巻物の定番と言えばクランクベイト!
中でも「タイニー」と呼ばれるジャンルに分類されるクランクベイトは、長年釣り人と魚を虜にしてきました。
今回はそんなタイニークランクの魅力に迫ってみようと思います!
そもそもタイニークランクとはいったいどんなルアーなのか。
使用する上でどのようなタックルを使えば良いのか。
そのような疑問にお答えするべく、ルアーの解説とおすすめのタックルをロッド、リール、ラインの3つの観点からご紹介します。
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タイニークランクとは
タイニークランクはその名の通り、とても小さい(Tiny)クランクベイトのことです。
定義はありませんが、50mm以下のサイズのクランクベイトと捉えておけば良いでしょう。
タイニークランクを語る上で欠かせないのがアメリカのバスマスタークラシックで4回もの優勝収めたリック・クランです。
時は1999年、リック・クランが雑誌の取材でトーナメントにタイニークランクを使用していたことを公表しました。
それまでは単にクランクベイトやシークレットと表現されていたのですが、ついに世の中にその存在を明かしたのです。
アメリカのノーマンルアーズ社と契約していた期間の数々のタイトルの裏にはこのタイニークランク(DEEP TINY N)の存在があったのです。
これが世の中にバス釣りでのタイニークランクの有効性を広めるきっかけとなりました。
元々クラッピーと言われるブルーギルに似た魚を釣る目的で開発されたルアーだったので、印象的な発表だったことでしょう。
タイニークランクを使うメリット・デメリット
メリット
タイニークランクの1番のメリットは魚にプレッシャーを与えにくいということです。
小柄なボディーは水中においてもそれほど存在感を発揮するものではなく、強い波動を生み出すものでもありません。
動きとしては通常のクランクベイトに比べると小刻みなキビキビとしたものになります。
よって、魚にプレッシャーを与えてスレさせてしまう可能性を下げられるでしょう。
日本の多くの有名フィールドでバスがスレてしまっている現状がありますが、そのような場所でこそ力を発揮してくれる存在です。
他にも、クランクベイトであるが故に障害物の回避能力に優れていることもメリットになります。
小ささ故の軽量ルアーにはなりますが、小さい分キャスト時の空気の抵抗も少なく飛距離も意外と良く伸びます。
近年では特にベイトリールの性能が高くなったこともあり、ほとんどのリールで十分使うことができます。
幅広いタックルに対応するルアーであるところもメリットだと言えます。
デメリット
広範囲から魚を引き寄せる事に関しては不得意なルアーです。
まず、軽量なルアーなので遠投することに向いていません。
ボート釣りではそれほどデメリットにもなりませんが、陸からのアプローチに関してはあまり広範囲をカバーするのは難しいです。
また、水中ではどうしてもアピール力が強いルアーではないので、なかなか魚に気付かれにくいという側面があります。
よほどのクリアウォーターであったとしてもシルエットの小ささから広範囲からは魚を寄せ付けられません。
よって、キャストやリトリーブ時に魚の近くにルアーを送り込むコントロールテクニックが求められます。
シチュエーションにより長所が短所になることは世の中様々なことで発生しますが、タイニークランクもその運命は避けられません。
ただし、釣果として1匹のバスに繋げるという意味ではタイニークランクにはデメリットよりもメリットの方が大きいでしょう。
タイニークランクおすすめ10選
【ノーマン】
ディープタイニーN(NMDTN01)
まずはこちら!
先に紹介した、世の中にタイニークランクを広めるきっかけとなったルアーです!
潜水深度に応じて使い分けられるようにタイニーNもリリースされています。
アメリカのバスマスタークラシックでリック・クランを優勝に導いた実績のあるルアーです。
タフな日本のフィールドにおいても活躍してくれることでしょう!
【ダイワ】
タイニーピーナッツ(4550133123849)
長年愛用させて頂いていて、様々な魚種において実績を作らせてくれたルアーになります。
小さいながらもキビキビとしたハイピッチアクションで魚を誘います。
根掛かり回避能力にも優れており、障害物の付近でも使用し易いです。
シャロー、ミドル、ディープのいずれのレンジにも対応できるラインナップとなっており、カラーバリエーションにも富んでいます。
コストパフォーマンスにも優れている名作です。
【デュオ】
レアリス クランク ミッドローラー 40F(GSN337)
ローリングアクションを取り入れたこちらのルアーはスローリトリーブの際にも艶めかしくしっかりと泳いでくれます。
また、独自の内部構造により、飛距離が稼ぎ易くベイトリールでの導入にもおすすめです。
名前の通り、中層をローリングしながら広範囲を探るのに適したルアーです。
カラーバリエーションも豊富で様々なシーンに対応してくれます。
【ラッキークラフト】
クラッチMR(0057)
タフなフィールドにおいてソフトルアーにも反応が悪い時にこちらのルアーで好反応を得られることがあります。
様々な潜水深度やカラーが用意されており、広い選択肢の中から最適なものを選べるラインナップになっています。
特にDR以上のモデルに関してはボディーに対してリップが大きく設定され、障害物の回避能力が高いと評判です。
【オーエスピー】
タイニーブリッツMR(G01)
セミフラットボディーを採用することにより、泳ぎのナチュラルさを追求しています。
早巻きにおいても泳ぎが破綻しにくく、引き抵抗も抑えられるのでスピニングでも扱い易いです。
特にプレッシャーの高いフィールドにおいては波動の抑えられたアピールが釣果に繋げてくれます。
HPスラッシュリブと言われる独自の薄いリップは感度が良く、障害物などにコンタクトした際に情報が伝わり易くなっています。
扱い易く、釣果に繋がるルアーです。
【ノリーズ】
ワーミングクランクショット(352)
クランクベイトでありながらウィード、リーズ、レイダウンといったカバーの奥へ送り込んで使用できるように作られています。
カバーにおいては根掛かりを回避するためにクランクベイトの使用を躊躇してしまうこともあるかと思います。
障害物の回避能力に優れたこちらのルアーであれば積極的にアプローチすることができます。
ヒラ打ちをしながら泳ぐ特徴は魚のリアクションバイトを誘います。
【エバーグリーン】
クラフト(293)
「自然界の小さな生物は動きが速いことが多い。」
その事実を取り込んで作られた福島健氏のタイニークランクです。
キレのある超ハイピッチなアクションでバスを誘うように設計されています。
内部構造には重心移動システムが組み込まれ、飛距離を稼ぎやすい工夫も施されています。
さらに、独自の薄型基盤リップを採用し、障害物へヒットした時の感度が良く水中からの情報が得られ易くなっています。
ただ小さいから釣れるのではなく、この動きをこの形状のこのルアーがするからこそ釣れる、そんなルアーです。
【エバーグリーン】
コンバットクランクミニMR(50)
リップ形状をはじめ空気抵抗を少なくしたボディーと内部の重心移動システムがカテゴリーの常識を超えた飛距離を実現します。
中速までのリトリーブでは内部の重心が完全に固定されてサイレントになり、障害物にヒットした時音が鳴る仕組みになっています。
この独自の「クリーピン&バイトトリガーシステム」によって、音に反応したバスのバイトを誘うのがこのルアーの特徴です。
陸っぱりから広い範囲を探るのにおすすめです。
【ラパラ】
ウルトラ ライト クランク(ULC3)
30mmというタイニークランクの中でも小さな部類に入るルアーですが、力強いアクションを発生します。
ラトル音との相乗効果で付近の魚のバイトを誘発させます。
ボディーサイズに対して重量は4gの設定となっており、飛距離も稼ぎ易くなっています。
また、2.4mの潜水深度は広範囲の魚を探るのにも適しています。
日本だけでなく海外での評価も高く、釣果実績のあるルアーです。
【メガバス】
グリフォン ベイトフィネス SR-X(39627)
伊東由樹氏の経験や感性を元に「機能的で心地良いカタチ」を追求して開発されました。
障害物にヒットした時に発生するピンボールアクションなど、まるでルアーに意志が宿っているかのような動きをします。
デザインに関しても細部まで忠実に再現され、まるで生き物のような魂を感じさせられます。
メガバスらしく細部までこだわって作られたルアーはきっと釣果に貢献してくれるはずです!
タイニークランクの釣れる使い方
ハイプレッシャーなフィールドで
魚がスレ気味であったり低活性でタフなコンディションの時に使ってみる価値のあるルアーであると言えます。
人為的なプレッシャーが高い場合はもちろんですが、急な水温、水質、水量の変化後などは魚にプレッシャーがかかっています。
このような状況下では魚に極力プレッシャーを与えずに誘い出すことが重要です。
タイニークランクの小さくてキビキビとした動きであれば魚の興味を引き出せる可能性が上がります。
低水温期においてはストップ&ゴーといった泳ぎに緩急を付けるテクニックが効果的なこともあります。
食わせの能力の高いルアーなので、釣果が出ない時は一度投入してみることをおすすめします!
濁りが入っている時に
増水などによって濁りが入っている時に爆釣する場合があります。
特に増水後のバックウォーターでは濁りの取れたクリアな水や餌となる小魚を求めて魚が集まってきます。
そのタイミングでタイニークランクを導入すると1キャスト1バイトといった抜群の釣果を上げられることがあります。
アピール力は強くないので、完全に濁っている場所よりはある程度魚の視界の効くような濁りの場所で使うのがおすすめです。
濁りとクリアな水が混じり合っているような境界になるところは特に投入してみる価値があるでしょう。
カバーの周辺で
障害物の回避能力の高さを活かし、カバー周辺を積極的にアプローチするのにも使えます。
浮力の高さを利用して障害物を任意的に回避することにも長けていますし、ただ巻くだけでも立派なリップが回避してくれます。
カバー周辺の攻略と言えばブラシガード付きのラバージグやフックの先を隠したソフトワームなどを使うのが一般的です。
もちろんこれらのルアーが有効な場合もあるのですが、低活性で強く食いついて来ない時はフッキングすることができません。
そんな時にタイニークランクであれば小さなボディーと丈夫なトリプルフックで弱いバイトも逃しません!
タイニークランクのタックル
タイニークランクに適したロッド
MLクラスで7ft程度の長めのロッドが最適です。
また、ロッドの素材はグラスロッドでも構いませんがカーボンロッドであればよりバーサタイルに使えるでしょう。
タイニークランク自体は自重が軽いのでキャスト時にしっかりと曲がるロッドの方が投げ易くなります。
また、タフなコンディションでの使用が想定されるので小さなバイトでも弾かないような柔軟性が必要です。
それらを考慮するとLクラスでも使い易いかと思いますが、バーサタイル性や大物とのファイトも想定してMLクラスがベストです。
また、長めのロッドを使うことで飛距離が稼ぎ易かったり、潜水深度やリトリーブコースのコントロールもし易くなります。
タイニークランクに適したリール
リールに関しては最近のリールであればほとんどのモデルで使用が可能であると思います。
よほど遠投向きで重量のあるルアーの使用に寄せて開発されたベイトリールでなければストレス無く使えます。
軽量なルアーのキャストに優れたモデルであればより一層快適に使えるでしょう。
例えばベイトフィネスリールであればキャストもストレス無く、巻きのフィーリングに関しても巻き重りを感じ無いでしょう。
ギヤ比に関しては好みで選ぶと良いと思います。
小さなルアーなのでそれほど巻き抵抗が強い訳でもないので、ハイギアを選択すると感度が良く水中の状況が捉え易くなります。
タイニークランクに適したライン
ラインに関しては状況によって使い分ける必要があります。
プレッシャーが高く、ラインの存在を出来るだけ隠したい場合は8~12lb程度のモノフィララインがおすすめです。
細くてしなやかなラインになるほどに飛距離が稼げ、ルアーはアクションを素直に表現できるようになります。
ですが、強度が落ちるので障害物との擦れや根掛かり、大物とのファイトを考慮する場合はあまり細いラインは避けたいところです。
カバー周辺でラインへの負荷が大きいような状況では16lb程度のラインを使うのが安心でしょう。
PEラインは細くしなやかで軽く、引張り強度に優れています。
飛距離を稼ぐにはもってこいのラインです。
特にスピニングリールとの相性が良く、飛距離重視の設定にするのであれば是非導入をおすすめします。
ただし、弱点として擦れに弱い性質があります。
よって、擦れの可能性が高い状況ではPEラインの使用を避けるか、長めのリーダーを組み込むことをおすすめします。
まとめ
タイニークランクはただ巻くだけでも良く釣れ、非常に扱い易いルアーです。
釣果を伸ばせる可能性を秘めているので、釣行時には是非一度タイニークランクを投入してみて下さい。
最後まで読んで頂きどうもありがとうございました!
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