釣りはメインライン(道糸)によって、釣果が大きく変わります。
キス釣りにおいても同様で、最適なラインを使うと飛躍的に釣果が伸び、キス釣りがより楽しくなりますよ。
そこで、今回は『キス釣り用PEラインのおすすめ10選』を、太さ(号数)や長さの選び方と併せてご紹介します。
遠投性能抜群のラインも紹介しているので、ライン選びの参考にしてみて下さい。
- 釣り歴20年
- 大会出場経験あり
10代の頃に遠投キャスティングの魅力に取りつかれ、激流の関門海峡を相手に日々奮闘してきました。実釣での最高飛距離は、およそ240m。大手メーカー主催の遠投競技大会への出場経験もあります。これまで培ってきた知見を活かし、投げ釣りやキス釣りの魅力が伝道できれば幸いです。
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キス釣りのライン選びの重要性
釣りで使う道糸には、ナイロンラインやフロロカーボンライン、PEラインなどがあります。
それらの中でも、キス釣りに用いるメインラインは『PEライン』が最適です。
飛距離アップによる釣果向上、アタリの感度が良いなど、PEラインのメリットを活かすことで、キス釣りの醍醐味を存分に味わえるからです。
伝導率が高い
PEラインの素材は高分子量ポリエチレンなので、僅かな伸縮性です。
伸縮性が高いナイロンやフロロカーボンは、引っ張られたラインが伸びてしまいます。
ラインが伸びてしまうと、感度が鈍くなり、アタリが手元まで伝導しません。遠投がメインのキス釣りでは尚更ですね。
そのため、「アタリがなかったのに釣れていた」なんてこも。それではキス釣りの楽しさが半減してしまいます。
伸縮しにくいPEラインであれば、投入距離に関わらず、敏感にアタリが伝わってきます。抜群の感度で、キス釣りがより楽しくなりますよ。
飛距離がアップする
PEラインは、ナイロンやフロロカーボンより細いラインです。
ラインが細ければ細いほど、摩擦や空気抵抗が減少し、飛距離がアップします。
例えば、3号ナイロンと1号PEラインでフルキャストした場合、PEラインの方がより遠くに飛び、飛距離に大幅な差が出ます。
遠投せずともキスは釣れますが、遠投した方が釣果は伸びます。
遠くに飛ばせるほど探れるポイントの幅が広がり、キスの群れに出会える可能性が高くなるからです。
PEラインを使うと飛距離や釣果が向上するなど、大きなメリットが受けられますよ。
キス釣りに適したPEラインの選び方
太さ(号数)の選び方
キス釣りに太い糸は必要ありません。
PEラインであれば細くて0.4号、太くても1.2号程度で十分です。キスは走る魚ではないうえ、ハリ掛かりしても暴れたり噛み切ったりしないからです。
号数の選び方としは、根掛かりの懸念や遠投性能をもとに、使用する太さを判断します。
海底や釣り場の状況に適した号数を選びましょう。
0.4号~0.6号
PEラインの中でも細いラインで、強風時や超遠投の際に使用します。
細いラインは風の影響を受けにくいため、向かい風や横風が強いシーンで有効です。
また、ラインが細いほど空気抵抗も少ないので、飛距離がアップします。
150mオーバーの超遠投や、近場でキスのアタリがない場合などに最適な号数です。
注意点としは、細いラインは強度が低く、根ズレや障害物で切れたり劣化したりしやすいこと。
サーフでの使用が最適ですが、堤防であれば根掛かりの少ない海域で使用しましょう。
0.8号~1号
キス釣りに最も適した号数です。遠投性能と耐久性のバランスに優れ、堤防でもサーフでも使えます。
遠投においては、100m~150mポイントのカバーリングに最適。
高度なキャスティング技術が必要ですが、0.8号であれば超遠投も可能です。
根掛かりの回避率も高く、根ズレの耐久性もあります。
釣り場や海域の状況など、キス釣りのシチュエーションを選ばない万能な号数です。
1.2号~1.5号
キス釣りには少し大きな号数で、太さと強さがあります。
強度が高いので、海藻や岩礁といった障害物が多い、根掛かりが懸念される海域などに最適です。磯場でのキス釣りにぴったりですね。
サーフや遠投キス釣りの際にはあまり使いませんが、100m前後の距離くらいであれば問題なく投げられますよ。
飛距離もラインの強度も欲しいという人におすすめです。
長さの選び方
狙うポイント距離を元に、最適な長さを選びます。
遠投ビギナーや近距離を狙いたい場合は、150mあれば十分に対応可能です。100m~150mポイント狙いには、余裕を持たせた200m巻きが最適。
150m以上の飛距離、超遠投には250mクラスがおすすめです。
それらを基準に、使用するリール(スプール)に合わせてセレクトしましょう。
色(カラー)の選び方
PEラインは、ナイロンなどの透明ラインと違い、レッドやイエローなどと糸が染色されています。
単色タイプもありますが、キス釣りには25m毎に色が変わる「カラーリングタイプ」がおすすめです。
カラーリングタイプは、5色出てれば100m、7色出てれば150mというように、飛距離を一目で把握できるメリットがあります。
飛距離の把握は、釣果に直結する重要な要素です。
例えば、80m付近でアタリがあれば、そこにキスの群れがあると判明します。
次はそれよりも少し遠く投げ込み、群のポイントまでサビキながら寄せてくる、といった釣り方ができます。これにより、釣果が伸びるのです。
このように、キス釣りにはカラーリングタイプがぴったりです。
編み込み本数の選び方
極細の原糸を複数本編み込み一本のラインを形成しているのが、PEラインです。
その編み込み本数には、4本編みや8本編み、12本編みなど、いくつかの種類があります。
それらの中で、キス釣りに最適なのは、4本編みです。
8本編みや12本編みの方が、高い強度と耐久性があります。しかし、キス釣りのラインにおいて、強度はそれほど重要ではありません。
キス釣りのラインで優先すべきは、強度よりも遠投性能。飛距離の観点でも、細くて軽い4本編みの方が有利です。
また、編み込み本数が多いほど高価になるため、コストがかかってしまいます。
4本編みのデメリットは、バックラッシュなどのライントラブルが起こりやすいことと、根ズレに弱い点です。
しかし、ライントラブルに関しては弱点を補強したタイプを使えば解決できます。根ズレ対策には、力糸を結んでおけば大丈夫です。
このような理由から、4本編みが最もキス釣りに適した編み込み本数となります。
キス釣り用PEラインおすすめ10選
【シマノ】
キススペシャルEX4 PEテーパー ※0.4号
キス釣り、遠投に特化したPEライン。0.4号~7号(13m)のテーパー力糸が一体化しています。
力糸の結び目がないので、キャスト時のガイド抵抗が減少し、飛距離が大幅にアップします。
カラーリング(グリーン、オレンジ、ブルー、ピンク)が鮮やかで、視認性が抜群。超遠投キス釣りにマストなPEラインです。
0.4号、4本編み、糸巻量250m+力糸13m、25m×4色。
【ダイワ】
UVFサーフセンサーネオ+Si ※0.5号
ダイワのテクノロジーが投入されたPEライン。
超高密度の繊維加工(UVF)とEvo Silicone加工で、ライン摩擦を大幅に減少。
独自の染色方法で、色落ち耐久も備わっています。
黒マーキングが各色の中心(12.5m)に付いてあるので、飛距離とポイントを一目で把握できます。
高性能なPEラインですが、リーズナブルな価格でコスパも抜群です。
0.5号、4本編み、巻糸量250m、25m×4色、ラインのみ。
【ゴーセン】
砂紋 PEX4 ※0.6号
国内繊維メーカー・ゴーセンが展開している『砂紋』シリーズ。ハイクオリティなPEラインで、キス釣用として高い支持を得ています。
ラインには特殊樹脂コーティングが施されており、滑らかで使いやすさが抜群。
彩色には、色落ちに強いカラーリングを採用しています。
0.6号、4本編み、巻糸量200m、25m×4色、ラインのみ。
【ゴーセン】
テクミーテーパー砂紋 4色分け ※0.8号
ゴーセン『砂紋』シリーズの力糸一体型。メインラインから13mのテーパー力糸(0.8号〜5号)が伸びています。
特殊な原糸を使用した『ブレイドライン』を採用。機能的で、PEラインで起こりがちなバックラッシュを減少してくれます。
トラブルが少ないラインなので、ビギナーも安心して使えますよ。
0.8号、4本編み、糸巻量200m+力糸13m、25m×4色。
【シマノ】
キススペシャルEX4 PEテーパー ※0.8号
シマノのキス釣り特化モデル『キススペシャルEX4』。
適度なハリがあり、超遠投時でも小さなアタリを繊細に捉えます。
0.8号は遠投性に優れ、根や海藻などの影響も受けにない万能な号数。
サーフでも堤防でも、ちょい投げでも遠投でもマルチに使えますよ。
まさに、キス釣りに最適なPEラインです。
0.8号、4本編み、糸巻量200m+力糸13m、25m×4色。
【DUEL】
HARDCORE ※0.8号
ウルトラPEにマイクロピッチブレイデッド加工が施された「低伸度PEライン」。
高密度な4本編みで、コシが強さと感度が抜群です。
黒マーキング付きで、アタリがあったポイントを確実に把握できます。
標準直線強力は6.4kg。強いラインなので、大型キスとのファイトや、6匹などの大連掛けでも安心です。
0.8号、4本編み、巻糸量200m、25m×4色、ラインのみ。
【東レ】
スーパーストロング 投 F4 ※0.8号
東レの投げ用PEライン。
リーズナブルな価格が魅力で、キス釣りビギナーやコストを抑えたいという人にぴったりです。
マーキングが特徴的で、カラーリングの中間に「ブラック、ホワイト、ブラック」が付けられています。
ビギナーでも簡単に飛距離を把握できますよ。
高感度の低伸度タイプなので、超遠投キス釣りにもおすすめです。
0.8号、4本編み、糸巻量200m、25m×4色、ラインのみ。
【DUEL】
アーマードF ※1号
ラインにシリコンコーティングなどの特殊加工が施されています。
空気抵抗が少ないため、飛距離がアップ。
比重が高く糸ふけが起こりにくいので、強風時でも使えます。
安定したコシとハリで、バックラッシュなどのライントラブルを回避するなど、高性能なPEラインです。
1号ですが、0.8号クラスと同感覚で使えますよ。
1号、4本編み、糸巻量200m、25m×4色、ラインのみ。
【ダイワ】
UVFサーフセンサーX8 ※1.2号
ダイワのキャスティング専用シリーズ。
超高密度繊維加工、摩耗と音鳴りの減少、カラーマーキング付きなど、ハイスペックモデルです。
耐久性が高い太めの1.2号は、海藻や岩礁などの障害物が多い海域にぴったり。
堤防はもちろん、磯場でのキス釣りにもおすすめです。
1.2号、4本編み、糸巻量200m、25m×4色、ラインのみ。
【ヘラクレス】
PEライン 1000m ※0.8号
お買い得な大容量タイプです。200m×5回分相当分が、3000円以下で購入できます。
特殊な彩色繊維を使用しているため、色落ちしません。
コーティング加工のラインは飛び出しがスムーズで、高飛距離が期待できます。
カラーリングはありませんが、コスパ最強のPEラインです。
キス釣り釣行の頻度が高い人にぴったりですね。
0.8号、4本編み、糸巻量1000m、単色、ラインのみ。
まとめ
今回は、キス釣りに最適なPEラインのおすすめ10選をご紹介しました。
PEラインには号数や編み込み本数など、さまざまな種類がありますね。
紹介した中でもおすすめなのは、『シマノ・キススペシャルEX4 PEテーパー 0.8号』です。
遠投性能やコシ、力糸付きなど、キス釣りに必要な要素をコンプリートしています。
おすすめとはいえ、ライン選びで重要なのは、自身のキス釣りスタイルに合わせること。
自身にぴったりなラインを選んで、キス釣りを堪能して下さいね。
キス釣り用のPEラインの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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