渓流ベイトフィネスを行う上で大切なのが、ライン選びです。
適切なラインを選ぶことは、トラウトのキャッチ率が大幅に向上に繋がったり、ライントラブルが少なくなったりと、渓流ベイトフィネスを楽しむ上での大きなメリットがあります。
ナイロンラインや、フロロライン、PEライン、エステルラインなど、様々なラインが各メーカーからリリースされています。
中でも最近人気が急上昇しているのがPEラインです。
PEラインは、ルアーフィッシングのメインラインとして、海釣りなどでもとても人気のラインです。
今回は、渓流ベイトフィネスをPEラインで行うメリット・デメリットや、号数、カラーなどPEラインの選び方、おすすめのPEライン5選もご紹介させていただきます。
神奈川県在住。海釣りから渓流釣りまで幅広いジャンルをシーズンに合わせて楽しんでいます。友人にライトショアジギングに誘われたのをきっかけに釣りにハマり、今では毎週のように釣りに出かけています。渓流ベイトフィネスをメインに、渓流に行けないときは近所でシーバス、メバル、タチウオなどを狙っています。最近はボートでのロックフィッシュ、タイラバなどにも挑戦中です。
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目次
渓流ベイトフィネスでPEラインを使うメリット・デメリット
渓流ベイトフィネスで使うラインを選択するときには、それぞれのラインのメリット、デメリットをしっかりと理解することが大切です。
自分の釣行スタイルや、使用しているタックル、フィールドなどで、どのラインを選べばよいかが変わってきます。
ここではPEラインのメリット、デメリットをご紹介させていただきます。
メリット
渓流ベイトフィネスでPEラインを使うメリットは大きく2つあります。
まずメリット1つ目は飛距離です。
ナイロンラインやフロロラインと比べて強度が非常に高いので、同じ強度を持たせるなら、PEラインの方が細いです。
ラインが細くなる=軽くなるということなので、飛距離は当然伸びます。
下流域や湖などの飛距離が求められる場面でも、PEラインなら安定して飛距離を出すことができます。
メリット2つ目は感度の良さです。
PEラインは全く伸縮性が無いため、感度がとても良いです。
渓流ベイトフィネスのような繊細な釣りでは、魚の繊細なアタリを感じる感度がとても重要で、釣果に直接つながります。
また、ルアーをアクションさせる際にも感度の良さがプラスに働き、ルアーに大きなアクションを付けられるので、アピール度も向上します。
デメリット
渓流ベイトフィネスでPEライン使うデメリットは2つあります。
デメリット1つ目は耐摩耗性が低いことです。
PEラインは耐摩耗性が低く、岩などに擦れるとすぐに切れてしまいます。
特に源流域では、水深も浅く、魚が暴れた時に岩に擦って切れてしまうリスクがあります。
デメリット2つ目は初心者にはやや扱いづらいことです。
PEラインは比重が軽いため、キャストしたときにラインのテンションが緩みやすく、慣れていないとバックラッシュのリスクが高いです。
また伸縮性がないので、ショックリーダーが必須になります。
ショックリーダーをきちんと結束して強度を持たせないと、結び目から解けてしまい、魚をバラしてしまいます。
渓流ベイトフィネスに適したPEラインの選び方
PEラインのメリット、デメリットが理解できたところで、ここからは渓流ベイトフィネスに適したPEラインの選び方を解説していきます。
PEラインを選ぶ上で重要になってくるのが、太さ(号数)とカラー(色)、そして撚り数(編み数)です。
それぞれ詳しくご紹介していきますので、ご自身に最適なラインを選ぶ際の参考にしてください。
太さ(号数)選び
PEラインを選ぶ上で1番重要なのが太さ(号数)選びです。
太さ(号数)は、強度や飛距離に直結します。
適切な太さ(号数)を選べないと飛距離が伸びず、感度も下がってしまい、キャッチ率が下がってしまいます。
PEラインは、1号=20lbとナイロンラインやフロロラインと比べて約5倍の強度を持っています。
源流域などで、大きくても30cm程度のトラウトを狙っていく場合は、0.4号(8lb)前後がおすすめです。
源流域は飛距離は必要ないですが、小さい魚の繊細なアタリをしっかり取れる感度が重要です。
0.4号(8lb)の太さがあれば、強度的には全く問題ありません。
下流域や湖などで大型のトラウトを狙っていく場合は、0.6~0.8号(12~16lb)がおすすめです。
下流域や湖などでは飛距離も大切になってきます。
また、大型のトラウトは力も強いので、暴れた時に切れずに対応できる太さが必要です。
カラー(色)選び
渓流ベイトフィネスに限らず、ラインを選ぶ際はカラーも重要です。
渓流では流れがあるので、ルアーを自分の思った通りのラインに通したり、キャストの際の軌道などが見やすいカラーを選択するのがおすすめです。
具体的にはオレンジやピンク、イエローなどの自然の中で浮いて見える色にすることで、どんな軌道でルアーが飛んでいくか、どのルートで戻ってくるのかがわかりやすくなります。
渓流ベイトフィネスでは、どこにルアーを落とすか、どのラインを通すかが最も重要なので、見やすい色のラインを選ぶことで、楽に釣果を上げることができます。
撚り数(編み数)選び
PEラインは複数の細い糸を撚って束ねることで1本のラインにしています。
編み数は4本、8本、12本と種類があり、それぞれ特徴があり、使用目的に合った編み数を選ぶことでより快適な釣りを行うことができます。
一般的に4本撚りのラインより8本撚りのラインの方が飛距離や直線強度が高いですが、4本撚りの方が擦れに対する強度が高い傾向があります。
源流域では、水深も浅く、岩などが多く沈んでいますので、ラインを擦り切ってしまわないように4本撚りのPEラインを使うと良いでしょう。
渓流ベイトフィネスでPEラインを使う際のリーダーの有無や長さ
渓流ベイトフィネスでPEラインを使う際はショックリーダーを使うことをおすすめします。
「PE直結の方がトゥイッチなどのアクションがダイレクトに行えるから好みです」という方もいますが、伸縮性のないPEラインでは、トラウトのバイトに耐えきれず、切れてしまうことが多いです。
初心者~中級者までの方はリーダーを組んで使うようにしましょう。
また、リーダーの長さは、魚が暴れて尾びれなどでPEラインが切れてしまうのを防ぐために、少なくとも狙っている魚のサイズより長く取るようにしましょう。
私の場合は、フリップキャスト等を多用するので、トップガイドから1番下のバットガイドまでの長さを基準にリーダーの長さを決めています。
リーダーの太さは、メインラインの太さに合わせて変更しますが、6lbを基準に前後させることが多いです。
PEラインのコーティング剤のメリット
渓流ベイトフィネスでPEラインを使う場合は、PEラインにコーティング剤を使うことをおすすめします。
渓流において、1番厄介なのがバックラッシュなどのライントラブルです。
PEラインは伸縮性がないので、バックラッシュから復旧するのが大変です。
特にスプールにラインが噛んでしまった時などは、復旧が絶望的となってしまいます。
こうしたライントラブルをなるべく回避するためにも、コーティング剤でライントラブルを防止しましょう。
おすすめのPEコーティング剤はこちらの記事で詳しくご紹介しておりますので、こちらもぜひ読んでみて下さい!
渓流ベイトフィネス用PEラインおすすめ5選
ここまで、渓流ベイトフィネスで使うPEラインの選び方や、PEラインを使うメリット、デメリットなどを解説してきました。
ここからは、渓流ベイトフィネスでおすすめのPEラインを5つご紹介させていただきます。
【YAMATOYO】
PE RESIN SHELLER
YAMATOYOのPE RESIN SHELLERは渓流ベイトフィネスのPEラインの中でも人気の高いラインです。
150m巻きで1000円ちょっとで買える安さが魅力で、頻繫にラインを巻き替える渓流ベイトフィネスの釣りでも、気兼ねなく買えるラインとなっています。
安いだけでなく、十分な強度と水切り性を備えたハードコートPEラインなので、実用性も十分です。
はじめてPEラインを使うという方でも、手の出しやすいPEラインとなっています。
【DUEL】
HARDCORE X4 PRO
DUELのPEラインはHIP(ヒートインテグレーションプロセス)製法と呼ばれる熱処理を行い、原糸の密着度を高めることで、真円性が上がり、ラインにハリ、コシが出ます。
そんなHIP製法を使って作られたHARDCORE X4の上位版であるHARDCORE X4 PROは、ラインをシリコンでコーティングすることによって、耐摩耗性も向上しています。
そして、YAMATOYOのPE RESIN SHELLERと並んで、値段が安いです。
HARDCORE X4 PROの方が若干値段は高くなりますが、シリコンコーティングがされている分、なめらかさや、ガイドの抜けの良さはこちらが勝ります。
HARDCORE X4 PROも、初めてのPEラインにおすすめのラインの1つです。
【DUEL】
ARMORED F+ PRO TROUT
PEとフロロカーボンを組み合わせて、さらにシリコンでコーティングした次世代のラインで、従来のPEラインと比べて約2倍もの擦れ耐性があります。
PEラインなのにモノフィラ(ナイロンやフロロカーボン)のような使い心地なので、普段ナイロンラインやフロロカーボンラインを使っている方でも違和感が少なく、使いやすいです。
また、トラウト用の超高感度設計で、繊細なアタリが取りやすいのも魅力です。
0.1~0.4号の4サイズ展開なので、源流域などの細いラインを使用する場面では、特におすすめのラインです。
【RAPALA】
RAPINOVA X MULTI-GAME
渓流ベイトフィネスだけでなく、あらゆる釣りで使われることの多いRapala社のラインは、高クオリティ低価格が魅力のコストパフォーマンスに優れたPEラインです。
特殊コーティングで、高強度、高耐久性だけでなく、色落ちも抑えられているので「使っているうちに色褪せて全然見えない」というったことが起こりません。
コストパフォーマンスが高いラインを探している方におすすめのPEラインです。
【UNITIKA】
Silver Thread EYE Catch PEⅡ
Silver Thread EYE Catch PEⅡは、サスペンドタイプと呼ばれる高比重のPEラインです。
通常のPEラインと比べて重いため、風の影響を受けにくく飛距離が出やすい、水に沈むため、ボトムを攻める釣りがしやすい、などの特徴があります。
特殊加工で色落ちを防ぐため、視認性が落ちにくいのも特徴です。
ボトムを積極的に攻めたい方、飛距離を伸ばしたい方におすすめのPEラインです。
まとめ
今回は、渓流ベイトフィネスにPEラインを使うメリット・デメリットと、PEラインの選び方、おすすめのPEライン5選をご紹介させていただきました。
PEラインは、使うタックルや狙う魚によって適切なものを選ぶことで、高感度や飛距離を活かした釣りができるおすすめのラインです。
ぜひ皆さんも、PEラインで渓流ベイトフィネスを楽しんでみてください!
渓流ベイトフィネスのPEラインの購入で失敗しないために、各ショッピングサイトのレビューもしっかり確認して自分にピッタリなモノを見つけましょう。
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