大手釣り具メーカーの製品が主流となる鮎竿の分野で、栃木県の釣り具会社『大橋漁具株式会社』の製造するブランド「シモツケ」が脚光を浴びています。
独特のデザインで、インストラクターの活躍などにより人気が出始め、シモツケマニアが増殖中です。
このような状況下で、人気鮎竿の中に顔を出す常連ブランドになっています。
今回はそんなシモツケの鮎竿の解説やおすすめを紹介していきたいと思います。
- 釣り歴49年
中学生の頃投げ釣りを始め、社会人になると磯釣りにハマり、その後アユ友釣り、そしてボートからのルアー釣りを始め、現在では夏から初秋はアユ、それ以外はボートでのルアー釣りを楽しんでいます。アユ釣りに関しては、釣った鮎の出荷もしており半漁師的になっています。今後は船からのルアー釣りを極めるのが目標です。
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目次
- 1 シモツケとは
- 2 シモツケの鮎竿の特徴!他社と何が違う?
- 3 シモツケの鮎竿ブランド一覧
- 4 シモツケの鮎竿おすすめ10選
- 4.1 【シモツケ】MJB ブラックバージョンファイター90CW急瀬パワー
- 4.2 【シモツケ】MJB ブラックバージョンファイター90CW大鮎荒瀬
- 4.3 【シモツケ】MJB タクティクスショートバージョン H75CW・H80CW
- 4.4 【シモツケ】MJB ビクトリーバージョンMS
- 4.5 【シモツケ】MJBライトバージョンMS
- 4.6 【シモツケ】MJB マイスターバージョン 90BR S-Spec
- 4.7 【シモツケ】NEB スピリット Type-RV 85CW・90CW
- 4.8 【シモツケ】NEB スピリット タイプ BV
- 4.9 【シモツケ】BSB スーパーディザイア SP
- 4.10 【シモツケ】BSB 支流バージョン
- 5 シモツケの鮎竿の中古を買うのはあり?
- 6 まとめ
シモツケとは
1963年に創業された大橋漁具株式会社 によって、1985年に製造されたブランドです。
1986年の鮎フェスティバルを経て、鮎のオリジナル製品が次々発売され現在に至っています。
若手の人気鮎氏・高橋祐次ら、ベテラン、中堅プロ達を国内だけではなく台湾にまで、23人をインストラクター契約し、彼らの活躍もあり、今や大手メーカーと肩を並べるほどの人気ブランドとなっています。
特にシモツケは若手鮎氏を中心に人気があり、未来は明るい状態です。
シモツケの鮎竿の特徴!他社と何が違う?
元竿は原色に浮き上がるような派手な英文字、そして綺麗な模様が入ります。
日本の伝統工芸のような鮎竿が主流の世界に、海外の血を注入したような存在です。
ブランドは3つしかなく、その中で調子や硬さで細分化され、全国の河川に対応できるよう選択肢が多くあります。
シモツケ独自の装備には下記の7つがあります。
元竿に厚みを持たせて、持ち重り軽減とパワーを兼ね備えた元厚CONCEPT。
穂先と2番目を交換して長さと調子を変えることの出来るダブルパワーチェンジシステム(DPCS)。
竿の曲がりを計算し、曲りのバランスを整えたSAWS機構。
曲がりながら強度を増すシンクロナイズドシステム(SCNS)。
丁寧なテーピング構造で強度を増したスーパーマイクロピッチ製法(SMP)。
チタンワイヤーXラップ穂先(TWX)、シモツケカーボナノテクノロジー(SCNT)です。
別にマイスターバージョン専用のクロスラッピング製法(MSWX)もあります。
価格帯も幅広く、支流用では5万円台から、本流用30万円台まで幅広くあります。
入門者からベテランまでをターゲットにしたブランドです。
シモツケの鮎竿ブランド一覧
【シモツケ】MJB メジャーブラッド
シモツケのメインブランドで、インストラクター愛用品です。
メジャーブランドの中で、硬さや調子が細分化されています。
タクティクス、ブラック、レグナス、ゼスター、マイスター、ビクトリー、ライトという6つのバージョンがあります。
一つのバージョンで細分化されているのではなく、細分化された個々がバージョン化されている特殊な分類です。
自分の釣りスタイルや、河川、鮎のサイズによって好みを選べます。
【シモツケ】NEB ネオブラッド
メジャーブラッドの下に位置し、10万円台のリーズナブルなブランドです。
4種類の硬さと調子のスピリットバージョンがあり、それぞれメジャーブラッドのバージョンの血を受け継いでいます。
メジャーブラッドにひけを取らない軽量竿で、大手メーカーの上位ランク竿と肩を並べます。
中でもMJBブラックバージョンの遺伝子を引き継いだ、急瀬抜き仕様のタイプ-BVはお勧めの1本です。
【シモツケ】BSB ベイシックブラッド
ベイシックという名のごとく、低価格帯の鮎竿です。
スーパーディザイア、支流バージョンの2種類があり、5万円台から8万円台と財布にも優しい竿です。
安いから重いのかというと、そうではなくスーパーディザイアの9mでも265グラムと、メーカーの上位クラスの荒瀬バージョンくらいの重さです。
低価格帯の竿にも、シモツケオリジナルの曲がりを分散させるSAWSシステム、ジョイント部分にシンクロナイズドシステム(SCNS)を搭載しています。
シモツケの鮎竿おすすめ10選
【シモツケ】
MJB ブラックバージョンファイター90CW急瀬パワー
シモツケ一番人気のブラックバージョンの中でも、大河川で大鮎まで狙える竿です。
調子は引き抜の胴調子で他メーカーの引抜急瀬タイプです。
シモツケが誇る装備が全て付いています。
下野WORKSチューニングパーツ装備により、1本の竿で4つの調子パターンに変更できます。
9mで250gの重量ながら、元厚CONCEPTの装備によりグラム数以上に軽く感じます。
ターゲットは18cm~27cmクラスですが、それ以上の大鮎も可能です。
【シモツケ】
MJB ブラックバージョンファイター90CW大鮎荒瀬
ズバリ大河川での尺鮎狙いの竿です。
他メーカーの引抜荒瀬タイプです。
シモツケが誇る装備は全て付いています。
下野WORKSチューニングパーツ装備により、1本の竿で4つの調子パターンに変更できます。
元竿が平織で強化され、さらに元竿から穂先までが急テーパーになっていて、強度が増されたうえ295gという重量の重さを感じさせません。
高橋祐次プロが九頭竜川の激流でテストを重ねたスペシャルロッドです。
【シモツケ】
MJB タクティクスショートバージョン H75CW・H80CW
7.5mと8mの中小河川や上流部専用の短竿軽量竿です。
中硬硬タイプもありますが、硬中硬タイプのHシリーズがお勧めです。
シモツケが誇る装備はダブルパワーチェンジシステム以外は全て付いています。
調子は全て本調子で、元々の重量が180グラム~190グラムと軽く片手操作が簡単に出来ます。
最近の中小河川では26cmクラスの大鮎はザラです。
そんな大鮎が掛ってもたやすく取り込めるのがこの竿です。
【シモツケ】
MJB ビクトリーバージョンMS
12cm~20cm超の小型中心の数釣りに特化した、超軽量竿です。
8.5mで178グラム、9m195グラムと200グラムを切る重さの中硬胴調子です。
シモツケが誇る装備は全て付いています。
下野WORKSチューニングパーツ装備により、1本の竿で4つの調子パターンに変更できます。
中小河川から小型主体の大河川にて、片手操作でポイントを次々攻めるトーナメント仕様です。
一日一杯使っても疲れ知らずの竿です。
【シモツケ】
MJBライトバージョンMS
12cm~26cmクラスまで対応できる軽量硬中硬胴調子の竿です。
他メーカーの引抜早瀬クラスですが、パワーを兼ね備えた高反発仕様で大鮎にもばっちりです。
シモツケが誇る装備は全て付いています。
下野WORKSチューニングパーツ装備により、1本の竿で4つの調子パターンに変更できます。
8m.8.5m、9mのラインナップがあり、それぞれ193グラム、217グラム、227グラムと軽量です。
初期から終盤までこの竿で通すことも可能で、中小河川から大河川まで対応しています。
【シモツケ】
MJB マイスターバージョン 90BR S-Spec
ソモツケが誇る最上級の競技モデルです。
硬中硬胴調子、他メーカーでの引抜早瀬でありながら、28cmクラスまで対応できるパワーがあります。
元厚CONCEPT以外の6つのシモツケ独自の装備が付いているほか、マイスターのみのクロスラッピング製法(MSWX)により強度アップさせています。
中小型主体の河川での不意の大物にも対応できる優れものです。
9mでわずか237グラムしかなく疲れを知りません。
【シモツケ】
NEB スピリット Type-RV 85CW・90CW
先調子で人気のMJBレグナスシリーズがNEBに降臨し、スピリットバージョンとして生まれ変わりました。
硬中硬先調子タイプで8.5mと9mがあります。
ダブルパワーチェンジシステムとチタンワイヤーXラップ穂先以外のシモツケの装備が付いています。
下野WORKSチューニングパーツ装備により、1本の竿で4つの調子パターンに変更できます。
14cm~25cmクラスまで対応し、特に荒瀬に向いています。
MJBレグナスシリーズよりもいい!という評価が多いのも事実です。
【シモツケ】
NEB スピリット タイプ BV
MJBブラックバージョンの特性をスプリットシリーズに移植した竿です。
硬調胴調子で8.5mと9mがあります。
他メーカーの引抜急瀬タイプで、14cm~28cmクラスの大鮎まで対応できます。
ダブルパワーチェンジシステムとチタンワイヤーXラップ穂先以外のシモツケの装備が付いています。
8.5mで223グラム、9mで230グラムと軽量でコストパフォーマンスは高いです。
大河川の良型から大鮎用で初期から終盤まで使えます。
【シモツケ】
BSB スーパーディザイア SP
低価格の硬中硬胴調子の竿です。
8m、8.5m、9mの3種類あり、14cm~25cmクラスまで対応可能な、中小河川から大河川まで使えるベイシックロッドです。
シモツケ独自の曲りのバランスを整えたSAWSとカーボナノテクノロジー(SCNT)の二つが装備されています。
重量は225グラムから260グラムと安いからとはいえ重くはありません。
ソリッド替え穂先もついており、10万円を切る竿とは思えない出来です。
入門者や予備の竿にもう一本という方にお勧めです。
【シモツケ】
BSB 支流バージョン
低価格の支流や小河川専用竿です。
7mと7.5mがあり硬中硬本調子の軽量竿です。
シモツケ独自の曲りのバランスを整えたSAWSとカーボナノテクノロジー(SCNT)の二つが装備されています。
7mで175グラム7.5mで180グラムの重量で、巨石や木の生い茂る源流域でも、片手操作でオトリアユの空中輸送が出来るうえ、引抜きも一気に出来ます。
価格は格安で、手元に1本欲しい竿です。
シモツケの鮎竿の中古を買うのはあり?
シモツケの鮎竿の中古品はあまり出回っていません。
理由は販売量の絶対数が少ない事があげられます。
シモツケファンは鮎友釣り人口の中でも少なく、関東以北がメインで関西から九州の釣り師は知らない事があります。
そのためか、中古竿が出ても価格が結構高く、この価格なら新品を買う方がお勧めです。
特に早瀬タイプがメインのシモツケの竿は、肉厚も薄く、眼に見えない傷もあるはずです。
少し安いからと言って中古品を購入して後悔したくないもんです。
まとめ
マニア的な人気を誇るシモツケの鮎竿をおわかりいただけたでしょうか。
釣り人の多い河川に行っても、あまり見かけないのがシモツケの竿です。
大手メーカーと肩を並べる性能や特徴が理解できたと思います。
自分にあった竿を見つけ、河川で注目を浴びること間違いなしです。
シモツケの鮎竿の購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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