巨大な水柱を立て果敢にルアーへ襲い掛かるGT(ロウニンアジ)。
ルアーマンならそんな動画を一度は見たことがあると思います。
ヒットした瞬間身体ごと持っていかれそうになる暴力的なヒキはこの釣り最大の魅力だと思います。
近年は、GTやヒラマサ対応の大きなショア対応ルアー(ミノー、ポッパー、ダイビングペンシル)が比較的安価で買えるようになりました。
初心者でも扱いやすいおすすめの10選を紹介します。
夢の一匹に近づけるよう参考にして頂けたらと思います。
- 釣り歴21年
魚種豊富な愛媛県出身。 好きな釣りはロックショアからの青物やGT。とにかく大物を狙った釣りが好きです。 夢は自分より重たい魚を釣ること(サメ以外)! 海でのライトゲーム全般、雷魚やナマズなども狙います。 四季によってターゲットを変えつつ釣りをしていきます。
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GTとは?
GT(英名Giant Trevally)の略で、和名はロウニンアジ(浪人鯵)といいます。
諸説あるようですが、群れを作らず単独で行動する様が名前のルーツとなっているようです。
大型の肉食魚で主に奄美や沖縄といった南西諸島の温暖な海域に生息しています。
非常に獰猛な性格で魚類や頭足類の他、時には海鳥をも捕食してしまうほど。
世界中のルアーフィッシャーマンに人気で有名所はハワイ、バリ島、モルディブなど。
日本から遠征する方も多くいます。
GTに適したルアーの選び方
ルアーの種類
ポッパー(トップウォーター)
集魚力が最も高くマズメ時の薄暗い時間や水深のあるエリアで活躍してくれるルアーです。
ファットボディーで大口径の物からスリムボディーで小口径の物、一口にポッパーといっても各メーカーが多種多様な商品を作っています。
海域や海の状況に応じて使い分けるとより釣果を上げる事ができます。
ダイビングペンシル(トップウォーター)
日が昇り切った時間でも比較的水面に誘い出しやすく、ポッパーに出にくい(派手なアクションを嫌がる)魚に口を使わすことができます。
また、引き抵抗が軽い為長時間の釣りでも投げ続けやすいというメリットもあります。
ベイトに似せた細身のシルエットのものが多く好んで投げ続ける人が多い印象です。
ミノー(アンダーウォーター)
トップウォーターで食わない魚を食わせる事ができます。
荒磯で行うショアGTゲームは南西諸島にしても、小笠原にしても太平洋から直接入る南うねりの影響を受けやすい為、海面が荒れるパターンが多いです。
また、足元にはサラシができトップウォーターが曳きにくい状況も考えられます。
そういった時でもミノーならしっかり曳いてアピールすることができるので必ず一本は持っていきたいルアーです。
シンキングペンシル(アンダーウォーター)
ボトム付近を探る時や、リアクション気味に誘いたいときに使用します。
ボトムからトップウォーターにかけて縦に誘い上げる事が出来ます。
この動きにしか反応しない魚もいるくらいなのでミノーと使い分けながらローテーションさせましょう。
大きさ
150mm~230mmのルアーを使い分けると良いと思います。
磯の周りに居ついているGTは小型のベイトを捕食している個体も居る為、150mm程度の近海青物を狙う時のようなルアーじゃないと食わないことがあります。
回遊を待ちながらメインで投げるのは200mm程度のルアーになります。
重さ
トップウォータープラグなら60g~120g。
アンダーウォータープラグなら100g~200gのものになります。
アングラーの体力に合わせて投げ続けやすい重さのルアーを揃えると良いでしょう。
色(カラー)
GTゲームでは魚目線に合わせた色のバリエーションはそこまでシビアではないと感じます。
アングラーから視認性の良いチャート系やグロー系、赤系のカラーで問題ないでしょう。
ルアーのサイズ感を小さく見せるためにクリアーのルアーを使うのは有効です。
GT用ショアルアーおすすめ10選
【デュエル】
ブルポップ(200F)
激しいポッピングは勿論の事ドッグウォークなどの食わせのアクションもつけやすい非常に秀逸なルアーです。
重心が固定でリアにある為、キャスト時もバランスを崩しにくく安定した飛距離を出す事が出来ます。
純正のフックは伸びやすいので必ず交換してから使うようにしましょう。
【マリア】
ダックダイブ(230F)
ヒラマサ用のスリムポッパーですが、GTにも有効です。
あまり泳ぐポッパーではない為、ダツなどの真っすぐ泳ぐベイトを意識したアクションで食わせると良いでしょう。
カラーも頭が赤いものが多く視認性の高いラインナップがあります。
シングルフック、トレブルフックどちらを背負わせてもアクションに差がないのもいい所です。
【エイムス】
スプラッシュヘッド(180f)
ポッパーでは珍しい垂直浮きの姿勢が特徴的です。
軽めのポッピングでのアクションが得意でダイブさせるとペンシルのようにウォブリングしながら泳ぎます。
メーカーオススメのフックが3/0対応となっているのでシングルフックにして臨みたいですね。
【マリア】
ラピード(230F)
ここ数年、絶大な人気を誇るマリアのラピード。
GTにも有効でリーリングでアクションを付けても、ロッドにてショートジャーク気味にアクションを付けてもいい動きをしてくれます。
ワンサイズ下げた190Fも使いやすい為各サイズ持っていくと良いかもしれません。
【シマノ】
別注ヒラマサ(220F)
ミスアクションをしにくく初心者にもオススメのルアーです。
ダイビング性能が素晴らしく海面が荒れていても飛び出すことなく泳いでくれます。
フックは4/0相当が標準とされています。
リアフックをシングルにすると泳ぎに幅が出ますのでその日のフィールドに合わせると良いかもしれません。
【シマノ】
ヘッドディップAR-C フラッシュブースト(175F)
小粒でワイドなアクションが特徴のダイビングペンシルです。
強めに引くと水面直下で泡を纏いながら泳ぎます。
アピール強めなのでマズメ時に強く、フラッシュブーストがステイ中も誘ってくれるためスローテンポな誘いも有効です。
【マリア】
ボアー(ss195)
引き抵抗が軽くジャーキングアクションで誘うことのできるミノーです。
メーカー推奨である5~7gのシングルフックを装着するとダートする幅も大きくなります。
ただ巻きでも食わせる能力が高いのでおすすめです。
また、独自の重心移動システムにより飛距離も安定して出せます。
【マングローブスタジオ】
マグナムミノー(200F)
トカラや奄美大島でショアからGTを釣る人は皆(といっても過言ではない)使ったことのあるハイアピールミノー。
引き抵抗は重いですが、水をしっかり噛んでくれるので荒れた磯でも足元まできっちり泳いでくれます。
ベベルスイマーというヘビーシンキングモデルもあり使い分けすることによって中層からボトム付近まで探る事が出来ます。
【タックルハウス】
シブキ(V187ms)
クロマグロ用に作られたミノーで高速巻きでもミスアクションせず曳いてくることができます。
背中のフィンが水の抵抗を受け泳ぎの安定化に役立っているようです。
シンキングモデルなので沈めて使うこともできます。
また、他の同クラスのルアーより細身な為、カスミアジなどの小型ベイトを好むターゲットにはとても有効です。
【ブルーブルー】
ガチスラ(180HS)
180mmで110gと重めなシンキングペンシルです。
ミノーにはないキレのある動きが特徴で、ボトム付近まで沈めジャークしながら曳いて誘います。
ジグのようにシャクリ上げる事によってスライドし食わせの間を作る事が出来ます。
長時間投げ続けても疲れにくい為、ローテーションに入れると使用頻度は高くなると思います。
GT狙いのショアルアーの使い方(テクニック)
ポッピング(バブリングアクション)
ポッパーの専売特許で、ロッドを大きく煽ってジャークすると大きなスプラッシュを上げターゲットに強烈にアピールします。
大口径のポッパーでも小口径のポッパーでも曳き方は同じです。
移動距離をショートジャークで短くするか、ロングジャークにして長くするか、ステイの時間を短めにとるか、長めにとるか。
組み合わせることによって誘いの幅が出ます。
ダイビング(ほうき引きアクション)
ダイビングペンシルやスイミング系のポッパーが得意なアクションで、ルアーが水面より頭を出したらゆっくり手前にジャークして誘います。
ロッドのストローク分ラインを回収してジャーク、の繰り返しアクション。
ポッピングと同じように移動距離の変更やステイさせることによって誘いに幅を持たせます。
ラインスラックを適度に調整してやることが上手くダイブさせるコツになります。
ジャーキング
ロッドを煽って誘うことを言います。
ここでは、ミノーやシンキングペンシルにアクションさせる意味合いで使わせて頂きます。
ミノーでジャーキングアクションさせGTを狙うときはただ巻きから食わせるタイミングを見計らいジャーキングするのが有効です。
瀬に差し掛かる所など視界に入る程度の変化で充分です。
追い詰めた獲物が逃げ惑うアクションをイミテートしてあげるとスイッチが入りバイトしてきます。
シンキングペンシルは、ボトムまで落としジグのようにシャクリ上げながらジャークするとダートしながらターゲットに強烈にアピールします。
ミノーや他のプラグでバイトに持ち込めなかったやる気のない魚もスイッチが入りいきなりバイトしてくることが多いように感じます。
まとめ
冒頭でも触れたように、近年各メーカーから大型青物対応のルアーが生産されるようになってそれに伴いショアGTに使えるルアーも増えました。
青物やマグロなどを「ショア」「オフショア」から釣ることがブームになっていると言えます。
大物を釣るという思考が釣り業界の中で右肩上がりになっている状態です。
まだ敷居の高いGTゲームですが、いずれは挑戦しやすいジャンルになってくるかもしれません。
いまよりもっと安価で、すごく出来の良いルアーも登場するかも知れませんね。
GTのショアルアーの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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