カヤックフィッシングを安全に楽しむために欠かせないのがライフジャケット。
カヤックフィッシング用の物はPDF(Personal Floatation Device)とも呼ばれています。
いざ購入する際には、シーバス用などのフローティングベストでもいいのか?桜マーク付きの物を着用するのは義務なのか?などの疑問点がてんこ盛り。
今回はそんな疑問を解消しながらライフジャケットの選び方や、おすすめ商品を紹介していきます。
- 釣り歴30年
- カヤック所有
子供の頃にブラックバスブームがあり見事にハマり、その後クロダイのヘチ、前打ち釣りとシーバス釣りに明け暮れる。 岩手へ移住したのをきっかけにロックフィッシュへ転向。 ランカーサイズのアイナメ、ソイを狙い続け、3年前からフィッシングカヤックを導入。 あまり釣りを難しくせずに、シンプルスタイルをモットーに楽しんでいます。
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目次
カヤックフィッシングでのライフジャケット(PDF)の重要性
カヤックフィッシングでは常に落水する危険性があります。
海が荒れた日や風が強い日は落水のリスクが高まることや、後ろの荷物を取ろうとして不意にバランスを崩してしまうことも。
もし落水してしまっても、ライフジャケットを着用していることで一呼吸おいて、安全に再乗艇の動作に移ることができます。
また、ライフジャケットを着けることで生存率も大幅に上がります。
海上で落水した場合の生存率は、ライフジャケット着用者が80%、非着用者は29%と大きな違いがあります。
カヤックフィッシングは桜マークは義務?
平成30年2月より、すべての小型船舶乗船者への桜マーク付きのライフジャケット着用が義務付けられました。
では、カヤックではどうなのか?結論、桜マーク付きは義務ではありません。
国土交通省ページでは以下のように記載されており、手漕ぎ舟は違反にはなりません。
小型船舶免許を必要としないミニボートやカヌー等の手漕ぎ舟に乗船している場合は、国の安全基準への適合が確認されていないライフジャケットであっても違反になりません
国土交通省:ライフジャケットの着用義務拡大
カヤックフィッシング用ライフジャケットの選び方
桜マーク(国土交通省認定)の有無
カヤックフィッシングでライフジャケットを買う際は、桜マークは必須ではありません。
選ぶ目安としては十分な浮力と、商品の信頼性が大切です。
以下の規格をクリアしている商品が浮力、品質ともに信頼できると思います。
規格
桜マーク(国土交通省型式承認品ライフジャケット)
CSマーク(日本小型船舶検査機構 性能鑑定適合品レジャー用ライフジャケット)
CE(EUでのライフジャケット規格)
USCG(アメリカでのライフジャケット規格)
ISO:12402-5
タイプ(固形式/膨張式)
ライフジャケットには固形式と膨張式があります。
固形式は固形の浮力材が入っており、それによって浮くことができるもの。
膨張式はガスを用いて自動または手動で浮力材を膨らませ、浮力を得るライフジャケットです。
カヤックフィッシングでは固形式の使用が推奨されており、その理由としてはパドリングや再乗艇の妨げにならないためです。
膨張式では浮力材が大きく膨らむため、再乗艇の妨げになることや、パドリングの妨げになることもあり、カヤックでの使用には向いていません。
浮力
7.5キロ以上の浮力があり、水面に顔を出すことが維持できるものをお勧めします。
人の頭の重さは自身の体重の1/10だと言われおり、頭が沈まないようにするには1/10分の浮力が必要ということになります。
先に挙げたCSマークなどの各種規格の商品は、条件を満たしているものが多くその中から選ぶと良いでしょう。
またはカヤックフィッシング用のモデルにはあえて浮力を抑え、再乗艇する際に泳ぎやすく設計しているものもあります。
サイズ(フィット感)
あまり大きすぎる、または小さすぎるものはパドリングや再乗艇の妨げになるので、身体に合ったサイズのライフジャケットを着用しましょう。
大きすぎるものでは落水の際に体がすり抜けてしまう危険性があり、小さすぎるものでは体が動かしづらいことと、締め付け感から船酔いを誘発することもあります。
カヤックフィッシングはアクティブスポーツです、適切なサイズのウェアリングを心がけましょう。
収納性能
大きなポケットがついたライフジャケットは色々収納できて便利ですが、カヤックフィッシングではあまりおすすめはできません。
落水してしまい再びカヤックに乗り込む際に、ポケットが張り出しているとカヤックに引っかかってしまい、再乗艇の妨げになることがあるからです。
ライフジャケット前面がスッキリしたデザインのものを選ぶか、大きなポケットがついたモデルでは、あまりものを入れずに使うといいでしょう。
カヤックフィッシング用ライフジャケットおすすめ12選
【ブルーストーム】
エレファンタ
ミリタリーライクな見た目と腕周りを大きく開けたデザインはパドリングの妨げにならず快適。
機能もシンプルにメインポケット2つと、プライヤーホルダー、フィッシュグリップホルダーを搭載。
ショアフィッシングからカヤック、SUPまで使えるマルチユースデザインです。
CSマーク取得モデルで浮力や浮遊姿勢なども考慮されており、安心して使用できます。
【LITTLE PRESENTS】
カヤックフィッシング PFD III PF-06
浮力材にニトリルゴムを採用しており、十分な浮力と柔らかさ、吸水性の低さが特徴で、ほかにはないフィット感と軽快感が得られます。
ライフジャケット背面下部はシートと干渉しないよう浮力材が入っていない為、快適にカヤックフィッシングが楽しめます。
浮力は再乗艇時の泳ぎやすさを考慮し、あえて抑えた設計(浮力5.5キロ)になっています。
【MTI】
コンプⅢ
コスパに優れ、デザイン、機能も十分に備えているMTIの定番モデル。
体にフィットするフォームカッティングはパドリングの邪魔にならず、快適性にカヤックフィッシングを楽しめます。
ポケットが必要最低限なので、ルアーケースはカヤックに積んで使うなどの工夫が必要。
USCG規格品で品質も高く安心して使えます。
【MTI】
ドラド
MTIのカヤックフィッシング向けに設計されたライフジャケットです。
背面下部に浮力材が無くメッシュになっていて、カヤックのシートに干渉しないよう工夫が施されており、これが長時間カヤックフィッシングをする際の快適性を高めてくれます。
また前面にポケットがあり、水抜きの為に下部が一部メッシュになっています。
落水した際にポケットに水が入っても抜ける様設計されており、メーカーの安全に対する姿勢や本気さがうかがえます。
プライヤーホルダーなども装備しながらコスパも優秀で、USCG規格もしっかり取得しています。
【Palm】
ミアンダー
世界的パドリングギアメーカーpalmのシンプルなライフジャケット。
デザインも機能もシンプルなものを好む方は、このような商品はいかがでしょうか。
前面ファスナー下部にウエストバックルを搭載していて、もしファスナーが下がってしまっても脱げ落ちないよう工夫されています。
ISO:12402-5規格の商品で安全性も高く、価格を抑えても安全性はしっかり欲しいという方にはピッタリの商品。
【Palm】
コーラアングラー
こちらはpalmのライフジャケットでもアングラー向けにデザインされたもので、専用設計ならではの工夫があちこちに見て取れます。
背面下部はメッシュ使用になっており、シートとの干渉を考慮したデザインになっています。
前面のポケットは大型ですが厚みが薄く設計されており、再乗艇を妨げません。
またポケット内も細かく区切られており、釣りの小物をしまいやすいように工夫されているのが好印象。
ISO:12402-5規格で安全性も高く、まさにカヤックフィッシングの為のライフジャケットです。
【ストールクイスト】
Pisea
40年以上カヤック用品を開発、販売しているメーカーのストールクイスト。
その商品には様々なアイデアが詰まっており、このライフジャケットは実用的でありながらコスパも考えられています。
ライフジャケット背面下部はメッシュ構造で快適性と暑さを考慮。
クロス・チェスト・シンチ・ハーネスシステムはライフジャケット横のフィッティングを調整するベルトを対角線に締め付けるため、よりしっかりと快適にライフジャケットが装着できます。
USCG規格品であり、カヤックフィッシングで使用するのに浮力も十分。
【ストールクイスト】
FISHERMAN
名前のとおりフィッシャーマンの為のカヤック用ライフジャケット。
背面下部メッシュやクロス・チェスト・シンチ・ハーネスシステムを搭載しており、特筆すべきは前面ポケットがEVA製なこと。
釣りは意外と小物が多いですよね?EVA製のポケットを開放するとなんと小さな作業台として使えます。
ルアーやハサミ、リーダーなどの小物も置いて作業が出来るので大変便利です。
安心のUSCG規格で十分な浮力が得られ、前面ポケットも薄く、引っかかる部分が少ないので再乗艇の事も考えられたグッドデザインです。
【モンベル】
アングラー
日本のアウトドアブランドとして人気があり信頼性も高いモンベル。
このライフジャケットはカヤックフィッシングを想定して作られており、アームホールはパドリングやキャストする際に妨げにならないようデザインされているのが特徴です。
背面下部がメッシュになっており、シートに干渉しないよう設計されているのも気好ポイント。
全面はプライヤーホルダーなどが設置されていますが、再乗艇の妨げにならないよう安全性もしっかり配慮されています。
【モンベル】
マーメイドプロ
近年のアウトドアブームもあり女性の釣り人口もかなり増えてきています。
そんな時代のニーズに対応できるライフジャケットがモンベルのマーメイドプロ。
バイアスストレッチシステムなどモンベル独自の機能をしっかり盛り込みながら、女性の体のラインに合わせた立体形成フォームを採用しているのが特徴。
前面ポケットなど釣りにもしっかり使えるデザインになっています。
カヤックフィッシングを楽しみたい女性アングラーはこちらの商品はいかがでしょうか。
【NRS】
チヌーク
ウォータースポーツの革新的ギアを発信し続ける世界的に有名なブランドNRS。
背面下部がシートに干渉しないようメッシュ生地になっており、快適にカヤックフィッシングが楽しめます。
ライフジャケット前面は5か所の収納ポケットと、D環リングやロッドホルダーループなど実釣性能に優れたデザインが魅力的。
USCG規格のモデルですので信頼性のあるライフジャケットです。
【NRS】
cVest
カヤックツーリングにも対応できるNRSのライフジャケット。
長時間の使用に適したデザインはカヤックフィッシングにも最適で、ハイバックフローテーションデザインはシートへの干渉も少なく快適に釣りが楽しめます。
前面にはポケットとD環リングが配置されており、ホイッスルやレスキューナイフなど安全装備を取り付けることが可能。
3mリフレクティブアクセントと各所に配置されたストロボで視認性高く、USCG 規格にも対応しており安全性にも十分に配慮されたライフジャケットです。
まとめ
カヤックフィッシングは一つ間違えば命にかかわる遊びでもあります。
ライフジャケットを正しく着用すれば、安全、快適に楽しむことができますので、自分に合ったものをしっかりと選んでみてください。
カヤックフィッシングのライフジャケットの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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