのことです。
ボディ本体が空洞で、尾の部分はスピナーベイト等のラバースカートのように細く複数に分かれているテール形状をしています。
中空タイプルアーの代表格として一番に頭に浮かぶのはフロッグかと思います。
フロッグの最大の特徴としては中空ボディを活かした『浮力』です。
チューブワームもその中空ボディによる浮力を活かしたメリットが数多く存在し、他のルアーには真似できないアクションやアピールを可能にしています。
今まで知らなかった方でも、すぐにチューブワームを使いたくなるようなメリットを挙げていきます。
チューブワームを使うメリット・デメリット
メリット
まずは、チューブワームを使用するメリットから挙げていきます。
①圧倒的な浮力
②フッキングが決まる
③様々なリグに適応する
浮力の高い素材を使用したワームはたくさん存在しますが、やはり中空形状でのみ発揮する根本的な浮力に勝るものはありません。
これにより水中でのステイ時間やフォール時間が長くなりバスにしっかりと見せることが可能です。
また、非常に自然な動きをするのでより生命体に近づけるルアーです。
オフセットフックでセットした場合も他のワームと違い、バスが食った瞬間に中空ボディが潰れるため、針先が剥き出しになりスッポ抜け等が激減します。
そして、ボディ本体にシンカーを打ち込こむ『ネコリグ』『ネイルリグ』以外のリグには全て対応できます。
デメリット
いい点も多いですが、筆者が感じるデメリットもお伝えします。
①ナチュラルが故にアピール力や集魚力は弱い
②店舗在庫がほとんど無いため入手が困難
③一匹釣ったらワームがボロボロ
イメージで言うと、フワフワとスローにしっかりと見せて食わせるルアーなので、派手に波動や水押しで遠くの魚を寄せる力は弱いです。
大型河川やダムのオープンエリアには向かないので、カバー周りなど魚が居るであろうポイントで使用するように適材適所で使い分けましょう。
近年では扱うメーカーも少なくなり新作のリリースもあまりないのが現状です。
そして、中空ボディにフックを刺して使用するため、一匹釣るとボディが裂けて破れてしまします。
しかし、ネットで簡単に探して手に入る時代ですし、ワームの持ちが悪かったとしても一匹狙えるのであれば例え壊れてしまったとしても問題ではありません。
チューブワームおすすめ10選
【10FEET UNDER】
チューブル
バスプロ伊豫部健氏のプロデュースです。
先端を尖らせており、すり抜け性能を重視しています。
チューブワームのデメリットであるボディの弱さも肉厚に設計することで克服し、カバー撃ちに十分耐えることのできるモデルです。
同メーカーからリリースされている、カプセルラトルを埋め込めば音のアピールも可能です。
【Deps】
チューブリンガー
ただのチューブワームではなく、両サイドにアームパーツが着いておりボトムバンプでのアピール力が高まっています。
また、フォール時にはアームが抵抗になり単体でうごめくアクションを可能にしています。
チューブワームとしては珍しくボディにリブがあり、アピール力が弱いチューブワームの弱点を徹底的に克服しようとする姿勢を感じられるアイテムです。
【ティムコ】
クリーピーチューブミニ
1.5インチと極小サイズで食わせのチューブワームです。
しかし、小さいだけではなく硬めの肉厚ボディで頑丈な設計になっています。
タフコンディション時のデープ攻略を視野に入れ、ワームフックがズレにくく、また浮力をキープするため中の空気が抜けないようにするためです。
スモールマウスバスにもとても効果があるワームです。
【コーモラン】
3フィネス ダズイッツ
3インチと使いやすいサイズ感と、この値段で7本入りはコスパ最強です。
壊れてしまったとしても、この値段であればガンガン使用できます。
作りや性能は一般的なチューブワームで各リグやアクション等、オーソドックスな使用方法は全て可能です。
7色展開で様々な状況にも対応できます。
【KEITECH】
ソルティコアチューブ
ジグヘッドやテキサスリグ等はもちろんのこと、ノーシンカーリグに特に力を入れた設計です。
オフセットフックの逆刺しでノーシンカーリグでバックスライドが可能になります。
リフトさせてバックスライドさせればカバー内を自在に操れます。
チューブワームには珍しいソルトインの高比重モデルで飛距離も抜群です。
【ダイワ】
ラトリンチューブホッグ
こちらはかなりレアなチューブワームタイプのホッグワームです。
中空ボディ内にカプセルのラトルが埋め込まれており、音でもアピールします。
ソルトインの高比重であり、他のチューブワームのように漂わせるというよりはテキサスリグやキャロライナリグで甲殻類を模すことに特化しています。
大きなアームも備えており、ホッグワームとしての性能も抜群です。
【reins】
イノーマスチューブ
8.5インチという規格外の設定であり、ビッグベイトとして使用されるチューブワームです。
スパイラルフィールや、ロッドアクションを加えればドッグウォークも可能。
もちろん従来のチューブワームと同じ使い方も可能ですので、様々なアクションをミックスさせて、スレたデカバスにチャレンジして下さい。
【スミス】
リアルハスラー
スミスからリリースされているロックフィッシュ用の1.5インチ小型チューブワームです。
近年ではチューブワーム自体が少なくなってきたので、あまり選択肢がありません。
ソルト用であっても問題なくバス釣りへ流用可能です。
1.5インチの食わせのサイズ感と、バス釣りにはないソルト特有のカラーがアクセントとなって気に入っています。
【ミズモ】
ビッグボーイチューブ
形は最もオーソドックスなチューブワームの一つです。
しかし肉厚ソルトインの高比重で、カバー撃ち専用モデルです。
10本入りでガンガン使える安心感。
ボディと同じ長さあるラバースカート部が特徴的でカバー内でもしっかりとアピールできます。
【ストライクキング】
ファットコーヒーチューブ
本場アメリカの人気チューブワームで、ストライクキングはあまり日本へは進出していませんがアメリカでは知らない人はいないレベルのブランドです。
スモールマウス用の小型チューブですがもちろんラージにも。
ゴリを狙って捕食している個体に最も効果的です。
チューブワームを使ったリグと使い方のコツ
ジグヘッド
まずは最もチューブワームを活かすことのできるジグヘッドリグから説明していきます。
空洞になっているワームのボディ内にジグヘッドを挿入して使用することができるため、他のワームには不可能な一体感があります。
水深に合わせてジグヘッドの重さを好みで選べば、全レンジを攻略することができます。
スイミングとフォールを組み合わせたり、中層をシェイクさせながら漂わせたり、縦ストラクヤーに対してリフト&フォールも有効です。
ジグヘッドを軽くするほど、フォールスピードを抑えることができるので、状況に合わせたスピードを演出してやります。
更に、浮力とボディの抵抗を利用したスパイラルフォールを可能にしたモデルや、キビキビと縦にフォールするモデルではワインドのような釣り方も可能です。
テキサスリグ
バレットシンカーとオフセットフックのセッティングでボトムを中心に攻略するリグです。
三角錐の形をしたシンカーでのすり抜けと、チューブワームの浮力が成す根掛りにくさがマッチすることで、カバーに対してタイトに攻め入ることができます。
シンカーをボトムに着底させた状態であっても、僅かな水流でワームが常にフワフワと尻上がりの状態で漂うようなアクションをします。
その際にラバースカート状のテールがとてもいい仕事をします。
ボトムバンプに対しても、ワームが非常に軽いのでシンカーの動きに対してレスポンスよくしっかりと追従するのでシンカーを動かした分だけワームが動いてくれるので、水中での動きをイメージしながらしっかりと探れます。
ダウンショットリグ
フックとシンカーの間にリーダーを入れてやることで、シンカーを沈めた状態で
ワームを水中ステイさせることができるリグです。
通常のワームであれば、どれだけ浮力のある素材であっても、ある程度のラインコントロールやロッドアクションをしないと沈んでしまうか水中姿勢が崩れてしまします。
チューブワームは、常に水中姿勢を保ちながらも、フワフワと生命体に近いナチュラルな動きを水流を受けることで演出できます。
また、一点シェイクやボトムでのリフト&フォールで、水中を漂わせながらラバースカートを揺らすことで唯一無二のアクションを可能にします。
カバーが濃い場合はオフセットセッティングにしてやっても、空洞ですのでフッキングはしっかり決まるので安心です。
ノーシンカーリグ
オフセットフックセッティングでのカバー撃ちも非常に有効です。
オーバーハング下を撃ち、表層を漂わせて落ちてきた虫を演出したり、カバー内へ超スローフォールでじっくりと誘ったりできます。
サイトフィッシングも可能で、流れのあるエリアではバスの進行方向に対し上流から自然に流してやれば完全にエサと思いたまらずバイトしてきます。
筆者は浮いているバスの真上にキャストする場合があります。
濁りが入っていたり、多少の風で水面がざわついていたり、警戒心が薄れている場合は着水した瞬間にリアクションバイトすることもあります。
バスに対して直撃できるルアーはほとんどありませんが、中空ボディのためとても軽いので着水音がほとんどないチューブワームだからこそ可能な技です。
キャロライナリグ
可動式のシンカーの後ろにスイベルをセットして、ロングリーダーを入れその先にワームをセットしたリグです。
リーダーが長い分、ワームが自由に動くことができ、シンカーが沈んだ後にワーム単体でゆっくりと付いて来るイメージです。
リーダーが長いため、濃いカバーには向きません。
重いシンカーを入れて、沖のブレイクやウィードエリアを攻略する際によく使用します。
ここでもチューブワームの浮力が武器となり、ゆっくりじっくりとアクションさせることが可能です。
アクションはシンプルで、遠投後ズル引きしたり、ロッドを煽って軽く浮かせてフォールさせたりと、広範囲を探っていくイメージです。
バスのルアーの吸い込みもよく、フッキング率がとても高いリグです。
まとめ
チューブワームにしかできないことをいくつか紹介してきました。
『浮力を利用した漂わせる釣り』そんなポイントに手が届かなかった経験がある方は、ぜひチューブワームを試して下さい。
きっとイメージ通りにバスが応えてくれるはずです。
チューブワームの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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